
先日ですが、東京の山本印店に行ってきました。
ずっと前から、話には聞いていた不思議なはんこやさん。
興味はあったけど
毎日12時から、翌日の予約電話しか受け付けないというこのお店。
その電話もなかなかつながらないらしいし
もし取れても、だからってすぐに次の日行かれへんわー
と、ずっとわたしの「念願フォルダ」に入ったままになっておりましたのですが
もう何年ぶりかで東京に一日、予定ができまして。
そうだ。
前泊することにして、もしそのあいてる前日の予約が取れたら、行ってみたいわ!と思い。
電話してみたら一発で取れたのですわこれが。コワイわ。
で、行きました。
前説でこれだから、ちょっと長くなるかもしれないけど、聞いてもらえます?
(ま、ご興味があればでー^^)
渋谷からバスに乗って高速道路の高架の下をずーっと。
三宿というあたりは、なんというか、すごい都会でびっくりした。
3時の予約だったのでまわりで時間をつぶして(ちょい裏に、素敵なカフェがありました♪)
丁度お昼を食べていなかったので、サラダ満載のプレートを食べ。
5分前にお店に行ったらまだ先客が。小さいお店なんやわ〜
外で待っている人もいらして、私も待つことに。
結局45分も待った(と思う)
これ、寒い日や雨の日は、たいへんねぇ。
前の方が30分も出てこないので、さすがにもう終わりというときに、おばあちゃんが開いたドアから手招きしてくれて、入れてもらえました。
(お待たせしました、という言葉もなく。まぁこれは、後で思ったんだけど。その時はやれやれ、ホッとした〜って感じでただ嬉しかっただけ)
いやそしてわたしは、10分でした。
しかも
衝撃的なことを言われました。
そもそも、
もしかしたらわたしはちょっと誤解をしていたのかもしれないです。
むかーし20年も前に知り合いに教えてもらって、
あとはこのはんこ屋さんについて書かれた、ブログかなんかを少し読んだだけで、
てっきり占いみたいな、なんか人生相談できるようなやりとりを想像していたのですけど
違いました。
一方的にお告げを言われるだけです
(聞いたらちょっと説明はしてもらえる)
白髪の長髪仙人風のおじいさん、持っていった(使っているすべての)ハンコを手で触って矯めつ眇めつしながら口からお告げが出てくるのですが
これはたぶん、このおじいさんの、
あちらのみえない世界との
入り口のドアを開ける受話器を上げる(ってかこのいいかた古〜!)のだと思います。
で、言われたことはたいへん衝撃的なことでした。
「先祖」とはおっしゃいませんでしたけど、わたしの先祖が、こう言っている、
「これを知ってもらいたくて、ここ(山本印店)に来させたんだな」
と二度言われました。
内容は、たいへん個人的なことなのでここには書きませんけれども。
わたしは、あれやこれを尋ねようと思っていたのに、もうあさってのことを言われたものだから
そしておじいさんは断固としてそれしか言わないものだから
もうなにがなんだかわからなくて、はあー。といって
印鑑のお金払って(注文の時に払うんですね。預かり証とか何にもなしです)
いついつにできますと言われて
帰ってきました。
帰りながら頭の中がぐるぐるとして
これも聞けばよかった、あれも聞けばよかった、説明してもらえばよかった
なんて思っていましたけれども
だんだん頭の中が整理されてきて
自分が誤解してたみたいってことも分かったし
あと帰ってからオットに(全部じゃないけどさ)話したら面白そうに笑ってくれたので
(わたしはえーどうしよう!と思っていたのだけれども)
気が軽くなりました。
まぁ、はんこは楽しみです。かわいい書体だっていうしね。
名字で作るのか、名前で作るのか、そんなことも、尋ねるのを忘れていましたけれども。
まぁええわ。お任せします……
さっさとお店を出たわたし。あとは用事がないのでホテルに向かうだけなんですけれども
6時のチェックインまで時間があったし
ふと思い立って、目黒のお不動さんに行ってきました。
そうそう、ちゅん2の大学の合格のお礼も、しなくっちゃね。
これはまた、postを改めて。
それにしてもこの日は、っていうかこの二日間は、
すべての時間がスムーズに流れた不思議な感じの日。(あ、はんこ屋さんの待ち時間以外ね)
道がわからず時間をロスしたように思っても、その時間がまたちょうどいいタイミングを呼んだりして
なんかふしぎな感覚がありました。
出来たハンコ取りに行くとき、またなんのついでにしようか……って思っていたのだけど
ついでにじゃなくても、ただ行きたいから行くでいいやん。って
下りてきた。さっき。うふ。ほんまそうやわ。
わたしはいろいろなことで知らず知らずのうちにじぶんを、縛っているね。
そんなことを思う今日この頃です(夏に、そう気づくきっかけがありました。書いたっけなぁ?)