2012年03月08日

「ポアンアンのにおい」


ポアンアンのにおい --- 岡田淳/作 偕成社 1989


まだまだ、楽しめる岡田淳ワールドがあって
嬉しい限り♪

登場人物は少なくて
(お話も短いけど)
5年生の男の子と女の子ふたり。

それから、言葉をしゃべるマイペースなコウモリ、
それからおおガマガエルのポアンアン。

逆さに読むと、コウモリ語になるなんっておもしろいなぁ!


正義をふりかざすガマガエルは結構こわかったです〜〜〜


それにしても。

こう、ちょっと目の切れ上がった、はっきりした性格の子って
岡田淳さんのタイプなのかもぉ


( ´艸`)


posted by しろくま at 00:34| Comment(0) | こどもの本

2012年03月05日

「扉のむこうの物語」


扉のむこうの物語 --- 岡田淳 作・絵 理論社 2005

オレンジのカバーも捨てがたいですが
カバーを取った緑の表紙も捨てがたいんです
(普通カバーとると装丁って貧相になりますでしょ?)

岡田淳さんにしては対象年齢の高めの、長編の物語
でした

読みながら…

扉が異界の入り口になっているところ、そして
たくさんの扉がずらっと並んでいる様子に
映画「モンスターズ インク」を連想していましたけど

映画は2001年公開ですから
この物語のほうが(1987年初版)ずっと早いんですよね
(日本語のこの物語をご存じだったかどうかは知りませんけども!)

ま、扉ってことだけでいえばいろんな物語でモチーフになっていますけれどもね

(はてしない物語にもそんなシーンなかったっけ?そういえばこれもそうやったわ。)


6年生の主人公行也と、出会ったばかりの喫茶店のママが
入り込んでしまった扉の向こうの世界は
紛れ込んだ人みなを「分類」して役割を一つ決め、
その世界の住民にしてしまう
(でも住民はそれで幸せらしい)
動物顔の人間(のようなもの)が支配する世界だったのです


二人はそこから逃げ出して
なんとか元の世界に帰ろうとするのですが…


時代は今と過去とを行き来して、入り組んで面白いのです

ひとを分類するってのは、よくないんだよ。
「ともだちって、ラベルをつけたり分類するもんじゃないんだぜ」

っていうのは、若干青臭い気もするけれど、でもそんなことどうでもいいくらい面白いし

そうそう
二人は5人組の男の子たちに出会うんですね。

それぞれ
背中に
「1」「2」「3」「4」「5」
と書いた紙が貼ってあって(そう分類されている)

これが、通知表の1〜5なわけです


1の子は話し方もたどたどしく
2の子はほとんどしゃべらず
3の子は一番まともで状況判断もできしっかりしていて
4の子は「3のくせになまいきだ」といい
5の子は何を聞いても歴史の年号を繰り返したり人の間違いの訂正ばかりしている

そりゃ、物語的な誇張もあろうかと思いますが

このあたり(学校の先生が書いていることもあり)大層シニカルな感じがいたしました


窓から出入りする絡まった太い植物の茎や
頭が動物の兵士
っていうのは
このかたのdelusionの一部なのかもしれませんね

おもしろかったです!!


posted by しろくま at 17:04| Comment(0) | こどもの本

2012年02月29日

「こそあどの森の物語D ミュージカルスパイス」


こそあどの森の物語D ミュージカルスパイス --- 岡田淳/作 理論社 1999


岡田さんが教師をしていらした小学校は
ちゅん2の学校のお隣の小学校だったそうで

トイレの壁にはご自身の直筆の絵が描いてあったり
学内には岡田淳コーナーがあったり
するそうです

いいなぁ!!

(機会があったら見に行きたい)


このシリーズでずっと出会えてなかったD巻とようやく
会えまして

最新刊はあと2冊ほどあるようなんですけれども
(新品で買う気はしないので、こんど図書館で探してみよう…)


こそあどの森のいつものメンバーの楽しい話。

トワイエさんとホタルギツネが初めてであった、というエピソード以外には
そう興味深いことも起こらないのですけどね…( ´艸`)


posted by しろくま at 23:44| Comment(0) | こどもの本

2012年02月27日

「星モグラ サンジの伝説」


星モグラ サンジの伝説 --- 岡田淳/作 理論社 1990


土曜日また調子が悪かったのです
先日(このときね)とおんなじ感じっていうか


せっかく、子どもたちを連れて
ストーリーテリング聞きに行ってそのあとカラオケ行こうと思ってたのに!


(ま、しょうがないですが)

その不調の中
読んでました( ´艸`)
軽いので



これは著者が出会ったあるモグラの語る話を
本にしてくれって(モグラに!)頼まれるお話です

(この方、小動物とお話のやり取りをするスタイルが多いですね^^)


英雄的なモグラの伝説ですが
モグラの声が変声前の男の子が風邪をひいたような…とか
そんなディテールが結構好きです


読み終えてちゅん2にみせたら

「それ、うちにあるよ?しゅんちゃん前に読んだ」


あーーーー2冊目を(また!)買ってしまった…
(中古だからそうおしくはないけどさ…)

一冊bookoffに売りに行こうかなぁ



posted by しろくま at 17:00| Comment(0) | こどもの本

「フングリコングリ」


フングリコングリ --- 岡田淳/作 偕成社 2008


そろそろみなさま呆れていらっしゃるかもしれませんが( ´艸`)

これもまた岡田淳さんの短編集なんでして

図工室に放課後集まってくる小動物たちが
図工の先生にせがんでお話してもらう…って仕立てのもので


これまでの学校ものよりも
かなりファンタジー度(ありえない度?)( ̄w ̄)が高いお話の数々は

わたし
これとっても好きです!!


「むぎゅるっぱらぴれ ふぎゅるっぴん」

にでてくる、のびやかな若い先生はすてきだな〜〜 っておもうし


「なんの話」

タイトルになってるモチーフも面白いけど
図書室に
本の登場人物がいっぱい(ホントに)生きてるって
考えるだけで超わくわくする〜〜♪



あーおもしろかった!

