
(海神神社の参道です)
対馬に行ってきた!と話したら大抵は「えー?どこー??」ってなるのだけど
友人の1人が「え!!対馬!!!!憧れ!!!」
って勢い込んでいうのでなんでかと聞いてみたら
Ghost of Tsushima
っていうゲームがあってそれが大好き♪なのだそう。
ほほー!
すごいなぁ
わたしゲームには興味ないんですけど、このホームページ、行く前にみてたらもっとワクワクが増えてたかもぉ。
ところで。
滞在中、
対馬の温泉4ヶ所中2ヶ所に入りに行きました。
一つは宿の隣(対馬市営)で
もう一つはもう少し南のここ
どっちもよかったですけど、わたしは
ほたるの湯の方が好きだったなぁ。
で、そこに入って帰り道。
女湯はとても空いてたんですけど、
サウナ好きのちゅん2がいうには、男湯は結構人がいたそうで
特にサウナの中はおじーちゃんたちの同窓会みたいやったって。
「(おじいさんたち)ずっと歌の話しとった。
誰々の声はビブラートがかかってていい、とか・・・」
延々歌の話をしているので、どこかで歌う機会があるんだろうなぁって思ったんだとか。
ハイ
わたしは、宮本常一さんの本を思い出しましたねぇ
宮本さんによると、対馬は、歌の島。
「この土地の人はみな歌が上手で、山中にいるときは歌をうたう。
その声を聞くと、誰がどこで仕事をしているかがわかる。
夕方になって山から帰ってこないような人があると、その声をたよりにみんなで探しにゆく」
民謡もたくさんあるんだそうです。
本によると
「大津絵・新内・どっさり・追分・平句、口説と次々にとどまるところがなく、歌舞伎のセリフに仕草がともなったものも出る。
みな芸達者で、一体この地にはどれほど民謡があるのだろうと思われた」
この歌の種類はわたしほとんどわかりませんけど
すごいですねぇ。
(これは昭和26年の話です)
余談ですけどこの歌を歌ってくれた老女(って今のわたしとそれほど歳は変わらないのかも。)3人が
正装をして、他の村人たちからちょっと離れて、船で発つ宮本さんを見送る写真が載っていますが
本書の中でも特に、心を打たれる一枚です。
(一生宮本さんとの思い出を大切にして生きたんだろうと思う)
今でも
対馬のみなさまは、多分特に年配の方々は
歌うことを大切にされているのかもね。
ちゅん2いいものを耳にしましたね
なーんて思いながら、車窓の風景を見ておりました。
そうそう、この本もう一度パラパラめくっておりましたら
蜂洞、写真が載っていました!
でも、民家の軒先に、他のものと一緒にごたごた並んでいる写真なんで、
あの山中で見るような神秘感はないんだわー
でも昔と全く変わらない形なんだなぁ。というのはよくわかりました