2024年03月03日

「望月の烏」

IMG_3641.jpeg
望月の烏 --- 阿部智里/著 文藝春秋 2024

でたばかりの、シリーズ12冊目。
全部読んでる割にはもう前のお話を思い出せないけど(雪哉の人品が変わってしまってから、あまり興味がなくなってしまった)
でもやっぱりまた読んでしまったわー

そして
to be continued. やったわ〜〜〜(どうしてくれよう)

続きは来年!?
posted by しろくま at 22:20| Comment(0) | こんなん読みました^^

2024年03月01日

「人生は、美しい」

IMG_3638.jpeg
人生は、美しい --- チェ・グッキ/監督 2022 韓国

わたし今まで観た映画の中で1番好きだったのは
Life is Beautiful (La vita e bella)
なんですけど

これはおんなじタイトルで
こっちもなんとまぁ傑作!

昨日たまたま1日用事がなかったので
夕方からのこれを観に行きました
その直前に結構ミラクルなことがあり
それからのこの作品だものマジカルな日だったわ・・・


なんともコミカルなのに
結構泣いたし
映画館でこんなに泣くのは高校時代以来じゃない?
帰りの車の中も泣きながら運転してて J'ai pleuré(外も雨だわよ Il a pleuré)
すみませんまだ複合過去しか知らないの
雨とライトで光る慣れない道をおっかなびっくり運転して
でも家に着く頃には
ふふっと笑いがでたりもして
全くもう
すばらしい

普通の人でいることがこんなにも素晴らしいことなのかと


まだどこかでやってたらぜひご覧になることをお勧めします

posted by しろくま at 10:53| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

「漫画 君たちはどう生きるか」

IMG_3637.jpeg
漫画 君たちはどう生きるか--- 吉野源三郎/著 羽賀翔一/イラスト マガジンハウス 2017

昨日の夕方、映画を観に行ったんです
開始時間を1時間間違えてて(早く行ってしまった)ぽっかりと時間が空いたので
入り口のカフェコーナーに置いてあったこの本を読みました

感激した!!

半分漫画で半分文章です

ちょうど
その映画館に向かう車の中で
もう30年も前の若くて未熟だった頃のことを思い出していて
いたたまれない思いになっていたところで
もう本当に
救われたような思いだった

それにちょっと話は変わるようですが
宇宙では全ての命は繋がっている
とか
一元論
とか
頭でそうか〜〜とか思っていたことが
すっと心に入ってきたような気がする
(でもわたしの頭はもう忘れてるんだけどさ・・・)


素晴らしいね
たくさんの若い人に
この本が届きますよう

時間間違えたのも必然だったな
posted by しろくま at 10:30| Comment(0) | こんなん読みました^^

2024年02月24日

「セカンドキャリア 引退競走馬をめぐる旅」

IMG_3632.jpeg
セカンドキャリア 引退競走馬をめぐる旅 --- 片野ゆか/著 集英社 2023

この頃とんと本が読めない。
理由はですね
最近暇があればYouTubeばっかり見てるからですね

いやーおもしろいのよ。。。

ところでこの本は
なんだか可愛らしい表紙ですが
(馬が可愛いし!リードロープピンクだし!丸ゴシックだし!)
結構ガッツリしっかり取材された引退競走馬に関するルポルタージュです

いやもう馬好きの皆さんに読んでほしい!

元調教師で、現引退競走馬を支援する取り組みをされている、角居勝彦さんの言葉
「馬から見て逃げ腰にならず、馬が動いても基本的に体幹軸を動かさないこと」

ホースクリニシャンの宮田さんが引退競走馬と向き合う(リトレーニング)時の様子
「宮田さんがさらに指を高く上げると、四肢の動きは次第にスピードアップしていった。
これは母馬が子馬を敵から遠ざける行動を再現したもので、
競走馬時代に体験できなかった馬社会の基礎を学ぶプログラムだ。
リトレーニングをする馬にとって特に重要な課題は、駈歩を続けながら母親役の宮田さんの言葉や行動に意識を集中することだ」


緊張が高まり冷静さを失いかけた馬に、名前を呼ぶ。
「名前を呼ぶと同時に、宮田さんは両腕を下ろして姿勢を低くした。
これは母馬がリラックスして草をハンデいる姿をイメージさせるポーズで、
子馬にとっては『もう心配ない、安全だよ』という情報だ」


このほか
馬を使ったセラピーや放課後活動、
引退競走馬を乗馬に転用する取り組み、
馬を扱う人材を養成する学校、
馬の糞を堆肥に使った農業の取り組み
JRAによる引退馬支援活動の始まりなど

読み応えがありました。

わたしの母も、小さい頃は家で馬を飼っていたらしい。

今では、私たちの生活に縁遠い動物になりすぎて、
馬たちの美しさ、優しさ、穏やかさ、思慮深さを知る前に
怖い、あぶない、荒い、汚い。。。。ってイメージを持ってしまいがちになっているよね。