おすすめです♪


posted by しろくま at 16:57| Comment(0) | こどもの本

「竜退治の騎士になる方法」


竜退治の騎士になる方法 --- 岡田淳/作 偕成社 2003

最小限の展開で
最大限に面白いお話です

だから

これまでに読んだ岡田淳さん作品のような
あれこれとオモシロいエピソードが沢山あるわけではないのだけど


「正解はひとつとはかぎらない」
なーんて、さらりといわせたりして

子どもたちへの(やむにやまれぬ)メッセージみたいなものを感じました



6年生の主人公とその幼馴染の、二人がある日出会った竜退治の騎士は
やっぱりこどものころ竜退治の騎士に出会って
騎士になる方法を教えてもらったのです

それは

「トイレから出るとき、全部のスリッパをそろえる」
ということ…



私的には

なるほど!!

やねん



実は今年度PTA役員をすることになりまして
4月からしょっちゅう小学校に通っているのですけど

大人用(職員用)のトイレも一つ下の階にあるにはあるんだけどね
わたしはめんどくさいのでついすぐ横の子ども達(1年生)のトイレを結構使うのです

新学期はそうでもなかったが…
(1年生も緊張していたんだよね)


それ以降は実に見事に
毎回トイレのスリッパがバラバラです
それを毎回直して出てきます


( ´艸`)
あれなんとかならんやろか
取るに足らないようだけどたいそう大事なことなんですけどもね
(このことで、昔永平寺の貫首のかたのお話をblogに書いたことがありました。)


あとね、

どうも「竜」のせいらしいんですが
(あるいは「竜」を生み出してしまったともいえるんだけど)

小学校も高学年になるとともすると生まれてくる
なんというか
ぎすぎすしたもの…

そりゃまぁ、むかしからあるにはあっただろうけど
(思春期の入り口ということで)

今はとくに、
子どもたちが、やむにやまれず、
吐き出しているようなもの…


それを

竜退治って!!


ほんま鮮やかです


おもしろかったです



posted by しろくま at 16:47| Comment(0) | こどもの本

2012年02月24日

「選ばなかった冒険」


選ばなかった冒険 --- 岡田淳


こまったこまった
もうこれを読んじゃったら
手元にしばらく(未読の)「岡田本」が一冊もないのです

と、いう危機感を感じつつも
やっぱりすぐに読んでしまう…( ´艸`)



これは
やっぱり学校が舞台なんだけど

子どもたちが家で楽しんでいるテレビゲーム(テレビゲーム???どうも、テレビでやるゲームらしい…wii??でもないみたい…)
の世界に
入り込んでしまい
どっちが夢なのか、現実なのか…という2重生活をおくるようすが
かかれています


この本きっとちゅん2もハマるわと思い
(ゲームの設定は、なんていうか、だいぶ牧歌的?なような気もするけど)

ちょっと紹介してその辺に置いておいたら
さっそく取られてしまった( ̄w ̄)



だからいつもは本をぱらぱら読み返しながら
印象の強いところなどを思い出しながら書くんですけれども

それは ≪つづく…≫とさせてもらって

明日本をとり返したら改めてここに
続きを書こうと思います♪


・・・・・・と、思ったけど(改めまして今日は27日)

時間が経つと新鮮な感動を忘れてしまうぅぅぅ

でも
ただの思春期前の子ども達の話っていうだけじゃなくって
ただ 「読書」と違ってとかく望ましくないものの代表みたいに言われる「ゲーム」を題材にとった話っていうだけじゃなくって

周りの人のこと
親しいと思っている人のことを実は知らないんじゃないかっていう

自分と 他者 を真剣に意識し始めた時期の子ども達の心の様子を
ていねいに 正確にすくいとっている感じがとても
瑞々しくて

「ぼく、きみがいてくれて、ほんとによかったって思うよ」

この素直さと切実さが
いいですねぇ



小学校高学年のお子さんをお持ちの方は
とくに
楽しめると思いまーす





posted by しろくま at 22:30| Comment(0) | こどもの本

「こそあどの森シリーズ」CとFG


こそあどの森の物語C ユメミザクラの木の下で --- 岡田淳


こそあどの森の物語F だれかののぞむもの --- 岡田淳


こそあどの森の物語G ぬまばあさんのうた --- 岡田淳

@〜BとEは、前回読みましたので…

(Dは、手に入らなかった)


はじめは(率直に書きました通り)むむむ?だった
こそあどの森の物語ですが

だんだん(やっぱり)おもしろくなってきました

とくに
「ユメミザクラの…」はこれぞ岡田節って言うか(??)

やっぱり

子どもを書かせたらこの方ほど光る人はいないのでは

って(そう知らんくせに)つい思っちゃうくらい

このおはなしの中では(子どもなのにしけた大人のような生活をしている)スキッパ―も
たくさんの見知らぬ子ども達の様子も
いきいきと子どもらしくまぶしく

そして

最後の桜のシーンは大層印象的です


おもしろいよ?
posted by しろくま at 15:53| Comment(0) | こどもの本

「車のいろは空のいろ 星のタクシー」


車のいろは空のいろ --- あまんきみこ/作 北田卓史/絵 ポプラ社 2000


こういう本は、すぐ対象年齢を通り過ぎてしまうからか
すぐ読めてしまうからか
(読んだら売られる)
はたまたたくさん世に出ているからか

古本屋さんでも安いですねぇ。
amazon MPで60円ほどでした(送料かかるけど〜)


「たぬき先生はじょうずです」

手に手をとって二人だけで歯医者さんに行く
たぬきの兄弟

たぬきにもいろいろ事情があるものね

お兄ちゃんがんばったよね

ほろりとして じーんとして ほんわかします


コーヒー1杯ほどで手に入る

癒しの文学



posted by しろくま at 15:41| Comment(0) | こどもの本

2012年02月19日

「車のいろは空のいろ 春のお客さん」


車のいろは空のいろ 春のお客さん --- あまんきみこ/作 北田卓史/絵 ポプラ社 2005

空色のタクシーのシリーズは
いろんな本がでてますよね これはポケット文庫で
先日BookOffで見かけたので買ってきました


子どもの本だから本来はハードカバーの大きい装丁が似合うけれども


でもうちはもうちゅん2は(たぶん)読まないので
これでも十分しあわせ

短編集です


心の優しい運転士の松井さんが
どこにでも(本当にどこにでも!)連れて行ってくれる
このタクシーのお話は本当に素敵だなぁ

人間じゃない人(?じゃないか…)もたくさん乗ってくるので
料金貰ってないんじゃぁないかしらってことも多いですが
多めにくださる方もいるしね^^
律儀に返しに行かれるけれども)


