2013年10月12日

「しずかな日々」

(←これは文庫の方ですが…)
しずかな日々 --- 椰月美智子/作 講談社 2006

今朝はお弁当を作ってちゅん2が試合に出かけて
オットは朝寝をしていて
空が高くて

ハンモックでこの本を読み始めたらもう至福


そういえばこのblogくまのおさかなやには
「こどもの本」っていうカテゴリーがあるんだった
(このごろ忘れてました)

この本も、タイトルも装丁もたいそう渋いけれど
子どもの本(でもある)っていうか…小学校高学年の子くらいから読むといいんじゃないかなぁ
でも

わたしのような大人が読んでも
もしかするとたぶんこの(小5、6年生の)頃を過ぎて高校生くらいになって読んでも

しみじみとこころに残るんじゃぁないかなぁ


「これから咲くぞっていう花のつぼみみたいに」笑うおじいさん。

あるときから変わってしまったお母さん。
「頭の中の大事な部品の一つが消えてなくなって、その代わりに形も材質も機能もまったく異なる部品が、聞いたこともない製造元から搬入されたみたいだった」

大人になった少年は、「その部品に名前を付けるとしたら、『現実』と『妄想』だろうな」
ってあとから思うのですけれど

お母さんが変わったように思えたのも(実際にきっかけはあったのだけど)
そしてそれまでのお母さんから離れていけたのも
彼が一歩大人になったからだよね

「ぎゅっと葉を広げた寸詰まりのタンポポみたいな」お母さんを持つ
友人押野。
彼が明るいのか彼のお母さんが、お父さんのいない家庭が明るいからなんだろうなぁ
そして
だから、さみしい子、ぽつんとひとりでいる子に気づく優しさも持っていたんだろうなぁ



わたしはこの、主人公の思いの内向きの癖にはあんまり共感できないんだけど
でも(これほどじゃないけど)わかるなぁってしみじみ思うところもあって

自転車で遠くの工場を見に行ったあと…や
夜の神様を思うあたりなんて切なかったなぁ


押野くんがすきー


こどもってひとりひとりいろんな事情を抱えてる。
大人より世間が狭い分
まっすぐな分
切実で心に迫る。




boysの他は女の子は出て来なくって
唯一押野くんのお姉さん(主人公の初恋〜)だけっていうのが
潔くてたいへん好きです









posted by しろくま at 21:02| Comment(0) | こんなん読みました^^
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