犬や猫とも違う、草食動物で、群れで暮らす動物の、馬のことを
もっといろんな人が知って触れられるようになるといいなぁ。
これって多様性を尊重して共に生きる ってことよねぇ。

posted by しろくま at 01:13| Comment(0) | こんなん読みました^^

和オペラ「卒塔婆小町」と「赤い陣羽織」

IMG_2024-02-24-003204.jpeg
いやもうすっかり前の話になってしまいましたけど
オペラ見に行ってきました
二本立てっていうのでしょうか
「卒塔婆小町」と「赤い陣羽織」ってどちらも
和風の作品でした

ただの和風調ではなく
狂言の茂山千三郎さん演出&衣装・装束プラン担当ということで
本物の!狂言の!豪華な衣装を身につけた方々による舞台でした
衣装だけでなくて所作も。摺り足で、中腰で〜
(あと歌自体も色々凝っているのだろうなー。わたしよくわかりませんけど)

素敵だったわー

卒塔婆小町は(元々能の演目を三島由紀夫が戯曲に仕立て直し、それをまたオペラ化したものらしい)
妖しいお話で特に舞台のしつらえが素敵だったし

赤い陣羽織はコメディで舞台もほぼ能舞台

やっぱオペラはコメディが好きなのだ〜〜
(狂言もだけど、オペラも言葉がいまいち聞き取れないから、コメディだとわかりやすいのよねぇ)
そうそう馬も出てきたし〜(茂山千三郎さんによる馬の孫太郎。さすが!)

子分役の若い方のジャンプが大層よかった。もう一回見たかった!

堪能しました〜〜
posted by しろくま at 00:40| Comment(0) | 日々雑感

月蛙展

書きたいことはいろいろあるのに、なかなか時間がとれないわ。

IMG_2024-02-24-002111.jpeg
先日、姫路で開催されている、月蛙展 蛙山水U2005〜2023
に行ってきました。
蛙のモチーフで製作されている絵の展覧会です。
洋画家の方だけど、画材も色々、反故紙の裏を使われていたりとアイディアも多彩で
むしろ日本画っぽさも感じられてなんとも素敵です。

この方に、何年か前(半年くらいだったかなぁ??)水彩画を教えていただいたことがあります。
県立美術館で開催されていた、市民向けのカルチャー講座です。
なので、わーい先生の展覧会だ♪ って喜んで出かけましたら、偶然在廊されてて
久しぶりにお会いできました。

美術館では4年間講師をされていたそうで、
その間もちろん、たくさんの生徒さんがいらしたわけだから
私のことを覚えていらっしゃるわけがないのだけれど
でも

どんな絵を書かれてました?
って、絵のことは覚えていらっしゃるらしい。絵を思い出したらどんな人だったか思い出すらしい。
すごいなぁ。

それで数ヶ月前にも同じようなことがあったのを思い出しました。

2回くらい、乗馬のクリニック(指導)を受けた西崎先生。

11月に別の、グラウンドワークセミナーでお会いした時に、
実はレッスンしていただいたことがあって〜〜とお話ししましたら
もちろんこちらも覚えていらっしゃるわけはないのだけど

どの馬乗ってました?
って。

馬を思い出したら、誰がどんなふうに乗ってたか思い出せるらしい。

プロってすごいわー
っていうかそういう人がプロなのか

お二人にただただ感銘を受けてしまいました。

月蛙展は明日まで。お近くの方はどうぞお出かけください〜
posted by しろくま at 00:29| Comment(0) | 日々雑感

2024年02月10日

「カムイのうた」


カムイのうた --- 菅原 浩志/監督・脚本、シネボイス、2023 日本
十三まで行って観てまいりました

いやー、あの叔母さん(イヌイェマツ)役、島田歌歩さんやってんねぇー!(気が付かなかったです)

それはさておき
美しい自然と
いわれなき差別と
凄みのあるユーカラの対比が
鮮烈な印象でした

アイヌの人たちに限らず、わたしたちが自分たち(日本人)以外の人たち(白人以外か)を下に見ることはまだ終わってないよね。。

わたしはちいさいころまでは札幌に住んでいたし、母が北海道出身なので
当時の札幌では、表立ってひどいことは見たことないんだけども、
子どもながら雰囲気はなんとなくわかっていた。
(それで関西に引っ越してきてからは、同和教育っていうのがこっちにはあるのを知って
おんなじ日本なのに学校でやることが違うんだーと思ったけど
そこにあるものはおんなじなんだって今は思ってる)

