2024年09月06日
"Dark Assassin"
Spook's : Dark Assassin --- Joseph Delaney, Red Fox, 2017
長年読んでまいりましたがこのシリーズ
17冊目のこれで完結!
いやーよく読んだわね
おさかなやを見直してみたら2015年スタートだったので(休み休みでしたが)もう10年
その間著者は亡くなってしまい
もう続きはないのよね
最後のこの巻は、とはいえ、あちこちストーリーに都合のいいところがあって
若干興醒めしつつだって今まで面白かったしねぇ
まぁ最後もなんと言いますか。。。
なんか卒業って感じがしております
それにしてもdecadeかぁー
楽しみましたありがとうございました!
posted by しろくま at 17:41| Comment(0)
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2024年09月03日
「神様の肩コリ」
神様の肩コリ --- 高塚光/著 勁文社 1994
流れで借りて読んでしまった。
気になるとその人の著作をしらみつぶし(は、大袈裟)したくなるのがわたしの癖なんであります。
でもこれは小説だった。
しかもー
なんていうかー
おじさま方の雑誌とか趣味新聞なんかに載っているような(イメージ)
でもねぇ
なんかよくわかんないけど読んじゃったんですよねぇ
すごいのは
これ、高塚さんがヒーリング能力に目覚める前に書かれたものですよね?
でもほぼほぼ
ご自身のその後を描き出しているという(いわば予言)
「宇宙で唯一のエネルギーは『純粋さ』」
みたいなところがちょっとよかった。
なんですが…
この本だけ読んだら へ??? って感じだし
この本買った(蔵書してる)図書館ってある意味すごくないですか?
(書庫だったけど)
なんでこれを??
posted by しろくま at 14:06| Comment(0)
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2024年08月24日
「イスランの白琥珀」
posted by しろくま at 20:07| Comment(0)
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2024年08月21日
「超能力サラリーマン タカツカヒカルのヒーリング・セミナー」
この本読みたくなって中古で買ったんですけど
表紙を見れば見るほど
すごい既視感があって
絶対これうちの本棚のどこかにあったと思う
(つまりまた2冊目を買ってしまったのじゃないかと疑っています)
ともあれ
昔有名だった方なのではないでしょうか
わたしよりちょっと前の世代かなぁ
だから私は知らなかったんですけど
この方、お母様の危篤に接し急に突然out of blue
手をかざして病を治す能力が発現してしまったという・・・
(そしてそれが本当にすごいらしい)
いまでもなさっているんでしょうか
一度お会いしてみたいなぁ
ともあれ
やり方は本書に書いてくださっているので
いや、真似てできるものなのかどうかわからなんですけど
いやじつは先週、右のふくらはぎに肉離れを起こしまして
いま大変不自由な生活を送っており
夜は痛くてなかなか寝付けず
そんななかそうだ!と思ってこれをやってみると
べつに回復する兆しはわからないのではありますが
おなかがぐるぐる鳴り出すのであります
BodyTalkをやる人たちはみんな習います
おなかのぐるぐる音は体(正確にいうとinnate wisdom)からの
「そう!そうそう!それ!!!」っていう合図なのであると
なんかふしぎ。
Loopにも関心ありありのわたしではありますが
これもやってみる。
posted by しろくま at 15:46| Comment(0)
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「久遠の島」
久遠の島 --- 乾石智子/著 創元推理文庫 2023
シリーズ何冊目?12冊目かな??
これがラスト。とうとうおわってしまったわ。そして
一番面白かったわー!
世界中の(このファンタジー世界の)すべての書物のコピーが
木に生るという
超へんてこな島に生まれた子どもたちが
文字通り苦難を乗り越え
頭のみにある知識を、
血肉とし身体性を持つ知恵にしていくまでのロードムービー
ラスト、これはどうもシリーズ1冊目
につながっていく感じだなぁと本棚を漁り
をすぐ目の前に置いて
最後のページを何気なくめくったらそこにたった一行
「―――夜の写本師。」
とだけあって
文字と表紙が並んでいたのにはちょっとぞくっとしました
ただどこかに突っ込みどころがあったような気もするんだけどもう
忘れてしまったわぁ
それにしても、しばらくこのシリーズ楽しませてもらいました。次どうしようかなぁ
posted by しろくま at 15:38| Comment(0)
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2024年08月07日
「赤と青のガウン オックスフォード留学記」
赤と青のガウン〜オックスフォード留学記 --- 彬子女王/著 PHP文庫 2024
(2015年に刊行されたものの文庫化)
三笠宮さまのご長女彬子さん
(彬子女王、っていうふうにお呼びするのねぇ あんまよく知らなかったですー)
が、イギリスのオックスフォード大学に留学されて修士・博士課程を経て
(と、いうのかなぁ、日本のシステムとはだいぶん違うようなのですが)
帰国されるまでの回想エッセイ。
わたし日本国民として大層迂闊なのでしょうが
皇室・宮家のことをあんまりよく知らなくてですね
(まぁ宮家に限らず有名な政治家のご子息とかともごっちゃにしておりますが)
大学とか、ご留学とかも結構一般人よりは下駄履かしてもらってるんじゃないのかって思ってた
それにやっぱりどうしたって特別扱いで優遇されたり色んな方から助力を受けたりされてるのじゃないのかとも
この本は章立てに四文字熟語のサブタイトルがついているのですが
だから「苦学力行」ってあるのもなんか苦さを感じて読んでた
苦学っていうか、別に学費は困ってなくない?って
でもですね
もちろん、たくさんの方々の力添えを得やすいお立場であるとはいえ
(そりゃだって、一般人はエリザベス女王には会えないわよ)
この手記には心を打たれます
読み進めていくうち
彬子さんの真摯さというかまともさというか
やっぱり普通の人らしさというかに
おもしろかったです
留学中にもらったアドバイスだという
Think small.
Always think about a question.
はわたしも心に留めておこう。
posted by しろくま at 07:50| Comment(0)
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2024年08月06日
「神々の宴」
神々の宴 --- 乾石智子/著 創元推理文庫 2023
久しぶりにゆっくり本が読めたので
一気読みしてしまった
このシリーズも今出ている分だったらあと
1冊しか残っていないんじゃない??
終わるのがもったいないのでもっとゆっくり読みたいところですが
いつまでも楽しんでいたいけどそうはいかないよねぇ
本作は短編集で、並びも時代順でもなくてばらばらで
いろんな主人公(魔道師)がでてきて
人の業のようなものを描いている
(「闇」と呼んでいる)
それはこのシリーズが始まったころからなんというか
わたしには唐突感があって不思議だったのだけど
このあたりになってようやくこなれてきたなぁ(慣れてきたのかも?)
まぁすべてはその「闇」に基づくものとはいえ
いろいろな魔法のスタイルが独創的で
とてもおもしろい
最後の「神々の宴」
よかったですねぇ・・・
posted by しろくま at 00:50| Comment(0)
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2024年08月02日
「人間関係のイライラがゼロになる!個性心理学」
人間関係のイライラがゼロになる!個性心理学〜本当の自分と相手を知れば、すべてがうまくいく! --- 弦本将裕/著 日本文芸社 2017
むかーしむかし、私がまだ会社員だったころだから
余裕で30年近く前だと思うんだけど
どうぶつ占い、っていうのが流行りまして
本を読んだことがあったっけなぁ
その時はさほど、感心もしなかったんだけども
最近お会いした方に、これ心理学なんですよって聞いて
その方のお話も面白かったので
この本を読んでみました
12だった動物キャラが、より細かく分けられて60になってる
生年月日で観るんですけど
これ、もともとは四柱推命なんだってー
四柱推命の用語のままだと、なんだかおどろおどろしいので
かわいらしい動物にしたんだとか。
それで、その動物の部分はまだなんだかふうぅんって感じなんですけど
おもしろかったのは
moon / earth / sun
っていう3分類のところです
moon属のオットと、earth属のわたし。
相手軸で、感情を大事にする、そして話の長いオット(や、妹その2もそうだ〜)と
まず結論を聞きたい、合理的なわたし。
あるある!!あるあるある!!!!
しかも、力関係はmoonがearthよりも強いらしく・・・
(だから、sunの弟にはわたしはストレスを感じない:わたしのほうが強いから)
もうおなかがよじれるほど笑いながら、わかりみ〜しながら読んでしまいました
占星術のアセンダントみたいに、
「表面的にはそう見える」自分のキャラとは違う動物もあるみたいで
この辺もっとみてみると、動物ちょっとぴんとこない・・・ってところも変わってくるような気もしてます
おもしろかったー
(あ、でも、本書のタイトルは大変大げさじゃないかとは思います)
posted by しろくま at 19:34| Comment(0)
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2024年07月04日
紐結びの魔導師3部作「赤銅の魔女」「白銀の巫女」「青炎の剣士」
赤銅の魔女 紐結びの魔導師T --- 乾石智子/著 創元推理文庫 2021
白銀の巫女 紐結びの魔導師U --- 乾石智子/著 創元推理文庫 2021
青炎の剣士 紐結びの魔導師V --- 乾石智子/著 創元推理文庫 2021
リクエンシスが主人公的な位置付けにある
三部作
おおらかで優しくて強いリクエンシスが
このシリーズ1番好みの魔導師なので
楽しく読みました
ようやく梅雨入りして、雨がちなのをいいことに
3冊連続で読み耽っておりました
馬橇の桃ちゃんが出てきたのと・・・
(先日北海道で、一緒に山を走りましたー!)
死者の谷、死者の丘、自分が何者かを知る・・・
みたいなところが(Gedみたい!!)
このかたの物語は面白いし美しいんだけれども
読み終わってあーここが面白い!!ってところがいまいちはっきりしなくって
なんていうか植物的な感じがする
plant kingdomの書き手。(かも??)
posted by しろくま at 19:56| Comment(0)
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2024年06月26日
「沈黙の書」
沈黙の書 --- 乾石智子/著 創元推理文庫 2017
オーリエラントがオーリエラントと呼ばれるようになる前の
物語なので
地形も違うし雰囲気ももっと古代っぽい
オーリエラントというのは「言葉のあまねく広がる大地」
という意味なんだそうで(それにルビがついている)
「光あれ」に対して「言葉あれ」のような
むかーしむかし
学生時代に合気道の偉い御師範が
道場で
「世界は 『し』(の音)から始まった」
というお話をしてくださったのを
なんだか思い出してしまった
あれてっきり、日本の神話の話だと思ってたのだけど・・・
posted by しろくま at 14:45| Comment(0)
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「馬のこころ Horse Brain, Human Brain」
馬のこころ Horse Brain, Human Brain: The Neuroscience of Horsemanship --- ジャネット・L・ジョーンズ/著 尼丁千津子/訳 パンローリング 2021
アマゾン見てみたら2021年11月に買ってた。読み終えるのに3年近くかかってた。
たぶんだけど、今思えば、
ウマのことをある程度はわかっていないと興味深く読めないのよ。
著者は脳科学者だそうで、長年馬にも携わって乗るだけでなく調教などもしているそうな。
(若いころ落馬して脳にダメージを負って断続的な健忘症を患うようになり、
そこから脳に興味を持って学ぶようになった、ってYouTubeで言ってた)
すごく貴重な内容満載な本なので、最初のほうに読んだ(思い出すのにたぶん2回読んだ)ことはもうわすれているし
何回も読み直したい本ではあるのですがまずは読了後の感想としては
馬を理解するのに馬の脳の働きや癖や「人間の脳との違い」を学ぶことは
必須やなー
ってことでしょうか
犬にでもそうだもんね
擬人化して考えるもんね
犬(馬)にこれをしたらかわいそうとか
これが好きだろうとか
ちがうもんね
犬(predator)でもずいぶん違うってのに馬(prey animal)ではなおさら!!!
好きなら、そしていっしょになにかしたいなら
相手のことを理解しなくっちゃだよね
例えば思いやりの置き場も間違ってしまうものね。
ということで
ほんの少しですが、何度も思い出したいところを抜き書き。
目の違い: 桿体が多く、「動き」を読み取ることにたけている。素早い小さな動きを察知する
鼻の違い: 例えば、ストレスホルモンをかぎ分けることができる。
自信をはぐくむために、なんでも匂いを嗅がせるのがよい
扶助と解放: 必ず解放する。使い続けると、神経系の疲労によりその力を感じなくなる。音声も含む。
馬には前頭前野がない: カテゴリー知覚をしない。(代わりに、かすかな違いを把握する)
考えず瞬時に反応するのも前頭前野がないから。
評価しない。目標を立てたり結果を予想したりしない。検討、計画、戦略を立てたりしない。
だから悪意を持った意地悪や嫌がらせもしない。
集中ではなく反応する。注意する時間を増やしていくことが、集中の訓練
人間の脳と馬の脳は、お互いの固有受容覚によってコミュニケーションをしている。
なのでよりよい乗馬のためには
・乗り手の人間が固有受容覚を発達させる必要がある。反応時間も早くなる。(馬にも伝わって馬の固有受容覚も鋭くなり、両者の体を通したコミュニケーションが取れるようになる)
・筋肉の分離ができるように訓練する。(個別の筋肉だけを、他と切り離して動かせること)
ミラーニューロンの働きを活かす(誰かがうまく乗馬しているところを見る!)
「試して学習」は馬の生来の性向。
馬は人を試す。でもそれは、人が何を望んでいるのかを知りたいから。
圧迫と解放: 数秒間のうちに解放することで、脳内で結びつく※
そして報酬は2,3秒以内!
「負の強化にはすぐに対応しなければならない」
「負の強化はウマに従って反応することを教えるが、ウマとウマを扱う人のあいだに強い信頼関係を気付くものではない」
馬を構いすぎない。人とのかかわりは一日2時間程度に(ストレスになるし、恐怖心の強い、臆病な馬になる)
ところで
わたしの個人的なことでいうと
最近痛感したのがこれ(↑の※)です
「馬は3秒たったら忘れる」って聞いたことがあったけど
ほんとにマジその通りだったのね(先日習った先生には1秒って言われた)
わたしはなんとのんびりと乗っていたことか・・・
馬は本当に人間に対して大目に見てくれてるっていうか、寛大だし
やさしいんだなぁ。。
と読んでて何度も思いました
最後に著者による「ホースマンシップ」の定義はですねぇ
「ウマが最優先」
だそうです
「真のホースマンは生涯にわたって学び続け、誰かに教えを乞うことを怖いとも恥ずかしいとも思わない。
どんなウマも、新しいことを教えてくれる。
調教での騒動から始まり人間同士のいざこざに至る何らかの問題が生じたとき、彼らにとって最も重要な問いは『ウマにとって最善の策は何だろう?』」
「ホース『マン』という言葉が依然として使われているのは、
真のホースマンシップ精神を伝えられるジェンダーレスな言葉を、私たちはまだつくりだせていないからだ」
いいわ!ほんとに!
最後にちょっとだけ苦言なんですけど
すごい本なのに読みにくいところが結構あって
軽い調子のジョークっぽい言い回しをちゃんと訳してあったりするのもちょっと読みにくいんだけど
それにたとえば
「衝動」「感情」「気持ち」
って違い分かりますー?(特に後の2つ)
何の訳語なんだろうなぁ。情動、っていう言葉とかいう言葉も使えたんじゃないのかなぁ
惜しいーーー
posted by しろくま at 14:34| Comment(0)
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2024年06月17日
「負の感情がラクになる ポリヴェーガル理論がやさしくわかる本」
負の感情がラクになる ポリヴェーガル理論がやさしくわかる本 --- 吉里恒昭/著 日本実業出版社 2024
去年の末にポリヴェーガル理論の本を勧められたんだけど
なんか手に取りにくく思っているうちに
4月にこの本が発売されて(より平易で超入門書的)
すぐ買ったわりには読み終わるまでにやっぱり1か月以上かかったわ。
まずポリヴェーガル理論っていうのが何かよくわかってなかったのと
この本で前半に書いてある神経の説明よりも、
後半の実例のほうに結局興味があったわけだけど
zoomで、この著者の短い講演会があったので
参加してみて
お話を聞いたら
俄然興味がわきまして
それでようやく読み終えた
まーいい本でした
べつにわたしは生きにくいとか悩んでいることとか不安だとかを
とくに意識しないで暮らしてるしだから
この本の言う「ラクになる!」っていう目的が
きっかけで手に取ったわけではないんだけども
(とはいえ、まったくないひとはいないでしょうけれども!)
自分の内面、他人の内面を理解するために
このポリヴェーガル理論が大変面白く興味深く役に立つということは
とてもよくわかったな
ポリヴェーガル理論っていうのは
くわしくは本書をお読みくださるといいのですが
いわゆる「自律神経」
自分ではコントロールできない、顔が赤くなったり、緊張したり、手が震えたり、
っていう体の反応をつかさどる自律神経が
いままでは「交感神経」「副交感神経」の対立現象としてとらえられていたのを
いやいや第3の神経があるんですよって
(それが、zoomで聞いた「腹側迷走神経複合体」という、いわば哺乳類的反応をつかさどる神経らしいのですが)
この構図がとても面白くて
でもさ(余談ですが)
本書でよく出てくる「ポリ語」って概念は私ちょっと掴みにくくって苦手っていうか
それがどうも前半読みにくかった(一回読むんやめた)理由になっちゃったのだけど
ともあれ
わたしこの本で救われた気持ちになったのは
馬がこわい
っていう私の目下の問題が
あたまでかんがえたことじゃなくて
せいかくのもんだいでもなくて
「体の反応」、生理現象なんだっていうことですね
それが腑に落ちた。
じゃあどうしようかっていうのは
これからなんだけど
でも、たいへん気分が楽になったことこの上なし
あ
ラクになってる
posted by しろくま at 11:22| Comment(0)
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「紐結びの魔導師」
紐結びの魔導師 --- 乾石智子/著 創元推理文庫 2016
先月、今月と結構飛び回っておりまして
読んでから少し日が経ってしまいました。
この頃楽しく読み始めたこのシリーズですが
5冊目にして初めて!
カッコイイ魔導師がでてきたよー!
(っていうか単に好みなのかと)
ええわー
たのしいわー
このどんでん返し感
リクエンシスのこの男前ぶり
ますます楽しみなのであります
昔の文庫本に比べたらこれでも文字は大きくなっているとおもうけど
(昔って1ページに2段組みだったりしたよね)
それでも1冊読んだら少し休みたくなるなぁ
まだまだ
ルビもちゃんと読めますけど♪
posted by しろくま at 10:55| Comment(0)
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2024年05月29日
"Belonging"
Belonging --- Jeannie Baker, Walker Books, 2004
ふしぎな絵本。
文字は一文字もない。
各見開きに、窓から外の風景を見た絵。
でも
ページをめくるほどに引き込まれていく。
絵本を普通に読むよりもずっと、時間がかかる。
いろんな発見と、いろんな謎と、いろんなドラマと。
わたしの、自分が暮らすところ、
自分がその一部であるこの場所のことも
新鮮な目で眺めることができるって気がつく。
素晴らしい絵本。
作者は
visual thinkerかなぁー
posted by しろくま at 22:03| Comment(2)
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2024年05月24日
"Horse Sense and Stable Thinking" by Pat Parelli
Horse Sense and Stable Thinking .. 100+ ways to stay safe with horses --- Pat Parelli, Parelli Natural Horsemanship, 2021
大好きな動物学者のTemple GrandinがYouTubeで、
Buck Brannamanはちょっとどうかと思う(あれ馬飽きると思うわとかなんとか)んだけどPat Parelliはなかなかいいわね
みたいなことを言っていたので興味が湧いて
本探してみましたらなんとすでに1冊家にあった
(読んでない)
なので
新刊らしいこの本を買ってみた
40年以上馬を扱うクリニックをされている著者だからこその経験から
シーン別にこんなことしたら危ないよー100 tips っていう内容で
折々に挿入されるご自身の体験談なども面白い(っていうか結構壮絶)
シーン別というのはたとえば
馬を買うとき。
放牧場で捕まえるとき。
馬をつなぐとき。
地上で馬を扱うとき。
手入れのとき。
馬房まわり。
頭絡やハミ。
鞍をつけるとき。
またがる、下馬するとき。
乗っているとき。
外乗中。
馬運車に乗せる・下ろす・乗車中のとき。
などなどで、
まぁワタシ一生やらんやろなってことも多々ありましたけれども
どれも
馬の生来のあり方からのお話なので
興味深かったです
たとえば Opposition Reflexのページは
そうそうちょうど今、うちにわんこがいて(ってこの頃書いてるけど)
朝晩お散歩に行くんですけど
車が通りかかるった時など道端に犬を寄せようとすると
ほんとこのreflexあるある、わかるわ〜〜〜!!ってなります
あとこの本にはたくさんQRコードがついていて
関連の内容を映像でも見ることができる(新しい!そしてありがたい!!)
そこからPat Parelli Tubeなどもみながら読んでいました
このかたのYouTubeほんと面白くて勉強になる
「馬とうまくいかない4つのポイント」
1. Chauvinism : 人間が上と思うこと。
2. autocracy : 自分本位。自分をボスと考えること(リーダーというのとは違う)
3. Anthropomorphism : 擬人化。馬の行動を人間に当てはめて考えること。
馬は草食動物で食べられる側だから、人間とは全く違うし、もちろん犬とも違うので
犬の行動に詳しくても馬に対しては参考にならない。
Patさんのお友達で犬界隈では有名なCaser Milanさんって方がいらっしゃるそうなんですが
よくこのかたの話をしています。アイツ馬買ったんだけどさ、てんでダメなんだわみたいな。
4. linear thinking : 直線思考、論理的に考えること、単純な因果関係に基づく考え方、既成概念とも言えるかも。
Temple Grandinさんがよくvisual thinkerのことを話してるけど、これも同じようなことを言っているのかも。
とか
Horsemanshipの定義とか!
