2023年11月17日

気持ちを全肯定

IMG_2023-11-17-170825.jpeg
ふと思った(この頃これ多いなぁ)んですけども

子育てする中で1番大切なことって

(ま、あの、1番っていうと前提条件などいろいろ議論があるかもですが)

気持ちを肯定してあげる

ってことじゃないですかね???


嬉しくても、怒っても、悲しくても、
やる気がなくても、羨ましくても、暴れたくても
死にたくても(ちっちゃい子は、死にたいって思わないか〜)

そうなんだね
そう思ってるんだね

って

怒っちゃだめよ
とか
こんなふうに思わないと
じゃなくて


じっと耳を傾けて
まずは
そうなんだね
そう感じてるんだね
って



子どものことも(こうしてあげたいとかあげたかったとか)
自分のことも(こうしてほしいとかほしかったとか)
考えると
これがやっぱりなにより大事だってそう思うんですけども


これって
あぁそういえば
傾聴療法でやってることだなぁ
わたしは会を離れましたが先生お元気かなぁ


写真は、旧甲子園ホテル(現:武庫川女子大学甲子園会館)の廊下の照明です
こないだ見学してきたの〜^^
posted by しろくま at 17:15| Comment(2) | 傾聴(療法)

2017年03月02日

傾聴療法WS@新大阪

castle2.jpg
先週の土日、
大阪で初めての「傾聴療法ワークショップ」がありまして
参加してきました

このWSといえば
一番最初に長野で(2泊3日)参加したときのことが、わたしにとってはとてもミラクルな経験で

少人数のグループで、期間中、ずっとメンバーの話を聞いて…心からただ聴いて…過ごすのですけど

あのね。
こころのとても柔らかいところをみせてくれた人のことって
そしてその人の心を感じようと一身に耳を澄ませた、その人のことを
とっても大好きになってしまうんですよね

だからそのときのメンバーは今でも大好き。今も時折、何されてるかなぁって思います

今回の新大阪も。

ちょうど私も話を聞いてもらったり。
今まで気がついていなかった発見や学びがあったり。

同じようなテーマ(「自分の感情を感じるのが苦手」「自分の感情と距離をとってしまう」「蓋をしてしまう」「自分の感情に向き合っていない」…)を持っている人が集まったみたいだなぁと思ったり。

ひとつ痛切に感じたこと。

頭で思ったこと、ふと浮かんだ(理性悟性からくる)言葉なんかを
でも、あえて、言わない。やらない。見せない。
ただ、そこにいる。

そのことに、どれだけの力が必要で
どれだけの力があることか

しみじみと思いました。参加して、よかったな。


写真は、先週、入院した父を見舞った帰り、病院を出たときの風景です
posted by しろくま at 23:07| Comment(0) | 傾聴(療法)

2016年10月29日

「わかちあう言葉と心」

(写真後ほど追加します!)
NPO法人 日本精神療法学会 会員事例集「わかちあう言葉と心」 --- 松本文男/監修 NPO法人 日本精神療法学会 2015

昨日傾聴療法の講義で売っていたので求めました
75ページほどの薄い報告書ですけれども

すごくいい本です

うちの妹が、(アメリカに住んでて、息子が3人いるんですけれども)
なかなかコミュニケーションが取れなくて困っている様子なので

これはきっと役に立つと思って
冒頭の松本先生の執筆部分十数ページ
「自分から動ける子」にする親の傾聴力
ってところを写メしてLINEで送りました

この本でもいいんだろうけど、こっちのブックレットの方が
簡潔にわかりやすくまとまっていていいかんじです!

どういうのが「ちゃんと聴く」ききかたか…
その時の心構え…
などなど。親なら必読!です(いや、親でなくてもね)

他の5人の方の事例もとても心にしみました

「上手に絵が描けるとか速く走れるとか表現力豊かにおしゃべりできる能力よりももっと根本的な部分で重要なこと」(加藤優子さん)

そうだよなぁー…

この方はお子さんがいらっしゃらなくて、週末だけの里親をなさった中での気づきを
書いていらっしゃるのですけど
だから経験が少ない、っていうよりも、その分むしろ視点がピュアで
いろいろ教えられます。素敵なお母さんだなぁと思いました

さて一般の方の入手はどうすればいいんでしょうか
ホームページで買えるといいんだけどね?
学会事務局に問い合わせてみてはどうかなぁ??
posted by しろくま at 23:51| Comment(0) | 傾聴(療法)

2016年08月29日

あなたの心に安らぎや喜びや生きる力がいつもあるように

niikappu.jpg
お世話になりました、新冠の道の駅。帰る日にはこの青空!!!)

