2024年06月17日

「紐結びの魔導師」

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紐結びの魔導師 --- 乾石智子/著 創元推理文庫 2016

先月、今月と結構飛び回っておりまして
読んでから少し日が経ってしまいました。

この頃楽しく読み始めたこのシリーズですが
5冊目にして初めて!
カッコイイ魔導師がでてきたよー!
(っていうか単に好みなのかと)

ええわー
たのしいわー
このどんでん返し感
リクエンシスのこの男前ぶり

ますます楽しみなのであります

昔の文庫本に比べたらこれでも文字は大きくなっているとおもうけど
(昔って1ページに2段組みだったりしたよね)
それでも1冊読んだら少し休みたくなるなぁ

まだまだ
ルビもちゃんと読めますけど♪

posted by しろくま at 10:55| Comment(0) | こんなん読みました^^

2024年05月29日

"Belonging"

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Belonging --- Jeannie Baker, Walker Books, 2004

ふしぎな絵本。
文字は一文字もない。
各見開きに、窓から外の風景を見た絵。

でも
ページをめくるほどに引き込まれていく。
絵本を普通に読むよりもずっと、時間がかかる。
いろんな発見と、いろんな謎と、いろんなドラマと。

わたしの、自分が暮らすところ、
自分がその一部であるこの場所のことも
新鮮な目で眺めることができるって気がつく。

素晴らしい絵本。


作者は
visual thinkerかなぁー


posted by しろくま at 22:03| Comment(2) | こんなん読みました^^

2024年05月24日

"Horse Sense and Stable Thinking" by Pat Parelli

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Horse Sense and Stable Thinking .. 100+ ways to stay safe with horses --- Pat Parelli, Parelli Natural Horsemanship, 2021

大好きな動物学者のTemple GrandinがYouTubeで、
Buck Brannamanはちょっとどうかと思う(あれ馬飽きると思うわとかなんとか)んだけどPat Parelliはなかなかいいわね
みたいなことを言っていたので興味が湧いて
本探してみましたらなんとすでに1冊家にあった
(読んでない)
なので
新刊らしいこの本を買ってみた

40年以上馬を扱うクリニックをされている著者だからこその経験から
シーン別にこんなことしたら危ないよー100 tips っていう内容で

折々に挿入されるご自身の体験談なども面白い(っていうか結構壮絶)

シーン別というのはたとえば
馬を買うとき。
放牧場で捕まえるとき。
馬をつなぐとき。
地上で馬を扱うとき。
手入れのとき。
馬房まわり。
頭絡やハミ。
鞍をつけるとき。
またがる、下馬するとき。
乗っているとき。
外乗中。
馬運車に乗せる・下ろす・乗車中のとき。

などなどで、
まぁワタシ一生やらんやろなってことも多々ありましたけれども
どれも
馬の生来のあり方からのお話なので
興味深かったです

たとえば Opposition Reflexのページは
そうそうちょうど今、うちにわんこがいて(ってこの頃書いてるけど)
朝晩お散歩に行くんですけど
車が通りかかるった時など道端に犬を寄せようとすると
ほんとこのreflexあるある、わかるわ〜〜〜!!ってなります

あとこの本にはたくさんQRコードがついていて
関連の内容を映像でも見ることができる(新しい!そしてありがたい!!)

そこからPat Parelli Tubeなどもみながら読んでいました

このかたのYouTubeほんと面白くて勉強になる

「馬とうまくいかない4つのポイント」
1. Chauvinism : 人間が上と思うこと。
2. autocracy : 自分本位。自分をボスと考えること(リーダーというのとは違う)
3. Anthropomorphism : 擬人化。馬の行動を人間に当てはめて考えること。
 馬は草食動物で食べられる側だから、人間とは全く違うし、もちろん犬とも違うので
 犬の行動に詳しくても馬に対しては参考にならない。
 Patさんのお友達で犬界隈では有名なCaser Milanさんって方がいらっしゃるそうなんですが
 よくこのかたの話をしています。アイツ馬買ったんだけどさ、てんでダメなんだわみたいな。
4. linear thinking : 直線思考、論理的に考えること、単純な因果関係に基づく考え方、既成概念とも言えるかも。
 Temple Grandinさんがよくvisual thinkerのことを話してるけど、これも同じようなことを言っているのかも。

とか
Horsemanshipの定義とか!
(曰く、"the habits and skills that both horses and humans need to become partners")

いいなー
この人いいなぁ

(あの、若干、ダジャレ好きな感じがします。ダジャレっていうのか口馴染みのいい言い回しというのか・・・
そういえばこの本のタイトルにも若干その香りがっ)
posted by しろくま at 21:21| Comment(0) | こんなん読みました^^

2024年05月22日

「馬をたすけ 人をたすけ」

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馬をたすけ 人をたすけ〜名伯楽・角居勝彦がめざす「陽気ぐらし」 --- 片山恭一/著 道友社 2024

乗馬繋がりのお友達が勧めてくれて、お借りして読みました。

角居さん、競馬界のビッグネームですけど
一度だけお会いしたことがありますが(セミナーの先生でした)
物静かで、穏やかな、自己主張されない方で
それが妙に印象に残っている