(曰く、"the habits and skills that both horses and humans need to become partners")
いいなー
この人いいなぁ
(あの、若干、ダジャレ好きな感じがします。ダジャレっていうのか口馴染みのいい言い回しというのか・・・
そういえばこの本のタイトルにも若干その香りがっ)
posted by しろくま at 21:21| Comment(0)
| こんなん読みました^^
2024年05月22日
「馬をたすけ 人をたすけ」
馬をたすけ 人をたすけ〜名伯楽・角居勝彦がめざす「陽気ぐらし」 --- 片山恭一/著 道友社 2024
乗馬繋がりのお友達が勧めてくれて、お借りして読みました。
角居さん、競馬界のビッグネームですけど
一度だけお会いしたことがありますが(セミナーの先生でした)
物静かで、穏やかな、自己主張されない方で
それが妙に印象に残っている
そうかー宗教人でいらしたたのねぇ
タイトルにもなっている、「陽気ぐらし」というのは
「すべての人間が互いにたすけ合って仲良く暮らす」という天理教の理想なのだそうです
年間4000頭とも5000頭とも言われる、日本で(たぶん)屠殺されている馬たちを
どうしたら救えるか(しかもサステナブルに)という活動を
圧倒的な実行力で地道に取り組んでいらっしゃるご様子がすごく迫力があって
日本に多いサラブレッドは、特に乗馬向きの馬ではない(と一般的にも言われている)けれど
鋭敏でデリケート、感受性が豊かなことから、メンタルケアに向いているのだそうです
ほほぅ
「馬は人間の気持ちに応えようとして100パーセントも120パーセントも頑張ろうとする動物だ。
走り終えた瞬間に命を落とすくらい頑張ってしまう。だから、ギリギリまでやる必要はない。
難しいのは『待つ』こと。
馬のリズムに合わせる。
たいてい人間の方が待てなくなる。失敗しても仕掛けたくなる。
そのほうが、馬のために何かしているという実感が得られて安心だから。
待つことの難しさ。『馬のリズムに合うまで待て』」
ところで
明日早朝から半日家を空けるため、
今預かっているわんこをさっき、近所のペットホテルに預けてきました。
思えばこの子は
保護犬で、峠道に捨てられていたそうなんですが
純血種の老犬(推定)で、動物愛護協会の方曰く、
「ブリーダーが(繁殖に使えなくなって)捨てたんでしょう」
保護された当初は、
お散歩もされたことがない様子
人間の手から食べ物をもらったこともない様子
だったそうで
今でも
私たちが何を食べていても全く欲しそうにしないのは
多分食べられるものだと思っていないからなんじゃないかなぁ
それがしみじみと不憫だし
幸せになってほしいと心から思う
これだけたくさんの犬たちが今飼われているけれども
それを生産しているのはブリーダーさんだけれども
(様子を知らないのでわたしの空想ではありますが)
そこにいる子たちは家庭で飼われている子たちとは違うわけで
撫でてもらっているだろうか お散歩には行けるんだろうか
そういうわんこたちが世の中にはきっとたくさんいるんだろうなぁって
馬のこともなんとかしたい、馬にも幸せになってほしいと心から思うし
馬よりずっと身近な犬たちや猫たちも
なんとか本当に幸せになってもらいたいなぁと思う
5月の薫風がなぜか秋風のように冷たく切なく感じる
ペットホテルからの帰り道だったのであります
posted by しろくま at 19:26| Comment(0)
| こんなん読みました^^
2024年05月14日
「太陽の石」「オーリエラントの魔道師たち」
太陽の石 --- 乾石智子/著 創元推理文庫 2015
オーリエラントの魔道師たち --- 乾石智子/著 創元推理文庫 2016
ハマった割には、「闇を抱く」(オーリエラント〜に収録)の描写がしんどくて少しの間放っておいた。
実は、今日からわんこがうちに来ています。
母が妹と一緒に妹の家(カリフォルニア)に出かけるので、
その間うちで預かることに。2週間。
さくらちゃんは外飼いだったからさぁ、色々と新鮮です。
お散歩させなくちゃ!と、今朝は5時に起きてしまったわ。
「闇を抱く」、でも、面白かったなぁ。最後がいいなぁ。
「魔道写本師」も素敵でした。この本(オーリエラント〜)は短編集でした。あー楽しいっ
わんこと一緒にまったりしながら、(だってしばらくあんまり家を空けられないもんねぇ)
続きをたのしみ魔ーす
posted by しろくま at 21:24| Comment(0)
| こんなん読みました^^
2024年04月25日
「夜の写本師」「魔道師の月」
夜の写本師 --- 乾石智子/著 創元推理文庫 2014
魔道師の月 --- 乾石智子/著 創元推理文庫 2014
ファンタジー「オーリエラントの魔道師シリーズ:全12冊」の、〈1〉と〈2〉です。
読み始めたら、おもしろくて、もうこんなblog書いてないで先が読みたい(ぷぷ)
だいすきな「十二国記」と比べると(って比べられないけどさぁ)
国の制度など設定が緻密で、世界観のストラクチャーが明確なのは十二国記(まぁ制度はほぼ古代中国みたいだけど)
描写とイメージの自在さ鮮烈さはこちら(カルチャー的には特に2巻目は古代ローマに酷似)
じゃないかと思う
(でもやっぱり十二国記がすきだなぁ)
苛烈な描写も時にありますが、楽しんで読みたいと思いまーす
posted by しろくま at 20:06| Comment(0)
| こんなん読みました^^
2024年04月16日
「竜の医師団」1、2
竜の医師団 1、2 --- 庵野ゆき/著 創元推理文庫 2024
この頃はこういう本も最初から文庫本で出すのねぇ
(そういえばあの!十二国記もそうだったんだもんなぁー)
なかなかスピーディーな文体で面白かった。
竜からしたらアリンコのように小さい人間たちが、竜の治療に腐心するというまぁ
そういうお話なんですけども
(そして本作の竜はearthseaの竜よりも断然大きい)
どうしても途中、いわゆる西洋医学のお医者さんたちばっかりでその理屈で話が進んでいくので
若干うんざりし始めるのよ。
死ノ医師団てなんやねん。
でもね
2巻の終わりの方で
「生きて欲しい。
死なせてやりたい。
それらは対極にあるのではありません。
同じ場所で、背中合わせにいるだけなのです」
っていうところがね
響いたなぁ
(以下大変個人的なことですが。っていうか個人のブログで断りを入れるのも妙かもしれないですけども)
何回か書いてるんですけど
去年の春、父を亡くしたんですが
無くなる前2ヶ月ほどは病院にいたんですね。
入院の時「延命治療は希望しません」って病院と話し合ったのに
病院のいう延命治療と私たちのイメージしていた延命治療は違ったんですね。
ま、それはそうですよね。
点滴や酸素吸入をしなければ死んじゃうわけですから
しないということは受動的に殺すということになるわけで
病院ではそれをしないという選択はないわけです
でも
父の横についていて
手を握っていて
酸素マスクをして点滴に繋がれてそのために痰が絡んでしょっちゅう吸引をしてもらっている父は
やっぱり辛そうなんです
食事も取れず点滴と酸素で生きている
体はどんどん薄くなってわずかな脂肪が背中側に落ちていく
これがいつまで続くのかと
そのとき私は
父の痰を取り応援しながら
でも、同時に、この苦しみを終わらせてあげられないかな
ああもう死んでくれないかな
ってやっぱりある刹那思ってしまったんです
そしてそれは、父の生と同時に死を願ったことは
以来私の心に、氷の棘のように刺さっているんです
結局
父を自宅に迎えたくて、自宅で点滴や酸素吸入もできるよう
在宅医療のドクターや設備を整えるべく走り回っている最中に
父は亡くなったのですけど
夜明け前、私が車を飛ばして駆けつけた10分後に
この本のここを読んだときに
あぁ生と死を願うことは
離れているものではなくて背中あわせだったんだ
って
ふっと力が抜けたんです
ファンタジー読んでてこういう体験は初めてかもなぁ
私にとって大切な物語となりました
モチーフとして医療用語を駆使しただけではなくて
医療を通じた死生観も描かれている物語かなと思います
早く次が読みたいわー
posted by しろくま at 19:36| Comment(0)
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2024年04月15日
「奇跡の魔法 ループ」
病気を癒し、人生を好転させる 奇跡の魔法ループ --- 丸山修寛/著 きれい・ねっと 2023
タイトルと表紙はすごいけど
ひょんなことで読んでみたら
おもしろかったー!っていうかハマりそう。
このかた、仙台あたりで開業されてるお医者さんだそうですが
なんかお名前に見覚えが・・・と思ったら
この本の著者だった。これは2018年ですかねー、読んだの。
(あ、でも、おさかなやに書いてなかった〜)
まぁ面白いコンセプトだな、って思ったけど忘れてた。
この「ループ」は面白いですよ〜
ホ・オポノポノやってる人ならきっと楽しめること請け合い。
私はこっちの方が好きかも。
で、アメリカにいる間に読んだんですけど
Let`s loop! とか
フランス語のクラスのあとは(フランス語の勢いが残っている)
On va faire du loop!
Faisons du loop!
なーんて(テキトーに)呟いて楽しんでるー^^
ちっとも説明してないけど(まぁ読んでみてよ)
おすすめでーす
posted by しろくま at 18:18| Comment(0)
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2024年03月14日
"Heidi"
Heidi --- Johanna Spyri, 1st published 1880, this translation 1st published 1956, reissued in this edition 2015 Puffin Books
買ったの5年前でしたけど、すっかり忘れてて
読み始めたら面白くて3日で読んだわー
っていうか
赤毛のアンの時にも思ったけど
もうわたしUncle Alpの年の方に近いんじゃぁないですか
この人がどんなに傷ついていたのかっていうことが心に沁みて
それからやっぱりHeidiのいじらしい様子に
何度も涙が〜( ・∇・)
これってこんな本だったっけ?
まぁわたしが変わったってことですよね
でも
前半はワクワクして面白く読んだんですけど
後半ずいぶん神さまのくだりが多くなってからは
はーい聖書の時間♪ みたいになっちゃって
この時代、この人たちは神様を心の拠り所に生きてたんだなぁとは思うんだけど
どうしてもやはり興醒め感というか距離を感じてしまう・・・(美しいシーンの連続なんだけどもね)
さてこのPuffin版は、本文の後に
まるで子どもに読後の指導をするためのような付録がついていて興味深かったです
登場人物たちについて考えてみたり
気に入ったシーンを選んで演じてみたり
サウンドトラックを想像してみたり
あるいは地球環境について考えてみたり。。。
こんなふうに、子どもたちの興味を導いていくのも面白いわねぇ。
っていうか
(例えば授業だとしても)どれか一つをみんなで一緒にやろうとするのではなくて
子どもたち一人一人に合わせてだったらねー
この色々ある楽しみ方、発展させる方向の中のどれがハマるかは
ホント人それぞれだと思うし
中には、ただぼーっとしてお話の世界に浸っていたい子もきっといるだろうからね。
それも、特段何か表現という形をとらなくても、本当に実に豊かな時間で
むしろ作品の正当な楽しみ方だと思う(心の中の、大きくて豊かな世界のことだからね)
posted by しろくま at 23:23| Comment(0)
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2024年03月03日
「望月の烏」
望月の烏 --- 阿部智里/著 文藝春秋 2024
でたばかりの、シリーズ12冊目。
全部読んでる割にはもう前のお話を思い出せないけど(雪哉の人品が変わってしまってから、あまり興味がなくなってしまった)
でもやっぱりまた読んでしまったわー
そして
to be continued. やったわ〜〜〜(どうしてくれよう)
続きは来年!?
posted by しろくま at 22:20| Comment(0)
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2024年03月01日
「漫画 君たちはどう生きるか」
漫画 君たちはどう生きるか--- 吉野源三郎/著 羽賀翔一/イラスト マガジンハウス 2017
昨日の夕方、映画を観に行ったんです
開始時間を1時間間違えてて(早く行ってしまった)ぽっかりと時間が空いたので
入り口のカフェコーナーに置いてあったこの本を読みました
感激した!!
半分漫画で半分文章です
ちょうど
その映画館に向かう車の中で
もう30年も前の若くて未熟だった頃のことを思い出していて
いたたまれない思いになっていたところで
もう本当に
救われたような思いだった
それにちょっと話は変わるようですが
宇宙では全ての命は繋がっている
とか
一元論
とか
頭でそうか〜〜とか思っていたことが
すっと心に入ってきたような気がする
(でもわたしの頭はもう忘れてるんだけどさ・・・)
素晴らしいね
たくさんの若い人に
この本が届きますよう
時間間違えたのも必然だったな
posted by しろくま at 10:30| Comment(0)
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2024年02月24日
「セカンドキャリア 引退競走馬をめぐる旅」
セカンドキャリア 引退競走馬をめぐる旅 --- 片野ゆか/著 集英社 2023
この頃とんと本が読めない。
理由はですね
最近暇があればYouTubeばっかり見てるからですね
いやーおもしろいのよ。。。
ところでこの本は
なんだか可愛らしい表紙ですが
(馬が可愛いし!リードロープピンクだし!丸ゴシックだし!)
結構ガッツリしっかり取材された引退競走馬に関するルポルタージュです
いやもう馬好きの皆さんに読んでほしい!
元調教師で、現引退競走馬を支援する取り組みをされている、角居勝彦さんの言葉
「馬から見て逃げ腰にならず、馬が動いても基本的に体幹軸を動かさないこと」
ホースクリニシャンの宮田さんが引退競走馬と向き合う(リトレーニング)時の様子
「宮田さんがさらに指を高く上げると、四肢の動きは次第にスピードアップしていった。
これは母馬が子馬を敵から遠ざける行動を再現したもので、
競走馬時代に体験できなかった馬社会の基礎を学ぶプログラムだ。
リトレーニングをする馬にとって特に重要な課題は、駈歩を続けながら母親役の宮田さんの言葉や行動に意識を集中することだ」
緊張が高まり冷静さを失いかけた馬に、名前を呼ぶ。
「名前を呼ぶと同時に、宮田さんは両腕を下ろして姿勢を低くした。
これは母馬がリラックスして草をハンデいる姿をイメージさせるポーズで、
子馬にとっては『もう心配ない、安全だよ』という情報だ」
このほか
馬を使ったセラピーや放課後活動、
引退競走馬を乗馬に転用する取り組み、
馬を扱う人材を養成する学校、
馬の糞を堆肥に使った農業の取り組み
JRAによる引退馬支援活動の始まりなど
読み応えがありました。
わたしの母も、小さい頃は家で馬を飼っていたらしい。
今では、私たちの生活に縁遠い動物になりすぎて、
馬たちの美しさ、優しさ、穏やかさ、思慮深さを知る前に
怖い、あぶない、荒い、汚い。。。。ってイメージを持ってしまいがちになっているよね。
犬や猫とも違う、草食動物で、群れで暮らす動物の、馬のことを
もっといろんな人が知って触れられるようになるといいなぁ。
これって多様性を尊重して共に生きる ってことよねぇ。
posted by しろくま at 01:13| Comment(0)
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2024年01月18日
「鼻」
鼻 --- 芥川龍之介/著 青空文庫(初出は1916)
小さい頃に読んだ(今思えば子ども用にリライトしたもの)記憶があって
そのときのおはなしは
禅智内供の鼻を蓋の穴からお湯につけてふやかして人に踏んでもらって
すると毛穴から白い虫がにょろにょろと出てくるというもの
もう印象が強烈で(ですよねー)
一度、ちゃんと読んでみたいと思っていた
(ら、この年になった)
原文を読んだら虫ではなくて脂だったけれど
それよりも
人間の小ささと心の細かい機微をユーモラスに描いていて
まるで
夢が覚めてああよかったと思うような
夢といえば
今映画「インセプション」をamazon primeで観ているのですけど
観ているというのは、もう体力がなくて一気に見れないのよねー
(家で何日かかけて観るつもり)
今ちょうど半分
面白いような回りくどいような
劇中
潜在意識で思ったことは実現しちゃってコントロールできない
みたいなことをいうところがあって
なんかこの、年明けから繰り返しきているメッセージ。また書きます。そのうち。
さすがの芥川龍之介、青空文庫は無料なので一度どうぞ!
それはそうと、この作品自体もアルイミ今昔物語のリライトなのかしら
今昔物語もちゃんと読んでみたい。
posted by しろくま at 20:09| Comment(0)
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2024年01月16日
「12歳までの読み聞かせが子どもの『地頭』をつくる!」
12歳までの読み聞かせが子どもの「地頭」をつくる! --- ランディー由紀子/著 WAVE出版 2015
こっちの本と一緒に、先月買いまして、
わたしも相当な本好きなもんで、
それと20年近く前の、ちゅん2への読み聞かせ(っていうかなぁ?)も思い出しながら
興味深く読みました。
ちびっこちゅん2との絵本ライフは、今思っても幸せしかないわ
絵本なしのおはなしも、(テキトーなのも)いっぱいしたっけなぁ...( = =)
まぁわたしには地頭をよくしようみたいな意識はちっともなくて
単に自分がお話が好きだからだったのですが
とはいえ、小さい子ののーみそというか意識というかはほんとうに
すごい可塑性を持っているのはひしひしと感じていましたから
そこに入力する(親としてどうしても入力してしまう)言葉やイメージには
わたしも相当(できるかぎり)気を配っていたのは覚えています
由紀子さんもこの本の中で
そういうことを何度もおっしゃっている気がしました
p110に
「私がこうしたしつけに厳しかったのは、他者をリスペクトし、誰からでも学べる姿勢を身につけることが重要だと考えていたからです」
とありますけど
由紀子さんはこれを意図的にされたのね。ほほぅ。
うちのちゅん2はほんとにこんな人に育ったのですが(いや、たぶん)
それはわたしが意図的にしたことではなくって
以前のおさかなやにも書きましたが(8年くらい前なんだなぁ〜)
このときは自分のすごい小ささに気づかされたとともに
ちゅん2が素敵に育ってくれてうれしいなぁと思ったのを今でもたまに思い出す。
この本の後のほうに、「ほめ方のコツ」っていうセクションもあります
(ほめ方といえばわたしはやっぱり野口晴哉氏のが心に残っているのと
この本もよかったなぁ
この自分の↑ブログをひっさしぶりに今読み返してみたら、
「最良の母親とは、まぁまぁの母親である」ってのも心に響くなぁ〜)
ともあれ
読み聞かせのhow-to本とは一味も二味も違うので
タイトルに騙されて(?)知育のつもりで手を出した人にも
きっぱりと説得力のある由紀子節が届いて
いいかも〜〜^^
posted by しろくま at 19:27| Comment(0)
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2024年01月10日
「龍の笛」
龍の笛〜犀星童話集〜 --- 室生犀星/著 室生洲々子/編 龜鳴屋 2023
編者は犀星のお孫さんだそうです。
編者のあとがきに、
「恵まれない境遇にあった祖父は、犀川にやってくる鳥や虫、魚を遊び相手に、川縁に咲く草花を友として育った」
とあり
そう思うとこの童話の世界は美しくもありたいへん切なくもある。
でもそういえば
昔の、明治、大正あたりの童話って
物悲しかったり辛かったり、あるよねぇ。小川未明とかさ。
いやアンデルセンだって。
子どもの生活の中に不条理さが今よりもずっと浸透していたり
死がもっと近かったりした時代
に書かれたものだからかなぁ
けど、だったら余計、子どもたちをもっと力づけたり楽しませるようなお話を読んであげたい気持ちになる
でも
わたしの心の中にも、子どもの頃に読んだ切なくて物悲しい童話の世界がくっきりと
残っているものなぁ
その子に必要なものはその子によっていろいろなのでしょうね
大人が勝手にこれとか言えないんだわ(そういえば昔、児童文学こうあるべしみたいな論争・批判がありましたけども)
この本は装丁も美しくて
(本文の文字が緋色だったり)
冬の夜ストーブに当たりながら読むのは至福なのであります
(利口な子ねこがいつ戻ってきたのだけが何度読んでもわからない)
posted by しろくま at 17:23| Comment(0)
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2024年01月08日
「トウ リーディング」
トウ リーディング〜Toe Reading 足指から100%人生を読む --- KCミラー/著 ビオ・マガジン 2010
そうそう、この本をご紹介するのを忘れてました。
年末に読んだ本。
すごく面白かったので、手元におきたいと思って買お〜って探したら
Amazonで1万円越えだったので驚いたわー
(買いません)
運よく地元の図書館の蔵書にあったので、借りてきました
手相には人生があらわれると言いますけど
(で、特に予知的にあるいは未来を占うために使われますけれども)
トウ、つまり足の指には
これまでの人生や、今の生き方や、あるいは人生についての(大いなる存在からの??)メッセージなど・・・
が
[比喩・象徴として]
刻まれてっていうかあらわれてっていうか
あらわれているんだそうですのよ!!