でね、でねでね、
北海道から帰ってきて早々、傾聴の講義があったのですが

毎月一度… もう2クール目も終わりなのに…
行けば必ず、なんというかはっとする気づきがある
なんだか姿勢っていうか心構えをリセットできる講座なのであります

今回も。
先生のお話を聞きながら

あーわたし、傾聴2年も勉強していて、
感情を受け止められてないなぁ。全然できてないなぁ

そういやうちの母もこうだったわよ。
あのひと性格がせわしなくて落ち着かないから、
ゆっくり話聞いてもらったことないよなぁ…

はっ!!( ゚o゚)

わたしもじっくり(特にオットの)話聞いてないよなぁ…
あぁ(かつての)母の姿は(今の)わたしの姿…


配られたプリントにね。
先生が以前書かれたものですが(認知行動療法の事例、ストーカーのケース)
「本当に他人を愛するということは、その人の心に安らぎや喜びや生きる力を与える援助になることです」

っていう言葉が
ずしーーーんときた。


家族(とは、限らないけどさ)を大事にすることって
家族の心に安らぎや喜びや生きる力がいつもあるように、あるいは生まれるように、
わたしにできることをするってことなんだなーぁ



あれ?いまさら何言ってんのって感じ??

子どもには自明で簡単でもオットには(こっちにも甘えがある分)難しいってことありません??(* ̄m ̄)
posted by しろくま at 14:14| Comment(0) | 傾聴(療法)

2016年07月23日

「もやもや」と心の旅

chunriorei.jpg
甥っ子と遊んでるちゅん2。
もしもし〜 パンツ見えてますよ〜〜


ところで。
あれ?かすかに、なんか心がざわざわする…もしくは、モヤモヤする…

っていうのを、大事にしたいなぁと思っています
だいたい、昔から、
ん??ってふと違和感を感じたことを、そのまま放っておいて、あとから大事(おおごと)になっちゃった
って経験が何度もあり。


心に余裕がないとなかなかしっかりまっすぐに受け止められないんだけれどもね。


ここ最近
友人と話してて

ん??????
ってことが何度かあり

フツーにとらえれば
「なーんか、軽く、むっとするよ?」みたいな感じ。

でも
それって何かわかんないけどもムッとしているほうのわたしの問題。
っていうかきっと何かを教えてくれてるサイン。
何か前もこんなこと書いたことあったな。

で、
軽くムッとした気持ちを丁寧に味わって、
あれかなー これかなー っていろいろ考えとココロを巡らせるわけです


一発でaha!に到達することはまずないね。
そこで、心の旅。
一発ではないけど、こうかなぁ、きっとこれかなぁ、っていうのを
繰り返して
だんだん次を見つけていく、深く掘り下げていく、
って感じになります


(それがきちんとわかれば、ムッとする気持ち自体が「(見せてくれて、教えてくれて、)ありがとう♪♪」に変わるわけです)

ちょっと前には、
(問題の根っこというかそもそもの発端は)お母さんと自分との(小さいときの)関係だわ…
って思ってたことが、その時は本当にそうだと思えたんだけど、
突き詰めてみたら…わたし自身の外界に対する姿勢の問題じゃん。母関係ないじゃん。
なーんってこともあったばっかりです


今回はねー

うん そうね
だれかと話をしているとき

まず(なんか口に出す前に)その人の気持ちを受け止めるんよー
ってことかなって思いました
わたしにもうちょっと修行が必要だなって感じること。

昨日久しぶりに傾聴療法の講義行ってきたんです
(なんと2年通ってて初めて!先月うっかり忘れてて休講しちゃったのよ)

気持ちを受け止める…

毎回そうかぁ。と思うんだけど実は毎回新鮮にそう思ってます
(とほほ)
なかなかできないなぁ…ということなのだ

posted by しろくま at 17:11| Comment(0) | 傾聴(療法)

2016年05月27日

好かれようとすること


↑これすごーくいい言葉。(画像はこちらから…)

先日、認知症の方のお話を聞く(傾聴をする)のに「この本がとても参考になった!!
って書きましたけれども

実をいうと
その時に先輩に頂いたアドバイスの中で
一番たぶん、役に立ったのは
「(まず)その方に好かれないといけない」
だったなぁとしみじみ思うのです

その先輩は、笑顔や態度はもちろん、服装(明るい服装とか)などにも気を配るとおっしゃいます。


なるほどー・・・

これって
その方の気持ちを、本当に大切に思う配慮だな
って思ったのです

考えてみればさ。

わたしこれまで、(相手を大切に思う云々は今少し置いといて)
だれかに「好かれよう」と思って自分をどうにかしたことって
そういえばあんまり記憶にないんですよね…

あまり「好かれたい」っていうニーズがなかったからのようにも思うけど
でも
そういうことじゃなくて 誰かに好かれてうれしい気持ちになりたいとかじゃなくて

その人を大事に思うからその人が心地いいように自分をどうにかする。
っていうのは
新鮮な(たぶんわたしに欠けていた)発想でした

いい勉強しました…

あ、でも先輩曰く
「いつもじゃなくていいからね!その時だけ力いっぱい演じたらいいのよ」^^
お茶目♪♪


その人を大切に思う気持ちはきっと伝わるんだな
(認知症の方なら余計な思惑や恣意がないからあるいは悲しみを抱えていらっしゃるから猶更でしょうか)

posted by しろくま at 09:33| Comment(0) | 傾聴(療法)

2015年12月13日

傾聴療法workshop in 京都

raimbow.jpg
金曜日の朝、霧のような雨が降っていて
すぐ近くに大きな虹が!!