「やさしいてんき雨」のキツネの嫁入りのお話は
わたし自身が白無垢を着てタクシーに乗ったことがあるので( ´艸`)
なんだかとてもうれしかったですし


「草木もねむるうしみつどき」に
公園でブランコに乗っている女の子のお話は
鮮やかでかつ切なくて

「虹の林のむこうまで」の
白鳥姉妹のお話しは・・・

こういうのがとりわけ
あまんさんおとくいの世界じゃぁないでしょうか^^


心もほっこり。やさしいやさしい、気持ちになりました

イラストの北田さんずいぶん前にお亡くなりになっているんですね
でも
こうしていつまでも作品と一緒に生きていらっしゃいます



posted by しろくま at 16:06| Comment(0) | こどもの本

「みんなのかお」「世界あちこち ゆかいな家めぐり」


金曜からオットがベトナムに行っておりまして
ちゅん2とふたりのまったりした週末( ´艸`)

金曜は映画「はやぶさ…」を視に行ってまいりました

ちゅん2は
途中、若干退屈したようでしたが

「ママ、結構感動したなぁー!」って言うと

「うん。しゅんちゃんも最後感動した」って申しておりました^^

はやぶさが大気圏に入って燃え尽きる前、
ボイジャー1号のエピソードに似たシーンも
ありました

はやぶさの人たち、絶対にあきらめなかったねぇ…って
ふたりであれこれ話しながら帰ってきました。


3月にもまた別のはやぶさの映画がかかるようで
ポスター(POP?)が映画館に置いてありました。


と、ここまでは前振りで( ´艸`)

オットがいないので今週末はさらに
のんびり(だらだら?)しているわたしです
さすがに、ごはんはつくらないといけないけどさ…

その辺に置いてある本を手当たり次第に
読んだりして
あと

映画のかえりに面白そうな本を2冊買ってきました
やっぱりリアル本屋さんはいいなぁ


みんなのかお --- さとうあきら/写真 とだきょうこ/文 福音館書店 1994


カバのページには見開きに21枚のカバの写真
トラのページには見開きに21枚のトラの写真

日本中の動物園で飼われているたくさんの個体の顔が並んでいて

おもしろーい

もちろんですけど
おんなじ動物でも縞も模様も色合いはもちろん
顔つきが一頭ずつ違うのよ

お気に入りはキツネとオオカミです
(イヌ科好き…)あとトラも!



世界あちこち ゆかいな家めぐり --- 小松義夫/文・写真 西山晶/絵 福音館書店 2004

これも、絵本の装丁ですけど
相当おもしろいです

写真と絵で、世界各地の変わった(!)家の作りが
実に克明によくわかって
楽しく覗いている気分になります

驚いたのはセネガルの草葺きの
真ん中に行くほど屋根が引っ込んで漏斗状になっている家!

井戸水が塩辛くて飲めないので
雨をこうやって家の中に貯める工夫をしているのだそうです

すごいなー


福建省の土楼のところでは(書いてないけど客家のおうち、こんなんでしたっけねぇ)
「あ!犬がなんか食べてる♪」とちゅん2
(細部も楽しめ)

寒いところではあたたかく
熱いところでは涼しく…
手に入る材料で
家族も動物も

その国の気候や風土に合わせて、
いろんな工夫をして住んでるんだねー って
ふたりで覗きこんでいましたが

ちゅん2いわく

「でもみんな、自分の家が一番すきだろうね^^
しゅんちゃんみたいに!」


^^






posted by しろくま at 14:09| Comment(0) | こどもの本

「こそあどの森シリーズ」@ABとE


こそあどの森の物語1 ふしぎな木の実の料理法 --- 岡田淳

BOOKOFFに寄ったら…シリーズで出ていたので
でも
万一オモシロくなかったら全買いはリスキーだわ〜と思って
4冊だけ買ってきました(だけ、って…( ̄w ̄))

で、1冊目。
読後感は、薄めたスープみたいだわ…

登場人物もたいしておもしろくないし
むっつり神経質そうな主人公(らしい)スキッパ―って子も、子どもなんだか青年なんだかよくわかんなくて

やっぱり岡田淳さんは学校ものがサイコー

けど
登場人物のみなさんが住んでいるおうちは
まるで
たむらしげるさんの世界を思わせるようで
すてきです♪



2冊目。

こそあどの森の物語2 まよなかの魔女の秘密 --- 岡田淳

まぁ惰性でこれも読む…

3冊目

こそあどの森の物語3 森の中の海賊船 --- 岡田淳

主人公もだいぶいいかんじに・・・ただ眉を寄せて迷惑そうにしている少年じゃなくなってきて…

見返しの森の地図を折々に見つつ。
なかなかおもしろくなってきました

で、4冊目(シリーズ6冊目ですが)

こそあどの森の物語6 はじまりの樹の神話 --- 岡田淳

これは面白かった♪
あのさ、ホタルギツネって、2巻でトマトさんが魔法をかけたキツネじゃん?
なんでみんな(ポットさんすら)わすれてるんだろうねー

なんて
おもいつつ

続きが気になるので
(って、はまってる??)

CD巻も買いに行こうと思いまーす^^



posted by しろくま at 13:35| Comment(0) | こどもの本

2012年02月16日

「学校ウサギをつかまえろ」


学校ウサギをつかまえろ --- 岡田淳/作・絵 偕成社 1986


今日の夕方ちゅん2が

「ママ、もう一冊岡田淳の本あるんだよ」

「ほらこれ。ぞうの本屋さんが送ってくれた」

「結構感動するよ。しゅんちゃん2回も読んだ」

ということで
さっそく読ませてもらいました^^


あはは
ファンタジーを期待してたんだけど(所謂)ファンタジーじゃなかった♪

子どもたちが逃げ出したウサギを夜までかかって捕まえるという
ただそれだけなのです
ウサギは本物のウサギだったし

大人は全然出て来なくって
(ガードマンの“兄ちゃん”だけ…それも子ども達に理解のある、でも子どもの領分には入らない。。)


こどもにはそれぞれ(あまりはっきり書かれてはないけど)事情があるようで

これもやっぱり
それぞれのこどもたちの
成長の物語なんだなぁ

しみじみしたけど感動したというほどではなく
(ちゅん2がうらやましいわぁ!)


posted by しろくま at 22:10| Comment(0) | こどもの本

2012年02月15日

「雨やどりはすべり台の下で」


雨やどりはすべり台の下で --- 岡田淳/作 偕成社 1990

このごろ、すっかりまるで
読書blogのようになっております
(しかもおんなじような本ばっかり!)