その
足指の語るストーリーを聞いて読み解くのが
トウ・リーディングなんだそうですね
おおおおおもしろーーーーい
(↑コレ、時折発動します)
足は私たちの体の中で唯一
大地と接する場所。
私たちの存在の重みを、受け止めて常にバランスをとっている場所。
この本はトウ(足指)にフォーカスしているんだけども
足底全体:母趾・小趾球や土踏まずや踵にも、きっと何かしらはあらわれているんだろうなぁ。。
ということで
年末から自分の足指をまじまじ見ているわけですが
自分のは難しいなぁ
この本に載っている知識をある程度頭に入れた上で
感覚を総動員して静かに自分のtoesの声に耳を澄ます
ってのができたらいいかなぁ
ということでできるだけ、読み込んでいるところ。
posted by しろくま at 20:16| Comment(0)
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2023年12月29日
「子育ての魔法の杖」
子育ての魔法の杖〜奇跡はもう起きている!21世紀の早期教育〜 --- ランディー由紀子/著 文芸社 2011
先日、熊本で由紀子さんとお会いする機会がありまして
本も書いてるよっておっしゃってたので
アマゾンで探して、2冊買ってみました。最初にこちらを読了。
この本が発売されたのはちょうどわたしも
子育てをしていた時ですねぇ(ちゅん2が10歳くらい)
でも、このタイトルだけ見てたら、当時は読まなかっただろうなぁ
(「早期教育」って興味がなかったから)
いわゆる、〇〇メソッド みたいな早期教育の本ではないんだけど)
わたしはもう子育てを終えてしまったけど
自分の子育てを思い返しても
なかなか共感できるわー!って内容でありました
なんですけど、今の自分にも響くところがあって
それをちょっとご紹介したいと思います
ひとつはここですね
「馬の世界も子供の教育の世界と同じで、
テクニックを教えてくれる高価なDVDがたくさん売られています。
けれども、ただテクニックをたくさん学んで、それで身を固めてみても、
コアな精神が分かるようにはならないんですね。
しかし、それとは逆に、コアな精神が理解できれば、テクニックな自然と自分で発見できるんです」
いやぁほんまですね。これ、
わたしが先日実体験したのと同じこと。(テクニックを自分で発見できるところまではまだ行ってないけども)
「自分自身に対して正直になるための練習の一つは、
心から思ってないことは、
建前だとしても自分の口から発しないことです」
これね。
この頃ようやく、それが心地よいよねぇって思うことがある。
心していこう。
あと、「箱」について書いてあるところがあったのよね。
「思考がそうだから、今の自分が生きているこの箱ができあがっている」
としか書かれていないんだけど
おもいだした。この本→「自分の小さな『箱』から脱出する方法」
そうやんそうやんとおもって、昨日、本棚から出してきて少し読んでみた。
いやー
あのー
これ、今の私に必要な情報でした。
(8年前に読んでたけど全く覚えていない)
かいつまみますとね
自分が本当はこれしてあげたいトカって思っていることが「できないとき」
(自分への裏切り)
その言い訳なのか何なのか、おもむろに、人は、他人を非難し始める。まるで、
そのせいで!!と自分に言い聞かせるみたいに。(正当化)
これを「箱に入る」ってこの本では読んでるんですけど
箱に入っちゃうとうまくいかないのよね。
常に外に出てる必要はない(らしい)けれど、入っちゃったなって思ったら、
箱から出ることが必要!
出るための方法はこの本に書かれているんだけれども
「自分のことを考えている限り、箱の外には出られない」
いやーーーー
「箱」の本との再会は今の私にとっても必要でした
と、そんな気付きもくれた「子育ての魔法の杖」
時にユーモラスで軽妙な語り口に
由紀子さんのお人柄が思い出されて
ほっこりしました^^
理解しやすく工夫して書かれていると思います。
子育てに悩む(あるいは突き進む)お母さんたちに、届けばいいなぁ。
posted by しろくま at 22:42| Comment(0)
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2023年12月26日
「なぜ日本だけが成長できないのか」〜エピローグ 対米全面服従の始まり〜
なぜ日本だけが成長できないのか --- 森永卓郎/著 角川新書 2018
経済論系に全く興味がない(もちろん知識もない)わたし
この本を手に取ったのは
ただ「あとがき」が読みたかったからでございます
(本書では「エピローグ」)
ちょっとSNSで話題になっていた。(twitter 'X' だったかも)
多分本文の中にはプラザ合意以降日本の経済界が激変したってことを書いてあったんかな
わたしも高校時代にアメリカ留学したとき
1ドル248円とかだったからさぁ(たしか)
もう数年遅かったらなぁって思ったことあったかも
(いや、AFSのドル建て負担金も変動してたかもしれないし、よくわかんないけどもね)
あ、それで
このエピローグは何について書いてあったかというと
1985年のプラザ合意のほぼ1か月前に起きた大事件
日航機墜落事故の真相について
一般的な認識とは全く違う原因で起こったという説明をされています
このことをずっと追っている(調査している)方々も実はいらっしゃるようで
これが本当ならば
すさまじい国家的犯罪
わたしは全くデマだとは思わなかった
これをずっと訴えている方は文字通り生命を賭していらっしゃるんじゃないかな
わたしはそういうことはなにもできないけど
ずっと覚えておく
このことはずっと忘れないでおく
posted by しろくま at 15:26| Comment(0)
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2023年11月20日
「まんが黄帝内経」(久々の再読)
まんが黄帝内経〜中国古代の養生奇書 --- 張恵悌/編訳 アプライ 1995
先日鹿児島に行って受講してきたBodyTalkの生体力学では
五行の概念とテクニックを習ったのでしたが
その時に、そうだーこの本があったっけ〜と思い出した。
本棚をゴソゴソして探しだしたら11年前に読んでた。
相変わらず
まんがなんだけど内容が難しいわー
あかん1回とか2回とか読んだくらいでは全然ピンとこない
でも
人間って面白いな〜〜〜ってしみじみ思う本です
そうそう
鹹(かん)味
って
塩からい味
って習ったけど(他にも、そういうサイトもあったし。例えば。)
でも
この本では
「鹹は塩味ではない」って書いてあるのよね
もっと理解したーい
posted by しろくま at 17:35| Comment(0)
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2023年10月19日
「Dr.アントワン・シュバリエの超先鋭的治療メソッド」
Dr.アントワン・シュバリエの超先鋭的治療メソッド--- アントワン・シュバリエ/著 越山雅代/訳 ヒカルランド 2019
先月知人が、このかたの講演会に行ってきたって話を聞いて
読んでみました
体裁は
ちょっと怪しげな宣伝調よね?
中身も
いろんな人が書いてたり(「私」って誰・・・?とか思うくだりも)
でも前半は結構面白かったですよー?
このかたの治療を受けるのってどこでできるんだろうって(紹介されているリンクはもう使われてなかった)
レプタリアンに憑依されないようにするには、食事に気をつけて体をアルカリ性にしておくこと。
飲酒や運動不足に気をつけること。
レプタリアンに支配されている(国際的な)企業にも気をつける。
ロゴとか商品のデザインなどを注意深く観察してるとわかるらしい。
(爬虫類的なシンボルだったり、悪魔的だったり)
あの、有名なコーヒーチェーンは(元々あまり好きじゃなかったけど)もう行かないでおこうっと
ああ、それでね。
この本の特に後半部分、
Dr.アントワンの手法でこれが治りました、これも治りました…
のところに来ると
どうしてもこの疑問が出てくるわけですね
「治癒って、なに?」
わたしこれまで色々自分なりにも研究してきて
かなり確信を持っているのは
治癒には、「気づき」が伴う
ってことなんですよね
大きな気づきでも、ちっちゃな気づきでも。
でもそう考えるとじゃあ
ホメオパシーの治癒ってなに?
BodyTalkの治癒ってなに?
ってことを考えてしまうわけで
これ、長くなりそうなので続きにさせてもらおーっと
posted by しろくま at 21:03| Comment(0)
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2023年10月03日
「レーエンデ国物語 月と太陽」
レーエンデ国物語 月と太陽 --- 多崎礼/著 講談社 2023
そして届いた続編です。
前作よりずっと凄惨で
女性としてはずっとずっと辛く(いや女性だけじゃないけどさ)
救いもなく
香りというより異臭が漂う物語
一気読みしたけど
続編(今月出るらしいのですが)は(読もうか読むまいか)どうしようかなぁ。
レーエンデ独立するみたいだから、ようやっと胸を撫で下ろせるんかなぁ。(そうはいかんやろ)
それにしてもっキャラクターのイラストほんっとやめてほしぃ
大人の本なのに要るんかなぁ
posted by しろくま at 14:57| Comment(0)
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「レーエンデ国物語」
レーエンデ国物語 --- 多崎礼/著 講談社 2023
書評で見て面白そうだったので読んでみた。
他崎といえば、つくるだけどさ。。。(ってかそれも読んでないけどさ)
結構一気に読んでしまって
面白かったんだけども
舞台設定やら時代感やらは守り人シリーズみたいで
でも架空の国の地名やら(特に)人の名前やらが
ドイツ系をはじめイタリア系、フランス系、英語系のちゃんぽんで
そういうのがどうも気になってしまう
特に
ドゥ マルティン
て〜?
de martin
やったら、ドゥ マルタンよね。。。(とかが気になって話に入っていけない)
あと
キャラクターのイラスト化もやめてほしい。
どうかどうか、想像の楽しみを奪わないでほしい
あと読み手として、女性としてはちょっときついところが結構あって
そんなこんなもありながら
イメージは圧倒的に美しく
会話も現代風で面白く
楽しく読みました
そして
続編も買ってしまったわ。
posted by しろくま at 14:48| Comment(0)
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2023年09月26日
「競走馬の科学」
競走馬の科学 速い馬とはこういう馬だ--- JRA競走馬総合研究所/編 講談社
図書館で借りたんだけどあんまり面白いんで買ってしまった。
(そして読了はたぶん8月だった)
馬の歩法からエネルギー消費、骨格、筋肉、心臓、馬具、栄養学也リハビリ、馬場や調教コースの作り、そして種付けと遺伝についてなど。
広く浅いんだろうけど面白かった。
そうそう
人間と馬はどちらも、体温調節のために汗をかく動物だけど
人間の汗はほとんどが水分なのに対し、馬の汗は電解質がたくさん含まれるんだって。
だから
運動の後人間は水でよくても、馬には電解質を与えないと骨に異常をきたすんだって〜〜〜!!
そうか。
と知って以降は馬用のスポーツ飲料(粉末を水に溶くやつ)にしています。
馬の汗ってサポニン的なものが含まれているから(泡立つでしょう)
石鹸のような作用があるっていうのを聞いたのは別のマッサージ講座でしたけどこれ(8/23)、書いたっけ??
(まだかも。この夏は色々書けてないなぁ)
posted by しろくま at 19:11| Comment(0)
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「冥界からの電話」
posted by しろくま at 18:54| Comment(0)
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2023年09月08日
「ボケ日和」
ボケ日和--- 長谷川嘉哉/著 かんき出版 2021
妹が、この本わかりやすかったよって
父を5月に看取ったけれど、私たちのやってきたこと結構よかったんよって
言ってたので読んでみた。
認知症の専門医である著者が
認知症ってこういう感じで症状が出てこう進行していきますよっていうのを
その程度ごとに解説されてる本ですが
本当わかりやすくて
認知症のご両親を介護された方々の話を
ところどころ見聞きするけど
全体像はそうかぁこういう感じなんやって
いうのがよくわかりましたが
読んでいると自分もだんだんこうなっていくの(かも)って思い巡らし始めて
なんだか少し憂鬱になって行くなぁ
いろいろなことがだんだんできなくなって、
本人自身不安になっているからイライラしたりキレたりするって
いう下りがありますが
これでも、若い人でも誰でも
あるよなぁって思いました
機序は違うかもしれないけども不安や心細さを表現する言葉や場を持たないから、攻撃的になってしまうしかないっていう
ニュースでもよく見るし
誰にでも必要なことやぁ
とてもいい本です。
やっぱ去年読んどきたかったぁ〜
posted by しろくま at 13:16| Comment(0)
| こんなん読みました^^
2023年08月30日
「気まぐれ乗馬」
気まぐれ乗馬 --- 山口洋之/著 文芸社 2002
わたしよりひとまわりくらい先輩の方のようですが
(たぶんだけど)中年期になってから乗馬を始められ
競技としての馬術ではなく
馬に乗るのが好きという
阿蘇の観光メインの乗馬クラブだからなのか
結構自由にクラブから外乗に出かけていけるという
ちょっと珍しい乗馬スタイルを楽しんでいらっしゃるご様子
乗馬を始めたきっかけから
乗馬クラブの様子
馬に乗る方法
馬との付き合い
そして遠乗り(外乗)の数々を
一度も馬に乗ったことのない人にもわかりやすく
書いていらっしゃるのにちょっと感動します
しかもねぇなかなかにマニアック
この方も、この方の乗馬ライフもなんかちょっと珍しいんだなぁ
怖いもんないのかしら。
感動したエピソードが一つ。
馬の上で頑張りすぎて、貧血になってしまった著者
馬の首にもたれて意識を失いそうになった時
馬は察知して、出入り口のところまで連れて行ってくれたそうです
いやーコワいけどー
おもしろい読み物でした
「馬を動かすには気迫」
ハイ
これよね。私の課題〜〜〜
posted by しろくま at 15:19| Comment(0)
| こんなん読みました^^
2023年08月21日
「知的に科学するMODERN乗馬」
昨日の夕立はほんとすごかったです〜〜
ベランダは溢れそうになるし
家の前の道路の側溝はじゃぶじゃぶ波が立ってるし
で、
夕立が去ったあとの空。
アニメみたいで可愛くないですかー^^
(ちょっとだけ、拡大するので写真クリックしてみてねー)
ところで。
本棚を整理してたらこの本が出てきましてん
いつ買ったんかな??
(アマゾンさんによると、6年前の明日!買ってた!)
知的に科学するMODERN乗馬〜なかなか上達しないとお悩みのあなたへ〜 --- 槙野加代子/著 文芸社 2011
著者は、私より少ーし年上のお姉様。
乗馬を始められたご年齢は、私の方が1年くらい早いだけでほぼ同じ。
で、この方は脊椎側弯をお持ちなのだけど、
(やっぱり側湾症だったサリー・スウィフトの著書"Centered Riding"に出会って、そこから俄然研究を始められたらしい)
わかるわかる、わかりすぎる。上達しないーーー!!!って感じ。
で、読んでみて、
この方(眼科のお医者さんなのねぇ)の動きを細かく、逐一解説されるプロセスが
運動神経がいいとはいえない、なので体の反応というより頭で考えがちな私には
なんてわかりやすいのぉぉぉ
すっと腑に落ちるぅぅぅぅ
と感動的な読後感であり
(p88だけは、異論ありですが。私「馬は反抗しない」って思ってる派なんで)
それで先週の金曜日、そして今日と
「坐骨スライド・ももスライド」
ってのを試してみましたら
なーー〜んてピンとくるんでしょう♪
いろんなことが、すっとつながった感じがして、いや〜今日は爽快に乗れたっていうか
なんか掴んだ気がするわ。
けど考えてみたら
落馬して馬が怖くなった時期を経て
自分なりにいろんな人に教わったり考えたりしながら
今この本に巡り合って
これまでの点が繋がったんだなぁって思うのよね
だから
すごくいいアドバイスも
時期が来ないとわからないのかもしれないなぁって思うし
でもだからといって
アドバイスをしてもらったりあれこれ努力するのは全然!!無駄じゃなくって
時期が来たらあー〜ー!!!ってわかるんだと思うのよね
なんか、なんだか、ようやっと上達し始めた気がする・・・
いや〜 気のせいでないといいけどなぁ〜〜
楽し♪ 楽しー♪
posted by しろくま at 18:23| Comment(0)
| こんなん読みました^^
2023年08月15日
「本当は怖い沖縄の話」
本当は怖い沖縄の話 --- 神里純平/著 彩図社 2015
図書館でふと目があって、借りてしまった。
沖縄は結構好きで、というか興味深くもあり
著者のような地元のかたが、どういう目でそれを捉えているのかというのも面白く読みました。
政府や
県や
米軍基地や
県のマスコミなどと
住民の思いや認識には結構な差があるもんなんだなぁというのが読後の印象。
それはまぁ私のいるあたりでも一緒なんだけれども(お上との差っていうかさぁ)
もっとずっと複雑で根の深い感じかなぁ
あと2/3読んで、7年も放ったらかしてある本のことを思い出した。
これいつかご紹介したいです
posted by しろくま at 11:52| Comment(0)
| こんなん読みました^^
2023年08月08日
「ロバのスーコと旅をする」
ロバのスーコと旅をする --- 高田晃太郎/著 河出書房新社 2023
日本の若者がロバ1匹と一緒に(荷物をせおってもらって)
イラン、トルコ、モロッコを歩いて旅をした手記
twitterでスーコちゃんとの旅を途中からフォローして見せてもらってた私でしたが
本書はまた全然飾らないさりげない書きぶりなので
なんて思慮が浅くて了見が狭くて頑固な若者なんだろう
って思ったわ
スーコに海を見せてやりたいって
ロバはそんな感慨持つわけもないし全くご本人の自己満足なんだけど
でも
その自己満足がまるで私のものにもなっていくような
なかなかの旅行記でした
ロバっていいねぇ
それにしても
野生化したロバの敏捷さと
使役されているロバのおっとり加減と
同じ動物の中でこの二つの性質を分けるスイッチはなんなんだろうなぁ
(諦め??)
posted by しろくま at 17:28| Comment(0)
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「エピタフ」
エピタフ 幻の島・ユルリの光跡 --- 岡田敦/著 インプレス 2023
北海道 根室の少し南に
ユルリという名前の島があって
(アイヌ語で「鵜のいる島」なんだとか)
そこには かつて使役していた人が残した、馬だけが住んでいるという
ユルリの馬を撮っている写真家の方が本を出したということで
6月の発売すぐに読みました(喰いつきぎみ)
人も住んでいない立ち入り禁止のユルリ島での撮影許可が降りるのに
2年もかかったそうです
文章もこの写真家の方でね
ユルリの馬たちの周辺の方々を取材されているのだけど
もちろんルポライターとかではないから
昔ユルリで馬たちと暮らしていた人たちへの聞き取りも
がっつり行かなくて・・・2年とかポンと間が空いたりして
雄馬を間引かれた島の馬たちはもう繁殖もしないから
馬も減る一方
ユルリの馬たちを知っていた人も減る一方
この本の中にはそんな北の空気と
静謐な時間がパックされていて
本を開くと目の前にほどかれていくようです
装丁も素敵なんだなー
私の妄想の中では
このまま減る一方のユルリの馬たちの
(とはいえ5年前に仔馬が3頭加わったと本書にありますが。)
最後の1頭は
どんなに悲しく怖しいだろうかと
日本の北の端にこんな馬の楽園があるという
以下覚書です
「馬種の改良をライフワークとした藤作氏は、自らの理想とする馬を『四肢のしっかりした、比較的小型の、目のぱっちりした馬』と表現していたという。
この話を初めて聞いたときには『目のぱっちりした』という言葉がやや意外なものに響いたのだが、氏はそれを『素直な頭の良い馬』といった意味で使っていたらしい。
馬の頭の良さ、素直さは目に現れる。
藤作氏は経験から、それをよく知っていたということなのだろう」
posted by しろくま at 17:11| Comment(0)
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2023年07月28日
「競走馬私論 プロの仕事とやる気について」
競走馬私論〜プロの仕事とやる気について --- 藤澤和雄/著 詳伝社黄金文庫 2003
少し前に引退された、
JRAの異色の調教師、ということで興味を持って読んでみることにしました。
"Happy people make happy horses"
お若い頃のイギリスでの修行時代に、
彼我の
「馬の強さ」の差を
「欧米との決定的な差は馬にかける愛情と時間だと思っていた」
人間と馬とのコミュニケーション、
馬が幸せであるかどうか
が大事なんだとおっしゃる
この辺り、
子育てとおんなじだなぁ
って思いながら読みました。
あと調教も日英ではずいぶん違うみたいで
「調教では『速い時計を出すこと』よりも『気分よく走らせること』を優先すべきだろう」
「イギリスでは時計を基準にした調教はしない」
「時計にこだわる日本のやり方は緻密なように見えるが、すべての馬を同じモノサシで見ようとしているところに難点がある」
「馬には個体差がある。
たとえば脚が曲がっていても走る馬はいる。
歩様が悪くても、飛節の形が悪くても、肩の傾斜がぎこちなくても、走る馬は走る。
そう言った個体差を見極めて、それぞれの馬に合った調教をするのが調教師の役目である」
あれ〜コレ子育て本ですか???
足りないとこを責めるよりいいとこ伸ばしていくほうがずっといいし
その子がハッピーになるよねぇ
(昨日だったか新聞に載ってたアメリカの大学で政治学教えてる研究者の人も
自分の英語は拙かったけど得意な科目で認めてもらった、できることに注目してくれる文化だって言ってたっけ)
っていうか
命を育てる、育てるっていうとなんだかおこがましくって
育つ力に寄り添う、って
そういうことじゃない?
馬も人もお野菜とかも(たぶん)
そうそうこの方、
競馬のプロですけどでも調教師でも
売りに出ている馬が(競馬で)走るか走らないかは、わからない
っておっしゃるのよね
こないだYoutube見てたらジョッキーの武豊さんが仰ってた
「馬見たって僕たちだって走るかどうかわからないですよ
みんなパドックで何見てるんでしょうね?」
っていうのをなんか思い出したなぁ
面白かったです
日本中、世界中ハッピーホースだらけになってほしいです
posted by しろくま at 20:24| Comment(0)
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2023年07月20日
「馬の言葉に耳を傾けて」
馬の言葉に耳を傾けて〜続・「馬楽のすすめ」極上の乗馬指導術 --- 三木田照明/著 あさ出版 2023
七夕に出たばっかりの本書をたずさえて
三木田先生のレッスンを受けに北海道に行ってきました
(レッスンまでに一通り読んだ)
本にサインしてもらったー♪(超豪華 絵入り、ハンコ入り^^ ありがとうございまーす!)