そしてそして、よく見ると…
edge.jpg
虹の足元が、この家と山の間にあるでしょう!
うちの町は山に接しているので、町内に虹が立っているということなのだ

すごい。捜しに行きたい…
(結構長い間出ていたので、ホントに行けばよかったわ)


ところで。

先週末、京都で傾聴療法のworkshopがありました

メッカは長野県なので、中部地方では開催数も多いのだけど
関西では初だそうで

わたしたち、西宮教室で学んでいる人たちは結構喜び勇んで
参加したのでした

以前長野で参加した時は、2泊3日じっくり…だったのですけども
今回は1泊2日。

短いしどうなのかなぁ、と思っておりましたが
今回も私なりに大きな気づきがありました

前回同様、松本先生のお部屋はきっと人数も多いだろうから
やっぱりちょっと足が向かなくて
(でも、いつかは入ってみるといいよ。と言われました)

別の方のお部屋に行ったのですが

こんどはなんと
その先生と、長野から来られた男性と、わたしの
3人!うひょ〜〜

わたしはあんまりお話することがなくって
3回の各2〜3時間のwork中、概ねその男性がお話してくださいました


今回とてもよく分かったのはね。



最初に、お話を聞き始めると(今回に限らずですが)
わたしなりに
「あぁこうしたらいいのになぁ」
って解決プランらしきもの、とか、問題点みたいなものとか、が
心に浮かぶのですよね

もちろん、言わないけど。

でもでも、でもですね
じっくりゆっくりお話を聞いているとね。
わかるんですね

結局
ひとりひとりのケースが、ひとりひとりの独自のものだっていうこと。

だから
一般論的に発想した解決プラン的なものは多分やっぱり
その人の役には立たないだろうな、ってこと。

そして
その方が変わっていくためにはやっぱり
だれかが提案する解決プランよりも
(たとえそれば的を得ていたものであったとしても)
やっぱり、その方が自分で気づいていくものしかありえないんだなっていうこと。

(そして傾聴を続けていると多分いつか気づかれるだろうなっていうことへのなんとはなしの手ごたえ。)


その男性の内省が少しずつでもどんどん深くなられていくのがとても興味深く
聴かせていただいていることがあり難く
そして最後のワークの時には
それが、わたし自身の日常とつながっているっていうことが分かりました




あーすごい!



少人数のworkshopに出かけていきたいなぁ。そしてこんどは松本先生のお部屋に行ってみたいなぁ。
posted by しろくま at 22:04| Comment(0) | 傾聴(療法)

2015年09月25日

気持ちを受けとる 受けとめる

swallows.jpg
みて〜!鳥みたいな雲!と、電線のツバメちゃんたち♪
これは先月。この頃まともに写真撮ってないなぁー

さて
今日は傾聴療法講座の日でした。
月一度、なんだかんだで一年間が終わりました
(でも引き続き再受講するつもりです)
センセイ御年89才。もうずっと、ついていくのだ。


一年経ってみてね…

今日はちょっとした作文(レポート)を書く時間があったんですけど
これがとってもよかった気がする
振り返るのに。自分では、これがなかなかできない。


一年たってやっとか!!ってきもしますけど
ワタシ今日(正確に言うと帰りの車の中で)ようやく分かったことがありました


あのね傾聴療法ってね
なにより大切なのは(先生曰く)

相手の心(感情)を、辛さを、そのまま受け取って自分も感じること。

なんですね
(そのほか大切なことは諸々あるんだけれども)

こう聞くとですね

そうか…相手の感情を受け取ることね。

って
ホラ日本語としてはたいして難しい意味じゃないでしょう
むしろシンプルっていうか。
だから
分かった気になるんですよね
わかった!そうか!って。


でも
わたしこれが苦手だ(日常無意識にやってない)ってことに、今日気がつきました


対面の言葉でも電話でも手紙でもメールでも


これ知ってる?
ここに行ったんだよー
あれ○○だねぇ

人が何かを言う時って
必ずその人の中に動く感情、心がある
んですよね


わたし、それに鈍感かも。ってやっと!気づきました
っていうか
四魂の窓で言うと「智」タイプなもんですから
(もんですから、っていうのは実は語弊があるのだが)
だれかがいう何かの言葉の、その中の「情報」に、好奇心がまず動く傾向がある気がするのよね
それで、
その後ろにあるその人の「感情」を受けとる、受けとめるよりも先に
別の対応、反応をしてしまうことが日々結構あるわ〜!ってことに
気がついた。

わたしとおんなじタイプの人には、これはこれで面白いかもと思うけども
違うタイプの人には概ねドライっていうか悪くすると冷たいっていうかっていう印象を与えがちな気がするし
どういう人であれ傾聴モードの時にはこれはいかんのだ。

本当は…もっと昔子どもだった時は
(今でも物語なんて読んでるとそうなんですが)
相手(や登場人物)に共感しすぎちゃって自分が苦しいってことがあったなぁって思うので
だからコレ自分で封印したのかもしれないってideaもちょっとよぎるのだけれども。
(まぁとはいえ経緯はさておきモンダイは現在のわたしさ。)

うわーーーーーそうかーーーーーそうだわ!!