毎日本の読める生活を
超満喫しておりますゆえ
若干申し訳ないとも思いつつ(でも読んじゃうもんね♪)

ここでご紹介してる以外にも読んでる絵本類などはまたいずれ…


さて

今度のこの本は
おなじアパートに住む小学校2年から中1までの10人の子どもたちが
それぞれ
ある人〜やっぱり同じアパートの住民の、雨森さんという奇妙なおじさん〜に関する
ふしぎなお話〜魔法?で助けられた話〜を
順番に語るのです



中でも

少しだけ大人の世界をのぞいている、
由紀ちゃんという小5の女の子のお話(「真夜中にコンニチハ」)は
少し苦みが聞いている中にもほんわかとあたたかくて心に残りますし

「水玉もようの・・・」は
まるで
あまんきみこさんの童話を読んでいるようだし
(っていうか、だからすぐにネタが分かった♪)


貝あわせのようにちょうど反対側からぴったり合わさる二つの物語は
とても鮮やかな魔法のようで


・・・やっぱりとってもおもしろかったのでした
(それでもってラストもなかなか感動的。)

この方の本はどのお話もそうですけれど
小さい子ども、動物、そして紙飛行機のような無生物にも
やさしい
作者の温かい視線が紡がれています


これは小学校中学年向きかなぁ(文字の大きさとかでいうと。)
そしてやっぱり
すぐによめちゃって

なんだか

もったいなーい



posted by しろくま at 00:50| Comment(0) | こどもの本

2012年02月14日

「おすのつぼにすんでいたおばあさん」


おすのつぼにすんでいたおばあさん --- ルーマー・ゴッデン 文/なかがわちひろ 訳・絵 徳間書店 2001


似たような昔話は世界のいろいろなところにありますよね

これは
R・ゴッデンが昔話に少し手を加えたものだそうで
ゴッデン家では伝統的に
子どもの髪を洗う夜に語り継がれてきたお話なのだそうです

どうしてか分からないけど残っているすてきな風習なのですねぇ
(リンス代わりにお酢を使っていたのかも。わたしもやったことあります)

むかしは
シャンプーだってもしかしたら手作りだっただろうし
温水の出るシャワーだの今のように便利なものがない代わりに
手間と時間をかけて、ていねいに、日常のひとつひとつをこなしていったものなのでしょうね

そしてそこに物語があって



お酢のつぼの家っていうのは
むかしふうのこんな

お酢のつぼに似た形の
oast house --- ホップや麦芽を乾燥させた小屋だったおうちのことのようですよ
(写真などこのサイトより) オースト・ハウスwiki

( ´艸`)
そんでもって猫の名前がモルト(Malt)


短い物語で
中盤おばあさんがどんどん恩知らずに欲張りになっていくところはきついですが
最後はよかったなぁって安堵します


R・ゴッデンもいつも面白くてすきだなぁ^^ 


posted by しろくま at 11:53| Comment(0) | こどもの本

「放課後の時間割」


放課後の時間割 --- 岡田淳/作 偕成社 1990


児童書なのですぐに読んでしまえるのが
難点やわ
次をまた読みたくてたまらなくなります

これは(前回の「ふしぎの時間割」とおなじく)短編集になっていますが
毎週「学校ねずみ」が作者に一つづつお話を語るという構成になっていて

この作者のいろんな味わいが、一度に楽しめるつくりになっています♪


「学校こわい」の詩、以前聞いたことがあったんですけど
このお話だったのね

(ちゅん2に読んであげたら超爆笑)

私が胸をつかれたのは
「すけだち 〜五年生ネズミの話〜」

それから
「赤い潜水艦 〜二年生ネズミの話〜」

かなぁ


すごいなぁ

あーおもしろかった!


私が面白がって読んでるので
ちゅん2も寝る前に読んでました

ちゅん2のおすすめは「しゃっくり 〜一年生ネズミの話〜」だそうです^^


posted by しろくま at 00:26| Comment(0) | こどもの本

2012年02月13日

「ようこそ、おまけの時間に」


ようこそ、おまけの時間に --- 岡田淳/作 偕成社 1989

「ママ、また岡田淳読んでるの?」
って
ちゅん2に言われましたけれども

7冊目ですがこれが一番面白かったかも^^

  3,4  


はじめは、賢だけが入り込んだ
「おまけの時間」の「違う世界」…

巨大な茨に絡まって眠る級友を、次々と救い出すうちに
クラス中、学校中が協力して、茨の薮を切り開き
そしてとうとう、巨大な株の根元にたどり着き…



こどもたちは、「おまけの時間」では本当の自分を素直に出せるし
くちぐちに
「こっちの方が生きている感じがする」っていうのです

今の子どもたちがすっぽりと絡め捕られているものの比喩として
枝を張り巡らせる茨の巨木のイメージは
なんともありありとして
切ないけど正確な気がする
のよね


リアル世界の子どもたちにも
こんな体験をしてほしいなぁと心から思います



あーおもしろかった
posted by しろくま at 23:57| Comment(0) | こどもの本

2012年02月12日

「ふしぎの時間割」


ふしぎの時間割 --- 岡田淳/作 偕成社 1998

わたしってば
結構しつこい性格なのか

っていうか
興味が湧くととことん…みたいなところがあって(マニア傾向)

先日からの岡田淳さんモノシリーズ(勝手に…)( ´艸`)

こんど(5冊目♪)は短編集です。

発表された雑誌も年代も順番も実は違うのだけれど
うまいこと(企画力で?)
小学校の一日のようになっています

すごいオモシロイ


<二時間目> 消しゴムころりん

は、
女の子の柔らかい心がふしぎな出来事を通して
浮かび上がる素敵な話だし
(こんな消しゴム、わたしもほしい!)



