2024年08月02日

キングダム 大将軍の帰還



怒涛のような夏が(半分)終わりました
甥っ子を10日ほど預かっていてねー
アメリカから、ゴルフの学校で学びに来ていた14歳
よく食べるしー
付き添い暑いしー
初めてゴルフ場行った〜〜

火曜日に帰ったんだけど、数日はもうひっさしぶりにのーーんびりしまして
それでやっと、この映画も観に行けた

今回は(4作目)、でもわたしは馬を見に行っているようなもんなんですが
馬の演技、スタントの皆様、俳優の方々もホントすごい
前作、3作目のほうが馬は見ごたえあったかなぁ
今回はタイトルにもある通り、将軍・王騎が主人公のようなもので
大沢たかおさん、熱演でございました

あと個人的には、騰(とう)将軍役の要潤さんが思いがけず素敵でした


次回作いつかなぁ(たのしみー)
posted by しろくま at 18:37| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2024年04月11日

Everything Everywhere All at Once

https://youtu.be/WRPL89rbrAw?si=L65md1b8XjSrP5aC
行きの、飛行機の中で観ました。
行きの便は夜だったし結構寝たので、映画はこれ一作だけ。

何年か前に話題になった映画でしょう(オスカー取った?)

面白かったわー!

それで
先日のアカデミー賞授賞式でこんなこと(「アジア人の透明化」って呼ばれてる)があったって新聞に書いてあったのを読んで
https://youtu.be/sTjBl6ow_TE?si=l32wI8vF7FaUV4tk
あらーこの(主演の)お二人って思いました

日本に住んでるとほんとわからないだろうね。

アメリカに住んでる妹の家のあるエリアは
インド人とアジア人ばっかり
白人はどんどん出ていくのだとか
隣のスーパーへ行くとそこは白人が多いエリアで
サンフランシスコへ出かけるとその途中にある街には黒人が多いとか

こういうのは見た目からわかりやすいけど
でも日本でも同じようなことはあるんだよね
人間て・・・



posted by しろくま at 17:54| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2024年03月01日

「人生は、美しい」

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人生は、美しい --- チェ・グッキ/監督 2022 韓国

わたし今まで観た映画の中で1番好きだったのは
Life is Beautiful (La vita e bella)
なんですけど

これはおんなじタイトルで
こっちもなんとまぁ傑作!

昨日たまたま1日用事がなかったので
夕方からのこれを観に行きました
その直前に結構ミラクルなことがあり
それからのこの作品だものマジカルな日だったわ・・・


なんともコミカルなのに
結構泣いたし
映画館でこんなに泣くのは高校時代以来じゃない?
帰りの車の中も泣きながら運転してて J'ai pleuré(外も雨だわよ Il a pleuré)
すみませんまだ複合過去しか知らないの
雨とライトで光る慣れない道をおっかなびっくり運転して
でも家に着く頃には
ふふっと笑いがでたりもして
全くもう
すばらしい

普通の人でいることがこんなにも素晴らしいことなのかと


まだどこかでやってたらぜひご覧になることをお勧めします

posted by しろくま at 10:53| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2024年02月10日

「カムイのうた」


カムイのうた --- 菅原 浩志/監督・脚本、シネボイス、2023 日本
十三まで行って観てまいりました

いやー、あの叔母さん(イヌイェマツ)役、島田歌歩さんやってんねぇー!(気が付かなかったです)

それはさておき
美しい自然と
いわれなき差別と
凄みのあるユーカラの対比が
鮮烈な印象でした

アイヌの人たちに限らず、わたしたちが自分たち(日本人)以外の人たち(白人以外か)を下に見ることはまだ終わってないよね。。

わたしはちいさいころまでは札幌に住んでいたし、母が北海道出身なので
当時の札幌では、表立ってひどいことは見たことないんだけども、
子どもながら雰囲気はなんとなくわかっていた。
(それで関西に引っ越してきてからは、同和教育っていうのがこっちにはあるのを知って
おんなじ日本なのに学校でやることが違うんだーと思ったけど
そこにあるものはおんなじなんだって今は思ってる)

いまウポポイとかいくと、若い人たちが踊りや工芸品やらを楽しそうに
見せてくれるのをみると
ほんとうにいいなぁって思う

美しいものは美しいんだものね

この世に知里幸恵さんがいてくれたのは
奇跡的な、神がかったことで、かみさまありがとうって思う
でも、あのような差別と迫害がなかったとしたら
もっとたくさんの幸恵さんがいたかもしれないと悲しく思う

posted by しろくま at 19:35| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2023年12月21日

「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」


ウォンカとチョコレート工場のはじまり --- ポール・キング/監督 ヘイディ・フィルムズ 2023

昨日見てきました〜〜〜

ミュージカル仕立てでございましたが
とってもよかったわ!
ジョニーデップのウィリーウォンカ(の映画)より、原作の味わいが濃い感じでした。
(ストーリーはちがうにのにね。)


Oompa-Loompaの歌も、1971年のオリジナルの映画と同じ(ほんのちょっと違う)だった。

Oompa-Loompaはヒュー・グラント!
神父さんはMr.ビーン♪
たのしいわ〜〜〜
で、主人公のウォンカは若い男の子なんだけど
なんか藤井風に似てるなぁって
思いません?


子どものお話は楽しくなくっちゃ!
って
ロアルド・ダールも喜んでいそうだったわ

この洗濯機最高〜(≧▽≦)
posted by しろくま at 20:17| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2023年11月14日

「鉛筆と銃〜長倉洋海の眸〜」

https://youtu.be/KW_sqicTJYU?si=a5yemUHox4WT4Usf
鉛筆と銃 〜長倉洋海の眸〜 ---

神戸まで行ってみてきましたよ〜
観客はわたしも入れて2人でしたよ〜〜

お若い頃の、挑むような目が印象的だった。
長倉さんといえば
ご著書もたくさんおありですが(わたしは絵本を1冊くらいしか読んだことないですが)

カメラマンとして世界中の紛争などに通い
中でも40年(と、映画でおっしゃっていたっけか)もアフガニスタンを取材されて
きっと
貴重な紛争前の美しいアフガニスタンもご存じなのかなぁ

長年追いかけた(被写体の)子どもたちは大人になり

その年月の中でご自分のスタイルを徐々に作ってこられたようでした

子どもたちの
深く澄んだ
まっすぐな目が心に残っています

さて
今日の会場は神戸は長田の映画資料館だったんですけども
ロビーが喫茶になっていて
壁沿いの本棚に映画雑誌(キネマ旬報だったかなぁ???)のバックナンバーが山のように並んでいて
早めに着いたので(しかも寒かったので!)ココアを啜りながら拾い読みしていたのですけど

椎名誠さん監督の「白い馬」の紹介記事(ほとんど特集)に目が止まりました
オールモンゴルロケ、オールモンゴルキャストだそう
みてみたい!!!!!!

posted by しろくま at 20:42| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2023年11月07日

映画『日本一幸せな従業員をつくる!〜ホテルアソシア名古屋ターミナルの挑戦〜』


映画『日本一幸せな従業員をつくる!〜ホテルアソシア名古屋ターミナルの挑戦〜』 --- 岩崎靖子/監督 E・Eプロジェクト/制作 2015

先月ですが、自主上映を見に行ってきました。
よかったです!
見に来られていた男の方、ずっとハンカチ(タオルか??)を目に当てていらっしゃいました。

建て替えにより閉館した名古屋駅前のホテルアソシアですが、
古いけれどリピーターに愛されたホテルだったようで
なによりも
従業員のホスピタリティが素晴らしい。

以前は赤字続きだったこのホテルを、素晴らしいホテルに変えたのは
総支配人となった柴田秋雄さん。ホテルは門外漢で、元JRの労組の方。

柴田さんは言い放ちます

お客様の満足はどうでもよい。(と、文字通り言ったかどうか??わかりませんがこんな感じ)
大切なのは従業員の満足。
従業員が幸せかどうかが大事なんだ

ほんとに徹底しています。

さらにこうも。
「お前たちが大事、なんじゃない。
お前が大事、なんだ」


こうおっしゃるとおり
ひとりひとり、社員のみならずアルバイトとも向き合い
こころからたいせつにされているようすが
閉館前の10日間という取材の中で記録されています。

いやーすてきだったなぁ
このホテルに泊まりに行きたくなりました。もうないんだけどさ

おすすめです
書籍化とかされてないのかなぁ?(ググったらあるみたいでした)
自主上映があったらぜひ観に行ってみてください
posted by しろくま at 21:12| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2023年08月30日

「君の根は。」(To Which We Belong)


君の根は。大地再生にいどむ人びと (To Which We Belong) --- パメラ・タナー・ボル、リンゼー・リチャードソン/監督 2021 アメリカ


自主上映を見に行きました。
がっつりドキュメンタリーやった。

ちょっと前(去年でした)の朝日新聞Globeでも、アメリカの不耕起農業が特集されていたけど
不耕起.jpg

不耕起栽培って日本(のごくごく一部でしょうけども)の専売特許かとおもっていたからびっくりした。(福岡正信さんの自然農法)
で、ちがいました。)
単一作物・大規模栽培(で、土地は瘦せるし農薬が不可欠)がアメリカ農業の代名詞だったのが
変わりつつあるんですねぇ

ええと、この映画では
耕さない、っていうことでは特段なくって
農業でも 漁業でも 酪農でも
「単一」の対極である「たくさんの」「様々な」生命を生かすことで
土地を豊かにし、海を豊かにし、生活と人生を豊かにしている人々の活動を紹介していました

おもしろかったのは
例えば牛を飼う。

「群れで」っていうのがキーポイントらしく
群れで飼うと、牧草地を次々移っていく。
牛たちはいる間、地味を豊かにする。
そしていない間に土地が再生する。

アフリカの乾燥した大地も
草原になる。保水力が上がる。土地が豊かになる。人々の暮らしも豊かになる。

なにも農場や牧場じゃなくても
私たちの身の回りから
「大地再生」やってみれますよ?って言ってた。映画で。あら。
うちの雑草でぼっさぼさの庭がー!?(いやもうすでに、ぼっさぼさという名の多様性)
posted by しろくま at 16:43| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

「君たちはどう生きるか」

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君たちはどう生きるか --- 宮崎駿/監督 スタジオジブリ 2023 日本
観たのはいつだっけか、公開になって割とすぐだったとおもう。

なんか私小説のようだったなぁ
これまでの宮崎アニメにでてきたモチーフがやっぱり、いっぱい出てきた。


宮崎駿さんも
息子の吾郎さんも
どっちも映画という媒体をつかって「自分」を表現しようとする点で
すごい似てるんやなぁと思いました

こういう形のファンタジーにはあんまり興味がない。
posted by しろくま at 16:11| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

「キングダム3 運命の炎」


キングダム 運命の炎 --- 佐藤信介/監督 CREDEUS 2023 日本

昨日観に行ってきました〜
っていうか
馬ばっかり見てた。

たいていの役者さんたちの二の腕とかが武人に見えん。とか
王騎の足音軽すぎません?とか
なんかいろいろええ〜ってところはあるんだけど

まぁねー。たのしめたしー。

そうそう
一番最後にちらっと出てくる
龐煖(ほうけん:字が難しすぎる)役の吉川晃司さん!

ふりむいて、"my name is hoken."っていうだけやねんけど
(いや日本語でしたけどね。でも俺の名は…だったかわたしは…だったかとか忘れてしまったんだもの)

このセリフの音がすごーくいい。
さすがミュージシャン出身の役者さんやわ。


あ、それと、新キャラのこん棒のお兄さん(竜川というらしい)
タイプでした!
漫画にいたっけー
posted by しろくま at 15:39| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2023年04月17日

「RRR」


評判だったしちゅん2もおもしろかったわー!って言ってたので
観たかったんですけど
やっと(なんだかもうそろそろロードショウも終わるって感じだしさ)
漸く見てきました

3時間もあった!!

戦闘シーンや拷問シーンが多いし
そもそもイギリス統治時代のインドの人々に対する扱いもひどいもので
絵的に結構わたしはしんどかったというか
途中でもう出よかと思ったくらいでしたが

まぁわかりやすいCGの迫力と
あと主演の一人のラーマ役の方の乗馬シーンがめっちゃカッコよくて

もうこの野生動物バーン!!のシーンくらいからは
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楽しもう♪ ってなった

でもって、お二人とも伝説の神さまでした

え ラーマって ラーマーヤナのラーマなのー!??
(って社会で習ったくらいしか知らんけど)


そうそう、
劇中で、民衆に何かお触れがあったシーンで
しゃべってる人の言葉と、それを伝えている人の言葉が違う言葉やってんけど
どっちも現地語?このあたりがちょっと不思議でした。



監督によると、キエフ(ウクライナ)の大統領パレスでロケしてるんだそうです!?
へーえ

劇場で
Naatu Naatuでお二人が躍っているシーンの絵ハガキを貰いました
ちゅん2に観たよー♪ってはがきでも書こうかなぁ
posted by しろくま at 11:57| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

「すずめの戸締まり」



すずめの戸締まり --- 新開誠/監督 日本 2022

ちょっと日が開いてしまいましたが
観てきました
もう公開からずいぶん経っていると思うんだけど、結構人いたなぁ

やっぱりきれいだったしコンセプトはおもしろかったけど
ビジュアルの印象がけっこうあれこれジブリなんで
ちょっとうんざりしてしまったなぁ

posted by しろくま at 11:26| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2023年02月25日

「今日もどこかで馬は生まれる」

https://youtu.be/a3yS2jAHVis

この映画を製作中に、クラウドファンディングで少しですけど協力させてもらって
完成後すぐにDVDが送られてきたんですけど
なぜかー ほんとになぜかわかんないけど今まで観れなかったー。

わたしは馬が大好きだけど、特に覚悟があって馬たちと付き合っているわけではないからかなぁ


でも馬たちの幸せを願ってる。
私たち人間たちの幸せも。

なんというか一口に感想を語るのが難しい映画ですが
映像が美しくて語りが穏やかでよかった。

屠畜場の方のインタビューシーンはこたえました。泣くんだね。。。

posted by しろくま at 18:59| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2023年02月09日

「ドリーム ホース」

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久しぶりに映画に行ってきた。
これはずっとみたくて、でも近いとこの映画館がどこも深夜しかやってなくなって
大阪まで行ってまいりました

馬がモチーフの映画だけど
馬はあんまり出てこなくて
私的にはこれより「戦火の馬」「馬馬と人間たち」の方がずっとよかったですけど
でも
馬の映画じゃないものねぇ。

小さな田舎の人たちが共同で競走馬を買って育ててその馬が活躍するって話ですけど
そうそういつも、競馬に出てくるたくさんの馬たちにはそれぞれ
こういった持ち主がいるんだなぁって
これから競馬見る時は今までよりもっとエモーショナルになりそう。

ところで
この映画で私的に1番圧巻だったのは
エンドロールに登場人物の本物(実話だけに、ご本人)が
演者と肩くんで登場してたことです

その、主人公の女性の佇まいったら
もう胸を掴まれますねぇ
主演の女優さんよりもずっと小柄で
でもずっと
圧倒的な、静かな、勁い意志を感じるお顔でした

posted by しろくま at 21:07| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2022年10月17日

「コーダ あいのうた」&みんぱく


コーダ あいのうた --- シアン・ヘダー/監督 2021 アメリカ・フランス・カナダ

ロードショーで観たかったやつ。amazon primeにあったので
ようやくみれた〜〜(ちょっと前ですが)

これ、今知ったんだけど
2014年に公開されてフランスで興行的に成功したフランス語映画『エール!』の英語リメイク作品
なんだそうでございますー。
いやーん フランス映画で観たい〜〜〜

それにしても
いい映画だった。受験など、若干、うまくいきすぎな気もするが
でも全然いいです!!
手話でのやりとりがもうなんとも迫力がありましたが
これみなさん、本当の聾者の俳優さんなんですねぇ。そんなこと知らずにみてましたが

手話と言えば。

先日、久しぶりにみんぱく(国立民族学博物館)行ってきました。
今回は一日要れたので、ゆっくりできました
特別展は「しゃべるヒト〜言葉の不思議を科学する」

ってことで、
世界中の言葉や、あと手話に関する展示も(手話を試せるようなものや、実際に音が出るようなものも)たくさんありました。
人間だけじゃなくて、イルカとか鳥とかで、音声での個体識別や、どうも文法もあるらしい。。みたいな紹介も。

おもしろかったー!