わたし、著者のサインってこれまでほしいって思ったことなくて
作家さんの講演会とかに行ったときも
どなたにもお願いしたこともなかったんですけど(ぷぷ)
さて本書
今回も何度もじっくり読みかえそうっと思える内容なんですが
中でも一つのエピソードがとても心に残りました
後半、高校の馬術部の指導をされてた時の逸話です
インターハイ準優勝校から選ばれた韓国との試合、貸与馬戦で、
あえて経験の浅い生徒だったからこそ
いわゆる障害馬術の常識の外の馬を追わない乗り方で、
馬との「信頼関係」を築いた騎乗ができたという話。
わたし、落馬以来馬が怖い時期が続いて
(今でも、知らないお馬さんは緊張する)
その中で1頭のポニーちゃんとずっと一緒にレッスンしていて
この子は(背が低いからもあるけど...)ちーっとも怖くなくって
わたしはもうほんとに完全にこの子を信頼していて
(たぶんポニーちゃんも「いつものこいつやな〜」と思ってくれてると思う)
そういう関係って、時間をかけてしか築けないと思い込んでいた。
たった一回の、初めてのパートナーシップで
築ける信頼関係があるんだって
とても感動しました
これめざしたいー
posted by しろくま at 18:07| Comment(0)
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「赤いテラスのカフェから」
赤いテラスのカフェから〜フランスとアイヌの人々をつなぐ思索の旅〜
34, Avenue des Chanps-Elysées -- une histoire des liens entre la France et les Aïnous ---加藤利器/著 共同文化社 2022
帰りの新千歳空港の本屋さんで買いました。
おもしろくってすぐ読んでしまった。
関西に帰ってきたらば、酷暑で、いっぺんにバテ気味のわたしです
今日は朝から馬乗りに行って、シャワー浴びたら疲れてリビングで寝てしまった
エアコンかけていたけど、起きたら(3時)結構風が涼しくて、エアコン止めて窓開けて風を楽しんでいます
梅雨明けなんだそうですね??
でも今日はなんだか風が涼しいです
(バテてるんだかなんだかわかりませんが)
わたしは風がないとダメなんだなぁ〜
ところで、本書。
著者は、北海道新聞社のフランス駐在員としてパリ支局に勤め
(その1階に赤いテラスのカフェがあった)
「北海道」「フランス」「アイヌ」の知られざる深いかかわりをきっかけに
アイヌ民族と「人権」について考えてこられた方のようです
人権 が生まれた国、フランス。
人権、とか、権利、とか、民主主義、とか
そういえば日本は言葉と体裁は導入しているけど
その精神というか、中身はあまり深く学ばずなんとなく日本式・・・の運用をしているよねぇ。
そして過去も(加害も被害も)水に流すお国柄。。
でもその「なんとなく」な国民性が様々な人を傷つける。
ところで
そんな「人権の国」フランスも
かつて世界中に植民地をもってその地の人々を支配した過去があり
そういうときの人権って?っていう気もしないでもない
(たいして知らないけどさ。でもこれ読むとイギリスの植民地とは雰囲気が違うなぁと思う)
「『口承文芸というのはその瞬間、瞬間に常に新しく蘇生する力強さを持っている。
一人称で物語を語るという手法は、文学者の心の中に六恣意的に存在していると思います』」
これは津島祐子さん。
本書で紹介されている「ジャッカ・ドフニ」読んでみたくなった。
「欧州と日本では時間の流れに対する感覚が全く異なる。
戦後0年に向かおうとする時の経過を、欧州では『まばたきの一瞬』ととらえる。
戦争は『つい昨日のこと』であり、“忘却”など、とんでもない話なのである」
石とブロックの文化と木と紙の文化の違いが歴史に対する態度の差も生むのかな。
もうひとつ、ちょっと長くなるけど引用。
「なぜ放言がまかり通るのか
萱野さんが国会において、アイヌ語で質問したのは、日本が多民族国家であることを国民に認識してもらうのが目的だった。
日本は単一でなく、アイヌこそ先住者である。
これが政府の公式見解であるが、ことあるごとに『単一』を引き合いに出し、物議を醸す大物政治家がいる。
この政治家が2年ほど前、ラグビー・ワールドカップで活躍した日本チームの活躍を称え、こう放言したのを覚えているだろうか。
『二千年の長きにわたり、一つの国で、一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族で、一つの天皇という王朝が続いているのは日本しかない。
いい国なんだ。
これに勝る証明があったら教えてほしい』」
日本チーム、いろんな国籍の人がいたのにね(見てないんかな)
とはいえ、
幼稚で単純だなあと思う。
同時に、そうやって自分たちを「アゲる」様子は
自己肯定感が少ないのかなぁって思う。
(平成あたりから、こういう趣旨のテレビ番組なんかもとても多いよね)
日本の政治家はこういうことにとても無知でナイーブ(敏感じゃなくて単純ですぐ信じるって意味です)だと思うけど
政治家は国民の縮図っていうか目次みたいなもんだから
わたしたちひとりひとりが意識を変えていかないといけないよね
昼寝から覚めた頭でつらつらとあてどなく書いてしまった
posted by しろくま at 17:22| Comment(0)
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2023年06月15日
「頂への挑戦」
頂への挑戦〜負け続けた末につかんだ「勝者」の思考法 --- 川田将雅/著 KADOKAWA 2023
わたしにしてはお利口に(ぷぷ)図書館で借りて読みました〜〜
面白かったよ!
YouTube見てると、よく男の人が「川田イケメン」って書いてるけど
そうかなぁ?むしろ若干ファニーフェイス?
って思ってたけど、これ読んだら男前だー!って思うわぁ
小さい頃から、周りの大人の顔色を窺って育ってきた著者。
でも
それを、そのおかげで!って言えるくらい
いや感動ポイントですけど
でもそれでもやっぱり
歯を食いしばって生きてこられた辛さを想像してしまいます
この気合。
この肚の据わり具合。
気に入ったのはこのフレーズです
「(レースの前に)シミュレーションの内容も、『こうなったら嫌だな』というパターンが中心であり、
うまく行くケースはほとんど考えません。
というか、理想的な展開を考えても意味がないと思っています。
『こうなったら嫌だな』というパターンを心拍数が上がるほどリアルに頭の中で再現することで、あらかじめ嫌な思いを経験しておくのです。
そうすると、実際に嫌なパターンになったときに、『どうしよう』ではなく『やっぱり』となり、戸惑うことなく対応できることにつながります」
どこかにある
誰かが持っている
答えを探しに行くのではなく
自分ひとりで考えに考えて彫りあげる人。
競馬はあんまり見ないんだけど、その中でも和田ジョッキーかっこいいなーって思っていたけど
川田ジョッキーかっこいいですーーー
posted by しろくま at 19:35| Comment(0)
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2023年05月16日
「口訳 古事記」
口訳 古事記 --- 町田康/著(訳) 講談社 2023
出たばかりですけども
面白いと評判で
買ってみました
古事記って、子どもの頃に子ども向け物語にしたものを読んだっきりで
(40年以上前ですけどイラストもよく覚えているくらい好きで何度も読んだ)
大人になって何度もちゃんと読もうとしたけど
あの最初の、超絶長い神様の名前が延々出てくるところで挫折してしまうのが常でしたがー
あーこれは
おもしろーい
笑える
神話なのに笑えるって何
っていうか
今の天皇陛下につながる昔々の天皇さんと神さまのお話ですけど
碌でもないですねぇホンマ
最後の方ちょこっとええこともしたええ天皇さん出てきますけども
でも寿命も神代の時代から下るにつれどんどん短くなっていって
子もできなかったり
あーなんかその辺に興味あります
今日はカフェでランチしながら読んでて笑ってしまった
おすすめです
posted by しろくま at 17:53| Comment(0)
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2023年05月12日
「現象が一変する『量子力学的』パラレルワールドの法則
現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則 --- 村松大輔/著 サンマーク出版 2022
この本と一緒に買ったので、続けて読んでみた。
書名の雰囲気はとっても違うけど、
内容はおんなじようなことを書いていて
でもこっちの方が、シンプルで分かりやすい気がしました
もしかしたらどちらかの方が馴染むとかがあるかもしれないな。
どちらかというと、ロジカルなことを知りたいならこっちです
aha! となったのはこのくだりです
(とってもわかりやすい図がありますので、みたい方はぜひ本文を。)
「…このように波長の合わない周波数を全て重ねるとギザギザが増える。
つまり、振動数が高くなっていくのです。
これが、『愛の周波数』(愛のHz)です。
ともすると、『自己否定はダメ』と、それを思うことさえ封印しがちですが、
この周波数がないとギザギザが完成されない。
愛に至らないんです。
なのでネガティブは否定するのではなく、感じてあげる。
『私、自己否定しちゃった』と感じるだけでいいのです。
そうやってできた『愛のHz』は全ての波に対応、つまり共振できる。
どんな波にも合わせることができるし、どんな波とも高めあうことができます。
『愛の周波数』が高い、というのは、こういうことだったのです」
おおー!
あとね。
幽霊って、あるいはentityって、何。。。??
っていうのも
説明してくれてます
17種類ある素粒子の中でも
フォトンは
フォトンの寿命は「無限」なんだそうな。
「つまり、肉体は死んでもフォトンでできている『意識』は永遠に生き続ける」
おおー!!
おすすめです。活字が苦手な方はYouTubeもあるそうです
posted by しろくま at 22:09| Comment(0)
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2023年05月07日
「すべてが用意されているゼロポイントフィールドにつながる生き方」
すべてが用意されているゼロポイントフィールドにつながる生き方〜量子力学で夢をかなえる! --- 村松大輔/著 徳間書店 2021
なんのきっかけでこの方を知ったのか思い出せないのですが
気がつくとご著書を2冊買ってありまして
急に実家にくることになり(わたしがね)そのうちの1冊(この本)を掴んでやってまいりました
BodyTalk(に限りませんけれどもね。この頃は)を学んでいると
「すべては意識」ってしょっちゅう耳にするんですけれども
そして、量子力学が云々という説明を、ホントもうBodyTalkerに限らず今や誰でもする
それをちゃんと、ちゃんと量子力学を勉強した人から聞きたいなって
思って読んでみました
うーん すごくよかった。
シンプルでわかりやすくて
いろいろ思うことはありますが
いくつか覚書をしておくと
「私たちの意識は素粒子のフォトン(光子)だ」
「私たちの『意識』や『感情』の正体は、このフォトンだからです」
「『意識とはコヒーレント(共時的)な光(フォトン)である。
脳内だけでなく体のあらゆる部分(全細胞)で生じる全体現象である』(ドイツの理論生物物理学者フィリッツ・アルバート・ポップ博士)
「イメージと感情がしっかり出ると、強烈な物質化現象になる」
「自分の出す周波数(振動数)に応じた世界が展開される」
「その人の意識で世界が違ってくるというのがパラレルワールド」
これ、わかりやすい!なぜなら、
「相関した世界のみが観測可能な世界であって、相関していない他の世界は観測できない」から。
恐怖とか怒りとか、感じてももちろんいい。あるよねーー。「と感じながらミッションに従って行動すると、すっと現象が整うのです」
「自分にトゲを出さない」
「『自分が満足するためにミッションを達成しよう』ではなく、
『地球側やゼロポイントフィールド側のミッションを肉体に受けて顕現していこう』」
「『あなたはエネルギー体ですよ』とただ言われると『あやしい』と思う人もいるのですが、
量子レベルで見ると、私たちはエネルギーでしかないのです」
「自分自身がゼロポイントフィールドだから、そこの振動数を響かせて、
自分から出していけばいいという感覚が生まれたのです」
自分軸が立つというのは目的ではなくてあくまでも結果。(と、本書に書いてあるわけではないけど私はこう納得した)
でね、私にとって今回の1番の学び、
「ゼロポイントフィールドは魂の源」っていうところで
すべては私、私はすべて
っていうことがすっと腑に落ちたように思うのです
さっき病院のトイレに入って、ペーパーホルダーの紙押さえの裏側が掃除されてないなぁって思ったんですよね
で、ついさっきおしゃべりしたお掃除の方、ここは掃除してないんだなぁって一瞬思ったんだけど
でも「あのおばさん(失礼!でも気さくで明るいおばさまでした)も私」なんだわって思い出したら
じゃあ私の仕事でもあるやん。私やっとこー。ってそこ拭いてできるだけキレイにしておきました。
自然にそういうことができた。
ま、些細なことでしたけども
「自分の周波数が変われば、一瞬で現象が変わります」
いい本!
posted by しろくま at 16:57| Comment(0)
| こんなん読みました^^
2023年04月27日
「ぼくがアメリカ人をやめたワケ」
ぼくがアメリカ人をやめたワケ --- ロジャー・パルバース/著 大沢章子/訳 集英社インターナショナル 2020
おもしろかったですね〜〜〜
テレビでよくお名前はお聞きしたこのかた。
(お顔は妙に覚えていないんだけど…)
アメリカ生まれのユダヤ系の若者が、でもアメリカに違和感を覚え
20代に入ってすぐ日本にやってきて、自分はこの国に属してるって感じて
その後もオーストラリアに住んだり日本にきて住んだり(国籍はオーストラリア人になったそうです)
っていう経緯を一つの軸に
アメリカに渡った八島太郎一家や
宮沢賢治などなどの逸話や
大島渚、井上ひさし、マコ岩松(八島太郎の息子)、坂本龍一、米原万里などなど文化人たちとの交流などを散りばめながら
最後はちょっとドラマのエンディングのような・・・
なんですけど
印象深かったのはこのかたの西洋的知性を通過した文章です
ああ、こう言い切っちゃうんだなぁ、でも
モヤモヤしたものをくっきり際立たせる言語化能力を楽しみながら読みました
心に残ったところを書いておこうっと
「自分が誰なのかを定義できるのは、自分だけなのです」
「日本人は『独特の精神的弾力がある』と言われてきたけれど、
1995年の阪神・淡路大震災のときも、
2011年の東日本大震災と津波のときも、
『精神的弾力がある』とは、具体的にはなんの準備もできていないことを意味する、ということが露呈しました。
第二次世界大戦中に、同様の『不屈の精神』が盛んに唱えられたときもそうだったように。
準備には、『精神』への盲信ではなく、不測の事態を想定した周到な計画が必要なのです」
「『轢き殺してゆく』ーー日本人の無責任の原点」pp.224-225
この章では、日本人が組織になったとき如実に見られる、「無責任」を鋭く、強く指摘しています。
坂本龍一の言葉(2012年六月十五日付の朝日新聞より)の引用
「原理や原則についてきちんと議論がなされないまま、『論理』ではなく『空気』で物事が決まっていく。
そんなこの国のありように、ずっと違和を感じてきました。
野田さんって、その違和を体現したような存在なんですよね… 野田さんは再稼働に関する記者会見で『国民生活を守る』を繰り返していましたが、この『国民』っていったい誰のことなのでしょうか」
これ野田さんに限らないかも。
「しっかりやっていきます」ってそれ決意でしょう。
何をやるのか、具体的な話が聞きたいわーってよく思うんですけど
(それともニュースで短く切り取られるのがこういう言葉ばっかりなんだろうか)
「開かれた社会の実現は、国が自分たちのためにそうしてくれるのを待つのではなく、国民自身が自分を解放していけるかどうかにかかっています。
問題は、辛抱強い日本の国民が、自分たちより上位の誰かが自分たちの代わりに行動してくれるのをいつまでも待っていることなのです」
「日本人はうわべは従順で、感情の起伏があまりないようにふるまっているのかもしれませんが、
積極的な因習打破の精神も伝統的にもち合わせています。
日本の社会は、怒りを閉じ込め、隠そうとします。
けれども、いったんその怒りを表に出せば、彼らは手強い抵抗者となり得ます。
ぼくはそれを1960年代にこの目で見て、この先もいつか日本でそれを目の当たりにすることになるだろうと信じています」
そうそう
「日本人と暮らしてみてわかったのですが、
度を越した謙遜はうぬぼれの印である、ということもあるのです」
このあたり今朝のテレビでやってたって言われても違和感ないくらい
posted by しろくま at 21:00| Comment(0)
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2023年03月27日
「優駿」(上)(下)
優駿 --- 宮本輝/著 新潮文庫 1986
宮本輝さんの本はむかーし結構好きで読んでたので
これ未読やったん??って感じでしたが
(もしくは読んだけど完璧に忘れている)
おもしろかったー
よしんば昔読んでたとしても(よしんばて!)
今の方が馬のことも少しわかるし、楽しめたんだと思う
そうそう、映画もありましたよね!(観てないけども)
まだ仔馬だったオラシオンと博正君のシーンなんて
貴くて涙ぐみそうになった。
最後のダービーのシーンは
騎手と馬を把握するのが少々難しかったですが
おもしろかったけど
でも
ヒロインが超美人のお嬢様っていうのはなんていうか単純でちょっと興ざめだったわ。
まぁ男の人の描くヒロインは大体ドラえもんのしずかちゃんよね。
映画観たくなりました。
posted by しろくま at 19:52| Comment(0)
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2023年03月20日
「心の宝と出会う本」
心の宝と出会う本ー内観であなたも生まれかわるー --- 三木善彦/著 内観双書 1999
絶景のホテルに来ております。
客室にこの本があって
読んでみた
興味深かったです
内観法
という、(基本パターンとしては)適切なサポートを受けながら
1週間じっと自分の心の中を見つめ続けることで、
自分自身や周りの人たちとの関係を新しい目で見られるようになる
という自己啓発方法(と、言っていいかどうかはわかりませんが)を紹介した本です
「そうか、私が長年求めてきたものは愛だったのだ。
遠い彼方の母の愛に気づくことで、おのれの愛に気がついたのです。
今まで愛を外に求めてきたのかもしれません。
(中略)
自分の悔しさや満たされない気持ちで、物事を組み立ててもそれはもろいものだと思います。
愛によって組み立てなければ、心の事業は成功しないことに気づきました。
正しく生きようと思っていた自分も間違いでした。
正しく生きようと思うがゆえに、知らずに人を裁いてきた自分がいたことに気づいたのです」
体験者の手記が多く載っていて心をうちます。
巻末に出てくる、社長さんが内観ファンのホテルというのはこのホテルチェーンのことかな。
この本、Amazonでは高値がついているみたいですが、定価600円とありますし
このホテルでは定価とかで販売されているのかも。
posted by しろくま at 10:09| Comment(0)
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2023年03月15日
「地底医学」
地底医学〜万病平癒のヒント --- 奥山輝実/著 ヒカルランド 2021
久しぶりに図書館に行ったら、「帰ってきたばかりの本」コーナーにこれがあって
ふと興味を覚えて借りてみました。
著者の夢という体になっていますが
地球の内側に世界があって、そこの人たちと私たち地表人や宇宙人との交流が描かれています。
へー
そこそこ面白いんだけど、同じような話が延々と続くのでなんか飽きてしまって
半分くらい読んだところでもう返す日になってしまったー
このかたお医者さんなんですね
奥付けのところにプロフィールがあったのでへー大阪なんだ!と思ってググってみると
去年の年末で医院は閉院して
今は隠岐の島の診療所にお勤めなんだとか。
へー!
どんなどんな診療されてるのか興味ある。
「もう3次元世界でのどん底など、取るに足らないちっぽけな心配になってしまいました。
3次元世界の難病も奇病も、死病でさえも、私とは何なのか? 私はなぜ生まれ、なぜ生きているのか? を思い出せば、幸せと豊かさと愛とが病苦を消し去ってくれます。
地底の世界にも、宇宙人たちにも、病がない理由がわかりました」
ところで。話は変わるんですけど
この手の(って馬鹿にしているわけでは全くない。むしろ好き)本ってよく宇宙人が出てくるんですよね
先日のジュリアンさんの本もそうだけどさ。
でも
アナスタシアの本には宇宙人キケンって書いてあったのよね
そいでもってアナスタシアは世界の全てが人間のため、人間に奉仕するためにできているみたいな
論調が
ちょっとこの頃しんどくて
続編も出たんだけど(買ったけど)まだ読めずにいますぅぅ
posted by しろくま at 11:06| Comment(0)
| こんなん読みました^^
2023年03月11日
「波動の時代を生きる ワンネスと宇宙意識」
波動の時代を生きる ワンネスと宇宙意識 --- はせくらみゆき、ジュリアン・シャルムワ/著 徳間書店 2023
そうそうこの本を(先月)読んだことを忘れてました!
ジュリアンさんの大阪での講演会に行ってきたの。
(前著も読んでるよー。そういえばおさかなやに書いてないゎ)
すごいわかりやすいわ!と感動したのは
「本当の自分」はユーザー
「マインド」は思考であり、自分の体の操作を担っているソフトウェア
「体」はハードウェア
っていう説明。
ジュリアンさんはフランス人なんだけど、フランス(ってかヨーロッパ)の人たちは思考こそ自分。なんだって
そうよねぇ
考える葦だものねぇ
「マインドは自分ではない」
ボディートークではそういえば
最高経営責任者(CEO)は心臓で
脳は雇われ社長
って言ってたなぁー
そして
役員会のメンバー(BIG4)は
分離
時間
罪悪感
インディビジュエーション
・・・
posted by しろくま at 00:07| Comment(0)
| こんなん読みました^^
2023年03月10日
「マダガスカルの民話」
マダガスカルの民話 Anganon'i Madagassikara --- 川崎奈月/編 論創社 2007
先日、「大人のためのおはなし会」を開催しまして
同じお話ボランティアグループの3人で
私は、ストーリーテリングを2つ、語りました
そのうちの一つはこの本の中の
「いのちの木」
セリフが一つも出てこない
淡々とした
ドラマチックな
そして
何事かを深く考えさせる
物語です
私のストーリーテリングはちょっと普通の・・・普通にはあんまりないかもだけど・・・
ほかの方々がされているのとは感じが違うかもしれないのよね
でもこられた方は概ね(多分さ)楽しんでくださったんじゃないかなぁと思います
そういう手応えだったかなぁ
posted by しろくま at 23:46| Comment(0)
| こんなん読みました^^
「馬と共に生きる バック・ブラナマンの半生」
馬と共に生きる バック・ブラナマンの半生 FARAWAY HORSES --- バック・ブラナマン/著 青木賢至、阿部和江/訳 文園社 2012
インスタでフォローしている馬の調教師の女性(英語の発音が変わってるなぁと思ったらオランダの人だった)が
バック・ブラナマンに影響を受けたって動画で喋ってたので
この本読んでみた
すごーい!!