って
分かった。分かったことが、幸せ。嬉しい!!ありがとう!!
だってもうわかっちゃったもん。自分の攻略ポイントが♪

学びはじめて一年の、ご褒美もらっちゃいました。
(一年過ぎてやっと?!!この超基本的なとこ??って気もしなくもないですが…
でも私にとってはとっても大きな贈り物っていうか気づきなので、いいのだ♪)


私に日々おつきあいくださるみなさまいつもありがとうございます。
相手の気持ちを受けとれる人にこれから少しずつなっていきたいと思います。



posted by しろくま at 22:43| Comment(0) | 傾聴(療法)

2015年08月10日

他者のきもちを思うというよりむしろ重なるように染み込むように感じるというか。

sokai.jpg

この写真以前も紹介しましたけど
忘れられない一枚です
痩せた子どもたち、でも懸命に、リーダーの少年を真似て体操していて

子どもたちをこんな目に合わせてはいけない

夏だから(か?)余計そう思います
 
終戦の日を前に、TVでも戦争の特集を組んでいますが
昨日はBS-NHKのドキュメンタリーを連続で見てしまった
沖縄返還に力を尽くした外交官、千葉一夫さんの記録と
シベリア抑留されていたなかに女性が数百人もいたというドキュメント…

数年前に訪れたハバロフスクの港の風景でしたし
それはそれは胸にこたえました

NHKのみなさんは(上層部の意向で)やりにくいことも多いでしょうけれども
地道にこういった番組を作ってくださっている、その意気を(この頃とくに)感じます

NHKスベシャルで(せっかく番組になったのに)その後ないことになっているようなものって
なんだかあるんですよね…


ところで。

この頃「他者を通じて自分を知る」っていう経験が印象的にあって

これは思い起こせばここでも
「『天に口なし』ですから、天は直接教えることはできません、
必要な人に出会うことによって、自分の中にこういう一面があったのだなぁ、とわからせてくれるのです」

って見事に語られているわけなんですけれども(まぁこれはどちらかというと「イヤな人」の話かも)

でも
ふうんとおもっても実際に経験しなければやっぱりぴんと来ないものよね。しかも何度も


それで
唐突に話は変わるようですがこの「他者」っていうのがどうにも
わたしにはなんどもめぐってくるキーワードの一つのようでもありまして

他者に対する想像力を持とうよ!!(たとえばコレとか…)
って
平和な世界をつくるために…って日頃からよく思ってるんですけれども
たまに怒っている)

たとえば
違う国の人と知り合って話して友人になってその人を好きに大切に思うようになったら
絶対その国に派兵したりあろうことか爆弾落としたりする気になる筈がないじゃないですか
だから
子どもから大人までお互いに知り合う、そんな機会を持つことが本当に大切だって思うし

他者を知ろう
知る努力をしよう
他者の気持ちを感じたい
ってホントに心から思っているつもりなんだけれども
やっぱり考えると実行するとは大変な隔たりがあるわねという
でも
常に目指していたいよねっていう
話です。(ここから)


先日ベルギーの子たちが来たでしょう
ほんの2,3日でしたけど
わたし、自分が高校生の頃に、アメリカで数件の家にホームステイしたときのことを
思い出してました

1年間一つの家庭にいて
そして帰国する時に、帰国生(各国からのAFSers:日本人は二人でした)ばかりでバスに乗って、
ミネソタからミズーリ、オクラホマ、東部のマサチューセッツからニューヨーク、飛んでロサンゼルスまで旅をしたんですけど
その時に何軒かのお家にせいぜい1,2泊ずつだったと思うのだけど
一人ずつ泊めてもらったのね。

特別お客様扱いではないけれど、でも心からの歓待を受けて
もちろんファミリーだけじゃなくアレンジしてくださった方々関わってくださった方々もたくさんいたわけで
素敵な思い出がたくさんあるのですけども

今回自分がホストファミリーという立場になって初めて(!)

どんなに、その時の家族がわたしのことを思ってくれたか
旅立った後もおそらく心配したり思い出して懐かしんでくれただろうことを
くどいようですが初めて!!身に染みてわかりました

まぁ若かったんだけどね…わたし…
相手の気持ちにまで思いを馳せることができなかったって
そのときは
でも
あれから30年。やっとですよやっと!

いかに
他者の気持ちを感じるのが難しいかって
(特に私にはなのかも。以前読んだ、「四魂の窓」でいうところの、「親」タイプの人なんかは得意なのかもしれないけど、わたし「智」でございまして。…あーでも、ここ読んだらそういうわけでもないのかも。誤解して覚えてるかな?)


