さてさて、ちょいと間があきましたが、
宮崎旅行篇を締めくくっておかなくっちゃね。

今日は
この写真の種明かし^^
オキナグサと御崎馬です。
ちゅん2と熊本空港に入り、ここまで3日間で
阿蘇・草千里浜 高千穂神社 天岩戸神社 天の安河原 槵觸(くしふる)神社 大御神社と日向灘 江田神社 青島神社 鵜戸神宮ときまして、
あとは「都井岬」と「駒宮神社」 よろしかったらお付き合いください^^
さてー
実は、伊丹空港を出発するときに、空港内のラコステでうっかり
ゴム引きのコートを買ったんですけど(セールだったし〜)
宮崎に来てからの数日というもの、ずいぶん暑くて、半そででうろうろしていたような感じでしたので
わたしより一日早くちゅん2が帰宅した時にこのコートも一緒に
持って帰ってもらったんですね(スーツケースの隅っこに入れた)
ところがところが。
今日は都井岬に行って帰る、という最終日
さむーーーーーーーーーーーーーい!!
しかもすごい風。
案の定、都井岬は吹きさらしでして
あのコートがあればなー!!!ってしみじみと後悔いたしました
だいたいせっかく何かのご縁があって出発前に買ったんだからさぁ。車だし軽いんだし持っておけばよかったわ。
ともあれ
ホテルを辞し、車で御崎へ向かいます。
とる予定だった海岸のルートは、地震以降地崩れで不通になっているということで
(予算がついたのでそのうちトンネルができるんだって)
距離はそう遠くはないんだけど、内陸の森の中の道をずっと迂回することになりました。
それにしても
都井岬…… 車ぜんぜんいないし(土曜なのに)
「日本の端っこ」感、半端ないです!!!
日本のはしっこで、馬といえば、与那国馬♪でもここは宮崎♪
はしっこにはお馬さんが似合う(あと
ユルリ島の馬とかさ。)…まぁ、端っこにしかこんな風には暮らせないよね…
(などと感慨にふけりつつ)都井岬に到着。
駒止の門で入場料を払って
(今日は寒くて風が強いから、あんまり馬いないかも〜って言われましたが)
まずはビジターセンターへ。

進入路でようやくお馬さん発見♪お出迎え、ありがとー!(立ったまま寝てたけどさ)
朝一、開いたばかりのビジターセンターでまずはお勉強。
さっきの駒止の門のおばちゃんもそうだったけど
ここの係の人、すごい気さくですごい親切。(わたし以外だれもいないし)
御崎馬の話をいろいろ聞けて楽しかったです。ここはほんとに、行くべき!!
全然人の手が入ってなくて、生まれるときも、死んだ後もそのままなこととか…
(年1回だけ頭数確認と、ダニ駆除をするそうです)
お馬さんたち水飲み場では順番に並んで、もう一度飲みたい時は後ろに並ぶんだとか…
若い馬と年取った馬の頭蓋骨をもたせてもらって、その重さの違いに驚いたりとか…
パンフレットやお土産なんかも、素朴な手作り感がにじみ出てて
よくある「〇〇饅頭」とか全然ないの。(* ̄m ̄)
Tシャツとか手ぬぐいとか名詞型カードとか買いました。
それからもう一度車に乗って、(空港までの移動を逆算すると、タイムリミットはお昼過ぎまで!)
あちこちうろうろしました

先端の神社にも行ってみた。
このあたりはソテツの自生地とのこと。

崖の上にお社があります
和銅元年(七〇八年)創建、縁結びと航海安全の神様だとか。

昔、藩の「牧」で飼われていた馬を野にかえしたものなので
お侍さんが乗っていた日本の在来馬なもんだから、小柄です。
途中一頭だけ、国策で1頭の洋種馬と数頭が交配したそうです(以降星など白斑がでるようになったんだとか)
それにしても
本当に観光客がいない。
お馬さんは食べてばかり。(一日18時間お食事中だからね〜)
暖かくないので、寝転んだり寛いだりもしてないみたい。
車も少ないので
思い切って、すれ違いもできなそうな細い横道に入ってみた。えい!!(どきどき)
で、行き止まりにある駐車場に車を停めて、徒歩で丘を登ります
(余談ですがこの道の先端に、白蛇の小さな神社がありましたがちょっとコワくて入れなかった)
そしたら!
そーしたら!!!

こーんな素敵なところがありました。(たぶん扇山)
あーあ暖かかったらのんびりしたいところだったわ。
(しつこいですが寒風吹きさらしでした)
ところどころにオキナグサの株があり。

うおー!すごい。自生のオキナグサ★★★

これは何だろう。リンドウかなぁ。もう少しで咲きそうですね
わたしが行ったのは4月7日でしたけれども
春駒(春に生まれる御崎馬の赤ちゃん)の初仔は今年は9日だったそうで
残念ながら赤ちゃんを見ることはできなかったんです ざんねーん。
(まぁ行ったところでどこで生まれてるか皆目見当もつかなかったでしょうけれどもね)
帰りがけ、車道から小松ヶ丘を見上げたところには
天空の馬たちがいました


お見送りのお馬さん。看板の端で、痒い所を掻いています
あー楽しかった
人に頼らない生活は厳しいだろうけれども、
無口もつけず、群れでのびのびと暮らしているお馬さんたちを見るのは
本当にいいものですね
またぜひ訪れたいです。次はもっとゆっくり。
さて
この後、夕方の飛行機に乗るべく、急いで空港に向かいました
帰る途中、すぐ近くに幸島があるんだけど… ここは、ニホンザルの海水で芋を洗う行動が初めて観察されたところで
(元動物行動学、しかもサル学専攻のわたしにとっては聖地に近いところでもあるんだけれども…)
涙をのんで(だってまだ時間が読めないんだもの。途中渋滞になったら困るし… でもちょっと大げさ…涙はのまなかった)
素通り。こんど、また来るからねー!
旅行記、もうちょっとで終わります♪