とくにこれが、っていうのはむずかしいんですけど
たとえば
日本の様々な方言で、「おじいさんとおばあさん」を聞くことができるパネルとか。。。

昔ばなしを読むと、
じさまとばさま だったり
じいさんとばあさん だったり
じさとばさ
だったりするじゃないですか、これってどこの地方かわかるんだなぁーと思うと面白い。

そうそうそういえば。
2階の展示で、フランス語の綴りが間違ってるパネルがあったなぁー。
わたしごときがわかるくらいなので簡単な単語だったけどなんだったけか。。

たのしかったです!まだの方はぜひ〜〜〜
ここクリックすると、チラシをダウンロードできます

そのあと、ざざっと常設展も見れました。ランチもここで食べて、堪能した一日


あ、そうそう。
ミュージアムショップでゲットしたのは
レインスティック、っていう、サボテンの枝の中に種が入っていてまるで雨がふっているような音のする楽器。
(おはなし会で使えそう!)と
マオリ族の石をカービングしたペンダント。
グリーンのネフライトで、∞に似た形で、ひもがついていて、いま絶賛お気に入り中♪です

posted by しろくま at 18:03| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2022年09月26日

「トップガン マーベリック」


トップガン マーベリック --- J.コシンスキー/監督 アメリカ 2022

オットがこういうの好きでー
(もちろんミッション・インポッシブルも好きよ〜。わかりやすい。)
見たいっていうから一緒に行ってきました。

やっぱりアメリカのこういう映画は、派手で楽しいですねー。
わたしはもっとちんまりした翳のある映画が好きだけど。どっちかといえば)

トム・クルーズの笑顔がとっても素敵です。

だけどさーエンタテインメントだけど
戦争なのよね
自分の仲間の死にあれほどナーバスになるのと
相手がどんだけ死んだかということへのこだわりのなさの落差に
驚くわ

あと
こんな難しそうな作戦に、こんな若い子たちをあてがうのって理解できない


思ったんだけどオットに話したらなんか説明されたわ。

説明されたくないわ。
posted by しろくま at 21:08| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2022年09月19日

"Delicieux !"


Delicieux ! --- エリック・べナール/監督 フランス 2021

フランスの映画は大抵とても好き。
こじんまりしているけど、シニカルで複雑(アメリカ映画よりも、ってことですが)。

これ先週見に行ってきました。
ちょいちょい聞き取れる(つまりほとんどは聞き取れないが)も、アガるポイントでもあります。

フランス革命直前の世相。
貴族と庶民の力関係が明らかにビミョーになっていく、そんな動き、流れ、時代の胎動を端々に感じる
とてもおもしろい映画でしたー!

映画の公式ホームページにこんな記述がありました。
監督へのインタビューです。

Q.皆はマンスロンが饗宴に加えたジャガイモとトリュフの重ね包み焼きである「デリシュ」を公然と嘲笑します。

18世紀において、料理人はひたすら料理を複製することが求められ、何も発明することができず、イニシアチブもありません。したがって、マンスロンが彼の創造物を提供したことは不服従の罪に当たりますが、彼はより深刻な犯罪、すなわち食用でないだけでなくハンセン病などの病気をもたらすと教会によって断定されていた地中からの作物を使用したという罪を犯したのです。ジャガイモやトリュフは悪魔の産物と考えられていました。当時貴族と聖職者は同様に天国の食べ物ということを未だに信じていました。空中にいるという要素が多ければ多いほど、神聖な存在になるのです。鳩なんかは完璧で、地面に近い牛はちょっと劣る…という具合に。ジャガイモは非常に栄養価が高いですが、フランスで認められるまではもう100年かかります。そして、農民にその価値を理解させるために畑に兵士を配備して守るよう王を説得したという農学者パルマンティエの尽力によって、ジャガイモはフランス人の習慣に定着したのです。


なーるーほーど!
それであんなに、貴族たち(あの悪態をついた黒い服の人は聖職者みたいだった)気分を害したのねぇ。

料理もとっても美味しそうだしさぁ。
おなかすいたわー^^

おすすめでーす
posted by しろくま at 08:46| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2022年08月17日

「キングダム2」



キングダム2 --- 佐藤信介/監督 2022 日本

先週ですが、観てきましたーー!!

もう何と言っても、見どころは、お馬さんたちです。
すごくいっぱいでてる。(引きのところや、馬が吹き飛ぶシーンなんかはCGなんでしょうけれど)
お馬さんがんばってる!

俳優さんたちも、すごいですよねぇ
危なっかしいけど、だって騎乗して、走ったり、爆走したり、後肢で立ったり!!
どんだけ練習されたことか。
すごーい。

所々、あ、手綱あんなに引いて・・・(汗)
って気になったり(馬しか見てない)

いやそんなことはなくて

キャストの皆さんも、漫画とすごく合ってて
面白かったです。
もう一回観たいかも〜〜

posted by しろくま at 16:10| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2022年07月28日

「センシティブ 語られなかった物語」


センシティブ 語られなかった物語 --- ウィル・ハーパー/監督 2015

3日間見れるライセンスでネットで見たんですけど
すぐにコロナになったもんで何度も見直すことはできなかったんです
で、感想らしきものももうすっかり忘れてしまったんですけども

馬(の、イメージ)が何度も出てくるところに自分との親和性をやっぱり感じるし
博士の体験談で、
「水が好きだったけど顔をつけることができなかった・・・」って言うのが
あーあるあるなんだぁ(わたしもそうだった)って嬉しくなってしまった。

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そうそう!
1個メモしてたのを思い出しました。

HSPは5人に1人、20%いるということなんですけど
動物にも、HSPらしき個体がやっぱり20%くらい見られるんだって。

ほほー。
で、そういう個体はその種の生存のために必要、な存在であるみたいなんだそうです

生き物に須くプリセットされてる資質なんだなー

posted by しろくま at 20:04| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2022年06月19日

「森のムラブリ」


森のムラブリ〜インドシナ最後の狩猟民〜 --- 金子遊/監督 幻視社/製作 2019 日本

観てきましたー
面白かった!

お若い言語学者の伊藤雄馬さんが、ムラブリっていう、ラオスとタイの国境あたりに少し残っている人たちを
研究されていて
文字を持たないムラブリの、方言を研究したり辞書を作ったりされているそうなんですが
(すごいわねー!)

タイ側で暮らす、森を出て定住をしているムラブリたち。
ラオス側の森の中で今も、移動しながら採集・狩猟生活を続けているムラブリたち。

この伊藤さんがこのムラブリたちに会い、
話をし、(ムラブリ語もタイ語も多分ラオス語も?喋っている)←北タイ語、というのが共通語だそうなので、それかもしれないです
別れて100年は経つ別のグループのムラブリたちに会ってみない?と機会を作り

彼らを映像で捉えたのは初めてらしく、とても貴重なものらしいのですが
なんかよくわからないけど
引き込まれた。

昔、「世界ウルルン滞在記」でムラブリに2回ほど?ホームステイしてるそうですー。これもすごいわぁ)
posted by しろくま at 18:31| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2022年06月11日

「ばちらぬん」


ばちらぬん --- 東盛あいか/監督、主演 日本 2021

ここのところ美しいお天気続きでしたが
今日はさすがに昼から雨になりました。まぁ、雨もうつくしいけどさー・・・

昨日この映画を観に行ってきました。
ほんとは、同じ与那国島の映画「ヨナグニ〜旅立ちの島〜」と2本同時上映の期間に行きたかったんだけどさ。
(それは無理で、この映画も昨日で終映でした)

監督の東盛あいかさんの、大学の卒業制作なんだそうですが
全編与那国語(セリフあんまりないけども)、日本語の字幕が出ます。
予備知識なしで観に行ったんだけど
ふしぎな映画だった・・・

与那国の言葉はちょっと韓国語のようにも思える響きで
町の佇まいは、案外日本の他の地方と変わらないな。というのが正直な印象でした

「忘れるのかな」「忘れたくないな」「忘れない」という言葉が繰り返し出てきた。
失われようとしている与那国の言葉だけのことではないんだなー


posted by しろくま at 18:54| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2022年05月18日

「杜人〜環境再生医 矢野智徳の挑戦」


「杜人〜環境再生医 矢野智徳の挑戦」--- 前田せつ子/監督 Lingkaran Films/製作・配給 日本 2022

観てきましたー!!!

すごいすごい。この人のこの考え方はすごい。

会場で販売しているパンフレット、コレmust buyです。
映画のシナリオ(っていうか、作中で出演者が語っている言葉全て)が載っていて
(上映中の「メモりたい〜!」ストレスが不用)
しかも
矢野さんの「杜人の技(自然再生的敷地の手入れ法)」も図解つきで解説してあって。


生物の体と同じく
大地にも風の流れと水の流れがあってそれが大地を生かしている


ということでこの方には
大地の声も植物の声も動物(バクテリアや虫をはじめ…)の声も聞こえるんですね
(なんかこの頃このテーマはじまってない?←わたしの話)
聴こえるだけじゃなくて
この方は行動するんですね

監督がおっしゃる通り、ほんとナウシカみたいだわ)

で、どう考え、行動しているか。

それがこの映画(エピソードの積み重ね)になっているわけですが
映画の中身は説明しませんからね
まぁ観てくださいね

先日も書きましたけど
好きなシリーズである「アナスタシア」には「動植物は人間のために生えている(で、人間に奉仕するのが悦び)」、ってあったけど
わたしはそれに違和感がずっとあって
なんていうか西洋的(牧場型)人間中心主義って言いますか(←和辻哲郎先生を齧ってるだけ)
でも
「人間も動物も植物もなんなら鉱物も、地球上のものは一つの生命体(地球)の一部として
バランスをとって生きている(はずな)んやない?」と思ってたんですけども

この映画を観てよくわかるのは

動物も、植物も、大地も息をしていて血(水)を巡らせて生きていて
ちょっとずつ我慢しあい、バランスを取り合い安定し合い活性化しあいながら働いていて

人間だけがそのことをわかってなくて

わかってなくて
人間の都合だけを考えて
こんなふうに他の大地の同居者たちを苦しめているんやっていうこと・・・

「生物環境も、雨風の気象環境も、大地の環境も、生態系連鎖として
人がやっている開発の影響をなんとか食い止めようとして実は日夜動いている。
それでも、この屋久島の生態系のエネルギーでやっても追いつかないぐらい、人の負のエネルギーの方が大きいから、こういう状態になっているんです」

って冒頭で矢野さんが喋っている。


移植ゴテを持って、地面に筋をひいたり穴を掘ったりしながら。

穴は猪のように掘るんです。

虫も、葉っぱを食べて風の通りをよくしようとしているんです。

雑草と呼ばれる植物も、実はそこに必要だから生えてくる。

山が集めた雨水を流域で分け合って生きてきたのに
人はそれをコンクリートで固めた川に集めて、そのまま海に捨てようとする。
流域は枯れ、あるいは地下のコンクリートが水の流れを堰き止めて、水が下から溜まっていく。
行き場のなくなった水が限度を超えると決壊して山を流す。

たくさんのことがこの映画で伝えられています

たくさんの人に観てほしい。

うちの松も。。。
松食い虫にやられて枯れたーって思っていたけど
水や風の流れがよくなかったのかなぁ。
それで、苦しくなって枯れてしまったのかなぁ。
枯れて、流れを少しでもよくしてくれたのかなぁ。


この映画では触れていなかったけれど
自分の家の周りには自分に必要な植物が生えてくるんですよね。
(もう20年前に読んだ本ですけど、「月の癒し」より)
薬用になるような。
もう今は草をとって煎じたりするような文化を私たちは持っていないけれど。

それを思うと
植物は
「自分たち」のことを考えたりしない、自分と他者の区別をしないで
私たち人間も、大地に生きる仲間に初めから入れてくれていて
みんなでバランスを取るために…その必要にも応えて生えてきてくれるんだなって
改めて愛おしく思うんですよね。
(庭に生えたら抜いてしまっているけども・・・)


posted by しろくま at 11:39| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2022年04月27日

「記録映像 ワクチン後遺症」


記録映像 ワクチン後遺症 --- 「記録映像 ワクチン後遺症 2021年12月25日グランキューブ大阪」製作委員会 2022


月曜日に観てきました。大阪での上映日程は残りわずかー!

昨年12月に大阪で開催された講演会の実録であるこの映画は、内容としては
各先生方(後遺症の患者を診ている長尾和宏医師/京都大学ウイルス研究所の宮沢孝幸・准教授、/ジャーナリストの鳥集徹氏)の講演と
ワクチンの後遺症に苦しんでいる患者の方々のおはなしと
登壇者にお二人の方(薬害被害者の救済に取り組む弁護士・元国会議員の青山まさゆき氏、市長として後遺症患者の受け皿をいち早く整備した南出賢一・泉大津市長)が加わったパネルディスカッション
です

もうほんと、観に行ってよかった!です

なんかもういろいろで
感想めいたことはなかなかまとまらず書けないので
とりあえず印象に残っているところを、上映後ササっとメモしたのでご紹介。(順不同・ポイントだけなので、え?って感じでしょうけどもご容赦ください)詳しくはどうぞ映画をご覧ください。

・ワクチンは抗体値をあげるが、抗体値の高い人が亡くなっている
・厚労省の説明チラシ(ワクチンの有効性)に乗っているグラフデータには、データ操作がある(比較するデータとは母数を変えて、格段に有効であるように見せている)←摂取に誘導するための捏造にしか見えない
・オミクロン株の登場で、ウィルスの弱毒化は終了。これでおわりのはずなのに・・・
・ワクチンは自己免疫疾患をつくる(自分の身体を攻撃する)→臓器(人により、脳だったり心臓だったり・・・)に炎症を起こす
・ワクチン:臓器にたまってたんぱく質を作り続ける
・ウィルスはほとんどが病原性でない。がんを治すウィルスもある
・少なくとも鎌倉時代、もしかしたら平安時代から日本はウィズコロナである
・「新型」コロナは新型ではない。SARSが弱毒化して戻ってきた同じもの
・若年層にはコロナによる害よりもワクチンによる害の方がひどい。症状も件数も。
・コロナ後遺症よりもワクチン後遺症の方が症状が激烈で難治性。
・そもそもコロナを治すのは細胞免疫である
(ちょっと調べてみた↓
獲得免疫
---細胞性免疫:免疫細胞自体が異物を攻撃する
---液性免疫:抗体をつくることで異物に対抗する(異物が細胞内に入ると認識できなくなるので、感染細胞には細胞性免疫が働く)
抗体っていうのは「入った(ことがある)」というしるしみたいなもんですね?


この映画自体は、あるいは登壇者の皆様は、だと思うけど
「ワクチン反対派」ではなく「ワクチン慎重派」なんですよね
メリットとデメリットを慎重に考慮してどうすればいいのかと。



わたし自身この映画を見て思ったのは・・・

人間の体は恐ろしく複雑なもので、
人間が(たとえある分野の専門家であっても)全ての機序を理解できるわけじゃないんだよねってこと。
それなら、私たちはなおさら、(現実的な、感染を防ぐ対策はした上で)
周りがどんな状況になったとしても、最大限柔軟に対応できるように、
自分の自己治癒力を高めることを、目指しとくべきではないかなぁ。

映画の中で、ウィルス学者の宮沢先生は、
(政府は)なんでこんなこと(ワクチンをどんどん打たせること)いまだにしているんでしょう、
意味がなく、こんな深刻な被害が出ているのに、
僕は理解できない、気が狂いそうです!!!
と演壇でおっしゃっていた。本当に同感です。


その宮沢先生の新刊「ウィルス学者の責任」をさっき本屋さんで買ってきて
読み始めたところ。
専門家でも、「その分野の」専門家の話をちゃんと聞くべきだなぁって
思いながら読んでいます
コロナウィルスに対策を考えるならコロナウィルスの専門家の。
映画だけじゃあ(もちろんですが!)語られきれないことがいっぱい書いてある〜〜
正しく知る、ってほんと大切だなぁ。。


宮沢先生の講演付きのこの映画の上映会が
GWに神戸である
ってさっき知って
申し込んでしまった。また観てきます。オットにも観てもらうことにしたぁ

それにしても。
映画の中でも、
このような傾向の情報は、どんどん消されていく、みたいなことをおっしゃっていた
(わたしもその様子は目にしています)
消されるのは なぜ? 誰が? なんのために?