いわゆるナチュラルホースマンシップのクリニシャンとでもいうのかしら
でも
このかたは馬たちの中に自分を見ている
小さい頃から父親にショーで働かされ(カウボーイの投げ縄演技)
同時に父から兄と共に壮絶な虐待を受け
そこから脱出し牧場を営む夫婦に引き取られ
自分の人生をそこから築いていった
あ、そうそうバック・ブラナマンは
あの映画Horse Whisperer(邦題:モンタナの風に抱かれて)の
主人公のモデルになった方だそうで
あの映画自体は私はあまり好みではなかったけど
思えば馬を扱うスタントをしていたのもバックだったのねぇ
(もう一回観たいわ)
この本すごくおもしろい。
中に、乗り手に「重い」って言われてる馬たちについての記述があった。
自由がなくまるで監禁されている状態の馬たちには
選択肢がなくストレスが多い、そして
「生き残るためには心の中では、その場から出て行かなければならない」
「馬たちがどこか他の所に行くことを考えているとき、彼らの反応は全く乗り気ではない。
人間はそれを見て、馬が怠惰だとか、注意力がない、欲求が欠けていると思うのである。
馬たちは欲求を持っている。多くの欲求があるにもかかわらずその欲求が満たされないでいる
(中略)
だから私は、馬が鈍くて、無関心で、無気力だと言う人たちに、馬にとって何か意味あることを一つでも保つためには、心理的にどこか他の場所へ行かせた方がよい、と言って聞かす。
それが彼の心の状態であり、幸福なのである」
「強制と暴力では絶対に馬の気持ちを変えることはできない。
そんなことをしてもあなたと馬との間にこれから築き上げるフレンドシップをぶち壊してしまうだけなのだ。
マッチョのやり方では人生における多くの問題を解決しようとしても、解決できない。絶対にできないのである」
マッチョの国(だった)アメリカで、
そのやり方で馬を扱い逆対するホースマンをたくさん見て心を痛め怒りを感じてきた
彼の信念だと思います
「問題のある馬などいない。いるのは問題のある人間だけだ」
posted by しろくま at 23:35| Comment(0)
| こんなん読みました^^
対馬関連本
私の日本地図15 壱岐・対馬紀行 --- 宮本常一/著 未来社 2009
街道をゆく13 壱岐・対馬の旅 --- 司馬遼太郎/著 朝日文庫 2008
今月対馬に旅行することになり
事前調査ということでこんな本を読んでいます
壱岐・対馬の本ですが壱岐にはあまり興味がなく
対馬のところだけ・・・
隣にある二つの島ですけど
山しかない対馬と山の無い壱岐は
風土も産業も(漁業と、歴史的には倭寇の対馬、農業の壱岐)そしてもちろん住人の気質も全く違い
それがとても興味深いわ・・・
宮本常一の本は地図がついててまた面白いこと!
司馬さんの街道をゆくシリーズは、若い頃随分と読んだものですが
壱岐対馬はまだだったー
posted by しろくま at 23:05| Comment(0)
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2022年12月30日
「ウマと話すための7つのひみつ」
ウマと話すための7つのひみつ --- 河田桟/作 偕成社 2022
河田さんの本はワタシ4冊目かなぁ。あ、でもおさかなやには
2冊しか紹介していないなぁ。1冊忘れてる。。。
ともあれ
馬語の指南書としては、大変初歩的なものですけれど
この本の秀逸なところは
「馬語のひみつ その7」
に尽きますね
待つ。
馬のペースで。
馬のペースを尊重する。
いやーこれですよね。
Horsespeak読んでもちょっと足りない気がすること。
いいなぁ、こうありたいなぁ やってみたいなぁ
乗馬のレッスンの時は、連れに行く時間も返す時間も結構決まっているから
なかなかできないんですけどもねこれが。
(とはいえ何か工夫できるかも)
posted by しろくま at 20:02| Comment(0)
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「古武術で毎日がラクラク! 疲れない、ケガしない『体の使い方』」
古武術で毎日がラクラク!疲れない、ケガしない「体の使い方」 --- 甲野善紀/指導 荻野アンナ/文 祥伝社黄金文庫 2012
この本ご紹介するの忘れてた。
ご存じ、古武術研究家(っていうの?)の甲野善紀さんの術を
荻野アンナさんが軽妙な調子で噛み砕いて紹介されている本です
読みやすいけど深い。
1番インパクトがあったのが
三脈
のくだりです
三脈
つまり、首の付け根の左右と、手首の(3つの)脈が「ズレてる」時は
体がSOS信号を出してるときのようで
「タクシーに乗っていてズレたので道を変えてもらったら治った」
とか
「昔の剣豪は真剣勝負の前に三脈がずれていたら立ち合いをキャンセルした」
とか
へーふしぎ。
もしかして
飛行機に乗る前に、三脈を見てずれていたらフライトを変えた方がいいとかかしら。
慣れないので三脈とるのまだ不得手ですけど
利用してみよう。
あとがきで甲野さんが書いていらっしゃいます
「本来人間の心身に自然に備わっていた動きやルール(人が決めたルールではない)というものに沿って
心身の使い方を工夫するという武術」
という言葉には痺れます。
合気道、久しぶりに初めてみて
(あれ、この話してませんでしたっけか!??)
学生時代の後輩(でも、彼はずっと続けているので今や大先輩!)が教えてくれた
結局合気道は、姿勢を正して力を抜くんだと思うんです
っていうのは
全く馬に乗るのとおんなじじゃんって気がするし
(ま、抜くと言っても全く脱力するのではないですけど。)
この本にある「キツネコンコンの手」
って
フラメンコの手じゃーん!!
って思わなくもないし
まぁいろんなことは、体の使い方は、通じているもんなんだなぁって
しみじみ思ったりする今日この頃でございます。
おもしろーい
posted by しろくま at 19:48| Comment(0)
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2022年11月29日
「すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ」と「魔法のフレーズを唱えるだけで姿勢がよくなるすごい本」
すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ --- 大橋しん/著 赤松かおり/マンガ 飛鳥新社 2022
この方の本は、1冊目を今年の初めくらいに読んで
(と、言いつつまだ紹介してなかった。これです↓)
魔法のフレーズをとなえるだけで姿勢がよくなるすごい本 --- 大橋しん/著 飛鳥新社 2021
これ読んで、結構近くだということがわかり、レッスン申し込んで3ヶ月くらい順番待ちをして、
この頃通っています
(まだ効果はよくわからないんだけど、気づきは都度あります)
で、大橋しんさんの最新刊がこの4コママンガの本。
1冊目より、
まぁ1冊目も結構シンプルに厳選された情報でしたけど
もっとシンプルになり
まぁわかりやすいこと。
どなたにも何かヒントがあるかもしれませんね。
しかし
2冊ともタイトルに
「すごい」「○○だけで」
この調子で次はどんなタイトルの本が出るんやろ〜
posted by しろくま at 18:11| Comment(0)
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2022年11月22日
「烏の緑羽」
烏の緑羽 --- 阿智知里/著 文藝春秋 2022
この頃本読んでないなぁ。
ってことはないんですけども
(読んではそこらに放置、が多いかも)
でも確かに忙しかったかなぁ
沖縄行ったり北海道行ったり(それも書けてないね)
久しぶりに1日がっつり読んだ!
初め、こんなはなし嫌いやぁー。。。って思いながら読んでたけど
でも最後は色々辻褄があって、面白かったわあ
主人公は意外な人物で
でも、どの人が主人公よ?って感じでもあって
おすすめでーす
それで、あれ、この物語ってまだ続きがあるのね?
posted by しろくま at 20:33| Comment(0)
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2022年11月17日
「馬を洗って」
馬を洗って --- 加藤多一/作 池田良二/版画 童心社 1995
予定しているおはなし会の、ストーリーテリングにどうかなぁと思って出してきました。
声に出して読んでみた。
やはり、胸が詰まって目が潤んでしまう。
20分。ちょっと今度のおはなし会には無理かなぁ。
posted by しろくま at 16:37| Comment(0)
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2022年10月25日
「銀の匙」1〜14巻
銀の匙(1)〜(14) --- 荒川弘/作 小学館少年サンデーコミックス 2011-2017
〆切直前の原稿がまだできてないってのに
わたしってば(逃避?絶対逃避よね)1〜14巻イッキ読みしてしまった。
銀の匙と言えば、私の世代は中勘助ですけどもねぇ
このコミック、
アニメがフランスでも見られているということで
興味をもちまして
しかも表紙を見たところ
乗馬ネタみたいじゃない??ひゃっほー!(で、大人買い)
舞台は北海道は帯広の農業高校で
部活の馬術部ももちろんだけど
農高生の面々やエピソードがとっても面白いー
ともあれ目が疲れたわ。
でも
おもしろかった〜〜〜〜〜〜〜!!
ということでいま、最新刊の15巻が届くのを待っております。
これまでシリーズ買いしたマンガは
「動物のお医者さん」
「のだめカンタービレ」
「夏目友人帳」くらいだったんですが
このシリーズも追加決定。フランス語でも読んでみたいものだ〜
posted by しろくま at 19:55| Comment(0)
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「子どもを救う言葉呪う言葉」
犯罪心理学者が教える 子どもを救う言葉呪う言葉 --- 山口保行/著 SBクリエイティブ 2022
読んでから少し日が経って新鮮さが失われてしまった。
うちはもう、子ども(ちゅん2)は成人してしまったのですけど
でもこのジャンルには興味があり。よんでみました
刑務所や少年院で、長年心理分析をしてこられた著者が
その経験の中からとくに
親が「よかれと思って」かけた言葉が子どもの健全な成長を阻害してしまう事例
(ひとつひとつ胸が痛いです)
を紹介して解説しています
子育て中の方は参考にされるとよいのではないでしょうか
(まぁ考えたらわかることがほとんどですけども)
いまの私にも参考になったのは
子どもが苦手にしていてなかなか取り組めない、ってこと
(本文中では「勉強」)を、どうすればサポートできるのかというところ。
これって、やらなきゃって分かってるのになかなか取り組めないところ・・・
って読み換えたら、とっても参考になるんじゃないかっておもいます
「つまづいている部分があるなら、課題をスモールステップに分けてみましょう。
目標を細分化して、小さな目標を達成することを積み重ねながら、最終的な目標にたどりつくやり方です」
いや実は、地元の情報誌にインタビュー記事を書かないといけなくて、
取材は5月に終わっているんだけど、〆切が10月だったもので
文字起こしだけしてずうっと放っておいた原稿をしあげてしまわないと・・・
っていう宿題がね、あったのですねわたし
文章を書くのはスキなのにさぁ、ぜんぜんやる気にならなくってさぁ
っていうか
やる気はあるしやらなくちゃって毎日思うんだけど、全然取り掛かれなくて
これがなんでなのかじぶんでもよくわからなくで
ぱっぱとやってしまえば楽なのにさ!!!!!!!!!!!
この本のこのメソッド、試してみたらよかったわ。
あんまり不思議なんで、瞑想して理由をさがしたら
傾斜の急なそこそこ高めの山(単独峰)のイメージが出てきてさー
そうか。こんな山に登ることだって私、感じてるのねぇ
そりゃあ億劫だろうよ〜〜〜〜
って気づいたわけでありまして
気づいたのは気づいたんですけど
結局〆切ぎりぎりになってちゃっちゃとこなしております
次はこうならないようにしたいものだわ
この本はおすすめです
posted by しろくま at 19:41| Comment(0)
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2022年09月28日
「パリの空の下で、息子とぼくの3000日」
パリの空の下で、息子とぼくの3000日 3000jours, sous le ciel de Paris --- 辻仁成/著 マガジンハウス 2022
辻仁成さんが離婚されて息子さんと二人暮らしになってからの
ほぼ10年の日記の体裁です
おもしろかったよ!
わたしは「父ちゃん」でもないしパリ在住でもないし息子と二人暮らしでもないけど
なーんかこの息子さんに親近感を感じるのは
うちの息子と歳が近くて、一人っ子で、誕生日が近くて、そしてなんとなく
言うこととか似てるよのね。。
だからかも?
「フランスの子供たちはぬいぐるみとともに育つ。
ぬいぐるみを通して大人は子供に世界を教えるのだ。
うちの子はこのチャチャがパートナーだった」
うちの息子はくまの「くまぞう」がパートナーでした(そして今でもベッドの上にいるぞ)
この息子さんが素敵で
ラストどんどん感傷的になっていくけど辻さんの
お父さんぶりがいじらしくて(わたしより年上でいらっしゃいますが)
いろいろと応援したくなった!楽しく読了しました。
そうそう。それで若干感化されたというのか
今日は息子と2人で遅い昼ごはんに
(ハンバーガーを作ったんだけど)もう一手間、グラタン・ドフィノワを作って添えてみた。
(名前は大層に聞こえる?けどとても簡単なじゃがいも料理です。美味しい!)
食後、息子と並んで本を読んでたんだけど
彼は指輪物語の前編だか後編だかを、メモをとりながら読んでた。
(人物や設定をメモしながらファンタジー読むのはわたしにそっくりですわー。わたしは地図も描くことがあるけどさ)
そうそうこの本、装丁も素敵だと思いまーす
posted by しろくま at 18:52| Comment(0)
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2022年09月26日
「おんなの女房」
おんなの女房 --- 蝉谷めぐ実/著 角川書店 2022
なんで予約したのかすっかり忘れてたんだけど順番が回ってきたので
借りに行きました。
舞台は江戸、
下級武士の娘・志乃が、芸の道に熱心な若い女形・燕弥に嫁ぎます。
登場人物もキャラが立ってて、楽しく面白く読みましたー
でもさ。
ラストがさ。観念的っていうのかさー
わたしは燕弥さんに幸せな人生を送ってほしかったなぁー
でも
あれ?
もしかしたらあれで、幸せだったのかなぁ。
posted by しろくま at 21:16| Comment(0)
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2022年09月13日
「原野から見た山」
原野から見た山 --- 坂本直行/著 ヤマケイ文庫 2021
(初出は1957年 朋文堂出版より)
これもこの本と一緒に、帯広で求めた中の一冊。
著者の坂本直行は北海道(十勝の南の方)で農業をしながら絵を描き山に登った人だそうで
(わたし全然知らなかったんだけど、六花亭の包装紙の絵はこの方のなんだってー!)
あと、坂本龍馬の親戚ってのも有名なのだそうな。
素朴で、欲がなくて、実直で、地に足のついた感じが
とても素敵な絵であり文章でした
スケッチを楽しみながら山に登る彼の足跡が
北海道のいろんな山に残っているのだなぁ
登攀は友と一緒であったり
1人であったり
どれもが生き生きと、温かく、幸せそう
巻末近くの「斜里岳の旅」に
特に心を揺さぶられました
この方の本はもう一冊買ったのだ。楽しみ!
posted by しろくま at 21:31| Comment(0)
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「健康は尾骨が9割」
健康は尾骨が9割 --- 冨田公央/著 朝日新聞出版 2016
「しっぽ」が気になる。
昨日、乗馬のレッスンが終わって別の人のレッスンを見学していたんですけど
ああ、あの、Nちゃん…(馬です)
乗りこなせる人が乗ったら、素直に動くのに
あー今日は馬場の真ん中から動かないで、蹴られても鞭打たれてもじーっとしてる…
(わたしが乗ってもそうだろうなー)
それからTちゃん…(これも馬です)
前に行かないでジリジリと下がってる…そして止まってるNちゃんを隙アラバ蹴ろうとしてる
蹴られて叩かれても、嫌がって後足で空気を蹴ってる…
もう人ごとじゃなくてわたしが焦るわ。
馬が尻っ跳ねしようが怒ろうが、安定して馬上に居られれば
毅然と指示して動いてもらうことができるんだろうなぁ。。。
なんて、夜布団に入ってからあれこれ考えておりまして
そうそう、わたしの無意識に聞いてみようと思い
bodytalkのmindscapeっちゅー技術を使って、秘訣を教えて!?ってサクッと聞いてみましたら
(以前connection practiceで習った、ハート脳コヒーランス、っていう技術でも同じことできるはずだし、もちろん他にもたくさんあるはず〜)
出てきたのがテンガロンハットをかぶって明るい茶色のベストを着た
ふぁっさーっとしたしっぽの、なんだかぽっちゃりした… リス?????
その瞬間ピンときましたわよ
あーしっぽを使うといいのねって
それで思い出したんですけど
「自分の尾骨からしっぽが伸びている状態をイメージするとすごいパワーが出て、また身体も安定する」
ってこれですね!!
いいんじゃない?
で、今朝ウォーキングの時にもしっぽを振って歩いてみた。
(わたしのしっぽはどんなんだろう…とイメージを模索しつつ)
今度騎乗するの木曜日なんで
試してみる・・・!
ということで
なんかしっぽ(尾骨)の本がないかなって
探してたらこの本が面白そうだなと思って
絶版みたいで中古の本も結構高いので
電子書籍で買ってみました(人に貸せないのが難点ですけども)
今回はkindleじゃなくてhontoの電子書籍をはじめて買ってみた。(割引クーポンがあったので)
すぐ画面がオフになる(触らずに読んでると)のは使いにくいですけどあとは軽くていい感じ。
へー尾骨、すっごく大切なんだな・・・
(しっぽを使うための本ではなかったですが)
エクササイズやってみながら、尾骨に左右から手を当てていると
結構動くんだねー 尾骨。
なんか愛着が湧きました。
エクササイズなんかも載っているので、なかなかいい本だと思います!
どんな不調も、まずは尾骨をケアしてあげるといいかもです!
(詳しくは本書をお読みくださいませ)
posted by しろくま at 15:29| Comment(0)
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「6カ国転校生 ナージャの発見」
6カ国転校生 ナージャの発見 --- キリーロバ・ナージャ/著 集英社インターナショナル 2022
旧ソ連生まれ、両親の転勤で6カ国(ロシア、日本、英、仏、アメリカ、カナダ)で育ち
(女性です)
現在は日本で電通にお勤めのコピーライター・クリエイティブディレクターの著者。
著者の体験した6カ国の教育現場の違いとそのベースにある価値観の差とを
大人になった著者が紹介考察している本ですが
読み物としては軽ーいタッチの肩の凝らない本です
しかも、ネットでほとんどの部分が読めるのですが・・・(後で知った)
面白かったですー
わたしも、アメリカの高校はちょっと知っている(そして、日本と随分違うなぁと思った)のですが
イギリスもまた全然違うし
フランスもロシアもカナダも違う。
それが
使う文房具だったり
席の配置だったり
先生のスタンスだったり
教科のバリエーションだったり
テストのあり方だったり
ランチだったり
に現れていて、
例えば・・・
ノートや、作文や、勉強するときに使う文具は
えんぴつ派:日本、イギリス、アメリカ、カナダ
ペン派:ロシア、フランス
一度書いたら消えない「ペン」を使って学ぶ国は、書く前によく考えることや、集中力を大切にしている。
何度でも消して書き直せる「えんぴつ」を使う国は、書きやすいこと、試行錯誤したりやり直したりしやすいこと、を(たぶん)大切にしているのかな。
著者はこう言います
えんぴつ=トライ&エラー
ペン=ロジカルシンキング
こうやって一つ一つ見ていくと
それぞれの国が
学校で子どもたちの「なに」を伸ばしたいと考えているか、身につけてほしいと考えているか
何を大切に考えているか
が
よーくわかる、比較文化論的な読みものになっています
なので
読みながらほほう。。。と考えたりガッカリしたり感心したり。
わたしは
子どもたちが自分の人生を自分で考えて楽しく生きられるような
サポートを学校ができたらいいなぁと思うのよね
自分のいいところを見つけて伸ばす
他の人のいいところを見つけて尊敬する
ひとりひとりが、できることも苦手なこともあってそれが素晴らしいと思う
お互いを理解して協力し合える
課題を見つけて解決策を考えられる
学科もそうだけど、音楽や美術や運動なども含めて、人生を楽しむための要素にたくさん触れる
美しさと調和を学ぶ
学校でできること、他にもいっぱいあるだろうな
そんな学校はどんなふうだろうなぁ
posted by しろくま at 15:04| Comment(0)
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2022年09月07日
「クマにあったらどうするか」
クマにあったらどうするか 〜アイヌ民族最後の狩人 姉崎等〜 --- 姉崎等/語り手 片山龍峯/聞き書き ちくま文庫 2014
北海道ではレンタカーを借りて、
ニセコから帯広まで何時間かかったかなぁ、
千歳から高速に乗って十勝清水で下りて
ナビさんのいう通り、お日様が沈んで薄暗くなりかけた道を・・・
農地の間の道を・・・ 他の車が全然いない道を・・・走っておりましたら
クマがいた。
道の先の、多分100mあるかないかくらい先を、ゆっくり渡っていた。
(結構足が長いなって思った)
わたしはびっくりして
鹿とかキツネとか見たことはあるけどさ
熊ですわよ熊!
