2013年12月27日

「こころの子育てQ&A」

 now 文庫にて
こころの子育て Q&A[誕生から思春期までの48章] --- 河合隼雄/著 朝日新聞社 1999

少し前ですが書店に行って河合隼雄センセイの本を
大人買いしてしまった

ため
コツコツ読んでいます(だって面白いんだもの)
でもこの本はどうも文庫版があったらしい…(そういうときやっぱりネットは便利って思いますねー)


ともあれ

思春期の息子がおりますため
面白かったし、身につまされるところがあれこれありました

あのね
「Q47 子育てにゴールがあるとしたら、それはいつでしょう。
 A  子どもが本気の恋愛をしたら、親の役目もひと段落です」


っていう章に

「どんな相手を選ぶかというのは、親がそれまでやってきたことが全部入った『総決算』」ですわ
っていうくだりがありまして
へーナルホドー と思いました

「子どもが好きな相手を連れてきたら、まったく親の気に入らないタイプだったということがあり得ますね。それは子どもが、『うちの親はダメだ』と言ってるのとおんなじなんです」


ほほぉ。

うちの母は、この頃よく妹に
「わたしの子育ては後悔ばかり…」ってハンセイしているそうですが
子ども達4人の配偶者はみんなとっても気にいっているようだものね。コレ、おしえてあげよう…( ´艸`)


この頃私、前にも書きましたけども
内省的なキブンになることがいつもより多くって、
そうなると
なーんか思考も反応もゆっくりノンビリになるようで

これってほんの小さい頃に、わたしってこうだったよなぁ…っていうのを
なんていうか体感覚的に
やっぱり思いだしたりして

でも

なにかにパッと・すばやく・即座に反応するのって(例えば受け答えとかね。)
大人になる過程で身につけてきたわけなんだけど(でもあまり上手とはいえない...ナゼナラ)
わたしの生来的な(もって生まれた気質的な)感覚とはちがうっていうか

なんていうか脊髄反射と変わらん気がするわけなんですよ

本当に「たましい」で、深い部分をくぐって受け答えをしようとするとやっぱり
ゆっくりになって当然じゃぁないのかなぁ

なんて思うのは
TVで重宝されてるこの頃の個性ってのはこの「即時応答」の芸だなぁって思うの

「芸人さん」っていわれる人たちに多いけど
(それに、当意即妙の方もいるけど、そうじゃない方は決まり文句の一芸だったりして見てて痛々しいことも)

面白いんだけどね^^

でも
わたしは(これからは)ヤッパリ「たましい」の受け答えを大事にしたいなっ!
って思いました

そして、
これと同じような流れが教育にもあるんだって
この本を読んでしりました

「Q39 成績はよい方が、将来の幸せにつながるのではないですか。
 A  『何番か』ではなく『どんな子か』で見ないと幸せは遠いです」


っていう章ですが

「異なる教科の点を全部足して順番をつけて、一点でも多い方がいいことになっている。
だから順番をつけるためには、本来差が出てこないところで差がつくようなテストを作らなければならない。
そういうテストで点をとるために、パッと即反応する、ごまかされない、ひっからないという練習をひたすらする」


ま、一文やそこら引用しただけではよくわからないことなので
ご興味がありましたら是非本書をお読みいただいたらと思うのですけども


それにたしかに
所謂受験術っていうのは(わたしも昔聞いたことが…)
テストをざっと見渡して、できそうなやつから取りかかる、できないものは捨てる、
っていう見極めが技術…ウデノミセドコロだったりしてね
(あーなんか思いだすなぁ)
ともあれ

そうかー
あの「芸」がツマンナイ(おもしろい時もあるけど)と思っていたが
日本の教育の、ひいては社会のプロトタイプであったとは。ううむ。



「Q9 今の子育てで気になることといったら何でしょうか。
 A  親としてのカンを磨くのをサボりすぎていることです」


これ、「紙おむつ」からしてもう、そうですよね。
便利だけど、どんどんカンが鈍くなってく…
ほどほどに利用して、依存しきらず感謝しつつ、
あとそのこと(負の部分)に気づいてるってのが必要かもね。


それと、

「今の日本の親のいちばん大きい問題は、みんなあまりにも近視眼的だということです。
近視眼的に、いま勉強ができてるということだけでともかく安心する。
早くから子どもに勉強させるのは、親自身が安心したいからなんですよ。
目に見えないことで安心するのはすごく難しいから、目に見える方に、目に見える方に行ってしまう」


というあたりも、大層共感した次第です。( ̄w ̄)エラソウ…




それにしても
子育てって、チャレンジングやなぁ…







「『強い絆で結ばれている』という言い方がありますが、
ぼくは絆は強めるよりも深めることが大事やと思います。

(中略)
その糸を、短くして強めている人は、相手をコントロールしているだけです。
ところが、どんどんどんどん深めていくと、相手はすごく自由になっていくんだけれど、ちゃんとつながっている」


これ、覚えていよう…










posted by しろくま at 13:11| Comment(4) | こんなん読みました^^
この記事へのコメント
「絆を深める」河合さんはこんな言い方をされているんですね。

親子関係・人間関係に限らず、
あらゆる関係に通じることだと思いました。

いつ最初に河合隼雄さんの著書と出会ったのか
正確には思い出せないのですが、
大学生の頃だったと思います。
その後の自分の人生の流れを見てみると、
ものすごく大きな影響を受けていたことに
今更ながら気が付いて、驚いています。

Posted by 森猫 at 2013年12月28日 11:57
★森猫さま

コメントありがとうございます!
こちらは年の瀬で、あぁお掃除しなくっちゃ…
(と、こころばかり焦っておりまする)
まぁ普段からしてればいいだけのことなんですけども。反省。

河合先生のこういう路線を継承して
一般人にも分かりやすく書き表してくださる方って
いらっしゃるのでしょうか

河合先生が亡くなって
その(失われたものの)大きさに、改めて愕然としているところです…

Posted by しろくま( ̄(エ) ̄)v at 2013年12月29日 14:10
河合先生のものの見方は、名人の一代芸のようなものかもしれません。
ユング研究所で学んだからと言って得られるものではないようです。

河合先生から直接薫陶を受けた方々は、
どうしていらっしゃるのでしょうね。

でも、しろくまさん、
貴女が書いてみてはいかがですか?
物語り、児童書、子育て等の分野で、ご自分の体験を活かして。
ホメオパシーやアントロポゾフィーの知識も、大いに役に立つと思います!

お時間があるとき、河合先生が生まれ育った丹波篠山も訪れてみるといいかもしれませんよ。
Posted by 森猫 at 2013年12月30日 13:50
★ 森猫さま

あけましておめでとうございます^^
今年はあたたかく穏やかなお正月です。

「名人の一代芸」って
すごーく頷ける表現です〜!!なるほどぉ
ぜひどなたかに後を継いでいただきたいわ。

わたしのは、どれもこれも趣味レベルだわぁって
( ´艸`)思いましたが
でも
そうですね

人生後半戦のテーマを
意識して追いかけてみてもいいなぁって
思いました
ありがとうございます…

篠山は毎年ボタン鍋食べに行ってます
(大好物なの)

先生を偲びながらゆっくり滞在してみたいものです…

今年もどうぞよろしくお願いいたします




Posted by しろくま( ̄(エ) ̄)v at 2014年01月02日 22:26
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