ってのが疑問。これ公然の秘密なの?
誰か研究して教えてくれないかなー?
posted by しろくま at 09:46| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2022年04月17日

「ファンタスティック・ビースト3 ダンブルドアの秘密」



ちゅん2が早速(ぷぷ)観てきてたのでわたしも!
と行って参りました

なんかさ、字幕上映がIMAXしかなくてさー(600円高い)
ま、いいけど。音とかとてもいいんでしょうし

レッドメインが好きなんだけど最初と最後しか出てこなかったー(気がする)
J・デップが降板して代わりに出てたグリンデルワルド役の人は
すごくよかった!!びっくりした。あの酷薄さがよく出てるわー
マッツ・ミケルセン。すっかりファンになりましたー
あと
ジェイコブが!よかったね。あの人も素敵なキャラです

でも
ストーリーはなんていうか平凡だったわ。
2の時もそんなこと思ったけどこのシリーズ、
もう次は観ないかも。
家でテレビでみるんならいいけどさぁ

余談:麒麟って「チリン」っていうのね?
発音はともかく
いやーあんなキョンみたいな姿じゃなかろうよ
posted by しろくま at 21:05| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2021年12月17日

「パッション・フラメンコ」



パッション・フラメンコ(原題: Sara Baras. Todas las voces)

そうそう、この映画観てきました。

サラ・バラス。
すごいスレンダーなフラメンコダンサーのイメージがあったけど
(↓この動画)
https://youtu.be/QLnEjHuMFsA

映画では、もうちょっと普通の人の感じだった。

とはいえ
全然普通の人じゃないですけどねー
スペインで、若くして自分の舞踊団を持つ ってことの先駆けになった方だそうです

衣装はシンプル。
ヘアスタイルもシンプル。
目にも留まらぬ足捌き。

赤いドレスのサラ・バラスは極限まで体を絞った求道者のようにも見えるけど

この映画のサラ・バラスは温かい家庭があり、プライドと手腕があり
親しみやすい笑顔と厳しさの共存する方のような感じでした。

練習したくなった!
posted by しろくま at 19:26| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2021年11月12日

「新聞記者」


新聞記者 --- 藤井道人/監督 日本 2019

ロードショーで見逃して残念に思っていたのです
amazon primeで観れるとは〜!画面ちっこいけど。でもタダだし。お出かけしなくても見れるし〜

ということで早速ありがたく観ました

主人公の新聞記者の女性が、喋り方がなんだか独特で
帰国子女の設定だから?すごい役作りだわ。
と思って感心して観ていたら、韓国の女優さんなんですねー
そうだったのか!感心するところはそこではなくて日本語すごい上手!だったのか。
でも
いいキャスティングだわぁと感心しました。(ここに落ち着いた)

時事ネタに斬りこんだ、いい映画だと思いましたが
わたしが観ていて強く思ったのはさぁ。

あれですわ。「半沢直樹」との違いやね。
いや、エンタメ小説と一緒にしたら怒られそうやけど

「新聞記者」と「半沢直樹」の違い。

仲間とユーモア。

苦難の時に必要なのは仲間とユーモアやと思います
それがなかった松坂桃李(主人公の名前忘れた)は死ぬほど辛いね。
周りの同僚皆見て見ぬ振りやもんね。

ユーモアって、自分と相手(対象)の間になんていうか、隙間を作るよね。
そこに風が通る

なんかそんなことを考えながら観ていました
posted by しろくま at 15:16| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2021年09月27日

"MINAMATA"


MINAMATA --- アンドリュー・レヴィタス/監督 アメリカ・イギリス 2020

先週観てきました。映画館は一席おきで、人も少なかったなぁ。

わたし申し訳ないのだけど戦争とかジャンルで言うとホラーとか怖い映画は
(映画だけじゃなくて小説も)とっても苦手で
気持ち悪くなって頭痛がしたり吐いたりするもんですから
(このごろ、これがHSPだからやったんやーってことがわかったのよね。)

でもジョニーデップやから観に行った。
で、心を動かされた。
ジョニデップがこの映画にいることがなによりすばらしい!


なんもいえねえ!!(ってここで使うのちょっと違うかもー?)

数日たってしまってみた直後の心の震えはもう思い出せないのですが

大資本と政府とが民衆の苦しみより経済を優先して起こった悲劇が水俣でしょう
そしてほかの日本人も知って寄り添うということをしなかったわけでしょう
わたしも教科書で習うくらいしか知らなかった。
現代でも同じ構図は続いているわけでしょう
なんかもう悲観的になってしまって苦しい・・・

チッソがつくっていたのは(いろいろあっただろうけど)主に肥料でしょう
それが日本の土壌と農業とさらにはわたしたちの体をも壊していっているのよね
(と、この本を読んだばかり)


そうそう
ジョニデップ演じるところの写真家ユージン・スミス
旧知のLIFEの編集長のとこに乗り込んで
「あんたがあの火星着陸のフェイクしたときに〜」
とか、さらっと言ってましたねぇ。

やさぐれたお言葉も大変お品がなかったですねぇ。
それも
ユージンさんの自負とurgeと鬱屈、をみせていたんですねぇ。
その
たわめられたバネのようなエネルギーをすごく感じました。

「(アメリカンインディアンは)撮られると魂が壊れる。というが
写真は撮る方の魂も少しずつ奪っていく」
みたいなせりふがありました。これも強く心に残った。


ユージンスミスの知識がほとんどなかったので
今ググってみたら、1/4アメリカンインディアンなんですねー。
それで、ジョニデさんより一層親近感をもったりもしたのかなぁ。
アイリーンさんとのいきさつは若干事実とは変えてあったんですねー
(あと、ちょこちょこ違和感は実はあって、水俣の患者さんが入っていた病院や、ご自宅なんかもあんなに立派やったんかなぁ、って気がしましたが。。
でもこういうのは日本を舞台にした外国の映画ではあるあるな話。)

ともあれ
すばらしい写真家だったんだなー。
沖縄線とチッソからの暴行で体も本当にぼろぼろだったんですね
この方の写真をもっと見てみたい。そして対話してみたい。
posted by しろくま at 17:15| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2021年09月17日

「ミナリ」



台風が来ているとかで(関西は明日直撃らしいです)
乗馬は早々に諦め
先日行けなかった「ミナリ」をやっと観に行ってきました。

常時二本立ての映画館なんだけれども
もうね、若い頃と違って(昔は二本立て普通だったのよね)
一度に2つみたら、気持ち悪くなるのよねぇ
(あと、余韻も混じっちゃって・・・)

なので、
受付のお兄ちゃんが「次の見ないんですか?面白い映画ですよ」
って教えてくれたんだけれども
涙を呑んで(ちょっとうそ)
帰って来ました。もうさ、帰りにお買い物でもしようかとかいう気にもなれないね。
それで
直行直帰です はい。

で、映画なんですけども


よかった。

前半、っていうか大半、
アメリカにやってきた、韓国からの移民一家の大変そうな日常が延々と続くので
もうちょっとわたしはしんどくなってっていうかなんだか飽きてきまして
ふぅーーーっとなってましたけど
この映画は
最後の5分がすごい。

小さな男の子が必死で走るシーンでは
もう涙が込み上げて


この映画は、みていると
小さな「ん?」がたくさんある。

例えば・・・
冒頭、アジア系の家族登場。
親は韓国語で喋ってる。
子どもたちは、親とは韓国語で、子ども同士では流暢な英語で。
親は韓国から来た世代で、子どもはアメリカで育ったのねとわかる。
でも、子どもたち、学校にも行ってないみたいなのに流暢すぎない?と思う。
そこで、あ、以前はカリフォルニアに住んでいたんだっけ、
じゃそこでは学校や保育施設に行っていたり友達もいたんじゃないかな、なんて想像する。

なんて事の連続。
直接描かれていない部分がとても多い。

多分ね
彼らを取り巻く状況や歴史について知っていればいるほど
そして
彼らの気持ちに寄り添えば寄り添うほど
特に 想像して考えと心を巡らせば巡らせるほど
一つ一つのシーンが心に沁みて、感動が深まる映画なのだと思います。

アメリカでの移民の歴史や、南部の暮らしのことなど
わたしにもっと知識があればもっともっといろんなことに気がついたんじゃないかなぁー


映画館を出て近くの洋食屋さんでご飯を食べて帰りましたが
まだ余韻が続いていて食べながらまた泣きそうになった

いい映画だったなーーー
posted by しろくま at 23:06| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2021年06月02日

「けったいな町医者」

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けったいな町医者 --- 毛利安孝/監督・撮影・編集 2020

昨日見てきました。なんていうか、1週間しか上映されてなくて、明日までなの。
行けて、よかった〜

小さな映画館ですが、ほぼ満席でした。

わたしこの方のことは初耳でしたが、
友人に話をすると、数年前にガンで亡くなった私たちの仲間が最後にお世話になったのが、
この先生やったということでした。

ドキュメンタリーです。

尼崎で医院を開業されている方らしく
出てくる風景に随分馴染みがあって、映画に入り込んでいきました。

大きな病院(わたしもお世話になった)に勤務されてたお若い頃に(お写真のネクタイが派手だった!)
医療はこれでいいんだろうか という経験をされたみたいで
阪神大震災を契機に病院をやめ、市井に出られたそうな。

映像は時に手ブレしながら、患者さんとの温かいやりとりを丹念に追います。

ベンツを路肩に停めて洗濯物両手に抱えてクリーニング屋へ行かれたりねー
尼崎は土地柄か、いかつい車の方が活動しやすいんだとか(ぷぷ)

今の医療は薬漬けや
医学部の教授は薬屋の手先や
って怒ってはった

最後には涙ぐんでしまった
(号泣される方もきっといるかも)

ええ映画でした
お近くにかかっていたら、ぜひ。おすすめです
posted by しろくま at 19:14| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2021年05月12日

「屋根裏部屋のマリアたち」

https://youtu.be/EGLvov6bG_w
屋根裏部屋のマリアたち(Les femmes du 6ème étage) −- フィリップ・ル・ゲイ/監督 フランス 2010

フランス語のクラスで借りてきた。

コメディかなと思ったけど、まぁそんな感じではありますけど
さすがフランス映画(と、でも言いますか)
なかなか、面白かった。

わたしが生まれるちょっと前くらいのパリが舞台。

当時は、(って今はどうか知りませんが)内戦を経てフランコ独裁下のスペインからきた女性たちが
(それぞれさまざまな過去を背負いながら)
安価な労働力として、家政婦の仕事を担い始めていたのね。

おっとりしたブルジョアの男性と
その邸宅の屋根裏(的最上階)に住むスペイン女性たちとの
意外な交流が始まって。。。


面白かったです!
フランス語がもっとわかるといいんだけどなぁ〜
(でも、耳は慣れるかなー?少しは!)


posted by しろくま at 17:02| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

「ザ・ホース・ボーイ〜奇跡の旅〜」


ザ・ホース・ボーイ〜奇跡の旅〜 −- マイケル・オリオン・スコット/監督 アメリカ 2009

みました〜!
ネット配信で、500円弱。1週間くらい見れるらしい。

やっぱ読んでからにしてよかったな。

と比べると
本はパパのルパートが書いたもんだし、彼の視点から描いてあるのに対して
映画の方はママのクリスティンの視点、
つまり
息子ローワンの自閉症の症状が、モンゴルへの旅の途中から大きく改善したのは間違いないけれども
本当にシャーマンのおかげかどうかはやはり疑問もあり
自分たちが冒険をしたおかげではないかとも思う。

っていう雰囲気が漂っておりますね
その分ワクワク感は少なめ、淡々とした記録映像という感じであります

一方でやはり映像の力というか
実際に写っていることのリアリティというか

あぁ こんなに こんなふうに大変なんだ・・・

というのはとてもよく伝わってきました

ローワンの癇癪は本を読んで想像していたほどの音量でなくて
モンゴルの風景は、想像していた時の方がきれいだったかも。

映画を見たら
やっぱり現実の地球上の国の風景なんだ
と思いました

おすすめです
できればと映画と両方を。
posted by しろくま at 14:54| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2021年04月13日

「パリの調香師」 Les Parfums


パリの調香師 Les Parfums --- グレゴリー・マーニュ/監督・脚本 フランス 2019

映画でも音楽でもフランスのものは日本では
あまりなじみがないんだけれどもわたしはとても好きなんですが

ほら
シナトラの"My Way"だってさ
もともとはフランスの"Comme d'habitude"(クロード・フランソワ)ですけど
シナトラがなんだか壮大に歌い上げるのに対して
フランソワの方はなんだか日常の個人的な… なんかとってもちっちゃいのよね。

そこが
いいのだ

ということで

この映画ですが

メジャーな館でひととおり上映が終わりまして
我が《宝塚の某ちっちゃな劇場》にやってまいりまして
早速観に行ってきました

よかった……

人付き合いの下手なかつて有名だった調香師の女性と
(ファッションがおしゃれで素敵〜)

離婚して娘と暮らしたいけどお金がない、正社員でない感じの運転士の男性と

ロマンスが生まれるってわけでもないんだけどそうでもなさそうなところもあったり

絶妙な距離感と
かすかな苦みと
温かいユーモア

あーいいなぁ


おすすめです〜
posted by しろくま at 16:57| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2021年02月26日

「ヒトラーに盗られたうさぎ」

https://youtu.be/fxmVLbmnWhc
ヒトラーに盗られたうさぎ −- カロリーヌ・リンク/監督 ドイツ 2019

気がつけばまるまる1ヶ月近く、更新できていませんでした〜

2月の初め頃に、実家の父が調子を崩して
もうあの年だと、ほとんど介護みたいになってしまうのね。
母と二人暮らしなのですが、母一人ではとても無理なので
実家と家とを往復しておりました。行って帰って3時間ほどなんだけど、日帰りは結構大変。

今はほぼほぼ以前くらいには戻っているのですが
これを機に要介護の認定を受けたり、機器をレンタルしたりして
そんな打ち合わせなんかもあって、やっぱり1週間に1、2回は実家との間を往復しています。

この映画はもういつみたんだったか忘れてしまったわー

ジュディス・カーの「おちゃのじかんにきたとら」は、大好きな絵本の一つなのですが



そうかぁ
この人ユダヤ人だったのね。それで
戦時下こんな体験をされたのね。。。

一家でドイツからスイスに逃げ、フランスに逃げ、だんだん持ち物も少なくなって
最後に渡ったイギリスで、お父さんはようやく職を得、ジュディスたち兄弟は大きくなったのねぇ
お兄さんは最高裁の判事になられたとか(って映画の最後で言ってたような)

印象深かったのは
一つのところで馴染んでも、また次の土地に向かうたび
「さようなら」の言葉が変わっていくこと
ドイツ語からスイス風のドイツ語(多分)に、それからフランス語に
軽やかに言葉を脱ぎ捨てていく様子が、切ないながらも、逞しさを感じさせて
なんか感動しました

そして
ジュディスにとっての「とら」というのが
なんだったのかな。。。ってまぁ、どうしても、考えちゃうよね

「おちゃとら」の最後には、家の中のものを全部食べ尽くして帰って行ったとらと
同じ色柄のちっちゃな猫が
しれっと登場しているんだけども


posted by しろくま at 18:12| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2021年01月29日

「アイヌモシリ」

https://youtu.be/hH1nIFL3zxk
アイヌモシリ−- 福永壮志/監督 日本 2020

先日観てきました。
もうこの、主人公の少年が最高だった。
佇まいも、真っ直ぐさも、目の力も。

舞台は北海道の阿寒温泉あたりで
アイヌコタンがあるんだね
観光を生業としていて。
観光客は、「あなたアイヌ?」「わー日本語上手ですねー!」とかいう。

説明は一切されないんだけれども、彼のお父さんは亡くなっている様子。
土産物屋をやっているお母さんと中3の彼の二人暮らし。
ちょいちょい出てくる(最初おじいさんかと思ったけど違うっぽい)髭もじゃの「デボさん」

可愛がって世話してた子熊を、イヨマンテで殺すことになると知る。
彼から愛するものをまた奪うのかって
それから。。。


映画観て帰ってきてからたまたま、なんかのはずみで
秋なんとかデボさんの歌のような〜。。。っていうフレーズを
映画とは全然関係ないサイトで目にする。あらぁ、さっき見た映画の人?

この人でした〜


リリー・フランキーさん以外はみんな「本人役」なのかも。
すごいよね

アイヌモシリ、はアイヌの国、ひいては人のいる大地、この世、っていう意味かな
この映画、ほぼ必見と言えるのではないかしら
posted by しろくま at 18:35| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2021年01月18日

「蘇生」「蘇生U」


蘇生 −- 白鳥哲/監督 2015


蘇生U 〜愛と微生物〜 −- 白鳥哲/監督 2019

お正月に観た白鳥監督映画のその5と6〜

なんの映画かっていうとEMの映画だった。

EM菌は有名でしょ?
私も関連商品は使ったことあるし、生活団でも排水溝にEM流してたし
乗馬クラブでも堆肥作りにEM散布してる(みたい)。

でもさー
こういうものなんだ!って、全然知らんかった〜!!

EM(Effective Migroorganisms) 有用微生物群

これ、セシウムやストロンチウムなどを吸収しない、
そして(もう理屈は忘れた)土壌中などのセシウムやストロンチウムなどを他のものに変えて減らす。
8割減らすんだそうです

これを飲料にしたものは、
放射性物質を体内から排出させ、内部被曝を「消す」。

「光合成細菌」に、水を加えて餌になるミネラル(塩とか)を入れるだけ。
海水を被った土地は、その塩がEMの餌になって、肥料に変わり、豊かな作物を得られる。


すごすぎー!

EMを開発したのは、琉球大学の比嘉照夫先生。

福島や
ベラルーシや
で実験されてデータもあって実証済み、

韓国や
タイでは
放射能ではなく、環境の美化、浄化に、
官・民・軍あげて利用され効果をあげている。

タイでは女性のお役人の方が
水質浄化に、○億(ただ私が忘れただけです〜)かかるところが、予算ががなかったのでEM使って、
12万円でできました
って言ってた。

Why not in Japan ?!