いまウポポイとかいくと、若い人たちが踊りや工芸品やらを楽しそうに
見せてくれるのをみると
ほんとうにいいなぁって思う

美しいものは美しいんだものね

この世に知里幸恵さんがいてくれたのは
奇跡的な、神がかったことで、かみさまありがとうって思う
でも、あのような差別と迫害がなかったとしたら
もっとたくさんの幸恵さんがいたかもしれないと悲しく思う

posted by しろくま at 19:35| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2024年01月26日

「ふわりん」

IMG_2024-01-26-094113.jpeg
ふわりん --- カルメン・クルツ/作 オディール・クルツ/絵 徳間書店 1998

スペインの作家によるおはなし。

「ふわりん」っていうのは(主人公)生まれなかった子どものことで
この訳語がわたし的にはちょっと物足りなく(もう一音節ほしい感じ。。ふわりぼんとか??♪(´ε` ))
でも
お話はとても面白い。
っていうか
なかなかに深い

たくさんいるふわりんたちには、名前がなく
(でもつけられるはずだった名前とかも知ったりする)
生まれかわりもせず(カトリックだから?)
なかなかに切ない

でも
目に見えないけどたくさんのものたちに守られている
っていう
子どもたちばかりでなく大人も
元気づけてくれるお話しだなぁと思う

生まれなかった「ある」ふわりんが自分の両親の元を訪ね
そこには体の不自由な弟がいて・・・
なんですが

今の!わたしに1番響いたのは
この弟がふわりんといっしょに
恐怖を乗り越えていくところ
だなぁ

ふわりんの道中にも
いろんな人たちが出てきて
クルツの知的な観察眼を感じます
イラストは、息子さんだそうです

面白かった!
posted by しろくま at 09:37| Comment(0) | こどもの本

2024年01月22日

馬は優しい

IMG_2024-01-22-202802.jpeg
(これは今日の写真じゃないのですが)

今日乗馬のレッスンに行って、心が疲れてしまって
人と話しても気持ちは晴れなくて

お馬のMちゃんのところに行って悲しいなーってじっとしてたら
いつもはクールなMちゃんがやってきて慰めてくれた。
顔をくっつけて静かに一緒にいてくれた。

お馬は、優しい。美しくて、強くて、優美で、優しい。

ありがとう Mちゃん
天性のヒーラーやね


その後、
車をディーラーさんに持って行ってしばらく担当のSさんとおしゃべり。
こういう他愛もないおしゃべりってすごい効果ある。


悩むのは真剣にやっているからよねって
思えて気持ちが軽くなったのは
MちゃんとSさんのおかげだなぁ

家に帰ってきてNHK BSでやってた牧野富太郎と南方熊楠の番組「ワイルドライフ」
なんとはなしにつけていたらきのこやら粘菌やらの映像の
なんとなんと美しいこと(そもそもきのこ粘菌ファンなのですが)


心がしんどい時って視野が狭くなってるのよね。
目を上げれば
世界は本当に美しいもので溢れてるって気がつくのにね。

今日はなかなかいい日だったんやなぁ
posted by しろくま at 20:38| Comment(0) | 馬とわたし

2024年01月20日

股関節と肩関節の関係

IMG_2024-01-20-015137.jpeg
(↑時折おはなし会:絵本の読み聞かせ に行っている、そしてちゅん2もお世話になった保育所のアイドル)

今日は(っていうかもう昨日か)、近場の乗馬クラブにビジター乗馬に行ってきましたー。

行ってみて知った
障害(ジャンプ)系のクラブだったー

ということで
障害鞍を借りて
ガッツリ部班した(しかも急遽連続2鞍に←普段しないのに)
そうそう部班で「速歩から駈歩」難しかった

でも面白かったなぁ(障害の練習はしてないけど)
今は馬がまだ怖いから(特に初めてのお馬さんは膝が震える〜)
スピードも出せないし
障害なんてとてもとても・・・という感じですがでも
いつかはしてみたいのよねー
(還暦になる前には!)っていうか大体、お若い頃障害バンバン飛んでたような方も
年齢とともに馬場の奥深さに・・・みたいなことを聞いたこともあるんですけども。
間に合うのかわたし!

今のクラブでは障害の練習できそうにないから、
ここに通うってのも一つの手だわ。


ということで急に話は変わるのですけど
えと、今日の発見はですね。
先ほどお風呂に入っていた時に訪れました

湯船の中で(暇だから)BodyTalkの相互部位やってたんですけど

は〜い次、肩の前と鼠蹊部〜〜

って

ふと

え???

肩関節の前側と鼠蹊部は相互部位。
お互いを癒す情報をお互いが持ってる。
ということはとても関係の深いペア。

わたし
乗馬で(特に怖いとき)
肩が丸くなって股関節が縮まる。

あらー
相互部位だわ

って思ったのでありました(ってか気づくの遅くない?)

なんかこれ、活かせそうな気がするな。



寝よ。
posted by しろくま at 02:00| Comment(0) | 馬とわたし