ゆっくりブレーキを踏みつつ、こういう時ってどうしたらいいんだっけ??とか思ってたら
クマさんは
ちょっと立ち止まってわたしの方を「ん?」と見て
また前をむいてゆっくり道を渡り切って路傍の茂みの中に消えていった。
なかなか衝撃の出会いでありました
その辺りは多分小さな川があって
びっくりするくらい雨みたいにたくさんの虫が飛んでた。
豊かなところなんだなぁ多分
で
何日か後に本屋さんに入りましてん
帯広の藤丸百貨店が閉店するということで、覗きに行ってみたんですけど
中の本屋さんであれこれ本を物色していたら
この本に出会いましてん
買うでしょ!
すごく面白い本でした
(これは文庫化なので、単行本は2002年だそうです:木楽舎)
姉崎さんは(もうお二人とも鬼籍に入られていますが)
アイヌ民族の末裔で、アイヌ最後の熊猟師。
アイヌも熊猟は集団で行うものだそうですけど、この方の特徴はなんと言っても単独で猟をされること。
その分誰よりも山のことを、クマのことを、見て考えてきて、理解されています
すっっっっっっっっっっごく面白かった。
クマの習性、クマの考え方、クマという動物のありかた。
引用したいところは本当にたくさんあるんですけど(キリがないわ)
一番心に残ったのは
最後の方
「『クマが怖い』という言葉が怖い」
このごろわたしもしょっちゅう思うんですけど
「コロナが怖いという言葉が怖い」
大変おすすめです
posted by しろくま at 21:53| Comment(0)
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2022年08月25日
「倫敦厩舎日記(ロンドン・ステイブル・ダイアリー)」
倫敦厩舎日記(ロンドン・ステイブル・ダイアリー) --- 小風さち/著 文藝春秋 1992
小風さちさんといえば。
絵本の方だとばかり(わにわにシリーズとか。ちいさいプロペラきとか。)
あとお父様が松居直さんだとか。(有名すぎる)
けどこういう本も書かれていたんですねぇ
しかも!
乗馬がテーマ。
お若い頃イギリスに10年ほど住んでいらしたらしくて
その時に乗馬を始められてからのエピソードが書かれた
エッセイですよね?
でも
小説としても読める。
面白かった。
このかたイギリスでは何をされていたんでしょうかねー?
まさかこのステイブルではレッスンを受けるお客であったんじゃないかと思うんですけど
バイトしてたの!?と思えるくらいの密着具合です
お年も20代と思われ
すごい上達ぶりにびっくりするー
そうなの。この頃、乗馬クラブでも
最近始めた方がもうすごくクラスが進んでいたり
いい感じで乗れているのをみたりすると
あーいいなぁって
ほんのりとほろ苦いあるいはちょっと胸が苦しいような気持ちになるわたしなのであります。
わたしはなかなか上達しないんだけどなぁ〜って
自分でもすごい!これが掴めた!ってうきうきするようなレッスン後の時も(たまーに)あるけど
今日なんかは
あーわたしまだこれができないんだなぁ・・・ってがっくりしたり
まぁね。とはいえそんな気持ちをゆっくり落ち着いて抱きしめてみれば
誰と比較することもないんだよねーって、わかるんだけど。
わたしはわたしなりの、楽しみ方をしたいんだもんねーー
さて
この本ではイギリス人の、馬好きぶりが楽しいんですが
著者が最初に買って、そしてずっと愛読された乗馬教本が
サリー・スウィフトの「センタード・ライディング」なのだそうです
イギリスでは、インストラクターの必読書でもあるそうな。
わたしは乗馬を始めた頃に買ったんですけど
面白い本だなぁ、と思いつつ当時のわたしには意味も素晴らしさもさほどわからず
レッスン中に独自で試してみるには、全くそれどころではなく(余裕が全くなかった)
ようやくこの頃になって、また読み始めたところで
近頃はレッスン中にこの本の
4つの基本(ソフトアイ・呼吸・センター・ブロック積み上げ)
と
短い脚
をもっぱら心がけているのですけども
(かと思うと夢中になって全くどこかに飛んで行ってしまうんだけど)
Centered Riding、もっと熟読しよーう♪
(それに「2」もあるんですのよ)
そうそう、それから
わたしも、ポニー、小さいんだけどあのタフで手応えのある性格、好きですー!!
イギリスの好きな馬好きの方にはコタえられない本と思います
posted by しろくま at 21:45| Comment(0)
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2022年08月17日
「カラダの意外な見方・考え方」
より良い動きのための カラダの意外な見方・考え方 --- 林好子/著 BABジャパン 2020
今アレクサンダーテクニークのレッスンを受けてますけれども
その先生ではないんだけど、この方のワークショップに一度行ったことがあります
4、5年前かなぁー
今まで読んだアレクサンダーテクニークの本の中では(って、多分3、4冊ですけども)
これはとても概念的な解説・説明が多い本で
面白かったです
とても参考になりました
特に
背骨を意識するときに
胸椎や腰椎の「後側」をイメージするときと(棘突起の場所が、イメージターゲットになってしまう)
それより前側…椎体、背骨の柱の部分をイメージするときとで
背骨の反りっていうか骨盤の角度が変わるんでーす(反り腰でなくなる)
わたしやっぱ少し後側をイメージしてたんだと思います
丹田だって
乗馬でいうと、Centered Ridingでいうところの「センター」だって背骨の前側だもの。
それから
小指を(力入れる必要はなくて軽くでいいんだけど)握り込んでおく、
「小指側へ注意を向け、小指と薬指を参加させることで握る手が安定します。
小指や薬指を力一杯握る必要はありません。
触れるもの、握るものに馴染ませるように、あるいは物と一体化するようなつもりで小指と薬指をそわせたあと、残りの指をそわせると安定した握りや把持ができると思います。
親指側から握っていくと、力がうまく発揮できなかったり、力んでしまうので注意してください」
そーだった。昔々合気道をやっていたとき、
小指から握る!杖の練習のときにも
これ言われたよねぇぇ!(すっかり忘れとるやんか)
ということで手綱を握るとき、よく「小指!」って注意されるわたしは
これができていなかったのであります(今度気をつけて練習しよう)
「パワーの源である小指」
カラダのパーツの独立
・・・頭は頭の仕事をして、背骨は背骨、手は手の役割をする・・・
骨がどこから始まってるかを意識する(ってか忘れない)
あたりも参考になりそう。
これが脳みその知識でなく、体に浸透するくらいになるといいなぁ
いい本でした
posted by しろくま at 16:29| Comment(0)
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「アゴをゆるめると健康になる!」
アゴをゆるめると健康になる! --- 佐藤青児/著 KADOKAWA 2014
先日、あごの力を抜く、って宿題が出たことお話ししましたっけ?
うちの本棚見てたらこんな本がありましてん
Amazonさんによると2015年に買ったらしい。
著者は、さとう式リンパケアの開発者です。そうか。昔も、顎の食いしばり、どうにかしようと思ったんだなぁ
またやってみたけど結構良さそうなんですけどもね
この本を見て何かをする、っていうのは「プラス」なんですよね。
わたしにまず必要だったのは、単純に顎の力を抜く、っていう「マイナス」だったんだなぁって
改めて思いました。
中に「目元の筋肉を緩める」っていう手技が載っていて
これ、頭痛の時なんかにやってみたら良さそう。。。。って思いました
顎と違って、頭の表面の力って、なかなか抜き方もよくわかんないもんねぇ
posted by しろくま at 16:18| Comment(0)
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2022年08月08日
「馬と人の絆を深める乗馬術」
馬と人の絆を深める乗馬術 --- ペリー・ウッド/著 宮田朋典/監訳 田村明子/翻訳 緑書房 2021
先日ちょこっと引用しましたが
この本よかったな!
同じ著者の
リアル★ライディング --- ペリー・ウッド/著 宮田朋典・北原広之・土屋毅明/監修 田村明子/訳
をまた引っ張り出してきて読みたくなったし
「馬と人の〜」の方は写真が多くて、要点を書いてある感じで
「リアル〜」は細かく解説してある感じなので
両方参照しながら読んでいくといいかもです
わたし的には、「馬と人の〜」がインデックスの役割を果たしてる感じね。
乗馬の技術は一つひとつ練習して身につけるものだから
何度も読まないといけないし、その都度ピッタリくるヒントがあるものですよね
先は長い、長すぎる・・・(下手すぎる・・・)
と、いつも思うけど
このプロセスを楽しめるのもありがたいものですね(と、思っとこ)
posted by しろくま at 08:38| Comment(0)
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2022年07月27日
「おみちびき」
おみちびき ---- 桜井織子/著 宝島社 2022
いやぁ〜ついにコロナにかかって、家でウダウダとしておりました。
もう自宅療養期間は過ぎたんですけど
(今朝久〜〜しぶりに、ウォーキング行ってみました!)
発症して最初はぽん!と熱が上がったものの
最初の2日くらいは、そんなに高熱でもなくこの本を読む余裕もありましたのよ。
3日目くらいから熱がしんどくなってきて、それからは日中はぐったりしてるし、
PCR検査受けに行ったら熱で?手が震えるし、
そのうち喉が痛くなってきて真っ赤に腫れてもう唾を飲み込むのもやっとのことで
なんかこの辺りが一番辛かったなぁ〜
ともあれ
識子さんですが
本書はもう、この方の能力のまさに本領発揮です
時空を超えた、ご本人インタビューです
聖徳太子と
役行者と
即身仏の真如海上人さん
真如海上人さんは山形県なんですが、それ以外のお二人は
フィールドがこのへんで、っていうかわたしも何度か行ったこととのある当たりばかりで
臨場感たっぷりに読めて楽しかったです。
ご本人だから何を聞いても答えてくれるだろう・・ではなくて
ご本人だからこそお気持ちを考えながらインタビューするのが識子さんらしくていいなぁと思いました。
一番心に残ったのは、役行者さんの教えです
ちょっと長いのだけど、引用してみます
「島流しにされたのは本当に讒言をされたから、という話は一言主の神様に聞きました。
身に覚えのないことを吹聴され、告げ口をされて、流罪になりました。
神様に聞いた話では、役行者さんはその時に弁解も言い訳も一切していません。
その件について、ご本人に聞いてみました。
『悔しくなかったのですか?私だったら、悔しくて許せないです』
されたことに対して何か反応をしたり、イライラしたり、仕返ししたりすると、同じ位置にまで落ちる、と役行者さんはいいます。
悪いことをするものは、悪いことをする自分の世界を作っています。その世界はそのまんま、その人の波動でできています。低い波動の人間が悪いことをして、さらに低い波動を発して作った世界ですから、恐ろしく低い世界なわけです。
こちらが腹を立てて感情をむき出しにする、何か反応をする……たとえば、悪口を言い返すとか、同じような仕返しをするとかですね。そうすると、その人が作った世界に取り込まれてしまいます。その人の世界でバトルをするわけです。
その人が悪いことをしたことでできた世界、その人が仕掛けてきたバトルの世界なのに、するとその世界に入ってしまい、そこで戦うことになるのです。その世界に入ると、低いう波動に染まってしまいます。つまり恐ろしく低く、邪悪な、その人の波動になってしまうのです。
こちらは何も悪いことはしていません。それなのに、相手が作った世界に取り込まれ、波動を落とされるのはおかしい、と役行者さんはいうわけです。そのような理不尽なことに付き合わなくてもよい、と言っていました。
自分の霊格を落としたくないのなら、そのような卑劣な者を相手にするな、関わるな、とのことです。うっかり相手をすると、その悪意ワールドにどんどんハマってしまうらしいです。どんどん波動も低くなります。
『怒りを優先してはいかん』
人間はひどいことをされるとムカつきます。文句を言いたくもなります。仕返しを考える人もいるでしょうし、別の人に悪口を言ったりすることもあると思います。でも、役行者さんは怒りの感情がスカッとするようなことはしない方がいいと諭します。そちらを優先するのではなく、自分の人格・霊格を優先しろ、とのことです」
「怒りの感情がスカッとするようなことはしない方がいい」
確かに、怒りがスカッとして、その後いい気持ちになったことってないと思う。
これ、覚えておこうと思います。
戦争とかもさ。
目には目をじゃなくって、やられたらやり返すじゃなくって
こうやってやり過ごせると本当はいいんだろうな。。
(それが本当の「民度の高さ」じゃないかと思うんですけどA生さん)
posted by しろくま at 13:16| Comment(0)
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2022年07月03日
「潜在意識3.0」
潜在意識3.0〜「臓器との対話」で人生をアップデートする方法〜 --- 藤堂ヒロミ/著 サンマーク出版 2020
先日高野山へいきましたのはですね
この著者の講演会があったからです
というかこの方のことは全然知りませんでしたが
ゆの里に泊まって、お二人の講演会を聴いて、次の日高野山へお参りするというツアーだったのでした
ツアーのことはまた別途書くとして〜
お話が面白かったし、本を取り寄せて読んでみました。
この方は自分や他人の臓器と話ができる、色や音も聞こえる、という方で
そうそう、臓器に話しかける、対話するというコンセプト自体は、そう目新しくはなくて、
これままで別の方々からもお聞きしたり読ませていただいたりしておりまして
わたしお腹のトラブルがあった時や、手術の前後には自己流ですが結構試みたつもりではいたし
その後コネクションプラクティスの共感を使って対話したりって経験がありましたが
この方が話してくださったように、
臓器ちゃんがこんなにお喋りなんだってことは知らなかったわ。
そう思ってまた改めて向き合ってみると
受け取れることが本当にたくさんあるものねー!
おすすめのやり方とかコツとかが書いてありますので
ご興味のある方は是非手に取ってみてください。
(この方のセッション受けるのもいいでしょうけど、自分でもできると思う)
わたし自身はこの本を読んであーそうか!って解けた疑問がありましたのですが
それはですね
もうずっと前から、自分と向き合ってきた中で時折
ふっと気づく、そしてスッと楽になる、なんだかシフトするような瞬間があるんですが
でも別に解決策を思いつくわけでもなく
ただ、気がつく、ってだけで
それだけでいいらしいと話には聞くものの
(で、実際に自分でも変化をすごく感じるものの)
なんで、気づくだけでいいのー?
って実はよくわかんなかったんですよね
でも本書にこういうくだりがあって
(臓器からのメッセージに)「そこにあなたが耳を傾け、気づいてあげることで、思い込みはアップデートします」
「体は全体で働いていますから、臓器が発する思い込みをアップデートすることで、身体の内側全体の周波数(振動数)が自動チューニングされます」
と、説明がありますが、
具体的に著者が見聞きしたアップデートのその瞬間の、
美しい音が聞こえてくる、オーケストラがハーモニーを奏でだす、美しい色や光があらわれる・・・
といった描写の方が、なんだかとても説得力があって
ほほー。っとすっかり納得してしまったのでありました
その他にも
潜在意識の「思いこみは、あなたの人生でなんらかの形で役に立ち、あなたを守ってきてくれたものなのです」
やさしい・・・ 思いこみを悪者視するのではなくって、感謝できる。
そうそう、「思いこみ」「感情を感じ切る」など、
RASのコンセプトにとってもよく似ているのでした。
「本音と思いこみのズレに気づき、潜在意識をアップデートする」
これは本書の最後には「先祖から受け継がれた思いこみ(集合意識)の解放とアップデート」
という話が出てきて
あー、この本に会うために(も)高野山ツアーへ行ったんだなぁ
って思ったのでした
いい本でした。
また読みたいと思います
posted by しろくま at 18:43| Comment(0)
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2022年06月10日
「『青』の民俗学〜地名と葬制」
「青」の民俗学〜地名と葬制 --- 筒井功/著 河出書房新社 2015
おもしろかったですわ〜〜〜〜
地名というのは、
もしかすると数千年もの昔から、あまり変わらずに残っている稀有なもののようで
文献に書かれていると検証できたりもするし
あるいは文字の無い時代から、実は、音として受け継がれてきたものであるらしく
(場の形状や雰囲気を表す形で、残っているとかわりにくいのかな。利用が変わるとそれに連れて変わることもあるでしょうね。。
ともあれ)
すごいね?
博物館的なものが日常の中に、実は口伝遺産のように。
で
「青」という文字を当てられたり
アオ、アフ、アワ・・・などが訛ったり
オオ に変わったりもしつつ
実は墓や葬送などに関わる土地を示しているという仮説のもと
日本各地の「青」地名を、古墳とのつながりなどを手がかりに順々に論じているのですが
いちいち地図とか見ながら(Google mapありがとう!!)読んでたらもう時間がかかってさー!
おもしろかったです〜
青が葬送と関連があるかももちろん、面白いテーマですが
思うに。
というか
改めて思い至ったというか
その昔から
生まれてきた人たちは必ず死ぬわけだから
たくさんの人が死んでいたわけで
その亡骸をどうしようか、というのは結構頻繁に起きる問題だったはずですよね。
人が死んだらどうするか。
これほんと、今の私たちにももちろん繋がる、大きなテーマだわ。
それを
日本各地、昔は一体どうしていたのか
今みたいに
焼いたりしないわけで(一部焼いて川に流すところもあったみたいですけど)
川に流す。
海に流す。
穴に落とす。
森に放置する。(こういう島では、犬を買うのを禁じていたそうな)
筵をかぶせて森に放置して、腐るまで毎日顔を見に行く。っていう地方もあり
なかなかに(今の感覚で見ると)壮絶な葬送法の数々が紹介されていました
本書で紹介されている土地の中には、わたし自身も旅行ですぐ近くまで行ったことがあるような、ところもあって衝撃。
昔は地元の人はみんな分かってただろうけど、今じゃ誰もが普通に行けるところだったりするよねぇ。。観光地なら特に。。。
そして
それはきっともっとたくさんあったはず。
今「青」地名として残っていないところもきっと。
そうそう、ちょこっとググってみただけですが
「青」という色名は、古代の日本では「グレー」くらいの意味だったようですね
「白」「黒」と
それ以外は「赤」は明るい色という意味、
「青」は暗い色という意味。
(地方によっては黄色も「青」、と呼ぶところがあったそうな)
そう言われてみれば真っ赤な嘘、というのは今でも明らかな嘘のことだし
顔が青ざめる、は薄く影がさす、顔色が悪くなり濁る、みたいな感じですよねー
まだ言葉の中に、残ってるんだなぁ
余談ですが「人間いたる所青山あり」の青山は
骨を埋めるところという意味でございましたっけね
死者の赴くところ、という場の名前に
青 という表現をあてたのも興味深いけれど
私たちの祖先がその土地その土地でいろいろな葬送をして暮らしてきた
そのことと、その場所とを、もっとリスペクトしたいなと思いました。
posted by しろくま at 16:09| Comment(0)
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2022年05月31日
「日本の絵本 100年100人100冊」
日本の絵本 100年100人100冊 --- 広松由希子/著 玉川大学出版部 2021
大きな、カラーの図鑑のような本です
図書館で借りてきましたー
1912年の杉浦非水「アヒルトニワトリ」から2014年のミロコマチコ「オレときいろ」まで
大好きな本がいっぱい、読んでみたい本もいっぱい。
初期は縦書きに右開きでね。
戦時中は「一致団結して決死の・・・」なんて絵本もあったのね。。(絵の美しさが余計に切ないです)
多作な作者の紹介でも、一番有名な絵本を必ずしも選んでるわけではないのも
ひょっとおもしろく、楽しいですねぇー
個人的には、大正〜昭和初期あたりの、グラフィックの美しさに心を惹かれます
堪能しました!
(そして何冊かまた予約してみた)
posted by しろくま at 15:44| Comment(0)
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「夫のトリセツ」
夫のトリセツ --- 黒川伊保子/著 講談社+α新書 2019
これと一緒に、図書館で借りてきました。
久しぶりの黒川本、面白かったわー。
では抜き書き・感想などランダムに。
「男の対話力」は、母親の責任なんですってよ。
(育児しながら育つということね)
「用事のない会話ができる子ども」、これほんと、ちゅん2もそうですけど、幸せ。
ぺちゃぺちゃおしゃべり、至福ですよねぇぇ
男の人が「定番」が好きなわけ。
理容室を何十年も変えない(人とかいる)でしょー。
「遠くに集中するために、身の回りを定番で固めるのが好き」なんだそうなー。
一方で近くを細かく満遍なく見るのに長けた「女性脳」は確かに、
「昔、精密機器の組み上げ作業を人の手で行なっていた時代には、その生産ラインを支えたのは女性たちだった」
確かにねぇ。単純労働だから、って低くみられがちだけど
ベルトコンベアの横で素早く仕事をするのも、女性が多い印象だけど、男の人は苦手なんでしょうねぇ
(あ、ただし、「男性脳」は全ての男性が持っているとは限らないのも大事なところ。程度もあるでしょうしねー)
わたし、参考になったのは
「夫の言葉の裏読みをしない。
夫の言葉には、多くの場合、裏がない。
『おかず、これだけ?』と聞くのは、『この鮭一切れで、ご飯2杯を食べればいいんだね?』という確認である。
それを、『一日家にいて、これだけしか作れないのか』に解釈するのは、酷というものだ」
ほっほぅ。
「うっかりすると、夫が妻を、自分の母親や手下のように扱うのには、わけがある。
男性脳は、身体拡張感覚が強い。車や道具を、自分の体の一部のように扱う感覚が鮮明なのだ。
(中略)
身体拡張感覚の強い男性脳は、妻をも、そのように感じてしまうのである。
自分の身体の一部のように。
だから、褒めないし、お礼を言わないのだ。自分の腕に『よくできたね』と言わないように、自分の心臓に『毎日、ありがとう』と言わないように」
ほっほぅ。(でもこれは、やめてほしいー!)