もう随分前ですけども
予言みたいなものをどこでだか読んだことがあるんですけども

日本で、食物、食品に関係する発明がなされて、世界を救うって

私ずっと、誰かなぁって楽しみにしていたんですけれども

これ
比嘉先生とEMのことじゃぁないでしょうか


posted by しろくま at 11:21| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2021年01月13日

「魂の教育」


魂の教育 --- 白鳥哲/監督 2008 日本

お正月に見た白鳥監督の作品シリーズその4

七田チャイルドアカデミーの創設者、七田眞さんの半生を追ったドキュメンタリーです。

七田チャイルドアカデミーって、近くの駅前にもあるんだけど
それに、本などで結構、目にすることあったんですけども

なんだか(特にあの、フラッシュカードのイメージかも)早期教育・天才児教育のイメージで
私自身はお世話になったことはないのですが

この方は面白いね。

映画の中身は(もう1週間も経ってしまい)結構忘れてしまったんだけど、このエピソードは強烈に心に残った。

お若い頃、3つの願いを立てたのだそうです。

極貧を体験すること
最も信頼する人に裏切られる体験をすること
死の病を体験すること(だったかな?)

それは3つとも叶い
この方を導く大きな糧となったのだと


まずイメージが動くのは私と一緒だなー
イメージでいろんなこと、やってみようかな〜
って(内容忘れちゃったくせに)今思ってます (^^)


・・・って、ここまで書いて、満足していたら
映画を見たすぐ後のメモが出てきました。

映画の中で出てきたこんな言葉をメモっていました。

「幸運は不幸という衣装を纏ってやってくる」

「イメージは悪いこと利己的なことに使っても、実現しない」

「言葉がイメージを生んで、イメージしたことが現実になる。
リラックスして、潜在意識で願う」
posted by しろくま at 16:28| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2021年01月07日

「不食の時代〜愛と慈悲の小食〜」


不食の時代〜愛と慈悲の小食〜 --- 白鳥哲/監督 2010 日本

不食の本は結構読んできましたが、(ご興味がありましたらおさかなやを「不食」でググってみてください)
この映画は初めて観ました。

甲田先生って立派な方だったのねぇ。
森美智代さん(一度、森さんの整体院に行ったことがあります)の喋り方がとってもかわいくってほっこりしました。

この本も映画の中に出てきてました

ほんとにねぇ
本いくらよんだって、実践しないと意味ないわよねぇ
でも
どっかオーラの隅っこには保存されているんだろうか(そしてそのうちなんかいいことあるんだろうか)

ということでいろんなことを再認識。ありがとうございます


こんな言葉が印象に残っています
「物事を成し遂げるには、徹底することが一番易しい」
posted by しろくま at 19:03| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

「ストーンエイジ」


ストーンエイジ --- 白鳥哲/監督 2006 日本

白鳥監督の初期のころの作品でしょうか?
この頃のドキュメンタリーではなくって、物語になっています。

引きこもりの青年たちが出会っていく映画。

地味な感じですけど、誠実な作品だなぁと思ってみていました。

青年が終わりの方に訪れる場所、
宮古島のどこだろうなぁと思ってみていたら
海岸のあの特徴のある石は、きっと伊良部島ですねぇ
わたしは車でぐるりと回っただけだったけど
思えば不思議なところだったよ。ちゅん2と二人で行ったっけねぇ
posted by しろくま at 18:52| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

「祈り〜サムシンググレートとの対話〜」


祈り〜サムシンググレートとの対話〜 --- 白鳥哲/監督 2012 日本

このお正月は本も読みたかったんだけど
白鳥監督の一連の映画が、3が日だけ無料で見られる〜ということで
見まくっておりましたのです

この「祈り」は以前観に行ったことがあるんですけどもね。(そうか。2013年かぁ)
改めて新鮮におもしろかったわ。

でもこの後全部で7つみたので、この映画の詳しいお話はすっかりできなくなってしまいました
今の
コロナ禍のことなんかも思いながら観てました。

どうぞ
機会がありましたら、ご覧ください…
posted by しろくま at 18:41| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2020年12月23日

「博士と狂人」The Professor and the Madman


博士と狂人 −- P. B. シェムラン(ファラド・サフィニア)/監督 イギリス・アイルランド・フランス・アイスランド 2019

今日日中に観れる映画ないかな〜って探したらこれがかかっていまして
行ってきました
新聞の映画評欄は結構読んでるはずなんだけどな
この作品の記事はついぞ見なかった気がするな


行ってよかった

これ名作じゃないですか?

同名の原作があるそうです

Oxford English Dictionaryのーーー構想されてから長年誰も成し遂げられなかったこの大辞典の編集を
ある「権威のない」在野の学者が任され(しかもアイルランド人)
一方で戦争で精神を病み、犯罪を犯して収監されていたアメリカ人軍医が
獄中からこの編纂作業にボランティアで参加し

この二人が出会う。

世間や時代や
Oxfordの権威や
などなどが二人に立ちはだかるのですけれども

それとあの看守さんがいてくれて本当に良かったな


いやー、ショーン・ペン、すごいです。
この人といえばマドンナだったけど(私の中で)
それが全く払拭されてしまった(今更です。ごめんなさい〜)

顎髭を刈り込んで丸顔に見える、メル・ギブソンとの
対比もいいですよね

ビビリの私にとっては結構しんどいシーンもあったんですけど
(違う話ですが私は辛いのもまるでダメなので、ちゅん2に笑われてます)

これは本当に観てよかった。車で帰りながら
私の心に美しいものが溢れてました

一回観ただけでは細かいところがわからないの
登場人物とか
本読むべきか… でも怖い描写とかあるとやだな…

ともあれ
映画は
Must seeと言わせてもらおー (`0´)ノ
posted by しろくま at 19:25| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2020年11月18日

「ウルフウォーカー」WolfWalkers


ウルフウォーカー --- トム・ムーアとロス・スチュアート/監督 アイルランド・ルクセンブルク 2020

もう1週間くらい経ちましたが、神戸で観てきました〜

こないだ観た「ブレッドウィナー」もそうでしたが(同じスタジオが製作したらしいです)
外国のアニメっていいわねぇ。
(「キリク」とか「アズールとアスマール」も好きだったなぁ)

絵が、きれいできれいで、もうオープニングからうっとり。

舞台はアイルランド。
どうも、イングランドからきた領主(Lord Protectorとかいう)が
アイルランド人のいう「ウルフウォーカー」を迷信だ〜!って相手にしていないみたいなのね。

ウルフウォーカーというのは、人間なんだけど
魔力をもってて、睡眠中は体を離れてオオカミの姿になる。
そして、オオカミにしては大きなpackを率いています。

冒頭、主人公の女の子のわがままさと
領主に捕まったウルフウォーカーのお母さんの方が、なんとも弱気な目をするのが気になったけれども
(オオカミは捕まっても毅然としていてほしかった)

とってもおもしろかった。

たぶん、一回観ただけでは気がつかないディテールがたくさんあると思うのよね

もう一度観たい。宝塚でやらないかなぁ


posted by しろくま at 00:06| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2020年11月09日

「僕のワンダフル・ジャーニー」


僕のワンダフル・ジャーニー (原題:A Dog's Journey)--- 2019 アメリカ


amazon primeで観た。
そして今知った。これ続編!

まぁいいか〜

なんというか割合ベタな物語で
まぁ現代風のおとぎ話って感じなんだけど

なんでか心がじーんとするのよね。


犬はやっぱり、人間と違ってまっすぐな生き物だからかもしれないし
去年死んださくらちゃんを思い出してしまうからかもしれない。

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2020年10月29日

「パヴァロッティ 太陽のテノール」


パヴァロッティ 太陽のテノール --- ロン・ハワード/監督 イギリス・アメリカ 2019

評判がよいみたいなので観に行ってきました。
わたしはやっぱり、でも、ストーリーがある映画が好きかも。

なんともチャーミングなおじさん(失礼)、大歌手ルチアーノ・パヴァロッティ。

こういう丸顔の人って常にだれかがまわりにいないと駄目で...
だから
家族と離れて世界中をツアーする生活は、いくら取り巻きをたくさん引き連れての旅でも
さびしかったのでしょうね
若くいつも一緒にいてくれる人を選んでしまったのだわ
(当時のイタリアで離婚というのは本当に大変なことだったようでした)

心に残ったのは

全盛期、オペラを離れいろんなジャンルの歌手と交流し一緒に仕事したり
歌を通じたボランティア活動に没頭したりしたのち
60代になって(だったかどうか...?)またオペラに帰ってきたのですが
そのときの観客が結構批判的だったところ

全盛期の声ではない と

でも
ジャンルを超えた活動の時に親友になったBonoさんが言うのです

様々な経験を経て今の彼にしか出せない声を得たのに
それを分かってもらえないことがくやしい


いつも白いハンカチをもって歌う、その由来のエピソードなどもありました
オペラファンなら、もっとずっと楽しめた映画なんだろうなぁー


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2020年09月30日

「ポルトガル、夏の終わり」


ポルトガル、夏の終わり --- アイラ・サックス/監督 フランス・ポルトガル合作 2019
原題:Frankie

これは観てからもう、1か月近くたってしまった感じですが

主人公は女優で、もう自分の人生が長くないと知り
家族…夫や、子どもたちとその家族や、昔の夫、そして一人だけ心を許してる(でも息子の彼女にしたいと思ってる)友達を招いて
ポルトガルの古都シントラに皆が集まるのですが

だんだんわかってくるのは
相手によって(家族なのに)英語で喋ったりフランス語で喋ったり
そしてちょっとした諍いや思惑のずれの数々……

この主人公の(原題のFrankieは、この女性の名前)
来し方の複雑さ、困難さ(ともちろん、華やかさも)が思われて
それから一母親としての一途さも

もう観た当初の印象は結構薄れてしまったのだけども
鮮やかな色のようなものが
静かに心の中に残っている感じです

ラストシーンが微妙です
(絶妙、という映画評もあるようなんだけどな。ちょっとむずかしいな)
posted by しろくま at 13:14| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

「ビリーブ 未来への大逆転」


ビリーブ 未来への大逆転 --- ミミ・レダー/監督 アメリカ 2018
原題: On the Basis of Sex

おおー。気がついたら、半月もおさかなやを書いていなかった。

これは先週かな?見に行った映画。
地元の男女社会参画センターが企画した上映会でした。(無料)


先月亡くなられた、アメリカの最高裁判事、RGBと呼ばれ国民に愛された
ルース・ギンズバーグの半生を描いた作品です。
ちょうどいま、後継者問題でも政治の都合で何かと話題になっている。

なんとかbergって、ユダヤ系に多い名前よね。
(カニグズバーグもそうだった)

彼女は、半世紀前のアメリカで
ユダヤ系で、女性で、幼い子どもがいる…というハンディを背負って
自身の能力と見識と行動力で社会に自分の居場所をこじ開けて
あの小さい体で
理想と情熱をもって生き、社会にも大きな遺産を残した

圧倒されました

すごい雨の日だったのよね。
観に行ってよかったな

でも苦言。
このタイトルは(っていうか私はいつもいつも映画の翻訳されたタイトルが不満なんやけど)
ないわ〜

原題の on the basis of sex.
劇中でも頻繁に出てきます。
sexという言葉が、生々しいと作中でも秘書から指摘されて、genderにいいかえたりもしてる。

アメリカの法律の条文にも頻繁に出てきていたこのフレーズ。

性別に鑑み
的な意味でしょうかね

彼女はこれを
性別による男女差別を打ち破っていったわけだけれども

この言葉の強さ重さが印象に残るとともに
今の世界では
gender、こちらの言葉の存在感が増しているなとちょっと思いました

posted by しろくま at 13:03| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2020年08月07日

「ストーリー・オブ・マイライフ 私の若草物語」


ストーリー・オブ・マイライフ 私の若草物語 --- グレタ・ガーウィグ/監督 アメリカ 2019

そういえば。

若草物語って、有名すぎて、
子どもの頃読んだきりだから、もしかしたらよくある児童用に書き直した抄訳だったかもしれないね???

って今思いました
だって、結末を覚えていないもの。
私の記憶は、お父さんが帰ってきたところで終わっています

この映画はキャスティングが絶妙じゃないでしょうか

個人的にはエミリーがなかなかいい味出してた。
結婚した後の、(前からその片鱗はあったけど)どっしりした肝っ玉母ちゃんぶりが
ローリーになんてぴったりなの♪って笑ってしまいました


今日観てきたんですけど
帰り道、運転していたら
薄い悲しさというか
喪失感のようなもの
が襲ってきて
自分でも意外で驚いた。

改めて読んでみたい。
posted by しろくま at 22:38| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

「あまくない砂糖の話」


あまくない砂糖の話 --- ディモン・ガモー/監督・出演 オーストラリア 2014

アマゾンprimeで観ました。
ドキュメンタリーで、
監督自ら、一日角砂糖40個の砂糖をとる生活を60日続けてみました、というもの。
すごい量だけどこれはオーストラリア人の一日の平均摂取量なんだとか。
変えたのはこれだけで、一日の摂取カロリーは前と変わらず、
「ローファット」「ヘルシーフード」「ナチュラルフード」的なものを選んで食べるという。

お砂糖。
いろんなものに入ってるっていうことはわかってるけど
含有量を角砂糖に置き換えたポスターも見たことあるけど
思っていたよりもずっとずっとたくさん。

この方が映像記録を撮り続けみせてくれたように
身体にも変化が
そして、精神的な変化もある意味身体以上だった。

アボリジニのコミュニティーでの取り組み
アメリカの現状
なども取材しながら、見えてきたのは

砂糖が担う大きな経済とそのために奪われる健康。
あの手この手で購買をあおり

しかも砂糖には(一説には麻薬より強い)深刻な常習性があって
カロリーは同じでもより体にダメージを与えるのにそのことは一切知られないようにし
御用学者に砂糖の利点を報告させ

「そして中毒や肥満の責任は、消費者に押し付けるのだ」

なんかさ、やめようよ砂糖……

(きっぱり断つ決心をしたとしても摂取量はゼロにはならない)

「必要なのは教育」
というこの人の主張が

コレ砂糖の問題だけじゃないんだな…… と胸に痛いんですけど。
posted by しろくま at 22:19| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2020年08月01日

「ブレッドウィナー(The Breadwinner)」


ブレッドウィナー(The Breadwinner) --- ノラ・トゥーミー/監督 カナダ・アイルランド・ルクセンブルク 2017

昨日観てきました。
ひっさしぶりの、映画だ〜!!
やっぱり空いてました
こんな映画がすいてるなんてpity

カナダの児童文学作家、デボラ・エリスの原作。

舞台はタリバン政権下のアフガニスタン。
主人公は11歳の少女パヴァーナ。
穏やかで優しくて賢明で不遇なお父さんが、タリバンに連行されてしまう。
「女に読み書きを教えたから」の罪(だったかな…)

残されたのは体の弱いお母さんと姉とパヴァーナ(と、赤ちゃんの弟)
男性同伴でないと家から外に出てはいけない国。
買い物にも水汲みにも行けない…

壮絶な不条理、暴力。でも、偏狭な男性至上主義といいますか極度の父権主義といいますか
を笠に着る若者にも
やはり襲い掛かる不条理と暴力。
だれも、幸せではないよね…

あの、タリバンの仲間の、心優しいおじさんは文字が読めなかった。

気になることがたくさんある。

お兄さんはどうして死んだのか。
優しいおじさんはどうなったのか。
友だちの女の子は。

報道では数字になってしまうひとたちにも
大切な人がいて夢があるよね


そして描かれる、
ものがたりの力。


すごいアニメ映画でした。
映像の美しさは「ニジェール物語」をちょっと思い出すね

美しいアフガニスタンがその美しい姿を取り戻しますように

って言い放つとなんだか他人事だわ
わたしにできることは何かないかなぁ

(クリーニングですか?ヒューレン博士〜)
posted by しろくま at 00:09| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2020年05月22日

「アメリ」


アメリ(Le Fabuleux Destin d'Amélie Poulain)--- ジャン=ピエール・ジュネ/監督 2001 フランス

フランス月間(??)第2弾。

前から見たいなーと思ってたアメリ!

出てくる人はみんなヘンな人
(まぁ人間てそんなもんよね)
フランスらしい印象的な色彩(とりわけ、赤とグリーン、あと黒が印象的)
アメリの部屋のかわいいこと。あの動物たち、ゾーヴァよね??

途中までなんかつまんなくてまだ終わんないかな〜〜なんて思いながら観てたけど
そのヘンな人たちへの視線がいちいち温かくて
そして
最後は!
あら。最後まで見たら、なんか幸せ〜じゃないですか

結局、おもしろかった。
パリへ行くことがあったら、やっぱモンマルトルは歩いてみたい。

posted by しろくま at 20:39| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

「奇跡の教室〜受け継ぐものたちへ〜」


奇跡の教室〜受け継ぐものたちへ〜(Les Héritiers) --- マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール/監督 2014 フランス

原題は、後継者、継承者、しっかりと受け継いでいく人たち みたいな意味でしょうかね?