<放課後> もういちど走ってみたい


短いけど
むむーと、そしてほろっと、する物語だし


<暗くなりかけて> だれがチーズを食べたのか


エピソードの面白さと同時に構成がなんとも凝っていてさらに面白くて


<夜> 掃除用道具棚


これは
ファンタジーにありがちなふしぎなことは全然起こらないんだけれども
でも主人公のベテラン先生の心の中で
すてきなファンタジックなことが起こるっていう
(やっぱり魔法の一種やね)

これは子どもより大人に響く一篇かも?



次は何を読もうかなーぁ^^

小学校の図書室に行ったら、岡田淳さんの本がたくさん並んでいたので
今度借りてこようっと♪


posted by しろくま at 00:25| Comment(0) | こどもの本

2012年02月09日

「ムンジャクンジュは毛虫じゃない」


ムンジャクンジュは毛虫じゃない --- 岡田淳/作・絵 偕成社 1993

この摩訶不思議なタイトルのお話は


このタイトルはいつからか記憶にあったのですが
(インパクト強いもんね^^)

岡田さんの「次読む本」としてようやく読むご縁をいただきました
( ´艸`)

こんどは5年生が主人公です
(今のちゅん2の学年のお話だし嬉しい♪)


やっぱり
これまで(とりあえず…)の例にもれず

クラスのみんなが力を合わせて…っていうお話

関西のどこかの町のようだけど
じつはどこにもない町で

じつはどこにもない花や
どこにもない生き物が出てきて

こどもたちがとっても魅力的で
だからお話がいきいきしていて
大人たちより絶対に子どもがまとも


岡田さんのデビュー作だそうです


もうここから面白かったのね



posted by しろくま at 00:16| Comment(0) | こどもの本

2012年02月07日

「二分間の冒険」


二分間の冒険 --- 岡田淳/作 偕成社 1991

びりっかすの神様」があまりにおもしろかったので
岡田淳さんの2冊目。

ていうか、
しばらく前から

ほら、amazonで本を買う時って、
よく「あなたにおススメはこれ」って複数の本が出てくるじゃぁないですか?

あの中にずっと出てきてた本なので
この方のご著書の中でもよく知られた本なのでは…(っていうか傾向読まれてますねぇ)

主人公は6年生の男の子です
だから
4年生の「びりっかすの…」よりはだいぶ凝ったお話でもあります
(字も小さいし)


優等生でもないフツーの男の子が
学校でふしぎな猫に出会って
「違う世界」へ行って冒険をして帰ってくる…

という内容なのですけど





***以下、かなりのネタばれになりそうなので、これからこの本を読まれるという方は
ここから先はお読みにならないことを強くお勧めいたします!!!***







「だれもが自分たちだけがえらばれた者と思っているということは、
けっしておたがいに力をあわせることがないということだったのだ」


「あなたはみんなの心のなかの、見えないとげをぬいたのよ」

「自分にとっていちばんたしかなものが自分だなんて、
あたりまえすぎる」


「あんたいままでこんなところでなにしてたの。
あ、だれかとあそんでたんでしょ」




っていう4つのパーツを
鮮やかにファンタジーに仕立ててあって


(え…?? どうやって…?? と思った方は、ぜひ読んでみてくださいね〜♪)



そのテクニカルなところが若干興ざめといいましょうか
ファンタジーの
うっとりとした豊かな要素を損なっているような気もしなくもないですけど


でも
なんていうか
おもしろかったです

時間のやり取りがあるあたりは、
映画「TIME」を連想しました まだ公開前だし、観てないけど。

(ちゅん2がコマーシャル見て「みたい!!」って言ってましたが
レート調べたらPG-13なので、13歳以下はダメなんだよ、って話しました。

ついでだけど、日本語のサイトでレートわたしは分かりませんでした!わざわざ英語で検索して調べないと…
この国はホントに、子どもを守るってことをちゃんと考えていないです

なので
この本ちゅん2に勧めておこうかな??)


ともあれ



この少年は2分間でどれだけ成長したことか!

でも
それって
フツーのこどもにも
フツーに起こることですよね


2分間(トカ)でどれだけ成長したりすることか!

うちのちゅん2をみているとホントにそう思います




posted by しろくま at 12:21| Comment(0) | こどもの本

2012年02月05日

「びりっかすの神様」


びりっかすの神様 --- 岡田淳

このごろ、子どもの本が面白くって
あれこれ読んでいます

この作者は小学校の図工の先生なのだそうです

物語の舞台は小学校の4年1組の教室ですが
子ども達を見る目の細やかさ、優しさがナルホドとうなずけます


お話はとにかく面白くって…!

いまどきそんな先生おらんやろぅ、っていう設定ではありますけど
( ´艸`)
(けど、形としては公立小学校ではなくても、心の中にはよくある風景かも…と思いますよねー。というイミでは暗示的)


爆笑しながら読みました
爆笑しつつですけど でも
大切なこと…こどもひとりひとりをみること、ひとりひとりが
それぞれの良さをもった
かけがえのない存在だということ

を、しみじみと思わせてくれますし

競争すること
一番になること
のつまらなさをまっすぐに生きる子どもたちが教えてくれる
っていう
なんとも痛快なお話です


ここにも「子どもの力」があります


私たちにとって、
わたしたちは、子どもに何かしてあげようっていうより、
子どもの力を借りよう、ってあり方の方が
もっとずっと
必要なのではないかなぁ


posted by しろくま at 17:01| Comment(0) | こどもの本

2012年01月27日

「おーい ぽぽんた」


声で読む日本の詩歌166 おーい ぽぽんた(2冊組)--- 茨木のり子、川崎洋、谷川俊太郎、大岡信、岸田衿子、他/編集 福音館書店 2001

昨日の夕方
もう日の落ちた西の空に三日月と宵の明星が
ハッとするほどキレイでした
(カメラ持ってなかったのが悔やまれる)

わたしは
Erreth-Akbeの腕輪みたーい♪♪
なぁんて思って嬉しがってましたが

ちゅん2に「きれいだね♪」って教えてあげたら

「ほんとだー。爪みたいだね〜^^」

って
たしかに( ´艸`)(かわいいなぁ^^)


三日月は眉月ともいうそうですね



この本は
5人の詩人が寄ってたかって子どものために
日本の優れた詩・俳句・短歌のなかから166つ選んでくださった本で
主に小学生のためにつくられていますが
大人が読んでも(もちろん!)素晴らしいものばかりです

