ここ数日また、車で"A Wizard of Earthsea"のaudiobookを聴いています。
やっぱ大好き〜
わたしの持ってるバージョンは今amazonにはないみたい。
(ま、この頃は買ったりせずにサブスクで聞くんですよねーきっと。)
男の方の朗読で、上手なんだけど、若い女性の声色が若干キモいのと、Gedの声のイメージがわたしと違うんだけどさ。
でも気に入っています
で、やっぱり、どうも
3年前も同じだったようで
やっぱり

影との戦い ゲド戦記1 --- アーシュラ・K・ル=グゥイン/著 清水真砂子/訳 岩波書店 1976 (第43刷 2005)
これ、読みたくなってまた読みました。
で、今回もまた
あれーこんな話だっけ??
って思って(前回もそう思ったのはさっき3年前の自分のブログ読んで知ったんだけど)
今回は途中から、

A Wizard of Earthsea --- Ursula Le Guin, puffin books, 1971これ開いて同じとこ読んでみたりしてました。
この表紙綺麗ねぇ。わたしのは、少し前のものなのでブルーの違うやつです
(いちばん最初に読んだのはカルテット*4話1冊*だったので、読みすぎてよれよれになってきたし、やっぱり単体の本が欲しくなって買い直したんですけども)
日本語と英語とでは文体が違うので、やっぱ違う物語のような印象を受けるんですけど
1番違うのはやっぱVetch(和訳ではカラスノエンドウ)の存在感だわ。
キャラクターのイメージはもちろん読み手のもので、
読む人によって変わるのは当たり前のことなんですけども
原文だとさぁ。Vetch、話す言葉はもっと短くて男っぽくて本質的でかっこいい
例えばー。最初のセリフ、食堂のシーンだったでしょう?
晩御飯をかきこみおわったVetchが
"At least it's not illusion, like so much around here; it sticks to your ribs."
(「少なくともこれは魔法じゃないしな。ちゃんと身になるぜ」)
ロークを発つ夜、ゲドに別れを告げるシーン
"Sparrowhawk, if ever your way lies East, come to me.
And if you ever need me, call on me by my name: Estarriol."
あーかっこいいーー!!
日本語にするのは、わたしなりにもいろいろ考えてみましたけれども
やっぱ、むずかしいんだなぁ。。。
清水真砂子さんの訳は、香りがあってとっても素晴らしいけど、
後半、え?って気になったところを並べて読んでたら、訳の違ってるとこをいくつか見つけてしまったわ。
日本語版、版を重ねて今は訂正されているといいけども。
(直訳できなくて言葉を変えているとかは、わたしは誤訳とは全然思わなくてむしろ苦心の産物だと思いますけど、話し手の名前が違うところなんかは、和訳かもしくはPuffin版の原書が違うのかどちらかだよねー)
もうしばらく、この響きと物語を楽しもうと思いまーす^^