2013年10月14日

"Mouse Tales" 「とうさん おはなしして」


Mouse Tales --- Arnold Lobel, Harper Collins Publishers, 1972


Arnold Lobelの本は、原著もたいそう気になるので
(できるだけ)一緒に読むことにしているのです

(英語すごい易しいし…訳されたものよりずっとやさしい気がするなー)


いま、3月の「ストーリーテリング」集会に語るために
子どもたちにお話したい物語を探しているところ。

ねずみのお父さんが、子どもたちに語ったベッドタイムストーリー
って設定の
この本の中のお話はどうかなぁって思ってて…

とうさん おはなしして --- アーノルド・ローベル/作 三木卓/訳 文化出版局 1973

読んだんだけど

楽しい中にも
やっぱりやさしい、どこまでもやさしいこの作者のお話たちに
こころがほっこり。じわじわ、しみじみ…

ちなみに
原題はmouse tales で邦題が とうさん おはなしして
よくもこんな優しいぴったりのタイトルをつけたものだなと思いますが

原題はきっとmouse tails(ねずみのしっぽ)にかけてあるのよね
(この人のお話って割といつもこんなふう)
やっぱり
どちらも楽しみたいと思うのでした


それにつけても
作者は優しいお父さんだったんだろうなぁ
そして
子どもたちに即興のお話を語ることも
心から楽しんでいたんだろうなぁ(空想ですが)





わたしも、ちゅん2がちっちゃい頃は
よく
「おはなししてー!」
って言われたものでしたっけ


いつもそれで短いお話をこしらえるんだけど
なんどもなんどもなんども延々続くものだから
たまにめんどくさくなってさぁ

(ずっとまえのおさかなやにも書きましたが)

あるとき
みんな「てんま」に乗って雲の上に行ってしまって「もうにどともどってきませんでした」
ってやって

幼かったちゅん2がしばらく「……」って黙って

「……それって、しんじゃったみたいだね…」

って言ったことがありましたっけ。てへ。懐かしくもちょっと切ない思い出。



posted by しろくま at 12:05| Comment(0) | こどもの本
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: