2025年01月13日

「アイヌプリ AINU PURI」




先週見てきましたー!

わたしは道産子だし
アイヌに興味があるので、アイヌ関連の映画は大抵見てる。

これはアイヌをモチーフにした物語とかではなくて
今北海道で暮らしているアイヌの若者家族の
日々の暮らしを記録したもの。
(監督は「アイヌモシリ」の人だそう)


他人が撮っているとは思えない、力みのない姿が不思議。

主人公の若者は、これはたぶんずいぶん稀有なのではと感じるのだけど
仕事だから、とか、人に見せるから、ってわけでもなく、義務感も気負いもなしに
アイヌの人たちが昔から続けてきた(続けることが難しいこともあったし今もそう)ことを
楽しみながら、大事にしながら、受け継いでやっている。
一本の細い、でも強い糸をしっかり握りしめて守っている。

たくさんハードルがあるだろうにそれをただ淡々と
(時折見ているだけでしんどくなるんだけど)
あぁ賢明な、そして大きな人だなぁと思った


Ainu puri とは、アイヌ式、アイヌぶり、のような意味



posted by しろくま at 09:33| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

身体はおもしろい

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この写真は年末に撮ったんですけど(木は多分フウ)
最後の一葉が全部枝の先っぽなのがおもしろーい

去年から、本おさかなやの更新がずいぶん
少なくなっているのをお気づきの方も(もしかしたら)いらっしゃるかもと思うのですが

去年は1月からYouTubeにハマりましてそっちに主に時間を取られ
今年はDuolingoにハマっておりまして
やっぱりおさかなやを書く時間が後回しになっているのでありました

duolingoはフランス語に飽き足らず、韓国語を初めてみたんですけどさてどうでしょうか。


ところで

年末年始面白い体験をしましたのでご紹介しようと思います。


年末わたしも風邪をひきまして
(まぁたぶん風邪)
1週間ほどなんやかんや予定をいれずのんびりしまして
さぁ治ったと思ったら
右膝の裏が痛くなりました

痛いっていうか、動く分にはなんともないんですが
まっすぐ伸ばすと痛い。お布団で仰向けで寝るときに
膝が伸ばせなくて曲げとかないといけない。

えええええ??


でもさ。
去年、痛いとかだるいとか思ってその箇所(その時はふくらはぎ)をゴリゴリマッサージして
余計(たぶんね)酷くしちゃったことがあるもんだから
まぁあまり何もせずに様子を見ていたんですけど

先週今年になって初めてのボディコントロールのレッスンに行きまして。

そこでみんなで、
骨盤を下げる、とか坐骨で歩く、とかの運動をやっておりましたら
(この時、毎回やってる坐骨歩きの要点がようやくちょっとわかった感じがした)

なんか膝の痛みが無くなってた。

わたしは特に左のお腹を潰す癖があるって言われたことがあるんですけど(←馬に乗ってる時)
もしかしたらこれが右膝に影響していたのかなって(わたしなりの感想ですが)


ふしぎだー。

この後、体の使い方を意識するようにしてるんですが
今んとこ膝の痛みは戻ってきてないです


おもしろいです
posted by しろくま at 09:14| Comment(0) | 日々雑感

2025年01月01日

魔女だったかもしれないわたし

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魔女だったかもしれないわたし --- エル・マクニコル/著 櫛田理絵/訳 PHP 2022

明けましておめでとうございますー!

今年はすてきなお天気のあったかい年の瀬&お正月ですね〜

昨年は、ずっと心に引きずっていた課題が12月になって
急に!あっという間に!さっぱりときれいに解決したもんですから
今年は心も軽く、明るく楽しく出発できるなぁってありがたく思っています


さてこの本はいつだったか買ってリビングに置きっぱなしにしてて
やっと昨日(大晦日)読み始めたらおもしろくって
お煮しめやら年越し蕎麦やらなますやらを作りながら読み終えました

スコットランドが舞台で
主人公の女の子は「自閉的傾向」があるってことなんですが

程度の差はあれ
なんていうか
わたし結構共感できるのよね

あんまり考えたことなかったんですが
この彼女の特徴はわたしもたっぷり持っているなぁって

興味があることはとことん調べちゃうところとか
そういう時の集中力とか
口喧嘩ができないところとか
光や視覚にわりと敏感なところとか
小さい時は結構「普通の」「女子的な」人付き合いが苦手だったなぁとか
(今でもぎこちないことがたまにある)


もちろん、違うところもたくさんあるんだけども


思いがけず大きな発見でした!


彼女の住む小さな村が昔、魔女狩りで有名なところだったそうで
このモチーフを
この作者はもっと空想的な物語にも料理ができたでしょうけれど
きちんと実際的なお話になっているのが潔くてよかったな



彼女たちが自分たちを「自閉的」って周りに説明しなくてはいけないのは
この世界が数の多い種類の人たちの手でその人たち向けに作られているからなのよね
(彼女たちの苦手なものが多くあって、それに対する配慮を求めて声を上げないといけない)

でも
それがあまり必要ないようになるといいなぁ
みんながいろんな人たちの(自分とは違う)状況を想像できるような社会になるといいなぁ




posted by しろくま at 17:46| Comment(0) | こんなん読みました^^

2024年12月23日

「滅びの鐘」

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滅びの鐘 --- 乾石智子/著 東京創元社 2016

この本をまだ読んでいらっしゃらない方は
この下↓を【絶対に】読まないでくださいー!!!!

あっという間に読み切ってしまったんだけども














結構な酷いシーンの後

ええええええええ
主人公
生き返っちゃうのーーーー??????


っていう・・・

ファンタジーっていうよりおとぎばなしやんねー

もうさぁ
面白いんだけどさぁ
この自由さもとい都合のよさには
なんだかついていけませーん




って多分この方の本はこれで最後?かも??まだあるんかなー?
posted by しろくま at 22:07| Comment(0) | こんなん読みました^^

2024年12月18日

「ディアスと月の誓約」

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ディアスと月の誓約 --- 乾石智子/著 早川書店 2015

表紙はYA調でしょうかね?

やっぱり、途中面白くて1日で(やめれなくて)読んでしまいましたが
この人の本でわりとよく感じるんだけど
最後クライマックス以降はもうなんというか流れというか
小野不由美さんのようなストラクチャーのある構成とは対極と言いますか
(Je préfère ça↑)
もうなんというか濃厚なイメージの渦と怒涛の奔流で結末になだれ込むというか

え?
ってなって
どうしてもすっきりとしない肩透かしな感じがしてしまう。

いやおもしろかったですけども。

王子様とお姫様が外界で苦労して一人前になるお話だから(から?)YAかなぁー

posted by しろくま at 14:25| Comment(0) | こんなん読みました^^

2024年12月17日

春日若宮おん祭

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とはいえ馬です。

本当は期間中夜中とかもやっているすごいお祭りなんだそうですが
(関係者の皆様のご苦労たるやすごいですー)
わたしが見たいのは馬だけなんです

去年はあまりに寒かったので
(あと、落馬とかあったらしく行列がすごく遅れて待ち時間がすごく長かったのよね)
それに懲りて今年は重装備で出かけましたがあったかくてさ!

まぁでも
もう輪乗りはみなくていいな。と思ったので
参道をまっすぐ200mくらい?の競馬のゴール近くで待っていて
ちょこっと写真なんて撮ったりしてみましたが

やっぱ撮るより見るがよろしいですねぇ

今年は最初の2頭の駆け競べの時
2頭の前を(っていうか2頭の間をすり抜けたくらいだったかも)大きな鹿が横切って
わたしはひやっとしたけど馬は特に驚かずそのまますごいスピードで駈歩続けて
(よかったね)

そのすぐ後に、馬の走りに興奮したのか鹿の群れが(多分10数頭)
人間と柵をジャンプして参道を横切って走って
っていうかもうさ、人と人の間とかをぴょんぴょん跳ねながら通って
(わたしと隣のお兄さんとの間も、すごい上手に避けてジャンプしてくれたけど多分少し擦ったと思う)
それもなんかすごいアクシデントというか驚きで
(鹿さんたちのお尻を見ながら唖然としてシャッター切れず)

次の2頭はゆっくりとした駈歩で
最後の3頭は引っかかってこんなんでした
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お馬さんたちも大変だったよねぇ。お疲れさまでした!

それから(いつも通り)春日大社にお参りして帰ってきました。

鹿の群れが通って行った後
もう周りの人たちも大興奮なわけですが
隣に立ってたお兄ちゃんが
「こんなん珍しいわー。厄払いしてもろたんちゃうー」
とかって言ってて
あー古都の(京都や奈良の)人っぽいわ。
って思いました


いろいろとええもん見せてもらいましたー
そうそう、騎手は去年のあのきれいなお兄さんいなかった。残念ー
posted by しろくま at 21:04| Comment(0) | 日々雑感

2024年12月13日

「シサム」



シサム --- 中尾浩之/監督 日本 2024

先日観てきましたー。

お話は多分フィクションだと思うんだけど
歴史的背景は事実に基づいており
何より
日本語とアイヌ語(字幕)っていうのがなんとも素晴らしい〜

俳優さんたちは日本人だけど(アイヌオリジンの人もいたのだろうか)
アイヌ語のセリフ書いた方も発音を教えた方も本当にすごいですね
(パンフレットの物凄いちっさい文字を読んだら、翻訳は藤村久和さんとのこと、発音指導はちょっとわかりませんでしたが藤村さんとかアイヌ協会や保存会の方々が協力されたんでしょうか?)
私言語好きなんで、耳を澄ませて聞いていたら
カタカナで喋ってるような人もいたけど、
日本語にない音を発音されていた方もいて
おおーっと思いました
素晴らしいです

あと印象的だったのは
戦闘シーンがあるんですけど
弓矢や砲弾が観客の方に向かって飛んできたりして
わたしにはすごい目新しい臨場感でした


最初の方のシーンで旅に出るお侍の次男坊が
まぁ主人公なんですけど
えらい頼りなくて

あーこういうんは生死の境を経験して助けられたりしないことには根性変わらんもんやわ
なーんて思ってたら
ストーリーはその通りに進み(なのであまり意外性がなかった)

でも
アイヌの人の言葉や暮らしぶりや料理や漁の様子なんかが
すごいよくて新鮮で

なかなか見応えのある映画でした

私たちはアイヌの人たちの来し方を
日本人が与えた苦悩を
何があったのかを
そしてその文化の美しさを
ちゃんと知って理解する必要があるよね
posted by しろくま at 22:52| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2024年12月11日

「いぬと話す ねこと話す」

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いぬと話す ねこと話す〜生きものの気持ちがわかる本 --- Shiori/著 自由国民社 2019

先日読んだこれとはまた違う、アニマルコミュニケーターの方の本。

って、あれ?
これ ってリンクしようとしておさかなやを探したところ、
まだご紹介してなかったことを発見。。

(後で書きます・・あー、本、探さなくっちゃ。。)

ええと
アニマル・コミュニケーターというのは
テレパシーを通じて動物とコミュニケーションする人たちのことで

ペットの動物が何を考えているか、どんな状態か、などなどを
飼い主さんにお伝えする、いわば通訳のようなお仕事なのだとか。


この本にはやり方や能力upの方法がいろいろ書かれてはいるんだけど
心構えや立ち位置など手法だけではない知識が必要なものだなぁと思いながら読んでいました。

わたしが感銘を受けたのは本当に最後の方に書かれたこの一文

「私がアニマルコミュニケーションに取り組み始めたころ、アニマルコミュニケーションは動物を幸せにするためのスキルだと思っていました。
でも、一年ほど経った頃、
これは『人間を幸せにするためのスキルである』ことに気づいたのです」


というところ。

私たちが動物に学ぶことができることは
たくさんあるし、とても大切なことばかり。

今を大切に生きること。
自分を大切にすること。
自分自身でいる、自分自身であること。


そうやって、一人一人の幸福から、世界の幸福を作っていきましょうよ。
っていう(こんなふうに書かれてはいないけど)
この筆者の思いに心から賛成です





posted by しろくま at 20:24| Comment(0) | こんなん読みました^^

2024年12月09日

「ヘルシンキ 生活の練習」

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ヘルシンキ 生活の練習 --- 朴沙羅/著 ちくま文庫 2024