Amazon Primeの映画観放題を、ちゅん2だけに独占させておくのはもったいないー!
ということで
(それにそろそろちゅん2も飽きてきたらしいわ(* ̄m ̄))
フランス語の映画をみたいな〜ということでまずはこれを。

実話がもとになっているらしいですが
この映画の設定にも若干似てて)
ちょっときれいかもってきもしましたけど
結構じーんときました

余談ですが極論するとこっちは女の子のはなし
これは男の子の話。
なんか本もだけど、映画も、boysモノの方が個人的にはおもしろいんだなー)

ともあれ。

あの途中で退席した、にわかイスラム(とか言われてた?)男の子はどうなったんだろう
こういう教育者の方でも
ニッポンみたいに「全員そろって〜!みんなでやろうよ!」と行かないところが
フランスのなんだか集団原理より個を尊重するというか自分の守備範囲を心得ているというか素敵なところ。

現代のフランスの映画、
郊外の貧困層の…って多いね。映画だけ見ててもつたわる、深刻な社会問題なのね。

posted by しろくま at 18:49| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2020年04月20日

「THE CHOICE〜生きるための選択」


THE CHOICE〜生きるための選択 --- 監督:井口昭久、製作:ホリスティックカレッジ オブ ジャパン、制作:風来漢 BURAIKAN
(これたぶん、内容の製作、と映像制作、の違いなんだと思うんですけどどうでしょうか)

内容はここが詳しいです。

昨日まで、ネットで無料で観れたんです(ということを昨日の夜に知った)
で、急いで観た。

trailer観るより本編の方がずっと面白い。
上映の機会がもしあったら、観てください♪

この、白髪の女性、デッキー・フュラー博士っていう方だそうですが
この方20〜30代で3、4回(だったかな?)ガンを発症しているんですってよ
(今は完治完治。緩解でなく完治。お元気。バリバリ。そして、美しい〜)

わたし去年14キロやせたんですけど今年になって、5キロ戻ってしまったの
なぜかな〜〜 って考えてみたらやっぱりさぁ
酵素摂る量が減ってるからだわ。
raw率。(だって去年はほとんど9割とかだったんだもの)

人間って弱い弱い。自分を励ましてあげようっ


(少しだけ追記あり、です)
posted by しろくま at 12:29| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2020年03月08日

「ロングデイズジャーニー この世の涯てへ」


ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ --- ビー・ガン/監督 中国・フランス合作 2018

先週観てきました。
映画館はガラガラ〜で、4人しかいなかった。
3Dの映画らしいですが2Dで観ました。

元からずっと、水の滴る音がしていた

村上春樹の本を読んでいるような感じのする映画

そうそう
ヒロインの女の人が一人二役でしたのね?
わたし、おんなじ人(顔)だと気がつかなかった……


へえー、男の人のなかには、ある意味ずっとお母ちゃんがいるのねぇ、って


不思議な印象を残す映画
だし
いつまでたってもタイトルがちゃんと覚えられないわ
posted by しろくま at 15:29| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2020年02月11日

「男と女 人生最良の日々 Les Plus Belles Années d'une vie」


男と女 人生最良の日々 Les Plus Belles Années d'une vie --- クロード・ルルーシュ/監督 フランス 2019

昨日神戸で観てきました。

1966年の、「男と女」の続編(1986)の続編的な物語だそうで
この印象的なテーマソングは超有名ながら、観たことはないもんで
まったく知らずにどうかな…ともちょこっと思いましたがでも。

なんというか
じんわーり、すてきな映画でしたわ。
実際はほぼ老人ホーム(フランスの老人ホームっておしゃれ。)で会話しているだけなんですけども
昔の映画のシーンがそこここに挿入されて
お話がとんでもなく分厚くなっている。

会話だけでシーンが成立するってこのお二人の演技力のたまものだよね

余談ですがアヌーク・エーメ、お若い頃の美しいこと!
ちゅん2の小さい頃からの「しんゆう」のお母さんに似ているわー♡


人生のおわりに
わたしは誰を思い出すんかな…


なーんて思いながら帰り道電車に乗ってました

「あのとき、君は本当にかわいかった」
あーすてき

(でもこの予告編はちょっとどうかと思う。運命の恋がまた始まる、なんってそんな軽すぎるー)

主題歌Un homme et une femmeの歌詞ここ

Comme nos voix ba da ba da da ba da ba da
Chantent tout bas ba da ba da da ba da ba da
Nos cœurs y voient ba da ba da da ba da ba da
Comme une chance comme un espoir
Comme nos voix ba da ba da da ba da ba da
Nos cœurs y croient ba da ba da da ba da ba da
Encore une fois ba da ba da da ba da ba da
Tout recommence, la vie repart
……
posted by しろくま at 14:21| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

「パラサイト 半地下の家族」


パラサイト 半地下の家族 --- ポン・ジュノ/監督 韓国 2019

あらー。とうとう、アカデミー賞も受賞しちゃったんですねー!

先週、オットと観に行ってきました。
そのときももう、ほぼ満員でした。今日なんて、売り切れてるかもしれませんねぇ...

裏の、裏に、裏があって。
途中のシーンではあの緊張感にいたたまれなくなりましたが
終わってみたら
すごいもん観たなー……

コメディーでありエレジーであるわ。


受賞おめでとうございます
posted by しろくま at 13:58| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2019年12月27日

「ラスト・クリスマス」


ラスト・クリスマス(Last Christmas) --- ポール・フェイグ/監督 アメリカ 2019

昨日はちゅん2はフェスに行ってて遅いしオットも忙しそうで夜誰もいないので〜

夕方から珍しくバスに乗ってぶらぶらして、映画も観てきました

これ、特に深く考えずにチケットかったんですけど(タイトルも忘れてた)

とってもよかった。

舞台はロンドン
主人公はちゃらんぽらんで生活も乱れてる女の子ケイト。
でも、家族がみんな彼女を別の名前で呼ぶのよね?
お母さんは病的な過保護で過干渉で訛りがすごくて
でてくる(相手役の)男の子は人間臭さがなくってなんか天使みたい。
(「ベルリン天使のうた」の、空から降りてきた天使をちょっと思い出すっていうか…)

…… と、思いながら、観ていたら……


!!!

大人同士のひと目惚れあり
臓器の摘出あり
イギリス(だけじゃないか。)が今抱える諸問題あり

でも全篇をWham!の楽曲が彩っていて

なんか涙がにじんでしまった。

大人のおとぎ話って感じでした
posted by しろくま at 13:32| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

「ニジェール物語」@あしやティアフル映画祭


ニジェール物語 --- フクダヒデコ/原作 イヌイマサノリ/絵 神野恵子/ナレーション 西岡眞博/監督 日本 2017

前に行ったのはいつだったかなぁ(2014年でした)
あしやティアフル映画祭、久しぶりに行ってまいりました
やっぱりちびっこばっかりだった…^^ 赤ちゃん連れのお父さんやお母さんもいたりして
わたしはこんな感じで笑ったりおしゃべりしながら観る映画(館)は結構好きです

今年は!
この、「ニジェール物語」がめっちゃよかった。
きれいで。
感動した。

物語ももちろん素敵だったけど
絵が、映像という形になって、光を纏った…発光した色合いがとっても素敵だった。

なんかわたしのなかにまた一つ夢が生まれた。



posted by しろくま at 13:04| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2019年12月19日

「ジョアン・ジルベルトを探して」


ジョアン・ジルベルトを探して /Where are You, Joao Gilberto? --- ジョルジュ・ガショ/監督 スイス・ドイツ・フランス合作 2018


ジョアン・ジルベルトが今年の夏に亡くなりましたよね
わたしは超有名な数曲しか知らないんだけど
冒頭、Desafinadoが流れてきたとき、そのやさしさと繊細さと切なさに泣きたくなった

こんなに(晩年は)人を避けて身を隠して生きた人だったのね

監督自身が、J・ジルベルトの破片をひとつひとつ、拾い集める旅です

いろんな人に会うんだけど、ひとりひとりが少しずつ違うジョアン像をもっていて。


ナレーションはドイツ語で、人々の言葉はフランス語だったりポルトガル語だったり
その混沌とした感じもなんだかパズルのようで。


この本で語られていた、人と人との触れ合いが豊かなブラジル。
と思ったらなんだか切ないような……


結構長い映画でした(2時間)

posted by しろくま at 22:49| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2019年10月25日

「おしえて!ドクター・ルース」


おしえて!ドクター・ルース --- ライアン・ホワイト/監督 アメリカ 2019

観てきたー♪

楽しかった。爽快!

御年91歳、ちっちゃくてエネルギッシュなドクター・ルース・ウェストハイマーが
あんなに明るくて楽しくて
性的に声を上げづらい女性やバイセクシュアルの見方で
すべての人を尊重するのは
ドイツに生まれたユダヤ人として、困難をくぐって生きてきたからなのね。

WW2のあとイスラエルに移住、
ドイツ風だからといって本名も使えなくなって。

「自然にあるものはすべて美しい。汚いものは何一つない」
っていう(正確かどうかわかりませんが)言葉が心に響いた。

観てよかった!

posted by しろくま at 23:50| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2019年10月04日

「蜜蜂と遠雷」


あれ?今日からだったの?(今知った)

読んでとっても面白かったから映画も観よう!!って思っていたんだけど
今朝もうやってるって知って、すぐに席予約して観てきました。

森崎ウィンくんがでてるっていうしさ〜^^ (2012年からちょっぴりファン)

なんかね、よかった。

まずキャストが楽しめた。
栄伝亜夜役の女の子、オタク感がすごくってとってもすてきだった。亜夜役、この子しかいないね!
風間塵くん役の子も、ピュア感がいい〜〜^^ (けど声が意外に低い)
斉藤由貴ちゃんもまあぁ(わたし同い年。)クセのある存在感があって!
森崎ウィンくんもすてきでしたよ!もっと王子感ほしかったな!でもあれ以上だとギャグ映画になっちゃうかな〜
ブルゾンちえみさんも片桐はいりさんも楽しみました^^


なんかさー、最初は曲がききたくって、でもなかなか演奏シーンがないのよね。
きっと後半怒涛の演奏だろうなぁ♪♪と思ってみてました

本当に本当に個人的には…
塵くんの Je te veuxがとっても聴きたかったのでありましたが...


でも
これ観てよかったな!って一番思ったのは
どこのシーンだかもう覚えていないんだけど
マサルと亜夜ちゃんの二人のシーンだったと思うんだけど

魂と魂が惹かれあう。

っていうのを見せてもらったところかな

感動した。


もうこの頃「頭で映画観ない」って決めてるので。


そうそう
(映画の)観客はやけに年齢層が高かったような…^^
posted by しろくま at 19:34| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2019年09月15日

「旅のおわり世界のはじまり」


旅のおわり世界のはじまり --- 黒沢清/監督 日本・ウズベキスタン 2019

個人的に親しみを感じている(そしていつかぜひ訪れてみたい)ウズベキスタンが舞台ということで
波照間に行く前に
とても楽しみに観に行ったのですけど

なんかちっとも面白くなかったわ。ざんねん…
posted by しろくま at 21:46| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2019年07月28日

「天気の子」


天気の子 --- 新海誠/監督 日本 2019

天気の子、観てきました〜!
平日だったけど、映画館満席。すごい人気だねぇー

「君の名は。」と、どうしても比べてしまうけど
前作が何というかダイナミックな設定だったのに対して今度のはそうでもなくて
で、前半は主人公たち少年少女の境遇にどきどき。
後半は一転意外な展開に驚き。まあね、なんでこの少年は家でしたんだろうね?

相変わらず絵がきれいで、雨の表現なんてとても繊細で素敵で
おもしろかったんだけど君の名は。は何回か観たけどこれは一回でいいかなぁ。

倍賞千恵子さんの声の演技が安定のすばらしさです

東京は昔は結構海の底だったんだもの。には結構納得。
そう言えるんだから人間って逞しくて強いね。


千と千尋の神隠しを思い出すシーンとかあったよね?
posted by しろくま at 18:21| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2019年07月14日

「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」


「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」 --- フレデリック・ワイズマン/監督 アメリカ 2017

Ex librisというのは「だれそれの蔵書から」という意味のラテン語で
本の見返し部分に貼り付けられる「蔵書票」のことなんだそうです

ずっと楽しみにしていたので、大阪で上映中のうちにとさっそく行ってきたんですけれども
平日直接行こうとしたら満席売り切れで
席を買えたのが土曜日で(平日に行けなかった。人が多かった)
観る前にLOFTでうっかり香水を試したら(その時はいい匂いと思ったんだけどなぁ)

上映中だんだん気分が悪くなってきて(以上いいわけ〜)

そもそもわたし香水の匂いかぐと頭痛が起きるのよね。

で、半分だけ見て気持ち悪くなって席を立って帰ってきました。
電車の中で吐きそうだった〜〜( ノД`)

映画は、ストーリーがあるものではないのでそう面白くもないのよ。
でも
興味深いのよ。

神戸でやっているうちにもう一回観に行こうかなぁ
(でもたぶんいかないんじゃないかなぁってきがする)

日本の図書館とはあまりに立ち位置が違うのね。

一度行ってみたい。NY公共図書館。
posted by しろくま at 20:40| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2019年06月16日

「12か月の未来図 Les Grands Esprits」


12か月の未来図 Les Grands Esprits --- オリヴィエ・アヤシュ-ヴィダル/監督 フランス 2017

ずっと観たくて、もう終わりかけになってしまって
先週だったか慌てて神戸までレイトショーだけど見に行ってきました

フランス語の授業で最初に習うこのセリフ
いうのねぇ!!!
(っていう妙なところに感動したりして)
"Je m'appelle François Foucault."

なんかさぁ 文科省とか厚労省とかの推薦とかついてるけどもさぁ
こんな教育現場の映画でも日本とフランスとではずいぶんスタンスが違うわよねぇ

最後に、あやうく退学になるところだった男の子とこの先生が二人とも
同じように失恋したばっかりっていう


おもしろかったです。
フランスの学校も結構四角いんだなぁって思ったわ

posted by しろくま at 12:16| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2019年06月03日

"MAMMA MIA ! Here We Go Again"


Mamma Mia! Here We Go Again --- オル・パーカー/監督 アメリカ、2018
これもamazon primeで観たの。

ストーリーらしきものはほとんどなくって、
いろんな人の人生がいくつも出てきてそれが交錯するミュージカル映画

しかも〜

↑のyoutube探してたらようやく知ったんだけど
これって続編なのね!??noooooooooo!!!


ま でも おもしろかったからいっか。

最後にとんでもない大物が出てきて(主人公のおばあちゃんだけどさ)
さらにぱたぱたと伏線が回収されて
爽快でした♪

メリル・ストリープのmanma miaも観るかなぁ〜

posted by しろくま at 23:22| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2019年05月31日

「インターステラー」


インターステラー --- クリストファー・ノーラン/監督 ワーナーブラザーズ、アメリカ、2014

amazonのPrime videoで観た。
劇場公開の時に、ほんとうは観に行きたかったんだけど、行けなくて

おもしろかった!!!!!

最初におばあちゃんが自分の父親について語っているのよね
で若い頃のお父さんが出てくる
昔の話かなって思ったら
この時こそが近未来だとわかる

へー?

ってどんどん引き込まれていって

最後の方ではうぉぉぉぉぉ!!!! ってなる

(* ̄m ̄)

このお父さんが、最初声も低くってぼそぼそ喋ってわかりづらー! なんだけど
どんどん精彩を放っていくのよね
そして一貫している。ぶれない。determined。愛と責任感ゆえに。

個人的にはロボットたちのトークがすき♡でした。
それから

「ユリイカ!!!」
痺れたな〜

すごくおもしろかったです。
interstellar 星々の間…
posted by しろくま at 18:30| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2019年05月21日

「コレット Colette」


日曜日
車を修理に出す間、半日も時間をつぶさないといけなくなって
神戸・元町に出かけました
ちょうど
神戸まつりの日で! 元町あたりは結構歩行者天国になっていて
そこここに派手な衣装の人たちがいらしたり
ファーマーズマーケットが開かれていたり

映画館の前ではストリートジャズをやっていました

素敵だー!

