
(お店で似顔絵を制作中のちゅん2です)
先日ボーイスカウトのお餅つきがありまして
カブスカウトのときにお世話になったカブの隊長と立ち話をしていました
そのときに
素敵なお話を聞いたので
書き留めておきたいと思います
ちょっと説明が込み入るようですが、よろしければお付き合いを…
ちゅん2がカブスカウト最終学年だった年
彼は4組という小グループの組長で
ちゅん2以下3人…一つ年下のTくんと、二つ下のKくんがいました
(カブスカウトは3年制です)
しょっちゅうもめつつも和気あいあいと仲の良い組で
「優秀組表彰」とはほとんどご縁もなく厳しい上下関係の緊張もなく
マイペースな3人でございました
ちゅん2がボーイに上がった年
最終学年になるTくんが組長になり、
Kくんと新しく入ってきた数人でまた新しい組が出来上がりました
Tくん組長がんばってるよ〜〜
KはTくんをすごい尊敬しているよ!!
って
Kくんのお母さんからうかがって
へぇ〜って、なんだかちょっと意外な気持ちがしました( ´艸`)
だってね
Kくんはやりたいようにやるやんちゃ目の子で
Tくんはいつもにこにこと優しいけれど、体を使うことが苦手で、おとなしい線の細い子だったからです
わたしには
ばりっとしたカッコイイスカウトのイメージではなかったのでした
ちゅん2にそんな話をしたら
「Kめ〜!おれのことは尊敬してないのか!?」
( ´艸`)いつもは1人称「しゅんちゃん」なのに
スカウトのはなしになると「オレ」になるのが可笑しすぎ
そんなこんなを隊長にお話してたんですよね
そうしたら
あー、きっとね…って小声で教えてくれた話がありました
カブでソフトボール大会をした時のこと
Tくんがバッターボックスに立ったとき
みんなTくんを一生懸命応援したんだそうです
がんばれー!組長ー!!打てー!! …って…
「Tはね、スポーツがあまりとくいじゃないでしょう。打ったり、するタイプじゃないじゃないですか」
それで、その期待に耐えかねたのか、とつぜんバッターボックスから走りだして
公園の隅っこでうずくまって泣き出してしまったんだそうです
(なんかもらい泣きしそうね…)
そこへ、走っていったのがKくん。ふたりはしばらく、しゃがんで何やら話していたようだったっということですが...
「それからじゃないかな。KがTを組長として尊敬するようになったのは」
と
隊長がおっしゃっていました
わたしは目が覚めたような思いでした
スカウトとして、先輩としてね。堂々として颯爽としてね。
何でも上手にこなすのはカッコよくスゴイ!先輩の姿だけれどもね。
それだけじゃないんだなぁ
弱さだって
悩んだり、へこんだりしながら、そこにいるっていうことも
そしてきっと自分なりに一生懸命なことも
スゴイ!グッとくる先輩(あるいは仲間)の姿なんだな
そういうことを子どもたちはきちんと尊敬できるんだな
とても大切なことを教えてもらいました