なんとはなく手に取ったのだけど
「はじめに」がまずむちゃくちゃおもしろくて
すっかりハマって読んでしまいました

筆者はたぶん30代くらいの社会学の研究者で
フィンランドに職を得て
就学前のお子さん二人を連れて移住
とはいえ日本には夫と家があり行き来しているのだけれど
ちょうどコロナの始まったあたりでそれはそれは大変そう・・・

お名前からもわかるように韓国系のルーツの方で
小さい頃からきっと国とか国籍とかいうことを考えすぎるほど考えさせられる環境で
大きなプレッシャーと共に生きてきて
フィンランドに行く決心をされたのもそれが背景にあり
本書にもその辺りの経緯が書かれています

なんですが
軽妙な関西弁がユーモラスで

日本からも韓国からも遠い(価値観や考え方や発想も)国
フィンランドの様子が興味深いです

そして

「だったら、どこでどんな風に生きていようと、
『困った』『しんどい』『助けて』と、
素直に言えばいいのです。
それくらい、他人と法律と制度をーー社会をーー信じていいはずだし、
他人に『自己責任』などと冷たい言葉を投げかけて上から目線を楽しむくらいなら、
自分も他人も信じられる社会を作るべきなのです」



フィンランドの発想の
冷静さ
シンプルさ
客観的さ
先入観や感情的なバイアスの少なさ
にはちょいちょい驚きます。ええと、ほんとに、そうだよね・・・!

一例。
「『感受性が豊かだ』『好奇心が強い』『共感力がある』『根気が続く』といった、
通常なら性格や才能などと結びつけられてしまいそうな事柄が
『スキル』と呼ばれている」


つまり
練習したら身につくものなので練習の機会を与えられるべき
と考えられているそうなのですねー

これは
いいねー心が楽になるわ。

人間というものをよく見つめているプロセスが
基盤にあるというのはいいものですね

だから
例えば幼稚園には毎週1回
「日々の体験から色々な感情を言葉にする練習の時間」
っていうのがあるのだって。

感情を言葉にする練習。
家庭でこれをできない子どもは日本だと集団でまず苦労するでしょうし
自分もイライラや歯痒さや(そして内外への破壊行動となったりも)
辛さをうちに抱えることになってしまうよね
(それがちゃんと認識されてプログラム化されているってすごいです)←これはフィンランドだけじゃないけど

そして自分でそういった感情に名前をつける。
ってこともできるようになろうというもの
そして扁桃体を育てることができるよね
人生の質がよくなるよね

日本でそういう発想にならないのはどうしてなんでしょうねー



一年中寒いんだけど唯一気候の良い6、7月を夏休みに充てるフィンランドと
寒すぎる、暑すぎる時期を夏休み冬休みに当てる(気候が悪くて勉強に向かないから)日本て
やっぱりそもそものところが違うなぁと
しみじみ思っちゃったりもするのでした


あらなんだか散漫な感想になっちゃった。
posted by しろくま at 19:25| Comment(0) | こんなん読みました^^

「ボンジュール、トゥール」

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ボンジュール、トゥール --- ハン・ユンソブ/著 キム・ジナ/絵 呉華順(オ・ファスン)/訳 影書房 2024

フランスのトゥールが舞台で
主人公の少年の名前はボンジュ
お父さんの転勤でフランスに住んでいる韓国人で
トゥールで、転入した学校の同級生トシと出会います

読みながら
(あ、ここから先は、未読の方は読まないのをお勧めします!)



トシは在日朝鮮人の日本人の子どもかなぁと思っていたんだけど
本書に書かれている設定はわたしの想像を超えていた


ボンジュが、自分の好奇心のままにぐいぐい行くので
実は読みながらかすかに不快に思っていました
それをなんでかなー?って自分の中を深掘ってみたのと

それと

トシは、彼の置かれた境遇は本当に
苦しかっただろうし
寂しかっただろうなぁって

ともだち っていう言葉の持つ力と
それを使える子どもっていう存在の強さを
わたしは感じました


それでなんでうっすら不快だったのかなっていうと
自分はそういう強さをちゃんと使ってこなかったのではなかろうか
いやどうかな・・・


(と、自分の子どもの頃に思いを馳せたりしています)
posted by しろくま at 17:54| Comment(0) | こどもの本