The Spook's Mistake --- Joseph Delaney, 2008
この頃すっかりはまっております、Spook's Apprentice(魔使いの弟子)シリーズの5冊目。
たくさん(15冊)あるので息切れしないように、ぼちぼちのマイペースで読んでおります。
この巻、最初のほうはそうたいした事件も起きないし(?)
今度はwater witch---水魔女?水棲の魔女なんかが出てきて
またーー 女を悪者にするのってもうやめなよ〜〜みたいに思わなくもなくって
ちょっとだれ気味でしたが
やっぱりだんだん面白くなってくるし
後半善悪(光と影)が入り乱れてくるあたりなんかからはもうほんっと面白くって
読むペースが尻上がりに早くなって最後はイッキでした
(犬もね、この表紙では不必要に恐ろしげだけど作中ではすごくかわいい^^)
それにしてもあれですね
ハリーポッターなんかもそうでしたけど
光の側と影の側…
が、厳然として存在するっていうのがキリスト教的と申しますのでしょうかね
(…単純ではなかろうか)
絶対的悪
っていうものの存在を肯定することって結構怖いものだなぁ
それに
悪魔Fiendと人間(魔女)との間に生まれた子、っていう設定もさー
神と人間が子をなしたりもするのだもの(イエスキリストみたいに)
驚いたけど考えてみればあり得る、のよね。 ふぉ〜〜〜
しかしこの巻もやっぱり
少年らしいまっすぐさと、賢さと、
「お父さんの言葉」をいつも思い出してる素直さが
素敵に同居している主人公のTomがたいそうかわいくて魅力的なのだ。
このシリーズの魅力はほぼ彼の魅力。
そうそうそれから…
ここに出てくる地名が、実際のイギリス北部にある街だってことに
遅まきながら気が付きました。
Conistonとか、Cartmelとか…
いい地図が載ってないってのがこの本の実は不満なところだったので
これからは!google map眺めながら読めるわ〜〜♪