愛唱版ですねぇ

「宣言」 石川逸子

「春」 坂本遼

この二つが前後して載っていましたが
思わず涙ぐんでしまいます

(「春」は昔教科書に載っていたっけなぁ)


薄い方の冊子は、大岡信さんによる
俳句と短歌の解説です

感動的に面白いです(しかもわかりやすい)


古今集の

木のまよりもりくる月の影見れば
 心づくしの秋は来にけり


という歌の解説のなかに

吉田兼好の徒然草の一節
「月は隈なきをのみ見るものかは」
が引用されてありました

すこし欠けたところ、完全ではないところに美しさを見る
というのが日本の古来からの美学であるのだと


この日の澄み切った空に水晶のかけらのような三日月は
(形は満月ではないにせよ)
まさに完璧であったような気もしますが


昔の人ならどうみたのでしょうか


日本に生まれて本当によかったなぁと思うのはこんなとき


posted by しろくま at 23:26| Comment(0) | こどもの本

2012年01月22日

「たのしいムーミン一家」


楽しいムーミン一家--- トーベ・ヤンソン

はじめに読むならこれがいいよって
ちゅん2に以前から勧められていたのです^^

ちゅん2と同じ本を読むと、ふたりでいろいろ盛り上がれて楽しいし
そういえばムーミンものって(わたし)コミックしか読んだことなかったのよね
ようやくではございますが読んでみました


ムーミン一家のおっとり具合には癒されますけど
結構ね
登場人物(人じゃあ、ないけど。。。)はクセがあって
自分勝手なキャラクターが多いんですよね

世界中で読まれているこの本の
どこがそれほどおもしろいんだろう??

と正直、思って

ちゅん2にまずは聞いてみましたら

「ほのぼのしているところと…あと、ぼうけんがおもしろい」
ですと。なるほど。


それでね
考えているうちにふと思いました

うちはコドモはちゅん2ひとりなんで
実際
複数のコドモのいろんな個性に驚くということはないのですけど
家庭ではね


でもね
世の中にはいろんなコドモがいるし
そりゃウソツキもモンクイイもイバリヤもいるし
どれもこれもイトオシイ個性じゃあないですか

と、思い至ったのでありまして

コドモといっしょに暮らすものとして
わたしってばなんて狭量でしたこと!


危機感を感じてしまいました
アブナイアブナイ

ぷぷぷ


次は「夏まつり」読んでみます(これもちゅん2チョイス)








posted by しろくま at 02:41| Comment(2) | こどもの本

2012年01月18日

「ぼくとカジババのめだまやき戦争」


ぼくとカジババのめだまやき戦争 --- 山本悦子/作 ポプラ社 1996


ちゅん2が冬休み用に小学校から借りてきて
おもしろいからママも読んでみてって勧めてくれるので
読んでみました(このくらいだったら5分もあれば読めるしね?)


そうかー
この頃ちゅん2が
「しゅんちゃんどくりつする!ごはんも自分で作るし、ゆたんぽも自分でする!」
って
思いついたように言いだしたのは

これがネタ本やったんね( ´艸`)


でも
いいことなので
(朝だけは起こしてほしいらしい…)
湯たんぽの入れ方を教えてあげて自分でさせたり
してみましたが
そう長くは続きませんでした( ̄w ̄) 
(私もつい忘れたりして。もったいなかったな)


主人公は小学校4年生かな?の男の子。
お母さんが学校の先生で働いているので
同居しているおばあちゃんが家事の一切をやっています。

で、
すごく有能なの。このおばあちゃん。

主人公はそのすごさから「カジババ」とこっそり呼んでいて

「カジババは、まわりの人間を『無能』にしてしまう。
ああ、なんて、おそろしいんだ!」


って
とってもまともな感覚を持っています。

カジババの武勇伝の数々を
ちゅん2と読みながら二人で爆笑しました


あたたかくユーモアのある家庭と
クラスの友達との素直な交流のなかで
力強く成長していく男の子のものがたり。


posted by しろくま at 23:10| Comment(0) | こどもの本

「空をつかむまで」


空をつかむまで --- 関口尚

あぁ 男の子の友情っていいなぁぁ

ってやっぱり思う。

ちゅん2とお友達なんかをみていても
映画Stand by Me(ただし、ストーリーはほぼ忘れている…)とかをふと思い出したりするもんね。 


主人公は中学3年の男の子で

中学時代って…
やっぱ(多分ふつうは)何重にも、
心が折りたたまれる時期ですよね

思いだすとわたしも
そこだけ 刷毛で刷いたように色が違うんだわぁ

でも青春の弓は引き絞れば絞るほど
人生の矢は遠くに届くのです

(以下ちょっとネタばれあり:ご注意〜)


鶴じいが海王市の市長さんってことはすぐに分かったけど
そのほかは展開も意外で、わくわくして読みました


3人のboysがまたこの3人じゃなきゃダメ!ってくらいに
この3人じゃなきゃありえなくて
(まさに「夏の大三角」)

それぞれ真剣な悩みを持っていっぱいに生きてて

尊敬できる大人との出会いもあって

やっぱりヒロインはかわいい子が一人だけいればよくって
(ドラえもんのしずかちゃん的。このシリーズでもそうだったし。
男の子の世界ってそうなんですかね〜〜)


女性としてはその点ちょっとつまらないのですが
(しかも女性目線が痛快なDiana Wynne Jonesを続けて読んだ直後だし!)


自転車背負って走るシーンでは大笑いして
卒業式のシーンは泣いた!

おもしろかったです

posted by しろくま at 22:37| Comment(0) | こどもの本

2012年01月16日

"House of Many Ways"


House of Many Ways --- Diana Wynne Jones, 2009


"Castle in the Air"を読み終わって…

っていうか
適当にこれと一緒に買ったのがこの本なのですが

手に取ってみたら表紙に「Howl's Moving Castleの続編」って書いてあって

(≧▽≦)うれしい♪
(まだ和訳はされていないんじゃないかな)


さっそく読んでみました。


今回はIngary(ハウルの住んでる国)じゃなくって
Rashpunt(アブダラの住んでた国)じゃなくって
2作目で名前だけちらっと出てた、隣国のHigh Norlandが舞台です。

(とはいえ、国が違っても言葉が通じるのが、やっぱファンタジー?ですよねぇ)

主人公は、Charmainっていう名前の女の子で
(charmingとかcharm:ちょっとした魔法 とかを思い起こさせるでしょ)
これがまた全く家のお手伝いをせずに「お上品に」育てられた本ばっかり読んでる子で


ひょんなことから遠縁の伯父さんが入院中
その家の管理(お留守番)を任されるのですが


管理なんてとてもとても!