そうかー宗教人でいらしたたのねぇ

タイトルにもなっている、「陽気ぐらし」というのは
「すべての人間が互いにたすけ合って仲良く暮らす」という天理教の理想なのだそうです
年間4000頭とも5000頭とも言われる、日本で(たぶん)屠殺されている馬たちを
どうしたら救えるか(しかもサステナブルに)という活動を
圧倒的な実行力で地道に取り組んでいらっしゃるご様子がすごく迫力があって


日本に多いサラブレッドは、特に乗馬向きの馬ではない(と一般的にも言われている)けれど
鋭敏でデリケート、感受性が豊かなことから、メンタルケアに向いているのだそうです

ほほぅ

「馬は人間の気持ちに応えようとして100パーセントも120パーセントも頑張ろうとする動物だ。
走り終えた瞬間に命を落とすくらい頑張ってしまう。だから、ギリギリまでやる必要はない。

難しいのは『待つ』こと。
馬のリズムに合わせる。
たいてい人間の方が待てなくなる。失敗しても仕掛けたくなる。
そのほうが、馬のために何かしているという実感が得られて安心だから。
待つことの難しさ。『馬のリズムに合うまで待て』」


ところで
明日早朝から半日家を空けるため、
今預かっているわんこをさっき、近所のペットホテルに預けてきました。

思えばこの子は
保護犬で、峠道に捨てられていたそうなんですが
純血種の老犬(推定)で、動物愛護協会の方曰く、
「ブリーダーが(繁殖に使えなくなって)捨てたんでしょう」

保護された当初は、
お散歩もされたことがない様子
人間の手から食べ物をもらったこともない様子
だったそうで

今でも
私たちが何を食べていても全く欲しそうにしないのは
多分食べられるものだと思っていないからなんじゃないかなぁ

それがしみじみと不憫だし
幸せになってほしいと心から思う

これだけたくさんの犬たちが今飼われているけれども
それを生産しているのはブリーダーさんだけれども
(様子を知らないのでわたしの空想ではありますが)
そこにいる子たちは家庭で飼われている子たちとは違うわけで
撫でてもらっているだろうか お散歩には行けるんだろうか
そういうわんこたちが世の中にはきっとたくさんいるんだろうなぁって

馬のこともなんとかしたい、馬にも幸せになってほしいと心から思うし
馬よりずっと身近な犬たちや猫たちも
なんとか本当に幸せになってもらいたいなぁと思う

5月の薫風がなぜか秋風のように冷たく切なく感じる
ペットホテルからの帰り道だったのであります







posted by しろくま at 19:26| Comment(0) | こんなん読みました^^

2024年05月21日

満足する能力

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先日書きましたが、今わんこを預かっています。

やっと1週間がすぎ、
もうめちゃくちゃかわいいですが
気も使うしお散歩とかわ地味に大変でもある。

トイレのトレーニングがされてないので、
とりあえず我が家に慣れるまでと思って今やってるのは
うちの妹直伝方式

とにかくトイレは外で

っていうもので

だから日中は4、5時間間隔でお外に連れ出さないといけない
(ケージに入れとけば、6時間くらいは大丈夫みたい。それ以上は試してないですがー)

自然
今までのように、朝から1日家を空けたりとかできなくて

もうアレですわ
1日に用事は一つ

せっかく通い始めたB乗馬クラブにも(遠いんで)
なかなか行けてないですが

でもでも

お散歩行って家ではのんびり寝ているわんこを見ているとさ

あーめっちゃ満足そう
もう幸せって感じ

すごいなぁ
って思うのです
この満足する能力の高さ

お散歩行ってご飯食べて
それでくつろげるお家があって
(この子は、保護犬なので余計そう思う。。。)

わんこと
動物と暮らすのは
いいですねー
こうやって、シンプルな幸せを、シンプルな生き方に気づかせてもらえます


なんかさぁ
なんしか達成することとかの渇望って人間だけなのかなぁ
ただ生きていて、幸せでそれで十分なのかもねー
posted by しろくま at 16:07| Comment(0) | 日々雑感

2024年05月14日

「太陽の石」「オーリエラントの魔道師たち」

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太陽の石 --- 乾石智子/著 創元推理文庫 2015

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オーリエラントの魔道師たち --- 乾石智子/著 創元推理文庫 2016

ハマった割には、「闇を抱く」(オーリエラント〜に収録)の描写がしんどくて少しの間放っておいた。

実は、今日からわんこがうちに来ています。

母が妹と一緒に妹の家(カリフォルニア)に出かけるので、
その間うちで預かることに。2週間。

さくらちゃんは外飼いだったからさぁ、色々と新鮮です。
お散歩させなくちゃ!と、今朝は5時に起きてしまったわ。

「闇を抱く」、でも、面白かったなぁ。最後がいいなぁ。
「魔道写本師」も素敵でした。この本(オーリエラント〜)は短編集でした。あー楽しいっ


わんこと一緒にまったりしながら、(だってしばらくあんまり家を空けられないもんねぇ)
続きをたのしみ魔ーす
posted by しろくま at 21:24| Comment(0) | こんなん読みました^^

