2013年09月21日

「アニマシオンが子どもを育てる」


アニマシオンが子どもを育てる --- 増山均/著 旬報社 2000



子どもに
勉強しなさいってことさらに言わなくても
(…っていうか、しなさいって言われたらしたくなくなるものよね〜( ´艸`)フツー)

その子にとって勉強が楽しければ
好きだったら
勝手にするじゃん
勝手に徹夜でもするじゃん(これは仕事だっておんなじ。)

って
たまーに(誰か相手に)つぶやくことがあるんですけど


結構言われるのが
「でも、その気にならなかったら困るよね…」


そんなの、心配することじゃないのになぁ(親が)
っていうか、心配してるとかえってそれが現実化するんちゃう〜?^^

それよりも
すなおに何かを好き!って思う気持ちを、大切に(つぶさないように…)できるだけ
接してあげればいいんじゃぁないかなぁって

(自分がそうできているかは分かりませんが…それでもって、ただ興味のあることを何でもさせるんじゃなくって、こういうことができればどんなにいいだろうなぁって憧れはするんだけども)
心から思うのですが



この本を読んで
あー、コレのことだったのかと…



今、県と県立図書館が主催の
「読書のアニマシオン」という講座に通っていまして
先日その第1回目の講義があったのです

講師の方が並べてくださった関連図書の中で
これをまず読んでみようと思いました

アニマシオンって耳慣れない言葉ですけど
スペイン語だそうで(animacion)
フランス発祥の概念だそうでフランス語でもアニマシオン(animation)
イタリア語ではアニマツィオーネ(animazione)
(ラテン語圏ばっかりさ〜〜)

英語ではアニメーション(animation)に当たる言葉です

日本ではアニメーションっていうとあの映像マンガのことになってしまうのだけれど


その意味は
「心身を活性化させ仲間と一緒に楽しむ、イキイキ・ワクワクとともに楽しむ」
ということなのだそうで

「先生も生徒も、親も子もおなじ人間として一緒に楽しむ」
というのが「アニマシオン」の目的だと


著者は
educacion (education)「教育」
animacion (animation)「アニマシオン」
の二つがあってこそ、
豊かな子育て、豊かな人格形成が可能になるというようなことをおっしゃっています


だからこの本は
「読書」の世界でもとりいれられている「アニマシオン」の、もともとの広義の概念を
解説している本というわけ。
(上記の講座の先生も、読書の世界での狭義のアニマシオン、とおっしゃっていました)



知識や論理性は(日本ではえてして知識と解答技術ばかりにうけとられがちだけども…)「教育」で身につけられても

自主性や創造性は、「アニマシオン」のなかから生まれるものだ、「アニマシオン」が必要だ

って

いやー ホントたしかにそうだわ。
(って、すっきり整理された気持ち。)



心と時間にゆとりがないとアニマシオンは出来ない(っていうかそもそも必要だと気づけない)んだよねー

っていうことが
著者のスペインでの見聞から頷けます


日本が今
真面目な日本人が今
経済と、効率と…をものさしに社会をつくり上げて人権までも軽視して自らを疲弊させているのは
この「ゆとり」のなさからくる社会的拡大再生産のゆえなんだわぁ

「1カ月のバカンスをするには能力がいるのです。
それは、一所懸命に働くこととは別の種類の文化的な能力です」


そろそろさぁ

この能力を、獲得して
「子育てを味わい、人生を楽しめる社会」に生きたいものですよねー?
(昔の日本人にはあったもののよう)



文中、今江詳智さんの言葉を引用したところがあります

「子ども時代のしかるべき時に、上質のファンタジーに接することなしに大人に育ったものは、
成人してからそうした世界へは、容易に入り難い。
それは精神の動脈硬化と関係がある」



…そうか、じゃ、ファンタジー文学を読ませるようにしよう!

-------っていうのは、見当が違うわけ。
(何が違うのか分からないなーって方には、この本をおすすめいたします♪)




さて(今度からこういうのもたまに書いてみることにした〜)
次読んでるのは

新聞の書評でみたのが頭から離れなくってこれは面白そう!
楽しみです〜v



posted by しろくま at 23:53| Comment(4) | こんなん読みました^^
この記事へのコメント
同感です〜〜

勉強しなさい!って言われてする気になるわけないのに。。。
高校の先生にも、「しろ、って言われても、する振りをするだけなので言わないでください」って言われました。
至言!

っていうか、せめて「一緒に勉強しよう」であってほしいんですよね。小学生の勉強はやっぱりある程度できたほうがいいし。
あんたが一緒に勉強するのを嫌がるなら、子どもがしないのは遺伝でしょーが 笑

でも、上記のようなことを言っても、納得してもらえないですし、なんかダメだしをしつこくするのも…ね。

どこかで読んだんですが、「親がダメだと思ってるような子を企業が雇うわけない」という。
みんな「うちの子はこのままじゃダメ」って思うのやめたほうがいいと思います。
Posted by kie at 2013年09月22日 11:25
★kieどの

先日中学校でPTAの茶話会に行ったら
「中3の息子と一緒に勉強してる」っていうお母さんがいて
「特技は〜 因数分解できますv」って爽やかに笑ってました。

お母さんもすごいけど一緒に勉強してくれる息子さんもすごいわぁ…^^


「アニマシオン」だけではなくって
「エジュケ―ション」もやっぱり大切やねんなー

って、(いまさら?)気づいたのが実は
この本を読んだ収穫かも
ってつらつら思っています( ´艸`)




Posted by しろくま( ̄(エ) ̄)v at 2013年09月24日 21:20
アニマシオンの派生語でね「アニモ」ってよく「頑張る」って訳されるんだよね。いっつもなんかニュアンスが違う気がするーーーって気持ち悪かったんだよねぇ。そう、どっちかっていうと「楽しんでいこう!」って感じかもなーと思いました。英語だとcheer upだって。ことばの土台になってる文化が違うんだよね、、「日本では、仕事を頑張ってしすぎて過労死っていうのがあるんだよー」と言ったら「???でも人生を楽しむために仕事はしてるんだよね???」と、、。
こどもって基本的に勉強したいもんだよね。うちは学校やめてからさらに熱心に勉強してるよー。学びたいこといっぱいすぎる。
Posted by ノア at 2013年10月03日 23:53
★ ノアさん〜^^

南米もそうなのねー
スペインとかイタリアとかの話を聞くと
そもそも(日本とは)生き方っていうか大切にしているものがすごく違うなぁって
思うし
だからこそ「アニマシオン」っていうものを概念化したんだろうなぁって
しみじみ思います

っていうか日本の方が特殊かも?


勉強って楽しいって気づくのは(わたしの周りでは)
大人になってからが断然多いよね
子ども時代に気づいたのは大きなギフトだね^^


Posted by しろくま( ̄(エ) ̄)v at 2013年10月05日 23:23
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