神戸って本当にジャズが似合うね。すっかり楽しくなっちゃった。

さてそれでこの映画を観に行きました

田舎出のコレットが流行作家と結婚して華やかなパリへ出て
夫(この人って作家っていうよりプロデューサーに徹したらよかったのにねぇ)のゴーストライターになり
自分のおかげで夫が富と名声を得ていくなかで
自分を見つめなおし自分のやりたいことを追いかけていくというおはなし

夫は呪詛のような言葉を投げてあくまでも彼女を縛ろうとする
でも
最後は自分の名前で作家として立っていく
「いい人生だったわ もっと早く気づけばよかった」
(みたいな言葉が最後に紹介されていました。 この主人公は実際のフランスの女性作家だそうです)

エンディングは途中で立つこともある私ですけど
この作品は最後明かりがつくまで座っていました

電気がついて立ち上がって会場から出ようとした
まさにその時に心の中に下りてきた言葉がありました
作中印象的な言葉がいくつもあって、この時まではあれこれ覚えていたのだけれど
この下りてきた言葉のインパクトで全部忘れてしまったわ〜

そのとき書き留めなかったので具体的な言葉づかいはもうあいまいなのだけど
これはわたしへの言葉

「だれか」で変わるのではない 本当の自分の人生を



posted by しろくま at 14:24| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2019年04月25日

「女王陛下のお気に入り」


女王陛下のお気に入り(原題:The Favourite) --- ヨルゴス・ランティモス/監督 アイルランド・イギリス・アメリカ合作 2018

(リハビリもだいぶん進んで)今週から運転OKとはなったものの……

そりゃあ車線変更もスムーズだし進入もイイカンジなんだけど

やっぱりカーブとか、曲がり角とか
昨日は細い道で急に猫が目の前を横切ってブレーキ踏んだりしちゃったときなんかは
まだ手が痛くて不安になります

とはいえ、やっぱり車でどこか行きたくって山は今日は雨っぽいし
この映画気になったので思い立ってみてきました


アン女王を囲み、二人の女性が覇と寵愛を争う物語。
なんですけど

なんか救いがないっていうか

観た後、自分の感情を持て余してしまった
苦しいし、切ないし
すごい変な表情をして映写室から出てきたと思う

現実のどうにもならなさや、それに翻弄されてる自分が…
そんな自分に重なって
揺さぶられたような気がするな

これまで、映画っていうとその筋や内容を頭で考えて
腑に落とそうと思っていたような気がするんですよね
考えてみれば

でも
細かい内容はともかくとにかくも感情を動かされる観方って
はじめてかも

それはとても新鮮でありました



posted by しろくま at 16:06| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2019年04月08日

「記者たち 〜衝撃と畏怖の真実〜」


記者たち〜衝撃と畏怖の真実〜 --- ロブ・ライナー/監督 アメリカ、2018

邦題の副題に名残がありますけど
原題は "Shock and Awe" で、これは米軍によるイラク攻撃の作戦名なのだそうです

(operation desert stormだったらなんか覚えてるなー)

アメリカのマスコミがいかにヘタレだったかという内容ですけど
それでもこの人たち(ナイト・リッダー社 The Knight Ridder)がいたんだもの
日本よりもよっぽど骨と手腕があるのでは

って映画ですけどわたし個人的には

この記者お二人の、それぞれパートナーとの生活が、まぶしいな……


昨日車の点検の待ち時間にみてきました
ハーバーランドに寄ってみたら、とってもいい天気で、気持ちよく海辺を歩きだしたのもつかの間
なんだか大きなコスプレイベントやってたよ? 絵を描いた車もいっぱい停まってて
なかなかの賑わいでした

お天気の日にクルーズもいいだろうなぁー

posted by しろくま at 19:55| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2019年01月06日

「ボヘミアン ラプソディー」


ボヘミアン・ラプソディ --- ブライアン・シンガー/監督 ラミ・マレック/主演 英米合作 2018

もう観た〜? って何人もの人に言われて
ようやく
オットと一緒にみてきました
ちょうどいい時間が「胸アツ!応援上映」だったんで割合こわごわとでしたが

フツーの鑑賞回だったわ
最後にちょっと拍手が起きた程度(* ̄m ̄) でも
(観てた人みんな結構な大人ばかりでしたしね)
ライブのシーンはノリノリになっても気兼ねしなくてよくって楽しかった

役者さんがみんなそっくりで驚いた

前評判がよすぎたせいか?映画としては
「そんなにいいかな?」って思っちゃいましたけど
懐かしい名曲の数々、やっぱりQueenいいねー♪

わたしが当時一番好きだった曲はフィーチャされてなかったけどね!

I was Born to Love You
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2018年11月30日

「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」


ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald --- WarnerBrothers, アメリカ・イギリス、2018

映画としてはハリーが主人公のハリー・ポッターシリーズよりも
ファンタビの方がずっと好きなんです
エディ・レッドメインが上手だし〜♪

今回のこれ、初日に早速観に行ったちゅん2が
(そのあと、一緒にレイトショー行ったお友達がうちにお泊り。なかなかエンジョイしてません?受験生)
ママも早く観なよ〜〜〜〜〜〜〜〜
っていうもんですから
よっこらしょっとみに行ってきました。

ハリーのシリーズが始まったころは、ちいさくて、ダークな画面を怖がっていたこともあった
ちゅん2なのにねぇー
大きくなったものです
息子と、ああだこうだ、映画の感想などを話し合うのってなんて楽しい♪

なんですけど
今回のこの「2」は、観ながら、
映像や効果は素晴らしいですけどもね
J.K.ローリングがね
お話がね

なんというか、世界観が浅いというか、イマイチつまらない
(そしてそれだけに豪華な出演者の豪華な演技が滑稽に見えちゃう)のは
もしかしたらこの頃 Earthseaシリーズにまたハマって聴きまくっているからでしょうかね〜

なんかFarthest Shoreのパクリみたいな感じのところもあるしさぁ(気のせい?)


でも続編また観ると思います(* ̄m ̄)
posted by しろくま at 18:31| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2018年10月19日

"I Kill Giants (バーバラと心の巨人)"


I kill Giants (バーバラと心の巨人)--- アンダース・ウォルター/監督 ジョー・ケリー、J.M.ケン・ニイムラ/原作 アメリカ・イギリス・中国・ベルギー/合作 2017

たしか宣伝ウェブサイトには「ファンタジー」って書いてあったような気がしたんですけど
観てみたら(たしかに想像上?のものがビジュアル化されて出てはくるけれども
べつにファンタジーじゃなくない?

最後にやっと秘密がわかって、おおー。って腑に落ちました
それまではただ少女の妄想につきあってる感じ。でも、
切実感はとっても伝わってくる。

お母さんの部屋のベッドが、窓を背にしていたのも
わたし的にはありえねー!って思うんですけどでもこれは
お母さんがドアが開いてバーバラが入ってくるのを見逃したくなかったからだよね。


ところで
原題は I Kill Giants ですが、邦題は「バーバラと心の巨人」となっています。

「〜の〜」みたいな(ジブリっぽい)タイトルの映画の方が人気が出る、って聞いたこともあります。
ほんまか知らんけど。

でも
この映画は"I Kill Giants"っていうタイトルを手放した時点で、
すごく大きくて大切なものを失ったんだなぁと思います

ちなみに原作(邦訳)は "I Kill Giants"(読んでないけど!)

posted by しろくま at 18:51| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2018年09月18日

「AINU ひと」


Ainu ひと --- 溝口尚美/監督 GARA Films Inc., 日本 2018


すてきなお天気でしたねぇー
空は晴れて、涼しくて♪
前売り買って楽しみにしていたのを今日ようやく観に行きました♪

最初の方2016年の台風11号の大雨の中を
儀式を執り行おうとする人たちが映っているんですけど

わたしはその少し後の台風9号の時に(正確には上陸前日)、
ちょうどこの平取にいて(家族旅行です)
二風谷アイヌ文化博物館を隅から隅までなめるようにみて(あ、ちょっと大げさかも)
そのあと萱野茂二風谷アイヌ資料館をこれまたじっくりみて(そのころには雨が降ってきてたな)
上陸した大荒れの日にはもっと南の静内ー浦河の方におりましてん

ニアミス(?っていえる??)やったんでした(儀式、みてみたかったなー…)
(今調べてみたら9号より先に11号が北海道に上陸したようでした。上陸点が二風谷に近かったのは9号でしたけど)

ま、台風のことは本筋ではないのだ。

昭和、平成を生きてきたアイヌの古老4人を追ったドキュメンタリーです

最後に舞台挨拶があって、短い時間だったけど
監督はcommunity film(って言ってたかなぁ)の手法でもって
外の人が撮ったのではない、その土地の人たちが自分たちで撮って自分たちで編集する、
っていう映像の作り方を南米などで実践してこられたそうなんですけど

今回のこの映画は監督撮影監督編集ですけれども
地元のアイヌの方々に寄り添って
そのspiritは生きてる、って感じの映像でした
記録映像としても価値が高いのではないでしょうか

先ごろの地震で萱野茂さんのアイヌ資料館がずいぶん被害を受けられたそうです
ちょっとですけど募金させてもらいました……


また訪れたいなぁ
posted by しろくま at 21:11| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2018年09月11日

"Tully" (「タリーと私の秘密の時間」)


Tully (タリーと私の秘密の時間) --- ジェイソン・ライトマン/監督 ディアブロ・コディ/脚本 シャーリーズ・セロン、マッケンジー・ディヴィス/出演 アメリカ 2018

今日やっと観れた。あと2日で終わりだったー

とってもよかった♪
想像してた話の流れとは全然違ったけど
最後の最後に大サプライズ!!w(*゚o゚*)w うっひょ〜〜〜
すごいすごい。タリーって、タリーって!!え???!!!

女優さんたち二人もとっても素敵だったなぁー

なんかね
映画の後(お習字に行かないといけなかったのだ)急いでスーパーでお買い物してたら
そこは映画館の下にある、いつも行くところとは違う、大きなスーパーなんですけど
お惣菜とかお弁当のコーナーがすごい充実ぶりでね
なんかすごいわーここ!!って思ってね
うんと幸せな気持ちになった。顔がひとりでににこにこしちゃった。
あの映画の後だからだと思う

ほらやっぱりこういうのが幸せなんじゃん
とか、って考えたりしちゃってるわけじゃないのよ。
考えながら見たりする映画じゃないのよ。(いや少なくとも私には)
でも、観終わったら幸せ。

なんかそんな不思議な映画。

人生ってやっぱりいいもんだなぁ、って、思えるからかなぁ(と、今考えてる)



そうそう、途中でyou don't have to apologize, って(だっけか)言われるシーンがあるんですけど
全然関係ないんですけど
大坂なおみちゃんの先日のUSオープンの表彰式を思いだしちゃったわ。


観客ひどくない?
なおみちゃんが不憫で、切なくなって見ながら泣いてしまったわ。

これしかるべきところから抗議トカできないのかしらね。
それにしても日本のマスコミの(レポーターも。ニュース番組も。)ひどいこと


ともかく映画はとても素敵でした
こういうのを観たい


posted by しろくま at 21:49| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2018年09月04日

「ゲンボとタシの夢見るブータン」


ゲンボとタシの夢見るブータン --- アルム・バッタライ、ドロッチャ・ズルボー/監督 ブータン・ハンガリー合作 2018

先週観に行ってきました。
ブータン人の監督の映画!
綺麗で穏やかな映像。
子どもを思う旧世代のお父さんと、急速な近代化のただなかにいる子どもたち。
社会システムは昔のまんまなのに、子どもたちはyoutubeをみてfacebookで交流してて。

わたしはこのお父さんの世代だけど
息子のハハとして(なのか)つい子ども世代に感情移入してしまったわ。


淡々としたペースにちょっと居眠りしてしまいました…(^^;


posted by しろくま at 11:32| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2018年08月17日

オットと映画★2本


ミッション: インポッシブル フォールアウト 2018


オーシャンズ8 2018

このお盆休みは娯楽大作が目白押し!?
(なんてありきたりなキャッチコピーみたいですが)
オットがこういうの大好きなの。とくにM:Iなんてさー
もう公開前からわくわくしちゃってさー
(* ̄m ̄)

で、2本見てまいりました

M:Iは展開が早すぎてちょっとついていけなかったかも。
で、心臓に悪い(^^;

Ocean'sはなんだか最初の方、これも心臓に悪くって
コソ泥のおはなし別にみたくないんだけどー…(-ε-)
なんて思いながら座っておりましたが

最後のほうスカッとした!!(* ̄m ̄)うひひ



この夏は、あと、未来のミライが、ちょっと観たい。
詩季織々もおもしろそう。アニメばっかり〜
posted by しろくま at 19:52| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2018年06月22日

「ワンダー 君は太陽」


ワンダー 君は太陽 --- スティーブン・チョボスキー/監督 アメリカ 2017

R.J.パラシオ原作 "Wonder" の映画化です
公開を楽しみにしていました〜

最初のうち、原作にはない、映画独自のアレンジがあちこちにあって
わくわく楽しく観ていましたけど
だんだんなんだか味気なくつまんなくなってしまったのは
原作にとても忠実というかなんとか並べて消化しようという感じっていうか
原作の枠から外に出ていないからかな

あのー
小説の映画化作品って
これはわたしの意見なんですけど
なんていうか、小説と違うことをしてほしいんですよね
小説で書きたかったことを、そのエッセンスを、表現できればいいじゃぁないですか
だって小説に忠実に映画化できるわけがないんだもの

ハリーポッターあたりがとても顕著でしたけれども
作家の意向に気をつかいすぎるんじゃーないでしょうか(と、想像しておりますがハテどうなんだか)

とはいえ
役者さんたちがとても素敵でした
ジュリアロバーツはさすがっていうかだし
オギー役の子は声がすごくかわいいし
オギーのお姉さんヴィアちゃんはほらーあの子に似てるよねーあれー
って結局最後まで名前がでてこずそのことばっかり上映中考えてしまった(スミマセンちょっと大げさデス)
そう! スザンナちゃんに似てない?

ブラウン先生とジャスティン役の子はとってもかっこいい。
トゥシュマン先生も含めて、このあたりは小説のイメージとはずいぶん違ってうれしいキャスティングでした

それはそうと
やっぱり、"Dude, "とか"Mrs. P!" とかのフンイキを訳さないのねぇ
なんといいますか、オギーの家庭ではたぶん使わない(いや、あのパパなら使ってたかも?)こんな言葉が
飛び交うところにいるオギー、っていうのが、その
わたし的にはぐっとくるポイントだったりするんですけどもね(母だから♪)

(まぁでも、あとで気がついたんだけど
そういう空気感は、あのしつこいゲップのシーンで… 表現されていると思っていいかもしれないね)


もっかい小説読みたくなったなー
わたしはこっちもとっても好きよ
posted by しろくま at 22:20| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2018年06月05日

「犬ヶ島」


犬ヶ島 --- ウェス・アンダーソン/監督 アメリカ・ドイツ 2018

この監督の映画はそういえばたまーに観るんだけれども(これこれ
なんだかなんともいえないもやもや感というか粘着感というか引っかかり感があるのよね

今回は舞台は仮想(あくまでも!)日本のメガ崎市
冒頭から太鼓の演奏が始まったり
神主さんらしき人が神社らしきところで鐘をついていたりと
なんともいえない微妙なズレ感があってそれも妙にシニカルなんですけれども
まぁそれにしてもビジュアルの美しいこと。

そうよ。政治家って、こういうもんよ。振り回されてる私たちは、すっかりこんな体たらくよ。

そうそう、主人公のアタリ少年
わたしがアメリカにいた頃、(大昔)
「アタリ」っていう名前のTVゲームだか何だかがすごい人気だったわよ
(よく、「アタリって日本語でどういう意味ー?って聞かれたもんでしたわ)

あと、そうだった、字幕以外に文字がちょこちょこ(しかも小さく!!)書いてあったりして
それがすごーく面白そうなので
わたしはメガネを持っていかなかったことを後悔いたしました。


唯一叫びたいことはこれです

柴犬を出してーーーーー!!!!


↓これめっちゃかわいい
posted by しろくま at 09:42| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2018年05月05日

「ワンダーストラック」


ワンダーストラック Wonderstruck --- ブライアン・セルズニック/原作 トッド・ヘインズ/監督 アメリカ 2017

ずいぶん前になってしまったんだけど、この映画見てきました
観るまで知らなかったんだけど
「ヒューゴの不思議な発明」と同じ原作者なんですねー

どちらも
両親を亡くした男の子と
公共の建物の中のひみつの隠れ場
がでてくるんだけども
(こちらは自然史博物館。「クローディアの秘密」みたいだね!)