2024年05月08日

健康で幸せ

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GW後半は素敵なお天気に恵まれて
我が家は父の1周忌で三重県に出かけ
帰りに鳥羽で一泊して帰ってきました(朝ウォーキングしていたら蟹がいた)

楽しかったけどね
来年3回忌法要だそうですが今度は連休は避けようと思います

外食続きで食べすぎてしかも油物にやられて
戻ってきた次の日はえらいことになりました
頭は痛いし気持ち悪いし・・・(ぐったり)
1日寝てようやく起きれるようになりました

今日はよくなりまして
乗馬に行った帰り道
っていうか帰りがけ馬場の横を歩きながら

あーーー頭も痛くなくて
気持ちも悪くなくて
なんて幸せーーーー!!!!


って思いました

こうやって楽しく馬に乗れて

わたしって なんて幸せ〜♪

アメリカで乗馬レッスンを受けたタイミングあたりから
(あれ、この話した?)
もう
実は
上手とか下手とか、自分の中では大事なことではなくなってきました
いや上達はしたいけどさぁ

でも
楽しくてありがたい。馬の周りにいられることがただただ、しみじみと幸せなんであります
posted by しろくま at 20:26| Comment(0) | 馬とわたし

2024年04月29日

Napa Valley

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妹夫婦に連れられて、Napa Valleyへ遊びに行ってきました。

わたしはあんまりワインは飲まないし(美味しいのは好きだけど)、詳しくもないし、外で飲んだりもしないので
カリフォルニアワインといえばNapa!の素晴らしさを堪能した〜とは言い難いだろうなぁとは思うのですが
お天気も素敵だったし、楽しかったですよ!!
3軒のワイナリーに伺いましたが
どこも個性的。

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ここは試飲のみでおつまみはなし

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ここは素敵な風景を眺めながらグリッシーニとオリーブの実をおつまみに
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そしてここは
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アラベスクの世界ですやん

ラムチャップやサラダが美味しかった〜
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もうね、3軒も回ったら、各々5杯は出るでしょう
全部は飲んでいないとはいえ(もったいないことに、全部飲まずに瓶の中に捨てたりするんです)
わたしはすっかり酔っ払いました

こういう楽しみ方があるんですねぇー

あー楽しかった!
posted by しろくま at 12:34| Comment(0) | みてある記♪

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あと膝ね。

わたくし、たまにですが膝が痛くなることがある。

で、膝使う時は考えながら動くのがほとんど癖になっているのですが

まず腹筋に力入れて
それから
むしろ膝にしっかり体重を乗せる、ようにした方が痛くなりにくい。
ってことにこの頃気がつきました

負荷を避けようとして中途半端に左右に荷重を分けたりする方が
変な形になったり
体の他の部分に負担をかけたり
するみたいじゃない?

むしろまっすぐに重心をのせてく、重みをまっすぐに引き受ける方がよい。

じんわり深いのであります
posted by しろくま at 10:51| Comment(0) | 日々雑感

後肢の踏み込み

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GWです!
心なしかのんびりするな〜〜昨日は、神戸に太鼓のコンサートを聴きに行ってきました!
よかった!音と振動がすごい中、涙ぐんでしまったぁ

ところで。

「後肢の踏み込み」は乗馬で(そういえば競馬でもかー。馬界隈で)よく使う言葉で
これができていると馬は活発に体全体を使って動いている状態であるってことなのですが
今日は人間(っていうかわたし)の話。

毎朝コツコツウォーキングをしていますと
少しずつわかってくることがあるんだけど

先日、軽い上り坂が少ししんどくて、ふと足の動かし方というか踏み込みというか。。。
を変えてみたら
グッと楽になりちょっとの坂道ならモリモリ登って行けるようになったとき

あ これが後肢の踏み込みかぁ(人間だから足の踏み込み)
と思ったわけです

このとき
わたしの足はどちらか片方(地面について体重を支えている方)が重心の真下にあり
そしてそのためには骨盤が柔軟に動いているのが自分でもよくわかる
という

文章だと分かりにくいですけど
骨盤は積極的に動いているわけではなくて
どちらかというとpassiveなんだけど柔軟で体全体を使って歩いてる感があるんよね

一方で股関節だけを動かして歩くのは省エネって感じがするけど
坂道ではこれは辛いし
腹筋をはじめ体の各部分とはあんまり連動(協調)していないなぁと思う

特に、坂道を横切る時など右側と左側の高さが違うところを歩く時は
重心に足を置く歩き方がいいです
腰はダイナミック(と、いうと大袈裟かー)に動くよ

楽!で気持ちがよくてパワフル。
体がほぐれてないとできないのかやっているとほぐれていくのか・・・


どっちもあると思うけど、この歩き方に慣れていないならいきなりきついのはしんどい。
馬もそうなんじゃないかなぁと思います
posted by しろくま at 10:39| Comment(0) | 日々雑感