ともあれ

そんなことを思っている日々でしたら

つい先日TVで紹介されていた
トルーマン大統領のお孫さんという男性が
こんなことをおっしゃっていました

あ、この方はね
原爆を落とす決断をしたトルーマンさんのお孫さんということで
小さいころから(まぁアメリカ人はあの頃大方がそうでしたが)原爆を落としてよかった、
戦争を早期に終わらせた
アメリカ兵の命を救った
って信じて育ってこられたのですけど

息子さんがある日学校から持って帰ってきた「禎子」の物語を読んで衝撃を受けて
それから実際に広島を知って
核兵器はこの世にあるべきではないといま活動をされている方なんだそうです

何度も来日されて、被爆者の方々の話を聞いたりされているそうですが
「話を聞くのはつらいことだが、話す方はもっとつらい。
話すたびに蘇るのだから」

とTVでおっしゃっていました

わたしこれにも衝撃を受けました
なんでかって

本当にそうなんだよね
辛い気持ちがその都度蘇るのに、それを押して語ってくださっているのよね
もちろん、胸の中にしまっておくこともつらいことだろうし
話すとすこし軽くなるなんてことがあるのかどうかよくわからないけれども

わたし、実際に語り部の方にお話を聞いたことがないのです
その場にいるとまた違うのかもしれないけど
でも、それにしても、

その語り部の方のきもちに思いを馳せたことがなかった!!!

ということに気がついてしまったからでございます




痛烈に自分の未熟さを感じましたです



去年から傾聴療法を学んでいまして

だんだんわかってきたのは
傾聴って相手の気持ちを理解することでもないし
もちろんだまってただ話を聞くことではないし
頭であれこれ考えて共感しようとすることでもなくて
(先生はよく、「"empathic understanding"を『共感的理解』って訳しちゃぁ、駄目なんだよね…頭での理解じゃないんだよね」っておっしゃっています)

相手の心をただそのままに感じ取って、感じた心をお返しする

ってこと(のよう)なんですよね

(で、相手を好きになる力、が必要不可欠)


この訓練必要だなぁ。


いまはどうつながるのかわかりませんがこの方向で追いかけて行ってみようと思っています

(今日のブログ、散漫かつ未整理なのにもかかわらずずいぶん長くなってしまいました。スミマセン〜)


posted by しろくま at 11:26| Comment(0) | 傾聴(療法)

2015年05月07日

長野カウンセリングワークショップ(その2)

150503_1542~001.jpg
(宿のすぐそばの公園で、ニャンコ先生そっくりな猫に遭遇)わかりづらい?
カメラもってたらよかったな〜


さてつづきです。
ここからが本題。


2泊3日のワークショップ
1日目 夜2時間
2日目 午前中3時間 午後3時間 夜2時間
3日目 午前中3時間


合計なんと13時間もじっくりグループワークをしたんです

みんなそれぞれ好きなところに参加していいので
松本先生のグループはきっと大人数だろうから
わたしは別の世話人さんのところに入りました

全日程出られずに帰られた人も3人いらしたけれども
最期まで残ったのは世話人さんも入れて7人…の小さいグループでして

そしてわたしは初回にもかかわらず大変マジカルな体験をさせてもらいました

このセッション、大きく言うと3つのポイントがあります

ひとつは…
■徹底的に聴く■ ということ

ふたつめは
■グループ■ っていうこと

ワークの時間中、しゃべりたい人がしゃべりたいことを話すんです
だから
だーれもしゃべらない時間がかなりあります

始めは コレ集団瞑想!??なんて当惑した私でございましたが

これがとっても素晴らしいんです

20分も30分もじーっと黙っていると
mindのおしゃべりがどんどんfade outしていくのが分かって
そして
全く思いもかけなかったことが
すっかり忘れていたことが
心の底からすうっと浮かび上がってくるのでした

自分のことを話される方もいます
その話を聞いていて、浮かんだことを話す人もいます
それのひとつひとつが
絶妙につながって、
それから受け取る人によってそれぞれ微妙に違う部分を受け取ることで
絡まった糸がほぐれていくように
ダイナミックに作用し始めるのです

これがみっつめ。■つながって流れる■


わたしねぇ
最初に話された方の話を聞きながら
正直言うと
そんなのー、「○○してはどうか、あなたならきっとできる」ってアドバイスして励ましたら
いいじゃん

なーんて思ってたんですよね
でもそういう場じゃなさそうかなって思って言わないでいたけど

でもねーーーー
3日目にはね
その方が自分でまさにそれに気づくんです
そして
やろうと心から思うようになっているんです
人に言われたならやっぱりそうかなぁって迷う気持ちがあるものでしょう
そういわれてもなぁ、って腑に落ちなかったり、
できない自分にさらに落ち込んだりもあるかもしれないよね


その人が自分で見つけるまで傾聴しながら待つ  ってこういうことなのかーーー!!
ってのを目の前で体験させてもらいました
傾聴しているとその人が自分自身で答えを見つける


すごかった…


ご一緒した方の中には
もうこのWSに40年通っています っていう男の方と
その方とはほぼ同年齢ですが10年通っています っていうこれも男の方がいらっしゃったのですが

おふたりとも
泣かれました

うちの父ほどの年輩の方の嗚咽は衝撃的に感動的でした
(全員がもらい泣きをしていました)

そして口をそろえて
「40年/10年でこんな気持ちになったのは初めてです」
「本当にうれしい 感動しています」
ってとてもとても爽やかに笑っていらっしゃいました


聴いて泣き
話して泣き


そんなふうにお聞きしたお話はどれも心に響くものだったし
一生懸命聞いていると必ずその人のことがいとおしく思えて大好きになりました

それから
自分も話す、てことがなんと素晴らしいカタルシスであるか…も
体験しました


傾聴療法、って、座学じゃないんだなぁ
座学では決してわからないことが
WSにはありました

WSに出なきゃわからないよ
 って先生がおっしゃるのは本当でした…


それにしても
2泊3日WSすごい。12月には京都で(初!関西)1泊2日があります
今から楽しみです…

posted by しろくま at 23:30| Comment(0) | 傾聴(療法)