羽生結弦くんなんかは、自分の体に、がんばってくれてありがとうっていう人よね。
わかってるねぇ。素敵なことだねぇ。
そういえば、うちのちゅん2ですが、カブスカウトのハイキングがとっても大変だったので、
お風呂でしゃべっていた時に「ちゅん2の足、がんばったねぇー」というと
「うん。しゅんちゃんがんばった。足もがんばったけど、心がいちばんがんばった」
って言ったのを、その時とっても感動したことを、なんだか思い出したわぁ。。。
(これを書いたあと、たまたま見つけたんですけど、セリフがすこーし違ったー。でもやっぱ感動するー)
と、本から離れがちになりましたが
そういう女性たちへアドバイスは
「頑張りすぎない。してあげて、してもらう」
誰かに何かをしてあげられることで、その人の自己肯定感を高めることになるから
なんでもやってあげるのではなくて、してもらって、感謝するのも大事だってことですー
それから「コミュニケーション・ストレス」でもページを割いてありましたが
「近年、共感力の低い若者(共感障害者)は、確実に増えている」
あっちの本には、「1996年生まれ以降の世代」って具体的な年を書かれていたけど
この本ではまだ「ここ20年ほど」ってなってますがおんなじやね。
「赤ちゃんの喃語に応えない母親が増えている」
これって決して、お母さんたちだけを責めちゃいけないのよね
本来はとても豊かなものである赤ちゃんとの時間を、
お母さん(お父さんも)がスマホよりもずっと楽しめるように
社会が、手助けできるといいわねぇ。
子育て世代の人たちがゆったりと暮らせるようになるには
そのほかの人たちも心に余裕を持って、心穏やかに生活できていないといけないわよねぇ
結局・・・
社会全体が幸せでいる、必要があるんだなぁ
そして
地球全体が・・・・・・
posted by しろくま at 15:15| Comment(0)
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2022年05月30日
「超太古、宇宙に逃げた種族と、地球に残った種族がいた?!」
超太古、宇宙に逃げた種族と、地球に残った種族がいた?! --- 木内鶴彦️三角大慈/対談 ヒカルランド 2021
図書館でうっかり借りてしまったのよねーぇ。
たまにお名前を見かけるんですけどこの木内さんというかたが
ずいぶんサイキックな体験をされているようで
(何度か臨死体験をされたのち、過去と未来と現在に同時に生きていらっしゃるような)
三角さんは福岡のお医者さんで、さまざまな「音」を(心音とか・・・)治療に使っていらっしゃる方だそうです。
三角さんの治療の例で
妊娠中のお母さんの心音や、生後5ヶ月の心音などを聴かせることで
体に大きな変化を起こすという実例も面白かったんですけど
(心音セラピーというそうです)
そうそう、この方、コロナ対策ということで鼻洗浄をお薦めされてました。
「38〜40度くらいのお湯の中に高濃度マグネシウム水溶液を6〜10滴垂らします。
これだけだと浸透圧の関係で鼻にツーンとくるので、多少の塩を入れてかきまぜ、それで鼻洗浄をします。
そうすると、洗浄液が口から出てきます。鼻と口を同時に洗浄できて、非常にすぐれています」
あ、で、本題。
面白いところもありましたけどねー
でも
日本人は世界のひな型
クローンで白人、黒人(と、黄色人種の一部)を作った
蒙古斑のある黄色人種が純系
朝鮮半島の人たちと中国の人たちは黄色人種だけど蒙古斑はない。
こういうの、わたしは、ちょっと無理〜
(あと、念のためググってみたら、韓国の新生児の97%に蒙古斑がある、っていうソウル第一病院の研究結果が載ってましたー。こういう調査ってされてるのねぇー)
でも、太古の水はいっぺん買ってみた。
ぷぷ
posted by しろくま at 12:19| Comment(0)
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2022年05月28日
「コミュニケーション・ストレス」
コミュニケーション・ストレス〜男女のミゾを科学する〜 --- 黒川伊保子/著 PHP新書 2020
黒川さんの本は結構読んだなぁと思うんだけど
(さっき本棚を見たら5、6冊あった)
これは図書館で見かけてと一緒に借りてきて
先にそっちを読み始めたんだけど間違えてこっちを持って出て
そうしたらこっちの方がベーシックで総論的で読みやすくて先に読了というわけ。
(まぁどうでもいい話でスミマセン)
やっぱり男性と女性の(もちろん個人差あり)脳の「とっさのはたらき」と
通常運転時の違いを解説されているのですけど
読めば読むほど
わたしってば男性脳多めだわ・・・と思ってしまうわね
(手近なことより奥にあるものの方に気付きやすいし)
半年くらいだったか前に、NHKで
モザイク脳、っていう最近の研究結果のことをやっていたけれど
(詳しいことはすっかり忘れてしまいましたが)
これは男性に多い、女性に多い、その中間、みたいな脳の各部の働きを寒色系〜暖色系に色分けして
イメージとして見やすくしていたのが印象的で
この本で黒川さんが主張されているようなこと(でも、イメージ化できないから反対意見が多い、みたいなことをおっしゃっていましたが)を支持するような研究結果が出てきているんじゃないかな?
って思うのですが
ともあれそのモザイク脳のテレビを見たときにも
わたしってば中性的な使い方をしているなぁとそういえば思ったような。
さて
今回面白いなって思ったのは
「男性は3次元点型認識、すなわち『世界を、点で見て、構造を知る』というものの見方をする」
っていうところです(ちなみに女性脳は、「二次元面型認識」だそう)
この説明が黒川さんらしくて面白いですよ
(p.203)「なので、男性に見せるためにお化粧をするなら、ポイントメイクがオススメ。
『見てほしい3点』だけを強調いた方がいい。
目も唇もヘアも、と飾り立ててしまうと、『見てほしい3点』以外を見てしまうかもしれない。
それ以前に、目線を誘う点が多すぎると、認識が上手く行われず、彼の記憶に残らない。
合コンなどでは、『そんな子いたっけ?』と言われる"忘れられちゃう女子"になるので、気をつけて」
思い当たる。
(合コンの話ではないですが)
わたし、子どもの頃からなーんか、女子とあまり話が合わず
高校生くらいになったら学習して、合わせられるようになったけど
大学も就職した会社も男子が圧倒的に多かったのでわたし的には居心地がよく
しかし退職して子育てだけするようになったらまた女性社会はそこそこ居づらく
PTAとかでどっぷり関わるようになってまた学習して今はそこそこ生きやすい・・・
っていう人生だったのであります
しかもHSPだもんだから
微妙な噛み合わなさを察知して余計に難しく感じていたのかも。
うーむ。脳が。理由は脳だったのかぁ
最後に
もひとつ面白いところがあったのでちょっと抜き書きしときますねー
(pp.212-)「ダンスは、民族の言葉と骨格に骨格に忠実にデザインされている。
私のコーチャーは、『そのダンスが生まれた国の人の言語と体をよく観察しなさい』と教えてくれた。
『イギリス人のお家芸スローフォックストロットは、踊りの流れが、英語の発音構造とよく似ている。
英国留学して、英語を使い慣れると、とても踊りやすくなる』と。
かつて、『ウィンナワルツはドイツ語文化圏の選手しか勝てない』と言われた時代があった。
通常のワルツの倍速のウィンナワルツは、ドイツ語の、キレのいい子音のリズムにぴったりだからだ。
大学時代、ドイツ語の先生に『ドイツ語は3拍子で喋りなさい』と言われて、このダンス界のジンクスの理由を知った」
ほほぅ。
フラメンコとスペイン語の関係。スペイン人(ヒターナだけどさ。)の体との関係。
C'est inté
ressant !!
乗馬の体の使い方はどうなんだろうか。
国によって乗馬スタイルも理論も違うようだけれどなぁ
それからアメリカ人でも、黒人と白人では、しゃべる英語の「スウィング」度合いが違うんですと。
言葉は同じだけどしゃべる体が違うから、ですねー。
身体性の本をまた読み返したくなった。
好きなジャンルなのよねぇ。
「ことばが劈かれるとき」の竹内敏晴さんとか
ロルファーで能楽師の安田登さんとか。
でしょうかねぇ
他にも、おすすめがありましたら是非教えていただきたいですー
posted by しろくま at 21:30| Comment(0)
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2022年05月26日
「ジャノメ」
(amazonにリンクできなかったので、画像だけ表示しています)
ジャノメ --- 戸森しるこ/作 牧野千穂/絵 静山社 2021
牧野千穂さんの表紙画(と挿絵)が素敵だわ〜〜
裏表紙なんてハシビロコウですのよ!!!(←昔からファン)
お話は
(以下結構なネタバレにつきご注意ください)
主人公のメスの孔雀の独白だってことが
わかるまでちょっとかかってしまった。
というのは
流れるような人間臭さ満載な表現が続くし
登場する人間たちも、鳥を全く鳥(一般的な。)扱いしないから。
でもちょいちょい ん? ん??
ってなってもう結構なページ数(多分20ページくらい?)を読んでしまっていたので
また最初から孔雀目線で読み直し。
文章は結構軽薄な調子だし
動物の擬人化にも程があるわ!
(人間→動物→人間 と、呼び名・音声までも正確に伝わるわけがないじゃないのよー)
なんか感心しないわ。
って思いながら読んでましたけれども
いやーでも、胸を打ったわね。
ボールを咥えた孔雀(メス)が切り株の上にすっくと立つシーン!
ハシビロコウが「エエエエエ」って鳴くとは知らなかったけども・・・・
(鸚鵡みたいに真似するっていうか後天的に獲得するのかもしれないー?)
読後も一度パラパラ読み直して年表を作った。
(思いがけず面白かったというのもあるし、年数がわかりにくいというのもある)
わたしも動物(比較)行動学出身だけど、動物園に就職するだろーか?
いや、でもありうるのかも。
など、色々一筋縄では行かないお話だった。
ペンネーム(ですよね?)もあどけないし、軽ーい読みもののようだけど、この作者は案外技巧的かも。
posted by しろくま at 23:10| Comment(0)
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2022年05月21日
「ダーリンは外国人 ベルリンにお引越し」
ダーリンは外国人〜ベルリンにお引越し --- 小栗左多里&トニー・ラズロ/著 メディアファクトリー 2014
久しぶりにコレ(ダーリンは外国人シリーズって書いたけどシリーズじゃなかったー!出版社違うし)
読んで
続きを読みたくなった。
もう6年も前に、ベルリンに移住されてたんだ〜
トニーさんのマニアックさがなんだか自分を見てるようで(ぷぷ)
絵もすごく可愛くて好き〜〜〜
ベルリンで遭遇したことごとをまんがにされてるんですけおd
ほほぅと思ったのは
カフェで、注文を何度も間違えられてたら
同じお店の別のスタッフが
「今日はついてなかったわねー」って
日本人のさおりさんは
「そこ日本だったらお店側の人は『すみません』でしょー」
って思うんだけど
「あーわかった!
当事者以外はみんな第三者って感覚ね」って理解するという顛末
そーねぇ
私たち「連帯責任」っての好きよねぇ。。
(それで要求する側がその概念をよく利用する)
個人より集団が先に来るというか
集団の中に故人が隠れるというか。
コレいいこともあるんだろうけど弊害も結構あると思うわ。
正義とか言い出したら一番怖いな
posted by しろくま at 18:23| Comment(0)
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2022年05月13日
「フランスで大の字」
さおり&トニーの冒険紀行 フランスで大の字 --- 小栗左多里&トニー・ラズロ/著 ビレッジブックス 2011
「ダーリンは外国人」シリーズの一冊。(後日追記:←このシリーズではありませんでした。「大の字」シリーズですね)
ずっと昔のおさかなやでご紹介したことがあったと思うんだけど
もう随分続編が出ているのねぇー
図書館でたまたま見かけて、借りてきて読みました。
この本は、フランス各地のちょっと個性的な観光地、体験スポットを
ご家族(小さい息子さんがいるみたい)が編集者や通訳と?(多分)巡ったルポです
お菓子作り(花びらの砂糖漬けとか)
ひょうたんの楽器作り
傘やカルトナージュ、パステルの工房
パルクール(youtubeでイランとか?の廃墟でやってるのを見かけたけど、フランス発なんやー)
硬貨とスーパーのレジ袋で作る「ピルゥ」の遊び(スポーツらしい)を習ったり
さらには
チケットを買うか、自分が働くか(本を読んであげたりなんか教えたりとか)して遊べる「こどもカフェ ゾイドCafézoide」
(すごい面白そう!! )
建設を手伝うこともできる、ゲドロン城
トニーさんは何にでも名前をつけようとしたり
冗談を(でも実は結構気を使いながら)連発したり
ほっこりと面白かった。
久しぶりに別の巻もまた読んでみたいなぁ
posted by しろくま at 15:16| Comment(0)
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「地球人のための超植物入門」
地球人のための超植物入門ー森の精が語る知られざる生命エネルギーの世界 --- 板野 肯三/著 アセンド・ラピス 2018
Amazonでふとこの本が出てきて。
読みたいな〜と思ったら、なんと、kindleで読み放題!?? え??ほんま???
ということで早速読んでみました。
著者は科学者(コンピューター工学)でいらっしゃるのに、
研究室で植物を特殊な方法で育ててみたり
テレパシーで植物と会話するっていうスピリチャリスト〜で
スェーデンボルグみたい?
あと他にもいらっしゃいましたよねぇ・・・大学を退官されてチューリップだかなんだかの妖精を見た人。。
(ううむ。もう思い出せない)
ともあれ
面白かったです!!
植物はまず存在エネルギーがあって、そこから生命体が作られるときにDNAを使って発現してくるんだと思いますねー
っていう植物観・生命観。
「物心二元主義を唱えたデカルト自身は、
そうした世界(身体と心が分離していると考える、機械論的世界)に生きてはいなかった。
彼は、自らの神秘体験を通して、魂の存在を肯定し、魂と肉体の関係を語る中で、肉体という仕組みの機械的モデルを説明したのである」
ほへー!そうなんだ〜!
「だいたい、山脈自体が一つの霊的な存在です。
北アルプスであれば、だいたい北アスプスの尾根全体が一つの自然霊が守っているエリア」
「自然霊が自分の意思で作り出す大地がまずあって、そこに木が生えたり草が生えたりしています」
「その植物のエネルギーが最も深く調和した場所が原生林」
巨樹や原生林を訪ねて、そこの木や草と会話をされるシーンもとっても面白い。
これ大人のおじさんよねぇ。それも科学者の〜^^
「少し深呼吸して、その場にある緑のイメージの中に入っていく」
あるいは
木からちょっと離して手をかざして、上下や左右に動かしたりするんだって。
「雑草の多くに薬効がある」
「なぜ、ある植物の中に含まれる物質が、人間の体の不調を調整するのに効果があるのか」
これですけれども。
アナスタシアのシリーズには、
地球上の植物や動物は、人間のため、人間を手助けするために生きている
みたいなことが書いてあって
すごい人間中心主義やな〜〜〜
ってびっくりしたんですけれども
でもまあ、そう考えられない事もないんかな・・・
(優位とか劣位とかいうヒエラルキー的な意味ではなくて)
と思い直したりもしたりしましたが
でもさ。
動物やって、草を食べて体調を整えたりするんやない?
だから
植物は地球上のバランスを取る仕事をしていて、
人間も動物も植物もなんなら鉱物も、地球上のものは一つの生命体(地球)の一部として
バランスをとって生きている(はずな)んやない?
「地球の生命エネルギーの表現をしているのが私たちなのです」
だけど、本書にもあるように
人間だけがそれをわかっていない。
「植物には植物の役割があり、全体と連携して、調和したエネルギーを流しながら存在しているのですが、
現在、人間だけがそれをしていないのです」
バーバンクやシャウベルガーのあたりは
そういうお仕事(農業や品種改良など植物に関わるお仕事)をされている方は、一度読まれると面白いし、よいヒントがあるかも。
4月からですけど、朝5時台に起きて、
家の周りを小一時間ほど散歩するのが日課になりつつあるんですね。
早朝人影のほぼない町を歩くのは、なんとも爽快で
それでつい山の方へ住宅の少なくなる方へ、歩いて行ってしまうのですが
(うちのあたりは住宅地と田んぼや畑の境目くらい)
この本を読んで、
お散歩しながら木や草に語りかけたり、
水の流れを眺めたりするようになって
とても幸せ!
木々との会話も、練習したいですー
posted by しろくま at 14:59| Comment(0)
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2022年05月10日
「香君」
香君(上)(下) --- 上橋菜穂子/著 文芸春秋社 2022
ちょっと前に買っておいたんですけど、やっと読めた。
読み始めたらやっぱり続きが気になって、すぐ読んでしまいましたが
今回も
(っていうか、前回の「鹿の王」3部作の時もそうだったのですが)
なんか物足りないっていうか
あー面白かった!!!
って感じがどうもしないのですが
なんでかなぁと思ったら
登場人物がいい人ばっかりであんまり深みがないなぁと思うのと
やっぱ基本的な世界観というか
ファンタジーだけど、とてもたくさん勉強して取材して書かれているなぁというのが目立つから
借り物的なしっくりこなさがあって
ちょっとうんざりしたのは
植物の・・・作物の話なんだけれども
何でもかんでも肥料やねんなぁ ┐(´-`)┌
鹿の王の時は、何でもかんでも薬やってんなぁ
ま、こき下ろしているようですが
このしっくりこなさを説明したいだけであって
お話は面白かったですよー
でも
やっぱ「守り人」シリーズに勝るものはないね〜
posted by しろくま at 20:29| Comment(0)
| こんなん読みました^^
2022年05月06日
「とってもナチュラルふだんのひとことフランス語」
とってもナチュラルふだんのひとことフランス語 --- トリコロル・パリ/著 白水社 2021
このお二人のユニット(トリコロル・パリ)の本はちょっとおしゃれで気が利いていて
読んで楽しいフランスもの。
思えば、2年前に一緒にフランス語を習っている友人と(教室で出会って友達になったのですが)
パリ旅行を計画していて
コロナで中止になって
ちょっとでも、フランスの香りを呼吸したくてちょこちょこ読んでいる感じ。
これは、ちょっとした会話のフレーズ集。
「ね、聞いて〜」とか
「気をつけてね!」とか
クラスでも使えそう。
面白いのは
紹介しておきながら
「品がなく聞こえる(とか、きつい表現なので、とか)ので言わない方がいい」みたいな言い回しがちょいちょいあること。
ぷぷぷぷ
お気に入りは、そうだなぁ
Tant mieux. まいっか
とか
Quelque chose comme ça. そんな感じのものー
Ça fait du bien. すっきりした〜
それからもう来週だよね
Bonne fête des mères !
posted by しろくま at 20:45| Comment(0)
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2022年05月02日
「ウィルス学者の責任」
ウィルス学者の責任 --- 宮沢孝幸/著 PHP新書 2022
先日の記録映画に出ていらした宮沢先生のご著書(先月出たばっかり)です
うううーむ なるほどーー ウィルスって
そういうものなのかーー!!!
TVで(もうこの頃ほとんど観ないけど)コロナについて発言されてる専門家の皆さんや
政府の諮問機関の専門家の皆さんなども
医学の専門家かもしれないけど
ウィルスのことはほとんど知らないで喋ってるのね!??
そして恐怖で人をコントロールしている(という結果になっている)
ってことがよーーーくわかりましたゎ
なんかおかしくね?って
一人一人が感じて
自分で情報を吟味して考えないとさ。
高い知性・専門性と
まともな倫理観と
勇気を同時に持った
稀有な方
と思いました
こんなすごい人がまだ准教授なんて(前にも言ったか〜)
大きな組織の意(そして利)に反することを証明し続けているとそうなるのでしょうかね
准教授だから動きやすい、っておっしゃってますけど
やはりやりきれないときもあるのでは
必読。しかも読みやすいです
あと本筋と関係な意んですけど
大腸菌って雄雌があるんですねー!
posted by しろくま at 16:36| Comment(0)
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2022年04月27日
「がんが自然に治る生き方」(読了〜)
がんが自然に治る生き方〜余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと --- ケリー・ターナー/著 長田美穂/訳 プレジデント社 2014
この本(途中まで読んで忘れていた)を本棚の奥から発見した話しましたでしょう
改めて最初から読み始めたら面白くて
それにすばらしい本で
今これとは別に読んでいるのあったんだけどこちらを優先して読了しました
いやーもう、何から話したらいいのかわからんわ
著者は研究者ですが医者ではなく
がんの当事者(患者)でもなく
きちんとしたアプローチで
「医者に見放されたりして西洋医学の治療をやめた後になぜかわからないけどすっかり治ってしまった患者たち」を
調査して
そういった「劇的寛解(Radical remission: この本の原題)」の理由を探った本です。
先入観なし(の、ようなものはあったけど研究しながら手放した)偏見なし思い込みなしで
当事者と読者への配慮に溢れていて
公平かつ理性的なスタンスが素晴らしい。
劇的寛解を経験した人たちがおおむね示していた要素は9つあって
・抜本的に食事を変える
・治療法は自分で決める
・直感には従う
・ハーブとサプリメントの力を借りる
・抑圧された感情を解き放つ
・より前向きに生きる
・周囲の人の支えを受け入れる
・自分の魂と深くつながる
・「どうしても生きたい理由」を持つ
なんだそうですが(本書ではこの1項目ずつに1章を当てて解説しています)
特徴的なのは
この9つの配分や優先順位は「人それぞれ」要するに、
一人一人が「自分の生き方」を見つけ、それまでの生き方を変えたからであって
「これさえすればいい」んではないということですね
(そしてもう、「昔の自分には戻れない」)
もう随分前ですけど
NHKスペシャル「人間はなぜ治るのか」に出てくる人たちも
同じことを言っていたのを思い出しました(リンク先は旧おさかなやです〜)
「わたしはがんになって本当によかった」と。
(治ったから言えるのか、言えるから治ったのか、わからないけど、それにしても感動的な言葉です)
この本読むの、
がんになってからではもったいない
どんな人も
わたしも!
