黄金の王 白銀の王 --- 沢村凛/著 角川文庫 2012
一つの国で争いつづける二つの氏族とその頭領たちの話なんですけど
冒頭からしばらくは(ええと、日本語ではよう書かん)
kill! kill! kill!
の連呼が続き
なんだかうんざりしかけながらも読み進め
戦争と軍略の話が多く戦記物のようでもあり
(このテのものは三国志以来かも?)
でもさ、だんだんおもしろくなっていって
不満はあるのよね。鮮やかなイメージ、まざまざと描けるような描写がほとんどなくて
(せいぜい両氏族の家紋の描写くらい)
なーんかものたりないし
でも
エピソードは結構おもしろくて
後半は結構涙を抑えられなくなるシーンもあったりして
見た目でアピールはしないがキチンと整えられた滋味の深い、軽めのコース料理を食べたような感じです
おもしろかった!
(でも、あー好き♪とはおもわないかも)
「人は変われるものだ」というGrowth mindsetが勝利する道のりのおはなしでもあります
(余談ですが、昨日例会で「羽仁もと子著作集」を読んでいて、
あぁもと子さんもまさにgrowth-mindsetの人だ〜って思ったところでした)
舞台は空想の王国ですが漢風というか(でも中華風という気がしない)
漢字を使い着物を着名前も古風な難しい漢字で
(タトエバ主人公の王たちの名は櫓“ひづち”と薫衣“くのえ”)
それはそれで
家臣の一人「鬼目(ほろし)」だけには弱ったなぁ
ホロセみたい。皮膚症状の呼び名じゃん。さてどういう面構えをついイメージしちゃったでしょう〜
( ̄w ̄)
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