ティーポットを床にひっくり返したらそのままだし
(拾うということを思いつかないらしい)
お茶で水浸しの床は(だいぶあとになって)自分の着てたブラウスで拭いたりするし(しかも燃やす)
使った食器は洗うってことも知らないし
お湯で手がふやけたら「ひどい病気になった!!」とか叫んでるし

魔法の国でよかったよね!!


物語のはじめの1/3ほどは
この子の何にも出来ない様子と悪びれない態度が
とっても不愉快だったっていうか

読んでてちっともおもしろくなかったんですけど


これはね
自分でもわかってるんですけど
こんな風に自分が反応してしまうっていうのは

わけもなく人を嫌ったりわけもなく(?)イライラするとき(一般論です)と同じ理由なのよね

つまりは
自分が見ないようにしている自分の部分っていうか
自分が抑圧しているポイントっていうか
端的に言えば
「わたしが我慢していることを堂々とやっている」この主人公に腹が立つんですよね
きっと

( ´艸`)
考えてみたらわたし自身そんな子やったわぁ(たぶん)


でも、そこだけ我慢したら(ってふつうは我慢しなくても楽しく読めるのかも)
あとは
2作目よりもずっと、ハウルやソフィーやカルシファーがたくさん登場して
(ハウル楽しすぎ)
後半なんって展開もとても早くて
前につんのめるみたいに止まらなくなるくらい楽しんで読めました


やっぱりぷぷっと笑えます( ´艸`)
特に
「母親」って暴君よね!?ってみんなおもってるとこ(イギリスの女性って強いしねぇ)



Diana Wynne Jonesには、もっともっと長生きして、
もっともっと続きを書いてほしかったな…






posted by しろくま at 20:47| Comment(0) | こどもの本

2012年01月11日

"Castle in the Air"


Castle in the Air --- Diana Wynne Jones

邦題は「アブダラと空飛ぶ絨毯」で
アニメ映画「ハウルの動く城」の原作である「魔法使いハウルと火の悪魔」(原題"Howl's Moving Castle")の続編です

前にも書いた気がしますけど

ストーリーだったら"Howl's Moving Castle"よりもおもしろいかも!
奇想天外だし、キャラクターもすごく立ってるし!!


で、やっぱり途中からはIngaryの国と、
さいごにハウルとソフィーが出てくるのですよね…^^


Moving Castleではこんなとこが面白かったのですけど

こっちの方は

弟に悪いことをさせられてたジンの妖精(こうもりみたいな翼のある大男〜)

魔法でくたびれた兵士にさせられていたジャスティン王子も
それから
(あ、これってネタばれ…汗)
やっぱり魔法で○○○になってたハウルも

みんな

むりやり陥れられた状況でしかたなく?
やってたちょっとワルいことが
でも結構爽快でたのしんじゃったんだよねーv


っていうところが中でも
なんともいえず楽しい読後感です


ソフィーがアブダラにハウルをdescribeするところも
ジンのおとぼけも
楽しめます♪ ( ̄w ̄)

posted by しろくま at 00:25| Comment(0) | こどもの本

2012年01月07日

"Howl's Moving Castle"


Howl's Moving Castle --- Diana Wynne Jones

今年2冊目はこれです。
もう何回も読んでいるんだけど(ペーパーバックだからボロボロ〜)

ちゅん2が、アニメの「ハウルの動く城」を観ていて
そうするとどうしてもまた読みたくなるのよね


あーー おもしろーーい


女性目線で知的でwittyなこのお話が大好き♪



posted by しろくま at 17:38| Comment(0) | こどもの本

"Anne of Green Gables"



年末年始ばたばたしていてゆっくりblogも書けませんでしたが

この本が
今年最初に読み終わった本になりました^^


少女のころ(ってわたしがね)
赤毛のアンシリーズはかなりはまって読んでたので
当時ハヤカワ文庫から(ちがうかも?オズシリーズだったかも)
「アンの娘リラ」まで出ていて
全部読んだはずなのに
全く筋を覚えていないというのはどういうこと…( ´艸`)

(そんなもんよね?)

おそらく30年以上ぶりに読み返してみたことになりますが
(英語で読んだのは初めてですが)
年齢もAnneよりももうMarillaに近いのよね


Marilla(やMatthew)がAnneを大切に思う気持ち、誇りに思う気持ちなどのところは
どうしたって泣けてきます

10代のわたしにとってはこの本は泣ける本じゃなかったんだけど!



そうそう
Anneが喉頭炎のMinnie Mayに飲ませたのは
Ipecac飲み薬だったのね^^

ここも読んでみたら面白そうです)

和訳だとなんて訳されてるんでしょうね(吐根??)

今は新訳もあるみたいで、
どんなアンなのか一度読んでみたいです


おもしろかった〜〜〜
posted by しろくま at 17:32| Comment(0) | こどもの本

2011年12月04日

「ふくろうくん」 "OWL AT HOME"


ふくろうくん --- アーノルド・ローベル作


この秋からストーリーテリング(素話)の会に参加していて
2月の発表会に向けてお話を覚えたりしはじめているんですけど
(出られるかどうかはまだ分からないのですが^^)

この短いおはなし集「ふくろうくん」の中から一つ
試しに取り組んでみています

(そうそうこの、表紙もとってもすてきですよね!)


驚くほどシンプルな文章の連続だけに
(もちろんですけど)助詞一つも間違えないように覚えるのって
結構難しくって
遅々として進まないのですが・・・

(「ごろはちだいみょうじん」より、ずっと難しい気がするわ。なぜかなぁ。あまりにシンプルだから?それか、翻訳ものだから??)


で、例によって
原文が気になったので

OWL AT HOME --- Arnold Lobel


こっちも読んでみました

読んでみて驚いたのは
文章が日本語訳よりもさらにずっとシンプルで簡単ってこと

(むりもないのですけど。翻訳の運命的なところですよね…)

とはいえ文章の無駄のなさは原文も訳文にも共通しています
さすが!