これに気づくことの恩恵は計り知れないなって思いました
個人的に印象深かったのは「自分の魂と深くつながる」の項かなぁ
「魂とのつながりを深めるための方法には、祈り、瞑想、ランニング、ヨガなどさまざまなものがあります。
なんにせよ、最初にすべきなのは、心を鎮めることです。
魂のエネルギーと思考は、相互排他的なのです。
思考を止めなければ、魂のエネルギーは生じてこないのです。
思考の一時停止は、魂に向き合う訓練の第一関門です」
同じ章ですが
「近年、わたしたちはただ『人』であることよりも『何かする人』になることに心を奪われています。
(中略)
霊性への道のりとは、魂の奥底をのぞきこみ、そこに何が起きているのかを知ったうえで、静かに自分の現状へと立ち戻っていくことができる、そういうものなのです」
本書に登場する、元患者の方々のことを読んで強く印象に残ったのは
「自分自身である」ことの崇高さ。美しさ。
いやー読んでよかった。
みなさんにもおすすめしたい
この本を読んで全体のmapが頭に入った上で
9つの要素それぞれのより詳しい知恵を探していくという手順を踏むことで
進む先がクリアに、明るくなるような気がします
この方も紹介されていますしかも詳しく。
posted by しろくま at 21:43| Comment(1)
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2022年04月12日
「認知症世界の歩き方」
認知症世界の歩き方〜認知症のある人の頭の中をのぞいてみたら?〜 --- 筧裕介/著 認知症未来共創ハブほか/監修 ライツ社 2021
話題の本ですよね。
うちも、両親が高齢になり、
去年は父が急に調子を崩したりもしたので助けになるかなと思って読んでみた。
よかったです
認知症の人はこう思っている、こう対応しましょう
みたいな本は読んだことあったけど
この本には丁寧に当事者の方の体験や気持ちが取り上げてあって
同じ名前で括られる症状でも
人によってこんなに違いがあるんだって
例えばスーパーで出会う、ご高齢の方たちにも
それぞれ一人ひとりがもしかしたら、
こういう本当にさまざまなやりにくさを抱えているかもしれないんだなってことに
はっとしました
本文中にある
「無知の沼」に落ちて、理解のないことをしてしまわないように
適切な手助けができるように
しなくちゃだわ。。。
この地図がまた、なかなか秀逸です!
身近に認知症(っていうのも、どこから・・・って定義も難しいですけどもね)の方がいらっしゃらない人にも大変おすすめです!
posted by しろくま at 19:32| Comment(0)
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2022年04月06日
「大空のサムライ」
大空のサムライ --- 坂井三郎/著 光人社 1967
正確にはまだ「読みました」じゃないんだけど。
戦時中戦闘機乗りを選ぶのに、「人相見」を使っていた
というのを聞いて、それがこの本に書いてあるということで
興味を持って読んでみた
人相見を使うのはもちろん、死相の有無や寿命を見ていたわけで、高価な飛行機だし、すぐに撃墜されて死にそうな人を選ばないため
だったそうですが。。。
読みはじめて、まだ最初の方で
戦闘機乗りになるのもなかなか狭き門だったんだなぁ!ということに驚き。
上述のシーンはごく最初の方にあり(p32)
手相、人相、骨相を見たと書いてありました。
でも、だんだん戦闘シーンが多くなり
なかなかに読むのも辛く、色んな意味で辛く、
このボリュームの本書を最後まで読める気がしなくなってきたので途中ですが
気になったところをメモっておくことにしますー
(p62) これは、著者が訓練生の時に教えられた、飛行機乗りの心得のところですが
「まず事故(ピンチ)に直面した時、第一になにをすべきか。
それは何をさておいても落ちつくことである。
〈しまった、しまった〉と、過去を恨み、自分の不運を嘆き、心を乱す考えを起こすことは、この時点においては、マイナス以外のなにものでもない。
まず落ちついて処置方法を考え、もっともよいと思った方法を迷わず断行することである。
その間、一秒のムダがあってもならないのだ。
何度もいうが、まず落ちつくことが、その場合の最大のポイントである」
「私はその落ちつく方法として、いろいろ考えたが、危機に直面したらまず深呼吸を三回せよ。
三回する時間がなければ二回、いや一回でもよい。
一回もできないときは、深呼吸をするんだということを考えよ!
(中略)
人間は、突発的な危機に襲われると、反射的に、筋肉が硬直する。
したがって血管も収縮し、心臓は異様な鼓動をする」
いやー先日の落馬の時を思い出し、
これ本当にそうだわ。と思うことしきりでした。
っていうか
インストラクターには「大切なのはパニックにならないこと」って聞いてましたが
これほんとにそうなんだけどさ
「○○しないこと」って覚えていると○○しそうになりません?
(ピンクの像を思い出さない、みたいにさ〜)
なので、
「落ちつく、深呼吸」ってできるだけ叩き込んどこうと思います。。
(p70)数千人だった志願者の中から、選びに選ばれて最後の50人が
やっと単独での飛行を許された際の逸話。
決められたコース上で、ほっと一息つける箇所があるそうで、
そこで著者はなぜか「バカヤロウ!」と叫んだそうなんですが(ご自分でもびっくりしたらしい)
「これはあとになって知ったのであるが、50人の同期生の中で、単独飛行を許された日、やはり同じこの場所で、大部分の者がなにかやっているのである。
『おかあさーんっ!』と大声で叫んだ者や、大きな声で流行歌を歌った者、恋人の名前を呼んだ者、みんなさまざまだった」
この、「おかあさーんっ!」に胸が詰まります。。
零戦で特攻(体当たり攻撃)した若者は、おかあさーん!と叫んで突っ込んで行ったとか聞いたことありますよね。。
それにしても、このかた、これだけ細かいことをよく覚えていらっしゃったわねぇ。。。
と
読みながら思いますー。
もし読めたらまた書きますー
posted by しろくま at 18:58| Comment(0)
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2022年03月09日
「22%に秘められた真実」
22%に秘められた真実 --- Setsu、隈本健一、祖父江恵子/著 ARI先生学総合研究所 2020
ちょっと前に読み終わったのだけどなかなか書く時間がとれませんでした〜
SetsuさんはNY在住の「サイキック」で
依頼者をリーディングしたり、遠隔で土地や建物のエネルギーを浄化したり
っていうお仕事をされています
隈本さんはわたしは知らなかったのだけど、
運命鑑定、開運指導などをされている方のようで、そしてお話を聞いていると結構な占いオタク
たくさん本を読んで豊富な知識と見識を持っていらっしゃるようにお見受けしました。
祖父江さんはシステム関連のお仕事出身で、占星術の正確さに衝撃を受けた経験から今は占星術のシステム化に取り組まれている方のようです。
実はわたし、Setsuさんには一回お会いしたことがあるのよ。
相談というかリーデイングというか?していただいたんですけど
なんというか結局よくわかんなかったなーというか
(この本に出てくる相談者の方みたいに、人生が変わった〜!とかは全然なかったです)
ほうれん草より小松菜を食べる、蜂蜜よりメープルシロップの方が体に合う
くらいしか覚えてないんですけども。。
(ほうれん草大好きなんですがほとんど食べなくなりました)
ともあれ。
この本はおもしろかったですよー
心に残っているのは
「カルマとは、つまり学ぶこと。
『学ぶことを経験する』という機会を与えられることです」
つまり。
何か悪いことをしたら、自分に必ず(今世か来世かはいざ知らず)降りかかるのは
その「報復」ではなく
「それは本当に悪いことなのだ」ということを実感するような経験。
だということです
だからそれは
被害者になるという経験かもしれないし
もしくは被害者を助ける立場という経験かもしれないし
わたしこれ、実は(多分だけど)経験したことがある気がするのよね
あぁ、いわれのないこの恐怖は、(前世とかで)被害者だったからなのかも?と思っていたけど、
あ、そうか、加害者だったかもしれないやんって
(その、あぁ!!って気がついた時の景色…運転中でしたけど…を今でも覚えてる)
さて
もう一つ、心に残っているところは、長いのでちょっと端折って引用しますが
「… そして、新型コロナウィルスでこんなにも多くの人々が亡くなり、世界中の空港が閉鎖され、人と人とはハグもできず、マスクをして歩かなければならないのです。
この状況を『地獄』と思わないのであれば、私たちは鈍感すぎるのです。
その鈍感さが私たち地球人のレベルの低さなのです。
その鈍感さゆえ、私たちは、自分館で『地獄』を作り、自分が地獄の中で暮らしているということに気づかないのです。
それなのに、この人は死んだら地獄に行く、天国に行くなどという話をしています。今この現実が地獄でなくて、なんだというのですか?」
「個」という幻想から離れていく、
「全体」、実はみんな繋がっていてひとつ、という意識に向かっていく
どんなときも、大切で、辿りたい方向はそっちなんだなぁって、忘れないようにしたい。
で、
22%って、なんのことなんでしたっけ???
(一体どこにどう書いてあったのか思い出せない)
posted by しろくま at 11:02| Comment(0)
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2022年02月25日
「神さま仏さまがこっそり教えてくれたこと」
神さま仏さまがこっそり教えてくれたこと --- 悟東あすか/著 ダイヤモンド社 2018
コンセプト的には桜井織子さんのシリーズと完全に被っていますが
このかたは真言宗の尼僧でいらっしゃる方です(多分世代も織子さんと同じくらい)
そだし
そんなに目新しい感はありませんが
読みやすい。
親しみやすい。
眠る前に体に感謝するルーチン
は、ちょっとチェックチェック。
今ちょうど、寝る前にシャバサナの練習してるところなので(まだ1回しかしてないけどさ)
これも一緒にやってみよう。
こういう考え方が目新しい方にはすごくいい導入本だと思いました。
妹に貸してあげたいけど、kindleで買ってしまったぁー!
やっぱ紙の本がいいなぁ。。(神さまだけに。。。←あ、書いちゃった( ꒪⌓꒪V))
posted by しろくま at 11:51| Comment(0)
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2022年02月05日
「千個の青」
千個の青 --- チョン・ソンラン/著 カン・バンファ/訳 早川書房 2021
よかった。すごくよかった。
最初はちょっと読みにくくて
これは元々読みにくい文章のお話なのか、翻訳物だから読みにくいのか
わからなかったけど
その読みにくさ、つぶつぶ感が
主人公一家の生きにくさを表しているようで
中盤からは本当におもしろくて
切なくて
大会でヨンジェ(主人公)が話すシーンでは泣いてしまって
鼻をかみながら読んだ
そう、あの読みにくさは
ヒューマノイド「コリー」の感じにもちょっと似ているな
舞台は韓国で、
23年後の近未来。
ロボットが労働の多くを担うようになっている世界。
競馬もロボットのヒューマノイドが馬を翔って走る。
いやーおもしろかったな
表紙もとても素敵でしょう
わたしの、「馬の本棚」に、入れてもいい本かどうかわからなくて
買わずに図書館で借りて読みましたが
買ってもいいなぁ。どうしようかなぁ。
ヨンジェ、よかったね。
そして
コリー、あなたに会いたい。
posted by しろくま at 15:01| Comment(0)
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2022年01月27日
「高山なおみ ウズベキスタン日記 --- 空想料理の故郷へ」
高山なおみ ウズベキスタン日記〜空想料理の故郷へ〜 --- 高山なおみ/著 新潮社 2016
この方の紀行文の中でロシアとウズベキスタンを選んだのは
どちらも好きな国でロシア(極東)はわたしも行ったことがあるからで
ウズベキスタンは以前から一度行きたいと切望している国だからなのですが
時系列的に先に行かれたらしいロシアをさきに読みまして
それから今回ウズベキスタンを読みました
で
こちらの方がずっとずっと面白かったです
前作と同様の独特の繊細で優しい感受性はそのままに
前作のようなふわふわした危なっかしい感じは無くなって
(やはり若干夢子ちゃんっぽいんだけれども)
シャシリク屋の家族との邂逅や
ダルバン村での4日にわたるあれこれなんて
本当に素敵で
いっしょに旅をさせてもらった気分。
図書館の本だからいつものようにあれこれ
(わたしは本の角を折ったりラインを引いたりして読んでしまうのでー)
素敵だったところを引用はできないんですけど
いっしょに旅をされた川原さんの
「なんか、言葉が通じないくらいの方が、いろんなことが分かるみたい」
っていう言葉は
温かくそして若干の重みとともに、心に残りました
そうそう
「空想料理」っていうのはなんなんだろう?
っていうのは本書の中には出てきません
多分
愛読書のようである(そしてロシア旅行もこれも、その旅程をなぞっている)、「犬が星見た」の中に出てくる
ウズベキスタン料理を想像してたってことなのかなぁ
それにしても
お二人とも一度ならずお腹壊してましたねぇ
食べ物も、気候も、日本とずいぶん違うようなのに
ウズベキスタンの人たちを結構身近に感じるのはどうしてかなぁ
posted by しろくま at 19:58| Comment(0)
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「おとうさん、いっしょに遊ぼ Papa, viens jouer avec moi.」
おとうさん、いっしょに遊ぼ --- じゃんぽ〜る西/著 祥伝社 2021
じゃんぽ〜る家(いや西家?)は
お子さんが増えて2人になっている。
前の本はご夫婦の共著でしたけれども
(そしてその後わたしはカリンさんのご著書も買って読んでる途中なのだが)
これはじゃんぽ〜るさんだけの作でだから(漫画家だから)全編漫画。
で
作者が絵本についてあれこれ調べたり考えたりしたことがネタになっています。
ちっちゃいこあるある それに じゃんぽ〜るさんの一生懸命さが面白く。
そして
絵本のあれこれは参考になりましたー
ちっちゃい子(息子さん)のまあるい頭やまあるい肩が、
そうそう、子どもってこんなんよねぇー!!
っていっぱい「いいね!」したいくらいかわいい。
パパ遊んでー!っていうより、絵本見聞録とか絵本ライフって感じだな。
(あ、いっしょにあそぼ、でした)
余談なんですけど、「遊んでー」って
Joues! とかJouez! じゃなくって Viens jouer! なのね〜
ちょっと今からさ、っていうニュアンスなのかしら。うーん。勉強になります
posted by しろくま at 19:26| Comment(0)
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2022年01月25日
「高山なおみ ロシア日記---シベリア鉄道に乗って」
高山なおみ ロシア日記--シベリア鉄道に乗って --- 高山なおみ/著 新潮社 2016
先日、NHKでこの方の神戸のおうちが映っていたんだけど(数年前に越してこられたそう)
古そうな、でもキッパリとした窓枠の感じや、お部屋の感じが素敵で
ああ好きなものが似ているかもって思って
読んでみました。
画家のお友達と2人で(出版社が関わる取材旅行でもあるけど)
韓国経由で船でウラジオストクに行き、そこからシベリア鉄道でイルクーツクまで行く旅。
ウラジオ→ハバロフスクはわたしも以前家族で旅したことがあり
(シベリア鉄道に1泊だけ)
このかたは2011年だから私たちより3年前ね。
そしたら、あまり違わないだろうなぁ
と思ったけど
そのとき、APECに向けて工事中だったウラジオストクの橋などは、もうできた後で
展望台からよく見えたから
ウラジオストクの風景はきっとずいぶん違ったかもしれない。空港もとっても綺麗だったもんねー
TVでもずいぶんおっとりした感じの方だったけど
この旅行記もまぁ、ぼんやりエピソードがいっぱいでなんだか、大丈夫かしらこの人。って
思いながら読んでました
料理家らしく、食べたものの材料や作り方を想像しながら書かれているのがおもしろい
あと「ウズベキスタン」の旅行記も借りてきたので、こちらも楽しみ。
posted by しろくま at 17:51| Comment(0)
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2022年01月22日
"Harry Potter and the Cursed Child -part one and two-"
Harry Potter and the Cursed Child -part one and two- --- J.K.Rowling, John Tiffany and Jack Throne, Arthur A. Levine Books, 2016
聞いてもらえます?
このペーパーバック版をAmazonで見て
おおーこれは読みたいわ!と思って
ポチりかけたけど、すんでのところで思いとどまって(ちょっとかしこくなった)
この既視感・・・これはもしや・・・
で、本棚を見にいったらこのハードカバーがででん!とありましてん
出てすぐに買ってたのよ
そうですよねぇぇ!!めっちゃファンやってんもんねぇぇ
で、そうかそうか、買ったけど読んでなかったのか〜と思って読み出しましたら
なんか読んだ形跡があるのです
途中まで読んだのねわたしー??
って思いながらふとおさかなやをググってみたら
読んでた !
唖然。
まーーったく覚えてなかったし(我ながら自分がコワイ)
それでまた、全く新鮮に読みましたっっ!
でもなんで、シナリオなんでしょうね?この頃(これといい)?J.K. Rolling?
文章書くのめんどくさいの??燃え尽きたの!??普通に書いてくれた方が子どもは喜ぶよ??
で、
どうも初読の時↑は、大層面白がっていたみたいですが(わたしよ)
今回はそうでもなくて
なんていうの、バカ息子2人のアホな失礼、愚かな(一緒か)「やらかした」話よ?
過去を変える、展開も稚拙じゃない?
こう都合よくいくはずなくない?
Delphiちゃんも不憫じゃない?読んでて興が冷めかけ。
ただまぁ、読後感は悪くないのよね。
この2少年がへこたれなくて会話が面白くて。
やっぱりちょっと、何かを変えたんじゃない?
(てこれを、成長と言うんですねたぶん)
今回気に入ったところ:
ハードカバーなので
カバーを外した本体の装丁が大層好みです。黄色と黒で。これはかっこいい!
posted by しろくま at 18:51| Comment(0)
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2022年01月20日
「王の祭り」
王の祭り --- 小川英子/著 ゴブリン書房 2020
明日の「子どもの本を読む会」の課題図書ということで読みました。
なんか不思議な表紙の絵でへへー?と思います。裏表紙まで続いているこの絵を、あんまりじっくりながめないで読む方がいいです。
(imaginationを限定してしまいますです)
舞台は、信長のいる時代の日本と、エリザベス1世のいるイギリスです。
立ち上がり不思議な感じでしたけど、だんだん引き込まれていって面白く読みました〜
登場人物の織田信長、エリザベス1世、シェイクスピア、阿国の4人は
確かに、ほぼほぼ同時代の人たちなんですねぇ。
わたしは歴史に疎いので、細かい相違などわからず楽しく読みましたが
(作中シェイクスピアは子どもですけど、名前がウィリアムだし、パックも出てくるしエイボン川だしまぁすぐ想像はつきますねー)
でも
創作されたキャラクターのハムネットがなかなか魅力的です
日本に残って、あの後、どうしたんだろうなぁー!
三つ子の女の子は、ムーミン谷のトフスランとビフスランみたいやった。
子どもの本だけれど、なかなか凝った設定で、
意外性もあって
ウィル(シェイクスピア)も成長し
エリザベス女王も覚悟が決まり
まああんなに早く言葉が通じるようにはならんと思うけど
小さな恋もあったりして
堪能しました。面白かった。
「読む会」の他の皆さんの感想も楽しみですー
posted by しろくま at 11:39| Comment(0)
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2022年01月07日
「アドラー心理学入門」
アドラー心理学入門 --- 岸見一郎/著 ベスト新書 KKベストセラーズ 1999
アドラー心理学、よく目にするけど
本を何かちゃんと読んだのは初めてじゃないかなと思います
おおおおもしろかった!
もう何から書いたらいいかわからんわ
わたしこの本を読みながら考えていたのは
少し 子育てのことと
多めに 乗馬のことでした。乗馬っていうか、「馬が怖い問題」のことさ。
トラウマとかPTSDとかというのは
「外界の理由によって『心が傷つけられて』いるために起こる」
わけなんだけどもアドラーはそうじゃなくて、
「私たちは経験によって決定されるのではなく経験に与えた意味によって自分を決める」
つまり
「トラウマを人生の課題を回避するための口実にするのであり、このような口実を『人生の嘘』と呼んだ」
わかりやすい解説はさ、アドラーの本を何か読んでいただくとして
わたしがふと考えたのは
「落馬したから馬が怖くなったと思っていたけど、
それはわたしが口実にしているだけじゃない?」
ってことですね
もちろん、例えば先生に向かって「落ちたから怖くて体が固まってしまうんです」
なんて言う時にはそれは言い訳だな。うん。
だけど
実際意識ではどうにもできない恐怖が湧いて体が固まって(which is, リラックスが大切な乗馬では大変よろしくない)
しまってるんだけども
これわたしは何を、なんの課題を
それに向き合っていない口実にしているんだろーか??
ってマインドマップで色々考えてたらなんと
へぇー!って意外な、面白い結論が出てきたんですけど
あれ、でもこれってもしかして原因論にすり替わっていル?(あらー)
しかも内容もちょっとお話しするのは気恥ずかしいので書くのはやめとく(てへ)
あ、でも、原因と捉えず、それから逃げなけれが原因論にはならないか??
ともあれ。
本書には
勇気づけ
課題の分離
横の関係
など
ほほーと思ったことも
そうだよね こういうことか って同感に思うことも
たくさんあったのですが
読み通した最後に心に残ったのは
1番最後の
「できることから始めよう」の章
今わたしの目の前のこれ、この人しかいない
それから
アメリカの家の前で手を振り続けたおじさんのエピソード
とってもいい本でした
著者は(アドラー心理学で有名ですけど)心理学者ではなくて
ギリシャ語を教えてる哲学者なんだそうですね
その分読みやすかったんじゃないかと思うんだけど。
未読でしたらぜひ。
posted by しろくま at 22:45| Comment(0)
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