子どもの心のありかに寄り添う〜子育てこそ、スピリチュアル〜 --- 井上ウィマラ/著 主婦の友社 2005
何回か書いたような気がしますが
ほんのちっこいころからお地蔵さんにも手を合わせる子どもだったうちのちゅん2@12歳は
今も
毎晩寝る前にお祈りをしているらしいのです
(ボーイスカウトのキャンプ中もしてたらしい…先輩に見つかって説明したらしい…そいでもって、一緒にお祈りしたらしい…)
あと、今は知らないけど、少し前に
朝学校に出かける前に、玄関や門の前で…じっとして…なにやら手を合わせているような時もありました。彼なりに、いろいろがんばっているのよね。きっと
宗教的なことを教えたことは特にないので(柏手のうち方とかはあるけど…)、特定の宗派なりの神様ではなくって
彼の心の神さまなんだろうなと思いますが
この本の中の一節、
「子どもが親から見守られ、世話されて、十分によい体験をしたときに、
神様という概念や体験を受け入れるための下地ができる」
を読んで、あぁそうかぁという思いがいたしました(そうならいいなぁと思います)
著者の井上ウィマラさんは女性みたいに聞こえます?けど
男の方で日本人で
ウィマラというのは出家名なのだそうです
お若い頃テーラワーダ(原始)仏教の修行をなさった方で海外でも瞑想(ウィパッサナー瞑想です...いっとき興味津々だったことがあったなー)を教えていらっしゃったそうですが
今は還俗されてご家庭も持たれ
学校で教えたりもされているようですが
この本では育児施設子育て支援サークルでボランティア?されているウィマラさんの様子が
(ウィマラさんのかかわった親子の様子とともに)
たくさん紹介されています
さすがだー…
とうなってしまうのは
結構ありそうな、子育てのアドバイスに交じって
仏教をベースにした精神的・霊的なご見解が閃くところと
…それから柔らかい共感力とでもいいますか…
ところどころに、瞑想の指導もあり役に立ちそうです。
それになにより
子どもとの、自分自身の向き合い方が(特に瞑想法ではないのに)
(最近読んでいる福田高規さんの別の本…でもこっち本がおもしろいので先に読み終えてしまった…)に書かれてあった、エドガー・ケイシーの勧める瞑想と同じだなと思います
備忘録的にちょっと抜き書きしてみます
何度も書いてますけど…
うちのちゅん2は去年あたりから思春期に入りかけでして
わたしに否定的なことも言いはじめたりするわけです
この本では、2,3歳の自我が芽生え始めたころの所謂“反抗期”のこととして
「…それを、自分が否定された、攻撃されたと思ってしまうと、いらいらしたり腹が立ってきます。
そんなときは、ちょっと引きさがって、一息つきます。そして、『今子どもは新しい自分を見つけたがっている』、『自分でやってみたい気持ちを見守ってほしいのだ』、『自分に自信を持ちたいのだ』と、子どもの言動を解釈するとよいのです…」
「自分が親として圧倒的な力をもっていることを自覚して、子どもを一人の他者として尊重して対応するならば、『ヤダヤダ』をきっかけに、子どもが本当にやりたいことを一緒に見つけてあげることができるでしょう。
それは子どもが自分に自信をもつための探検の旅です」
とありますけど
思春期の反抗はもうすこし複雑な現れ方で分かりにくいのですけれども
でも
そのとおりだなー
って頷いてしまうのであります
「このように、乳幼児期でも思春期でも、子どもの様々なレベルでの反抗や攻撃に対して、しっかりと対応しながらサバイバルして、存在しつづけることが親の役目です。
そうすることで、親は自分自身をより大きくて深い存在へと成長させることができます」
親の仕事は「子どもの様々な攻撃にサバイバルする(生き延びる)」ことなのだって
傷つくけど、(でも自分もしてきた道なのだ)
でも本当に
自分自身もそれで成長しているのが分かるんだよね…(いやほんとありがたいです)
赤ちゃん、子どもから教えられる
子どもは私の先生…っていうのは
ほんとうにわたし自身も、子育てを通じて実感してきたことと同じ
ちょっと最近忘れがちな時もあるけど…
本のサブタイトルに「子育てこそ、スピリチュアル」とありますが
そんなウィマラさんは「スピリチュアル」こう表していらっしゃいます
「ありのままの自分を受け入れることができると、生かされていることへの感謝や喜びが生まれます。
その喜びが身体の細胞に沁み込むと、今度は自分も他人の役に立ってみたい、命を育むことや、命を伝えていくことに力を使わせてもらいたいという気持ちがわいてきます。
これが『スピリチュアル』ということばの本質だと思います」
直前に読んだ本、「ドリーム・レッスン」と似たメッセージが多かったのは
どちらも本当に人間の求めるもの…を的確に書いているからかな
教育に関しては、こんなご指摘もありました
「両親が子どもと生活する時間を大切にして、いろいろなものをともに見つめ、
ともに体験することを通して、
生きることの楽しみや喜びを伝えることが重要だと思います。
乳幼児期に安心や信頼を獲得し、思いやりという人生の基底部分が養われると、
さまざまなものを観察したり作ったりする遊びの体験から、
子どもの中に自然に、学びたいという意欲が培われていきます。
学校教育や習い事は、こうした学びたいという意欲の上でこそ健全に機能するものだと思います。
安心や信頼や思いやりの養育ができないままに、過干渉に強引な詰め込みをしたり、学力の身に寄る子どもたちの進路の振り分けをするアンバランスが、教育全体の問題なのだと思います」
わたしは今ごろ読みましたが
いま乳幼児をお育ての方に、本当にお勧めしたいなと思う本です
【こんなん読みました^^の最新記事】