「ヒューゴの…」はファンタジーだったから、もっと豪華絢爛で
映像的には見ごたえがあったかも

二人暮らしの母を亡くした主人公の男の子が、
雷に打たれて(thunderstruck)
お父さんを捜しに出かけるんだけれども
その遺品というか手掛かりの本(wonderstruck)を辿っていくなかで
友だちに出会い、実のおばあさんとその過去に出会い…

わたしは、この少年(ベン)のであったもう一人の少年(ジェイミー)の境遇と感情に
心を掴まれたというか大変切なかったです

ミネソタ!の狼!がでてきたり(ミネソタはわたしの第3くらいの故郷)
ホーボーケン って地名がでてきたり(ペンギンズみたい…)
細部もちょいちょい楽しめました

posted by しろくま at 23:01| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2018年03月09日

「The Reading リーディング」


The Reading リーディング --- 白鳥哲/監督 日本 2018

やっと都合がついて観に行ってきました〜♪
シアターセブンで、あんなに人がいるの初めて見た。立ち見が出る程ではなかったけど
なんだか遠方から(これを観にかどうかはわかりませんが)スーツケース転がして来られてる方とか
ちょっとびっくり……

エドガー・ケイシーについての映画です。
前半は、ガンや、アトピーや乾癬や、子宮筋腫や…… を改善させたケイシー独特の治療のはなし。
後半は、(ケイシー本人も実は驚いたという)病や恐怖症など、様々な症状となって表れている現世の障害が
ときに前世の経験とカルマに端を発しているという話。
(映画について詳しくはこちらをご覧ください)

観ながら
やっぱり、真面目にひまし油湿布やろう……(て、うちに眠っている材料のことを思い出してた)

最後の方はとうとう我慢できなくなって映画館の暗がりでメモったもんね
心に響いたところだけ。

カルマは記憶…… 自分の記憶。人と人(私と誰か)との間にではなく、自分の中にある。
だから、自分だけが変えていけるんだなぁ

記憶の、レベルを上げる。方法は3つあって、「許し」「理解」「愛」で。

その時、カルマは恩寵(grace)の中に消えていく。


これね、わたしも経験があります。わたしの場合、「理解」が多い。
あ!なくなった!って、感覚があります。
(いつもじゃないとは思うけど)

これが、law of grace.
"I moved through carma into grace."
って、おっしゃってました。

ずっとそこに固執していると、たとえば、身体的に痛みがあったりする。
それを、graceへとステージを上げていく。

与えることで与えられる。

「自分の足を引っ張っている人を、見てみたら、自分だった」


あと、ケイシー関係の本はちょいちょいとは読んでいる私ですけど
(冊数は大したことない)
今回初めて聞いた、おもしろいことがありました。

わたしたちは、star-being. 天体celestial objects とつながっている。
どんな人生を生きるか、が、地球に影響を与える。


意識を高めると、地球や、ほかの天体もよくなっていく……

意識を高めること。
if you grasp who you really are,

…… あぁこの後がもうすでにわかんない……
でも、
だいじなことなんだな。
自分を知る。

そういえば
ちょこちょこと、すこしずつ、自分のことを再発見してる毎日だよね


神の内に、自分を手放して
祝福の水路になる。


つまり、今自分の思っている自分に固執しないで
手放す
でも、そこいらで手放すと無防備で危ないから
神の内で手放す
すると、安心して自分をぽっかりと空虚にできる
(そこに悪いものが入り込んだりする心配がない)

そのあいたところに、いれるものは
「今わたしに望まれたものは何か」と考えて、それを生きるようにする。

それが、コツなのだそうです……



不思議なことに観ていると途中でだんだん調子が悪くなってきた。
空気が悪かったのかもしれないけどさぁ 
帰りに寄り道しようと思ってたんだけど、頭が痛くなってきたので
家に直行して
寝ました

昼寝から覚めたらスッキリ

今日は不思議な日だったような。
posted by しろくま at 22:23| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2018年03月02日

「シェイプ オブ ウォーター/The Shape of Water」


シェイプ オブ ウォーター --- ギレルモ・デル・トロ/監督、アメリカ、2017

昨日久しぶりにふと時間が空いて
久しぶり〜!に映画みに行ってきましたっ♪♪

何やってるかな〜って検索したらこれが気になって
でも
Rated Rだったので、ちょっと逡巡しましたが
(先日のこれが結構バイオレンスだったので…PGなのに…、ちょっとコワくなってた)
結構どきどきしたけど、暴力は↑ほどひどくはなくてよかったな…

でも映画館への道中事故があったのかすごく渋滞してたりして結局
最初の5分見逃してさー!(痛恨)


これ、よかったです
冷戦時代
政府の研究所で掃除婦として働いている発声のできない女性と
アマゾンで捕獲されてきた(現地では神として信仰されていた)人間型の生物とが心を通わせるという
大人の童話みたいな、設定とストーリーですけど

人物造形も設定も舞台装置も絶妙で切なさも毒もユーモアもあって
あとからじわじわきてます


主人公のイライザは川のほとりに捨てられてたわけだし
あの傷…結局左右にあったのね…が、〇〇になるわけだし(せめてここだけは伏せとく)
一瞬であの…未知の生物…と心が通ったってあたりも
もしかすると
もともと水の民との混血とかだったのかもねぇ(なんておもったり)

あの悪役感たっぷりの元(?)軍人さんも
白人男性(アメリカのヒエラルキーのトップとして)の傲慢さが描かれているけれども
あそこまでになるには結構な心の痛みを経験してるんじゃないかなぁなんて(後で)思ったり

個人的に好きだったのは、主人公の同居人(男性でゲイで時代に取り残されようとしていた画家)が
このアマゾンから来た生物を見て、怖がるのではなくて
「美しい……」って言ったところかなぁ
あんなに水があふれてるのに事情を察してそっとドアを閉めたところもすてきでした

そうそう主演の女優さんは「ブルー・ジャスミン」に出てた人だねぇ

黒人の親友の女性は「ヘルプ」とか「ギフテッド」「ドリーム」とかでにもでてらしたっけね
この人(オクタビア・スペンサー)だいすき

あーやっぱりさいしょからみたかったわぁ
posted by しろくま at 23:18| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年12月29日

「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」


マイケル・ムーアの世界侵略のススメ --- マイケル・ムーア/監督 アメリカ 2015

今youtubeでもamazonでも観れるのねぇ〜
ともあれ
DVDも安かったので買ってあって、先日ようやく観れました

おもしろい。おもしろかった。
タイトルじゃよくわかんないけど要するに
アメリカに必要と思われるいいアイディアや取り組みを、
各国に行ったマイケル・ムーアが話を聞いて、
「これもーらい!!」って“強奪”してくるってわけです
(だから「世界侵略」( ̄m ̄〃))


たくさんの国が出てきますが

やっぱり印象的なのは
フィンランドの教育や
ポルトガルの薬物対策
ノルウェイの刑務所なんてのも おおー!でした

どの国も、最初からこうだったわけではなくて
国をよくしようと考えて知恵を絞って努力した結果だった。

でもね。
一番心に響いたのは
アイスランドの女性経営者の最後の言葉だったわ

わたしは、たとえお金をもらっても、アメリカに住むのはまっぴらです。
あんなに困っている人がいて、家のない人、病院に行けない人、教育を受けられない子ども達…
がいるのに、家に帰って幸せな気持ちになるなんてありえない

(みたいなことをおっしゃっていました)
監督ちょっとたじたじになっていた。


ここでみれるかな?(観れませんでした)



日本でも
できるんじゃない?
posted by しろくま at 18:29| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年12月09日

"Hidden Figures" (「ドリーム」)


「ドリーム」(原題"Hidden Figures") --- セオドア・メルフィ/監督 20世紀FOX アメリカ 2016

やーっと観れた♪♪♪(って先週ですけど)
でも出がけに乗馬クラブに忘れ物(大根)取りに行ってて最初の5分見損なった。

60年代初め、まだアメリカ社会に白人用/カラード用の、区別があったころが舞台。

非白人だけでなく、女性は男性よりも劣ったものとフツーに考えられていたのねぇ。
segregationあるところに、つまらない矮小な上下意識もあるもんだわ。
まぁ小さいケージで動物を飼うようなものか...

そんな例にもれず舞台はNASAで、その中で奮闘する能力ある黒人女性3人が主人公。
いわれのない冷たい視線と仕打ちにめげず、一生懸命働いているんだけど
途中1回キレるんだわ。

カラード用女性トイレまで、1/2マイルも走らなきゃならないのよ!!!

って叫ぶキャサリンに、もう涙がでて。

いい映画でした
おもしろかった。
気に入らないのは(いつもこぼしておりますが)邦題くらいかな。なによ?ドリームって??
夢は叶う、とでもいいたいのかしらね?

そうそう
「ヘルプ」に出てたミニーがでてた。この人も、いいわぁ。




うーん やっぱり最初の5分見逃したくなかったな……
posted by しろくま at 14:45| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年11月17日

「ノクターナル・アニマルズ」


Nocturnal Animals --- トム・フォード/監督 アメリカ 2016

昨日神戸までおはなし会を聞きに行って
そのあと、映画でも観たい〜〜と思って検索したらこれがかかっていて
観てきましたが

う。わたし、コワイ系の映画ダメなんでした……

結構なバイオレンス度のシーンが多々あり気分が悪くなりそうでしたが
あまりにひどいのでそのうち感覚がマヒしてくるのかなんだか
ファンタジーのようにも思えてきて

主人公の現在の生活と、主人公が読んでいる元夫による小説の中の世界とが
不思議に絡み合ってだんだんよくわからなくなってきて

キーワードの一つは「弱さ」
なんですけど

そうそう、それにね、
(登場人物に)あんた弱いくせになんで夜行くのよ!朝まで待ちなさいよ!!(わたしの心の声)
でもまぁ、そういう映画なんだよね…

weak.

なんだかさ
そういえば、わたしのなかの弱さ、について
このごろ気づくというか思うことが結構あるのよね


観た後考え込む映画でありました



posted by しろくま at 13:47| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年10月03日

「コスタリカの奇跡〜積極的平和国家の作り方〜」


コスタリカの奇跡〜積極的平和国家の作り方〜 --- マシュー・エディー、マイケル・ドレリング/監督 アメリカ、コスタリカ 2016

コスタリカといえば。
Connection Practiceが生まれた国。(開発者はアメリカ人だけど)

なにより
憲法で軍隊と戦争を(永久に?)放棄、として知られる国。
この映画を観ると、民兵は招集できるみたいだし、1948年に軍隊を放棄してからも
何度も…(アメリカの圧力で)すわ再軍備か!?みたいな危機はあったみたいですけれども

国民がそれに反対し、(一度は為政者相手に裁判まで起こしてる)
あるいは傑出した大統領が国際法を信頼し世界中を味方につけて抵抗し
軍備ゼロを守ってきた国。

詳しくは映画見てね。映画に行けなくても、HP読んでね。

痺れたのは
最初に軍隊放棄宣言をした大統領フィゲーレス(国民から親しみを込めてドン・ペペと呼ばれてる)が
ニカラグア(だったか…??)国境で暗殺されそうになってその後に(相手の元首に向けて)語った言葉
"Grow up."


もちろんさ。
日本と比べて違うところはあるけどそんなこと些細なことさ。

しみじみ思ったのは
本当にその国のことを考えている、いい政治家がいて
それだけじゃなくて
国民自体が、勇気があって、自分のアタマで考えられる知性があってそしてある意味楽天的
(人間に対する信頼があるっていうかなぁ)
っていううらやましい条件が整っての軍隊放棄なんだな。

それに
放棄することよりもその体制を続けていくことの方が知恵と忍耐が必要なんだな


なんともうらやましい。

さすが
自分や相手との「対話」メソッドであるConnectionPracticeが生まれた(そして取り入れている)国コスタリカだなーと思わざるをえないです


ところで日本は……


posted by しろくま at 19:15| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年09月26日

「 DANCER セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」


ダンサー セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣 --- スティーブン・カンター/監督、アメリカ、2016

大好きなピピアめふがリニューアルしたというので、
行きたいなーって思っていたらちょうどこれ(行きたいなーって思ってた映画)が〜♪

さっそく出かけてきました。これ以上ないくらいの美しい秋の午後でしたが
(本当は室内にいるのはもったいなかったけどね)
映画もとても美しかったのでよしとしましょう(映画館は、座席が新しくなっていました)

オリジナルのタイトルは DANCER なのよね
優雅な野獣、っていうのは作中のインタビューで出てくる言葉で
イギリスのロイヤルバレエ団の先生たちが、たぐいまれな才能を持つ生徒である彼のことをこう呼んでいたとかっていう友人の証言にでてきますが

これを邦題にしたか〜!
なるほどーって気もするけど、余計な色を付けたような気もするな。

わたしバレエのことはほとんど知らないのですけど(舞台を見たこともないし。あ、一回だけあった)
でも
この人は、この人の動きや、表情や、は… ホント魅力的!!

彼が、生まれたときからどう育ったか、家族のこと、学校のこと…
を丁寧に追ったドキュメンタリーです

心優しい普通の少年が、普通でない才能をもってしまって普通でない努力をしてしまったために
苦悩する…

このyoutubeの動画の、1:39の笑顔、
(たしか)思い切って、イギリスにオーディションを受けに行く機内で
隣に座っているお母さんに向けられた笑顔ね。これが、なんとも、胸をうちます
(どうやっても母目線で観てしまうのであります)

そうそう
「ミッション・インポッシブル」を観た後は、あのスパイ的な挙動がうつってしまう私です
この映画の後も(地下のコープに買い物に行ったんだけど…)
妙に背筋を伸ばして胸を張った歩き方になってしまっているのでありました。ぷぷぷ。

posted by しろくま at 19:06| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年09月12日

「関ケ原」


関ケ原 --- 原田眞人/監督 司馬遼太郎/原作 日本 2017

いやーこっちの方を先にみたんですけど
次の日に観に行った「さとにきたらええやん」がすごくよくてこっちの印象が薄れてしまいました

岡田くんファンなんですが
島左近役の平岳大さんが迫力あってすごかったなー

あの
丁度行けた時間が、「日本語字幕付き」の回だったの
心なしかお客さん少な目?だったんですが
字幕邪魔だけどね
でも、そう歴史に詳しくもないわたしにはとっても助かったっていうか
わかりやすかったです(字幕ありがとう!)

あと
ちょいちょい姫路城が出てきた… 搦手門とか、腹切丸とか。
馬から斧とか投げて的に当ててた(すごい!!)のは、下賀茂神社の流鏑馬の道かなぁ

鯨波。母衣。
志村ふくみさんが、母衣のことをなんだか書いてらしたっけなぁ…

そーゆーのもおもしろかったです

posted by しろくま at 18:13| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

「さとにきたらええやん」


「さとにきたらええやん」 --- 重江良樹/監督 ノンデライコ 2015 日本

確か去年映画館でやっていて観に行きたかったんだけども
そのときは予定が合わなくて

それがなんとー
ちゅん2がお世話になっていた(昔ね…)保育園で自主上映してくださるというので
喜んで行ってきました
(会場間違えて焦ったけどさ〜 間に合った!)

ええとー
これはドキュメンタリーです(「みんなの学校」みたいな。)

大阪の釜ヶ崎(ドヤで有名なところ)にある「こどもの里」っていう、
保育園でもないし
なんなんだろう
こどもならだれでも、きていいよ、泊まってもいいよ、お金はいらないよ、
っていう場所

そこに顔を出すいろんな子がみんな主人公。
ちっちゃい子、中学を出る子、高校卒業とともにさとも卒業していく子、
さとにくる子どもたちのお母さん。

みんな一生懸命でみんな素敵。

「さと」代表の女性、愛称「でめきん」
子どもたちが私の人生を変えてくれたねん、っていうみんなのすごいお母さん。
そのでめきんが、脳溢血で倒れて……


ところどころに挟まれる、こどもたちと地元のおっちゃんたちとの触れ合い。
運動会や夜回り。
スタッフもすごいー

こんなところがあるんやぁ
出てくるみんながいとおしくなって、応援団に入ってしまった感じ

なんかすごく胸があったかくなって
それからとっても切なくなって
すごくパワーをもらったかんじ。

挿入歌はあったかい関西弁のラップ。
disるんじゃなくって、応援して心をあっためてくれる。
いいなぁー
ラッパーはSHINGO★西成さん、ってひとですが、ちょこっと映画にも登場してて
声が、いいんだねー。やっぱり歌手っていうか、普通の人とは違う声でした。


ええ映画やった! とってもおすすめ
posted by しろくま at 17:45| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年08月21日

"Gifted"


Gifted --- Marc Webb/director, USA, 2017

帰りの飛行機の中で(行きは夜だったので爆睡していました)
これと、もうひとつ「海賊と呼ばれた男」を観た。

英語で観てみよう〜^^ と思ったけど、ううむ、やはり
字幕でもないとちっともわからないのでありました。で
英語字幕がなかったため(たしか日本語字幕もなかったのでは…)日本語の吹き替え(だったのではないかな…もう記憶が遠くなっておりますが)で観ました。
残念。オリジナルの音を聞くのが好きなんだけど。


ともあれ
天才的数学者の娘として生まれた、信じがたいっていうかわかりやすいっていうか、っていうくらいに
数学の能力の高い小学校1年生の女の子が主人公。
gifted:天賦の才能をもつ っていう意味。

この子のお母さんは、やっぱり数学者だった母親に人生をコントロールされて
(要は英才教育による数学漬けの、他人から目標を与えられた人生ね)
結局娘を生んで、弟だけに遺言を残して、亡くなってしまったので
その弟が女の子を育てているんですけど…


だれもが健康な当たり前の人生を生きて
周りの人とのかかわりの中で
人間としての自分を楽しむ必要がある、って

ほほえましいながらも結構怖い映画だった。

posted by しろくま at 11:04| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年08月01日

「忍びの国」


忍びの国 --- 大野智/主演 中村義洋/監督 東宝、2017

もうこの時期の日本は熱帯(以上に暑いんじゃ…)ですから
日中は活動を控えるのがよろしいかと

この映画、最寄りの映画館では朝の9時半と夕方6時半からとだったので
今日は特に決まった予定がなかったこともあり
朝行こうと思ったんだけどあまりの暑さに挫折

それではとさくらちゃんのシャンプーをしようとしてこれまた挫折
(危険を察知したのか近寄ってこないどころか手の届かないところに入り込んで寝ていたわ)

あーあ
暑いし何にもうまくいかないし(大げさ)そのほかにも細々したことがあってなんだかブルーになっておりましたが
一念発起して涼しくなりかけた夕方に出かけて見にいきました

この映画はももぞうさんのおすすめ♪
忍者映画は「梟の森」以来(っていつやねん……)
でも、この原作者の「のぼうの城」は観に行ってたわ。そういえば。

オープニングから、「わーお、コミックだわ」って思いながら観てまして

中盤以降はおおむね、サラリーマンの戯画って雰囲気でしたが

もうちょっとスケールは大きめだったかも
(個人的には、あの現代人に一瞬かぶるシーンはいいような余分なような……)


おもしろかったです
忍者モノにつきもののむごいシーンも最低限で(?)