長野カウンセリングワークショップ(その1)

150503_1824~002.jpg

それでわたくしはと申しますと

一人で長野に行っておりました

2泊3日で善光寺さんのすぐそばの宿に泊まって
何をしていたかと申しますと

傾聴療法のカウンセリングワークショップに参加しておりました

先生は長野で長年活動されている方で
長野では大変有名でいらっしゃるそうで
会場にはもう20年とか40年とか(勉強しに)来ています、
という方がたくさんいらして

わたしは昨年の9月から勉強を始めたところですが
知れば知るほど
長野だけじゃぁなくって全国的にもっと知られるようになればいいのになぁ
ってつくづく思うのでございます


さて
とはいいましても、ワークショップって何するところ?
絶対参加したほうがいいですよって事務局の方に言われて
(ちょうど連休で家族もいないし…)旅行気分で来てしまったものの

ほとんど内容を知らないまま夕方、会に突入いたしました


何気なく座ったところが松本先生の隣の席でした
(ほかの人たちはきっとわかってたと思うな そこだけ座布団が2枚置いてあったから〜♪)

始めの1時間は先生のお話で
筆記用具を取り出した人に書くなんってことはするなって先生の厳しいお言葉でした
(語調はたいそうやわらかいのですが)

先生は怒れる方って印象なのですわたしには
(子どもたちはたいそうなついているようですが)
要するに
子どもたちの気持ちが分からない、頭で考えて理屈でもって善をなしていると思う
それが実は子どもの害になっていることに気づかない
そんな無神経な人たちにたいそう怒っていらっしゃるように思うのです

そいうわけでお隣でちょっと緊張しておりましたが
ま そんなことはともかく…



この3日間で
わたしはほとんど魔法がかったというか不思議な体験をしたのであります

なんだか前置きが長くなってしまったので次に続きます…


(ちょうど善光寺さんの御開帳で、↑はPHSで撮ったもんでちっちゃいですけれども…)

posted by しろくま at 12:49| Comment(0) | 傾聴(療法)

2015年04月12日

自分にない子どもの長所を見つけてほめる

sakuras.jpg
さくら(木)とさくらちゃん(犬)^^

狂奔のシーズンは終わりましたがまだ余韻たっぷりですne


さて
なにをしてもかわいかった幼児の時期を過ぎ〜
現在中3になりました。ちゅん2。

接し方も(まぁおおむねのんきなのですが)手探りの日々でございますが

このごろよく思い出す先生からの教えがあります。
(つい忘れてははっと思い出す、というほうが近いかも)

ええと、傾聴療法の松本先生の講義で聞いたのですけど


ずいぶん昔に先生がノルディック複合競技のコーチにアドバイスされたことがあるそうです
選手の能力と可能性を伸ばすためにどうすればいいかって

先生曰く
「自分の得意なことを教え込むことがコーチの仕事ではありません」

「自分の能力を教えるのではなく、
自分の持っていない能力をすべての選手から発見しなさい」


ん?ん??って思っただろうね?

「一つ、自分に無いもの、相手の長所を発見すると記録が伸びます」

「これは、我が子の子育ても同じこと。
子どもの長所、自分にないところを見つけてほめると、能力がどんどん出てきます。
(大脳辺縁系の)扁桃体は感情(と関わり)、エネルギーのもとだからです」

「相手の思いを感じること、
自分にはないような思いをしていることに感動すること」

「これは知的に知るということでは決してありません」



「子どもの長所、自分にないところを見つけてほめると、能力が伸びる」

なんってここだけ抜き書くと
なんだか子育ての「コツ」"method"的なものに聞こえてしまうかもだけど

このベースには
人間の脳のはたらき

empathic understanding (←「共感的理解」と訳しては零れ落ちるものがあるのです)

などが深くかかわっているようでして
そんなことも講義で話してくださるのですけど


時間を見つけて復習しなくっちゃと思いつつなかなかできないでおります…
あ、でも(おもしろいよ!!でも)blogで逐一ご紹介するわけにはいかないのでありまして

ご興味のある方には
ご著書をお勧めいたします〜
(まだあんまり数読んでいないので今のところのおすすめはこれかなっ)



posted by しろくま at 10:30| Comment(0) | 傾聴(療法)

2015年03月06日

「子どものやる気を引き出す『聴き方』のルール」


子どものやる気を引き出す「聴き方」のルール --- 松本文男/著 大和書房 2014

それで、っていうかそもそも、
子どもの自尊感情を育てるのが大切っていうのは重々わかるんだけど
じゃぁどうすればいいの!??

っていう誰しもが持つ疑問に

究極の手助けとなるのがこの本だと思います!