あーでも
やっぱり
原文はいいですね


中でも、しみじみ思ったのは

「うえと した」(原題"Upstairs and Downstairs)
っていうお話があるのですけど

日本語で読むと

ふくろうくんが、
1階にいると

「ぼくんちの 2かいは どうなって いるかなあ。」

2階にいると
「ぼくんちの 1かいは どうなっているかなあ。
ぼくは いつも どっちかを みおとしてるんだよ。」

っていうところからはじまる
可笑しくもかわいらしいお話なんですけど


もともと作者の書いた英語のほうを読むと

"I wonder how my upstairs is?"
"I wonder how my downstairs is getting along?
I am always missing one place or the other."


ってねー
まるで
上の階、下の階が【いきもの】みたいに

ごきげんどうだろうね?
げんきかな?
いっしょにいれなくってさみしいな
だからどっちとも一緒にいたい
っていう

ふくろうくんのやさしさとあどけなさが一層心にしみるのですよね
(和訳だと、残念なことに
発想のおもしろいチャレンジャーの側面しかわからない…)

わたしの思うにこの
"miss"っていう言葉の持つ

「いなくてさみしい」という意味と、
「見落とす」って意味の二つを慎重にかけてあるのではないかと。。。


同じ本に収録されている別のお話では
このふくろうくんは

足の折れた椅子…
とか
ストーブの後ろに落ちちゃってもう二度と会えないスプーン…
とかを想像して
悲しくなって涙しているのですけど
(このへんもね、原文の方が「モノを人間扱い」してるかんじで。)


こんなふうに
無生物(動植物はもちろんのこと)にも心があると感じて
感情移入するのってちいさいこどもの特徴(素晴らしい能力)ですよね


おとぼけ(だけど、いつもいっしょうけんめい)なふくろうくんが
とってもいとおしくなる
だいすきな物語です





そうそう、今日、「英検サンプルテスト」
(ってのの、案内が10月に来たのです。お話しましたっけ?してないか。)
受けてきました

去年英検を受けたので
その流れで案内が来たのだと思います

しかし、なんのサンプリングだろうね?
新しい設問の妥当性?
もしくは
受験後一年時点のエイゴ力の推移?

ともあれ
図書券頂きました^^




posted by しろくま at 22:52| Comment(0) | こどもの本

2011年12月01日

読み方次第で…


百万回生きたねこ 佐野洋子/作・絵 講談社 1977


だくちるだくちる〜はじめてのうた〜 V.べレストフ/原案 阪田寛夫/文 長新太/絵 福音館書店 1993


今年は絵本の読み聞かせ活動に(例年より力を入れて)取り組んでいます

今までの小学校の図書ボランティアに加えて、
市の図書館でのボランティアも始めました
この関係で、勉強会やら市主催の研修会に参加させていただいています


今月は、毎年恒例の研修の多い月だったのです

元アナウンサーの方から読み方の基礎を習ったり
児童心理学の先生から子どもの発達と絵本について講義を聞いたり
わらべうたの指導を受けたり
昨日は、「体で絵本を体験する」ワークショップがありました

そのなかで

↑にご紹介した2冊を
じっくり…考えながら読む機会がありました


「百万回生きたねこ」は、意味を考えながら、どう伝えようか考えながら、
声の表現に気をつけながら試行錯誤しながら
じっくりじっくり読みました。


「だくちるだくちる」は、初めてであった絵本でしたが
阪田さんの美しい詩と、長さんの(おとぼけなようで)実はとってもよくよく考えられた絵が作り出す世界を
主人公になって体を動かして声を出して味わいました

また「だくちる…」では表紙をじっくり眺めながらみんなでディスカッションをしたことも
得るところの大きい内容でした
(やってみて!♪)


絵本の奥深さに改めて驚きましたし

特に「百万回…」は、これまで読んだどの時よりも
感動が大きかったのです
新しい感動だったのです


子どもと大人とでは、おなじ絵本に対しても
捉え方がずいぶん違いますけど
(子どもってすごいなーってだからいつも思いますけど)

今回はしみじみ思いました

あー絵本って
すごいなー!!!


この世界の恩恵を、よりたくさんの人たちが受けられますように
(わたしも微力ながらあれこれやっていきたいです)


posted by しろくま at 14:30| Comment(0) | こどもの本

2011年10月28日

「ふりむいた友だち」「ヴァンゴッホカフェ」

児童文学二つ。

ふりむいた友だち --- 高田桂子/作 理論社 1985

ちゅん2が熱を出しておりまして
いえ、今日はもうずいぶん下がったんですけども(TV観てるし〜〜)

今週ちゅん2がおもしろいおもしろいって、読んでいたので
私も手にとってみました

ほんと

おもしろい!


ある4年生のクラスにおこった
一年間の出来事を書いてあるのですけど

きっかけ?は産休の補助にやってきた杓子定規な先生で・・・


コドモタチかなり苦労するのですが

でも

まっすぐに向かって行けるのが、こどものすごい力よねぇ
一見成長の邪魔をするような事柄を
乗り越えていけるのよねぇ

友だちの力で

(ってことは、友だちの力が得られない子は、なかなか乗り越えられないのかもしれないね・・・)

あんなに慕っていた、心の支えだった、産休中の細野先生への思いも
「それほどあざやかではなくなる」

やっぱり
成長の物語なんだと思います


おすすめです
さいごの
音楽会のシーンなんて、泣きそうになる



ヴァンゴッホカフェ --- シンシア・ライラント 中村妙子:訳 偕成社 1996

これはちょっと不思議な雰囲気のものがたり。

アメリカのある小さな町のふしぎな喫茶店が舞台。
若いお父さんと、10歳の女の子が切り盛りしているのですが
ここは

魔法の起こるカフェなんです^^


エピソードごとに何章かに分かれているのですが
章の最後と、その次の章とが微妙につながっていて
それもなんだか、魔法っぽくて

日々は魔法に紡がれた一枚の布なんだなって思う

(いや…「魔法で綴じられた一冊の本」かなぁ…でも、布(タペストリ)の方がキレイでいいわ!)( ´艸`)


こういう、すこしちがう時間が流れている場所が
やっぱり地球のどこかにはいくつもある気がする

それが
特別の場所
なんですよね


なんともいえない魅力的な読後感の本。




posted by しろくま at 15:14| Comment(0) | こどもの本