伊勢谷友介氏が徹頭徹尾カッコよかった(叫ぶシーン以外)

なにより
若干下がり気味だった気分がすっかりよくなりました

原作読んでみよー!(* ̄0 ̄)/

ももぞうさんご紹介ありがとうございまーす♪

帰宅したら風がもうずいぶん涼しくて心地よかったです
(やっぱ活動は日が沈んでからよ……)
posted by しろくま at 21:55| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年07月27日

「パイレーツ・オブ・カリビアン X 最後の海賊」


パイレーツ・オブ・カリビアン 5 最後の海賊

みたわ〜〜
豪華で楽しい映画だったわ〜

でも
わざわざ観に行くほどでもなかったわ〜〜

前はもうちょっと面白かったような気がするんだけどなぁ?

それにしても
キーラ・ナイトレイはきれいねぇ〜〜〜(*´ー`*)

posted by しろくま at 12:59| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年07月13日

「ハクソー・リッジ / Hacksaw Ridge」


ハクソー・リッジ --- メル・ギブソン/監督 アメリカ 2016

今日思い立って観てきました

しょっぱなから戦闘シーンがえげつないです
気持ち悪くて吐きそうになります
醜くグロテスクなものを醜くグロテスクに描いているのだと思います

ハクソー・リッジっていうのは、のこぎりのように切り立った崖、という意味で
沖縄の地上戦が最も激しかったといわれる前田高地の崖のことだそうです

主人公はアメリカのごく普通の素朴な青年で
生い立ちなどから敬虔なキリスト教徒に育ち、そして
銃を持たない、と神と約束しています

でも志願して第2次世界大戦の戦場に行きます

訓練中、ひとりだけ頑なに銃をもとうとしない彼は(当時よ……)
同僚にも上官にも憎まれ激しい暴力も受けるし軍法会議には掛けられるし……

「先の戦争」に従軍して心に傷を負ったお父さんが
息子を救うために忌まわしい(だろう)昔の軍服を着て駐屯地に向かうところ
には大変ぐっとくるものがあったし

なにより
激しい戦闘でどんどん傷つけられ苦しみ死んでいく若者たちが
だれもかれもどこかの母親の大事な大事な息子……
と思うと
苦しくてたまらない映画です
観た後しばらく心が不安定になります


むごたらしい戦闘シーンが延々と描かれるこの映画は
やっぱり反戦映画なんだと思う


舞台になった浦添市がこの映画に関してHPで資料などを公開しています


命を落としたたくさんの人たち(軍人だけでなく一般人も)に報いることは
決して戦争を起こさないことだと思う
わたしたちの息子は
いいえ、だれの息子も
絶対に絶対にこんな所へは送らない。

しんどい映画ですがおすすめします
主人公は実在の人物です

posted by しろくま at 21:16| Comment(4) | たまに観る映画のはなし

2017年07月10日

「美女と野獣」


美女と野獣(実写版) --- ビル・コンドン/監督 ディズニー アメリカ 2017

土曜日にちゅん2の高校の文化祭のステージをオットと一緒に観に行って
そのあとふたりでこの映画を観てきました
オットがぜひ観たいと申しまして…(* ̄m ̄)

わたしも、コーラスで「美女と野獣」を練習しているので
やっぱ見ておいた方がいいよねって思ったんだけど

最初ちょっと退屈で眠たくなってしまった〜
(オットは最後目を拭いてましたけどね)

キャラクターは面白いし
英語で聞いてると、ちょいちょい面白いこと言ってましたけど
日本語字幕には反映されてなくってもったいなかったね

ガストンのことをベルが"brainless"って罵ってたり
ガストンの親友役のぽっちゃりした子がガストンに
「お前、ホントに、 do you really marry into this family ??」ってあきれてたり
Mr.ハープシコードが 自分の鍵盤は歯なんだーって言ってたり
(この人、人間に戻ったときも歯がところどころ欠けてたので余計おかしかった)
それにちょいちょいフランス語が出てきたりで

歌はさすが素敵でした

ですが
この主題歌↓より

(Ariana Grandeなのねぇ。きれいねえー!)

もしかしたらこっちの方が好きかなぁ

Peabo Bryson、今年の4月に奈良の、東大寺の前でコンサートがあって
(桜がきれいで、素敵でしたよ〜〜)
この人が最後に出てきて歌ってくれたんだけど
もうびっくりするほど素敵な声だった(他の日本の歌手のみなさんがみんな吹き飛んでしまいました)

というわけで
ストーリーは大して面白くはなかったけどとっても楽しめました
(けど考えてみれば、ミュージカルってそういうものかも。)

La-La Land のMia役と同時にオファーが来て、Emma Watsonちゃんはこっちを選んだらしいよって
(噂で)聞いたけど
MiaはEmma Stoneでよかったんじゃないの〜

posted by しろくま at 00:48| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年07月04日

「サクロモンテの丘〜ロマの洞窟フラメンコ〜」


サクロモンテの丘〜ロマの洞窟フラメンコ〜 チュス・グティエレス/監督 スペイン 2014

日曜日にふらふらと(神戸)元町をあるいていて(まぁ買い物に行ったんだけど)
あんまり暑いので用事が済んだら映画館でまったりしようと思って
丁度これがかかっていたので入ってみました。

最初の半分くらいは寝てしまった。

ずーーーーっと、フラメンコの踊り手や楽手のみなさんのインタビューと踊りの場面が
延々とつながっている構成。

だから後半しか内容はわかってないんだけど

素敵でした
エネルギッシュな動き、独特なリズム(手拍子!!!)、発声、
それからみなさんのなんといいますか自由奔放な生きざま。

結婚したら夫に反対されて(踊りを)辞めなきゃいけなかった…とか(でも息子さんが踊り手になった)
洞窟に穿っていた家屋が水害で流されて一体が全滅して…とか
そもそも貧しくて、おなかが空いて、でもいつも踊りがあって… とか


すごい力強い映像だった。魂の。フラメンコの。


台風通り過ぎたみたいですねぇ
今、虹が出ています
rainbow3.jpg
posted by しろくま at 18:20| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年06月09日

「湾生回家」


湾生回家 --- ホァン・ミンチェン/監督 田澤文化有限公司(台湾)2015

梅雨に入ったというのに、今日は本当に爽やかなきもちのいいお天気でした
この映画、今日で最終なので宝塚まで(いつものシネピピア)車を飛ばしていってきました
これまでで一番混んでた……


台湾って、一度しか行ったことない(しかも弾丸)ですけど(この写真撮った)
とても心惹かれる、好きなところ。
食べ物はおいしいし
人はやさしいし
大都市(台北)であんなにあったかいなら、田舎はどんなんだろう(と、思っちゃう)

あと
顔も何となく親近感が…
(うちのオットは韓国寄りの風貌だけど、わたしは自分では台湾だと思うな)←と、勝手に思っています

この映画は、台湾で評判になったドキュメンタリーだそうで
50年間の日本統治時代に台湾で生まれた日本人 のことを「湾生」と呼ぶんだそうです

敗戦で、たくさんの湾生が日本に帰国したわけですが…

その方々や、あるいはその家族(お子さんやお孫さんなど)を丁寧に追いかけています。

みんな、台湾はよかった、パラダイスだった、っていうの。

そりゃあね、いわば植民地で、宗主国民として
日本にいる頃よりいい暮らしもしていたんじゃないのかな
(だから戻ってきたあとのギャップが辛かったってこともあるんじゃないのかな)
って思う場面もあったけれども

でも
(もちろん)それだけじゃないよね
帰国後の環境の冷たさ、ご苦労は想像に余りあるし
なによりも
故郷なんだよね


幼い頃に母一人子一人の母から養子に出され台湾で生きてきた女性が
(もう寝た切りのようなご様子)
自分は捨てられたのだと辛い思いを抱えて生きてこられて
でもたくさんの子どもたちや孫に囲まれて
その孫たちが日本に帰ったひいおばあさんの消息とお墓を訪ねて何度も日本に来て
日本語も勉強して
そして昔の戸籍謄本を探し、そこにおばあさんの名前があるのを見つけ出して…

その話を聞いている病床のおばあさんの、一見表情の乏しい顔に浮かぶ涙…

なんかもうここがクライマックスな感じでした

それにしても
湾生の方々が、台湾の方から
台湾にいたころの戸籍をプレゼントされるシーンもあるのね

戸籍って


自分がそこにいたっていう証拠って

こんなにも心の支えになるものなんだなぁって
なんだか圧倒されました


みにいってよかった。

あと
また台湾に行きたい。今度はもっとゆっくり、もっと小さい町に。


posted by しろくま at 22:45| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年05月04日

「島々清しゃ」


島々清(かい)しゃ --- 新藤風/監督 2017

GWですが自宅でぼんやり過ごしております

どこに行っても混んでるだろうしさぁー!
うちの近所の道も混んでるわよ(郊外方面行き)

ということで
今日は映画を観てきました この頃気に入っているat homeなシネピピアです(* ̄m ̄)

慶良間島が舞台のようで
天性の耳を持つ女の子と
三線の名手であるその子のおじいさんと
東京からやってきたバイオリン奏者と
島の子どもたち(吹奏楽部)
島に戻ってすなどりを生業とする元ミュージシャンと…


あのねー
しみじみおもったのですが
わたしってばこの頃は、どうも、フルコースのたいそうな食事のような映画ばかり
観てたかも

こういう
いい水といい塩を使ってだいじに作ったソーキそばのような…
でも、お料理はあんまりうまくないんじゃないかしら。

まあそんな感じの映画でした
posted by しろくま at 21:33| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年04月26日

「人生フルーツ」


「人生フルーツ」 --- 伏原健之/監督 東海テレビ放送 2016

シネぴぴあっていう小さな映画館で(初めて行った!)
観てきました
ここの映画館の会員になったし
売店のおばさんや、切符のもぎりのお兄さんなどのなんともいえないアットホームなあったかさが
いいではないですか!

座席も結構快適だったし
ここのファンになりました。

映画は
90歳と87歳のご夫婦のスローライフ。
そして、この生活に至るまでのおふたりの歴史。

なんかね
お二人の夫婦間の会話が、
言葉遣いが何とも丁寧で

あーーーすてきだな
って思いました


しみじみ、いい映画だった

posted by しろくま at 23:13| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年04月08日

「ライフ・イズ・ビューティフル」


Life is Beautiful --- ロベルト・ベニーニ/監督・脚本・主演 イタリア 1997

地元の映画館で、朝10時から、昔(ってほどでないものもある?)の映画のリバイバル上映をしています

今朝なんとなくググってみたら、これ。
俄然観たくなって、予定をキャンセルしていってきました。

行ってよかった。すごーくよかった。これまでに観た映画の中で、一番かも。

主人公は明るくておしゃべりで嘘つきでhappyで調子のよいやせっぽちの男で
初めのうちは見ていて(ちょっと)うんざりする感じだったのですが

その中にもちらちらと…

あ、これは伏線満載の映画なんだな、ってことや
だんだんシミというか、キナ臭いようなことがちょっとずつちょっとずつ混じってきて

彼はユダヤ人なのです
小さい息子と妻と、強制収容所に移送されることになり……

でもね、戦車が大好きな小さい息子のために、これはゲームなんだよ!
1000点たまったら本物の戦車が貰えて、家に帰れるんだよ!!
って

もうこのあたりから、涙、涙です

圧巻は、
「だれかドイツ語が分かる者!!!」
っていう威圧的な将校(かどうかわからんが)の演説を
「はいっ!」って手を挙げて(ドイツ語なんて分からんくせに)
一言一言、息子に向かって、ゲームの説明に変えて、懸命に訳す(ふりをする)んです
(そして周りのイタリア-ユダヤ人も、何も言わないのです)

それでも(やっぱり)なんども危機は訪れるのです
そのたびに
息子に、妻に圧倒的に優しい主人公。
自分のできることを総動員して、息子のために、妻のためにできるだけのことをするんです

最期まで。


こういう人が本当に強い勇気のある人なんだなと思う
人生と人と自分と家族とを心から愛している人なんだなと思う

毅然とした奥さんもほんとうにすてきです
過酷な状況で、それでも人生は美しいといえる
人生への信頼と愛にあふれ、テンポよく、そつなく、緻密に構成されている、素晴らしい映画。


そうそうあのドイツ人のお医者さんが、昔職場にいたおじさんに似てたなぁー



youtubeで全部観れるらしい…いいのかしらねこれ…? ↓
(英語字幕です)
でも映画館のスクリーンで観れてよかったな〜〜
posted by しろくま at 00:21| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年03月28日

LA LA LAND



日曜日からちゅん2が春の野営へ行ってしまったので
(篠山の山ん中まで、テント担いで食材担いで、山越えてわざわざ遠回りして有馬温泉経由で歩いていくそうです…)

オットと二人で映画見に行ってきました^^

初めのシーンから、夢のような現実のような不思議な感じでしたが

オットは
オイオイ(ちょっとうそ)泣いてました。切なかったのねー

二人とも、まさに「夢」を叶えたわけだけど、
っていうか、大切な人の夢を叶えてあげたいと思ってそうしたわけだけど
大切な人と夢を一緒につくっていかなかったっていうか
「夢」と思っていたこと以外にほんとうはかけがえのない大切なものがあったのを、
後になって知ったのだわぁ…



ゴージャスな音楽の数々はこちら↓
CD買いましたが!
posted by しろくま at 21:49| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年02月15日

「王様のためのホログラム」


王様のためのホログラム --- トム・ティクヴァ/監督 アメリカ、2016

なんかふっと時間が空いて観てきた。

サウジアラビアのお国柄っていうのか人柄っていうのかビジネス習慣っていうのか
がおもしろい。ホントにこうなんかしら。
少なくともアメリカからはこう見えてるんだろうなぁ?

それにしてもサエない中年男(失礼)の白昼夢のようなストーリーだわ。

オオカミを狙って撃たないところが心に残りました。

あと、マジで反政府ゲリラに参加しちゃうの??
(ってここはどういう意味だったのかしら)

みんなが英語を喋るのはさすがアメリカ映画!

posted by しろくま at 00:02| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2017年02月07日

ドキュメンタリー映画「子どもに本を 石井桃子の挑戦」




先月でしたが
京都で、石井桃子さんのドキュメンタリー映画の上映があり
(来春には3部作になる予定だそうです。この日観たのは2つでした)

子どもに本を 石井桃子の挑戦 Tノンちゃん牧場

子どもに本を 石井桃子の挑戦 U『子どもと文学』

Tはワタシちょっと寝てしまったけど…
Uは面白くって前のめりになって(?)観てました

実際の石井さんの映像やら
たくさんの人たちのインタビューやらがあり
また(知らないで行ってましたが)監督のおはなし(とpowerpoint)もたくさん聞けて
(遠かったけど)行ってよかった!


印象に残ったのは
石井さんてばmogaだったのねー!ってことと
(でもそうよねぇ。あの当時、高等教育受けて出版社で働いてた女性だったのだものねぇ)

アメリカ留学(一年間、奨学金を得て、アメリカの図書館を見学して回った)中
日本に応用できるように…と「大きなところではなく」「小さい分館などを見て回った」ってところと

ずっと現場---子どもたちにお話を聞かせる場---を大事にされていたということ

そうだよね
子どもたちのことは
子どもたちに聞かないとわからないものね いくら自分の子どものころをよく覚えてる人でも…


V かつら文庫 が楽しみです…

posted by しろくま at 22:48| Comment(0) | たまに観る映画のはなし