去年から傾聴療法を(細々とだぁ)学んでおりますわたしの先生ですが
「家庭で実践できる傾聴の心得と方法」が
書かれています
(会場で買ったから少し安かった^^)

子育てで大事なのは
しつけでも生活リズムを整えることでも子どもに勉強させることでも守ってあげることでもいいお母さんでいることでもなくて

子どもの気持ちを(きちんと)受け止めること

なんだっていうことが
腑に落ちます

いや
子どもにだけじゃないけどね…

先月あった授業の「宿題」(らしきもの)は
家での傾聴を少しずつ試してみる
でございました

よし やるぞー!と、気合満々でしたが
いや、でも、意外と忘れちゃうのよ…



この本を読んで改めて思ったんですけど
わたしにはちゅん2が小さい時の「気持ちを受け止める」は結構やりやすかったんだけど
(だってまだまだ単純だもの)
それに胡坐をかいちゃってたというか
彼が思春期になるあたりから
なんていうか
難しくなったっていうかちゃんとできていなかったんだな

それは
あーゲームしてほしくない
とか
きちんとした習慣をつけてほしい
とかっていう
なんていうか…欲のようなものですかね…

その感情以外のものに気を取られてしまっていたことがかかわりを難しくしていたんだって
だから
ちゅん2(の気持ち)とぶつかったりうまくいかなくて悩んでたのかもしれないなぁって

それを
思春期だからって難しいのを(おおむね)彼のせいにしていたんだなぁって

大変反省いたしました

「自分の常識を持ち出さずに目の前のことを眺めてみる」


結局は傾聴してもらうことで
心のエネルギーが充電されるのよね
心のエネルギーが枯渇するとどんなことになるかは
わたしも確か去年何度か…(いや毎年1回ずつくらいかも)経験して驚いたもんね

「親の傾聴によって(心に充電できると)子どもの自尊感情は確実に育ちます」

ここ14年間で読んだ「育児関連書」のなかでもこれは最高の一冊かも

タイトルはたいそう今風how-to調でございますが
中身はとても素朴で温かくてsolidで質実で重厚です
心からおすすめします


あとは謙虚になって、日々実践あるのみでございます♪


傾聴サークルつくりたーい♪(いつか)
posted by しろくま at 20:24| Comment(0) | 傾聴(療法)

2014年11月20日

「心の談話室」


心の談話室 --- 松本文雄/著 近代文藝社 1987

傾聴療法の松本先生の本。読んだのはこれに続いて2冊目。

こちらは、地元の有線放送で月1回放送されていたものを
(結構散逸したらしくそれ以外を)
テープから書き起こしたものだそうです。

なので
素人向けというか一般向けというか〜〜
(ま、前のも割とそうでしたけど)
読みやすい、分かりやすいおはなしでした(それに解説がついている)

どちらかというと
学校の、学生の(親からの)相談が多かったように思います

相談者の方々が
自分のはなしを心から受け止めてくれる人(松本先生)
に出会って

それと特に後半は(問題を抱えた)子どもたちを集めた
宿泊型のワークショップのエピソードが多いのですが

その出会いから、経験から心のエネルギーを回復していく様子
そして問題が霧散する様子(たとえばその人の周りの人が変わったり。)
がなんともダイナミックで
やっぱり(人間って)すごいなぁって思うのです


「カウンセリングにおいてもエンカウンターグループにおいても、
相手の悩みに関するすべての事柄を聞きとる必要はないのである。
最も苦しめるそのなやみに焦点に耳を傾け、
そこに互いの心がふれ合い響き合い、
その時点における人間の真の出会いが出現するか否かにかかっている」

「人格の転換も、治癒の作用も、このような次元のもたらすものであり、
一般的方法論によって生まれるものでは決してない」


一般的方法論を熟知されているだろう先生の言葉ゆえ一層
重く響きます

「人間の真の出会い」
なんだなぁーーー


以前取り組んでいたホメオパシーのコンサルテーションのことをふと思い出したりして
あれこれ思うことあり。


これはまたいずれ...


posted by しろくま at 20:01| Comment(0) | 傾聴(療法)

2014年11月10日

「心のカルテ」


[新装版]心のカルテ〜治療のプロセスとメカニズム〜 松本文男/著 ほおずき出版 2006
傾聴療法の先生のご著書が読みたくなって
何冊か探しました
まずこれを読んだんですけど

先生がこれまで治療者としてかかわってこられた
クライアントさんの事情やカウンセリングの経緯などがたくさん紹介されています

お悩みというか状況はみなさんそれぞれで…

職場でうまくいかない
学校に登校できない
家出、ノイローゼ
子どもの非行と犯罪
薬物依存
いじめ(すごい壮絶…新聞やテレビで見聞きするのよりずっとすさまじい事例ばかりでした)
別居や離婚
新興宗教入信からの家庭崩壊


などなど
でしたが
とても心をうたれたのが

みなさんほぼ先生に深い共感を持って話を聞いてもらった≪だけ≫で
(あと先生が相談者の方の主治医や上司なんかに指導や指示をしたりする…これは一介の心理カウンセラーなどが普通できるのかどうか、実はちょっと疑問というか、この先生ならではではないのかなと思ったりもしました)
生気を得て生命力が生き生きと発動していかれるのです

