
唐突なお知らせでございますが
馬が怖くなくなりましたー(ほぼ以前くらいには)
去年の10月末に落馬して以来
馬に乗ると体が硬直して、バランスを取れなくて
ビクビクで乗っておりまして
今年の初乗りは(1月6日でした)もう、怖いしやめたい…とか思いながらで
自分でも一瞬(一瞬かい…)ブルーになってしまったのですが
この急な展開(うふうふ)
まぁまだ、本当に(前ほど)怖くないかどうか確認しないと堂々とは言えませんが
急に乗り越えられた気がするのは
理由がたぶん2つありまして
一つは1月7日に受けたbodytalkのセッションで
(詳しいことはそのうち書きますね)
もう一つはこの
"bracing the back" のおかげなんじゃないかなと思います
身につけたわけではなく、まだ概念しかわかっておりませんけども。
話はちょっと長くなります。
去年、北海道に行ったときに、乗馬の
三木田先生にお会いすることができましてん
で、先生がご著書の中でおすすめされてる教本が「ミューゼラー」


なんですが
以前読み始めてみたものの
すごい昔(1982年)の本で訳文もなんやら小難しくて
途中で挫折しておりましたがでも、先生とお話ししながらやっぱり読もう!と思い
ドイツ語の原書は読めないから英語版を買いましてん

Riding Logic --- Wilhelm Museler, 5th edition, Methuen. London, 1983そしたらおもしろくて!
読み始めたら新版(あるらしいと最近知った)とどう違うのかが気になって
これはリアル本は中古でもすごく高いので
しばらく迷ったんですがkindle版を買って

Riding Logic --- Wilhelm Museler, Trafalgar Square Books, 2021と、相変わらず妙なところがマニアックですがまた最初から
新旧版を見比べながら(要はどこが改編されているのかをチェックしながら)
読んでいるんでありますが
あ、そうそう、英語の方がずっと読みやすくて(日本語版は意味がわからないところがあるし、例えばcollection(収縮)を「内方姿勢」と訳していたりもして、でも訳されたときに乗馬のプロの監修も入っているはずなので、このあたりの是非はへたっぴのわたしにはまだ断言できないんですけども…)
で、もうもっぱら英語の方を読んでいます。
それで思うのですが
ミューゼラーさんすごいんです〜〜〜
本日のタイトルのbracing the backっていうのは日本語の乗馬の本では
「腰を張る」って訳されていると思うんですけど
これ日本語だからわかるような気がついしちゃいますけど
実際はテクニカルタームなのでちゃんと理解するの難しいんです。
で
ミューゼラーさんはこれが!まず!何より!大事だと力説されてまして
教本の1番最初に出てきて
なんと8ページ以上も費やしてあれこれ説明しています
数えてみたら(電子書籍はこれが便利。)一冊の本の中に30回もbracing the backが出てきて
braceとか bracedとかではさらに29回
まだ全部読めてないけどさ〜
でね、でね、
要はですね。
このbracing the back---「背面の筋肉を引き締める」ことを習得した上でないと
・バランス
・正しい騎座(シート)
・常歩
・停止
・扶助
諸々の習得はできません ってあって
ついでに言うと「片方だけのbracing the back」は
・収縮
・回転
・駈歩できちんと座る
ができるためには必須なんだそうですわよ奥様!(なぜに奥様)
「停止」を習うときにこの動作は自体は教えてもらうんですけど
こーーーんなに大事だとは思ってなかったわ!
できるまで繰り返し練習したこともない。
ミューゼラーさんもおっしゃってましたけど、上手な人はこれを無意識に使えるから
そんなに大事で、しかもいつまでもバランスの悪い人は実はこれができてないんだとかっていうことが
わかんないのかもね??
馬に乗るのには、そして怖さを克服するには
まずはバランスなんだけども、バランスの悪い騎乗姿勢を直すために
足、とか胸、とか腕、とか・・・を指摘したり、絵や写真の姿勢を理想とするのは
むしろ体が硬直するもとになる。
(この辺は、
長野のスクールでも、理想のバランスは絵や写真ではなく、「動き」の中にある〜balance in movement〜、って教わりました)
このbracing the backを身につけることで、むしろ逆に、体は上に伸び、足は下に伸び、
リラックスが可能になる
これこれこれ、これを教えてほしかった!!
これを身につけたい!!
と言うことで、以来練習しています
頭でわかっても馬の上で練習しないとダメなんです(ミューゼラー先生談)
さて。
でも。
じゃあ
このback muscle って、一体どの筋肉でしょう?
背筋?(と、言ってもたくさんありますけど概ね。)
多裂筋?
腰筋?
わたしは、うーんと考えて、文中の
loin
って言葉を手がかりに腸腰筋(特に大腰筋・小腰筋)なんじゃないかと
睨んでおりますが
まだよくわかんない。
この辺りはまた、ぼちぼち練習しながら探っていきたいとおもいます。。。
なんか、マニアックな話になってすみませんー
嬉しいのでつい書いてしまった。