すごくすごく勉強になりました
おもしろくって一気に読んじゃった


不登校やいじめを受けている子どもたちとのかかわりでは特に
「心の内側を同じ深さで感じとる」
というのが心に響きました
おもえば
本当に「子どもの身になって子どもの心の内がどうなのかって」慮っているかな
大人として(極端に世間体ばかりを考えるっていうのではなくても)やっぱり学校の先生やらの思惑をおもんぱかることってあって
でも
優先なのはやっぱり子どもの気持ちですよね
それによりそって自分の感じようとすることですよね



ちょうど
これを読んでいた時(バッグに入れて持ち歩いていた時)
友の会の方面会ってのがありまして

そこでその日読書したのが
(友の会の大小寄り合いでは必ず「羽仁もとこ著作集」から1節をとりあげて読書会をするのです)
著作集第2巻「思想しつつ生活しつつ(上)」のなかの「親子の愛の完成」という一節だったのです

そこにこんな文章がありました

「子供が罪を犯した時に、親の顔に泥を塗るといって怒り悲しむのは、今の奥の親の普通にもつ心持です。
けれどもその当事者である子供の不名誉と苦痛は、自分のこの苦しみよりも不名誉よりも、どんなに大きいものであるかに心づいて、子供自身の苦痛のために泣いてやることが出来るのでなければ、子どもが本当に親の情けを感ずることが出来ないのです。
子供がよいことをした時にも、一番に私たちはそれは自分の日ごろの丹精のせいだという気になることが多いようです。
それもやはり子供に同情の薄い自分勝手の考えから出ることです。
たったひとつのよい行ないでも、それが外部に現れるまでには、はたの人の気づかないことで、その当人はいろいろの用意いろいろの努力をしているのです。
それはどんなに周囲の人のありがたい導きがあっても、自分が本気にならない以上、何一つできるものでない
(以下略)


あらー
松本先生の本と、同じことが書いてあるぅぅぅとおもってたいそう感じ入りました次第。


子どもが小さい頃ももちろん必要だけど、とくに思春期になった子どもの心にこそ
ほんとうに
寄りそうこと、信頼すること、「同じ深さで感じとること」
が必要だなぁって反省も込めてしみじみ思いました

幼児のころのような
もう手を出してあるいは言葉で示して直接どうにかするっていうかかわりは卒業しているでしょう
思春期の子どもへの寄り添い方ってきっと、こういうことなんだろうなぁ


posted by しろくま at 16:31| Comment(0) | 傾聴(療法)

2014年10月25日

子育てと傾聴

2002-11c.jpg
ちゅん2&植物園メモリーシリーズ(なりゆきでシリーズ化!)その4^^
1歳10カ月のちゅん2。おにぎり食べてます(≧∇≦)

歩き出してようやく3カ月ってところで、嬉しそうにあちこちお散歩に行っていましたっけ。
(よく見たら、ファーストシューズを履いている〜〜)


ところで
今秋から「傾聴」を学びに行くことにしまして、
1年くらいのコースですが、昨日はその初日でした。

先生88歳でいらっしゃるから、お元気なうちに教えていただかなければ…
(って100までもご壮健でいていただきたいです!)

昨日は脳・脳波の話と、人の発達と言語について でしたが
すごーくおもしろかった〜(120分ノンストップの講義でした)

面白い話を一つ。

人間の「知能」といっても、大きく分けて
@ 言語性知能

A 動作性知能
があるそうですが

これの発達に大きくかかわるクリティカルな時期は
生後すぐから2歳くらいまで。
(ちょうど↑の写真の頃ねー)

その間に
「聞きなれた うるおいのある あたたかみのある 子どもが驚かない やさしい声を多く掛ける」
ことで
言語性知能が育つそうです

ちなみに
言語性知能が生きるのは(教科で言うと)抽象科目である数学、理科、それから国語、外国語、社会なんかも。

動作性知能が生きるのはもちろん体育系、そして芸能などもこの範疇だそう。

0歳児はまだ言葉はわからないけれど
音楽のように聞き慣れた声が常に語りかけてくれる
そんな環境が言語性知能を大きく育ててくれるそうで…

一方
動作性知能を育てるのは触れる、抱く、などの身体的かかわりのようです。

どちらも2歳が臨界期らしく、これを過ぎると「ほとんど伸びない」
あらまぁ。
でもね
「人間には可塑性がある」からね、ってお話は今後の講義で…



うふうふ。
ちっちゃいころからの子どもへの語りかけ、子どもとのおしゃべりにはホント
自信があるわたしなのであります。
(でも動作性知能…身体能力はもう少し発達してもいいんじゃないかとも思う....( ̄w ̄)
ま、個人差も素質もあるだろうけどね^^)


あぁそれで、
おおよそ2歳半からの「第1次反抗期」(←先生はこの言い方はひどい!とおっしゃって、
「感情芽生え期・感情出揃い期」とおっしゃってました)にはまさに、
その感情を受け止める、「傾聴」がとっても大切
って…

「反抗期」ってそういえばわたしの仲間内ではやっぱりこの言葉は好きじゃなくって
「自立期」とかって(真弓先生風?)言ってたっけなー



…てな話を聞きました。
次回が楽しみです



posted by しろくま at 10:44| Comment(0) | 傾聴(療法)