およぐひと --- 長谷川集平/作 解放出版社
長谷川集平さんの絵本はなかなか読み聞かせで使う機会はないんだけど
(だいたいが幼児〜低学年ですからねー)
だいすき。(っていうか無邪気にだいすき(ё_ё)ってはちょっといいにくいのかも)
8月10日の朝日新聞でこの絵本のことが紹介されていて
次の日の朝にamazonで探したら2〜4週間待ち(確か…)になっていて
それでその日のうちにジュンク堂(たまたま近くの図書館で読み聞かせをする日だったのさー)に行ったら買えました(あと1冊あったよ)
記事によると…
「だが、2011年3月11日を境に、筆が止まってしまった。『原発事故も含む深刻な被害に、表現者としてお前はどうするのかと、人生で一番厳しい問いを向けられた』
昨年10月、散歩から帰って自宅でぼうっと座っていた時、突然、文章が浮かんだ」
で、
「30分で一気に物語を書きあげた」
のだそうです
「長谷川さんは被災地に行ったことはない」
出来た物語(まだ絵はなかったようです)を、でも出版社は
「うーん。今さら」
そのとき震災から1年半、「書店から震災関連本が姿を消しつつあった」
ようやく今年4月、
解放出版社から出されることになったのだとか。
1年半で「今さら」になるのか…
わたしはそれに衝撃を受けました
1年で今さらになるのか
この国は?
だったら
70年近く前の戦争のことなんかも
とっくに忘却の彼方
っていうのは至極当然のことなんだな
社会的に?
忘れようとするの?(忘れて出発しようとするの…??)
それがモンスーンの国の集合意識(?)?
でも人のこころの中には
あるいはからだの中には
年月を経てますますはっきりと形をとりはじめるものもあるでしょう
この絵本は
主人公が日常に戻ってきて描線が赤から青に変わるのが
印象的
(でも一番最後は日常の風景が赤い線描になる)
「まだ ことばに できそうにない」



ひとつめの出版社には「今、被災者に必要なのは笑いだ」と言われました。もうひとつの出版社は断る理由を言いませんでしたが、スポンサーがテレビ関連会社なので出せなかったんだと思います。テレビは原発ムラに依存していますから。そして、多くの出版社がそうなんです。新聞社もそうです。
そして政権が自民党に移行したあとは書店の店頭から原発関連書がなくなっていきました。『およぐひと』のような本が出せない理由はそこにあると思います。
コメントありがとうございます^^ お盆で帰省しておりまして、お返事が遅くなりました。
そうだったんですね。記事ではそのあたりずいぶん乱暴に解釈??して
短くしてあったのですね…
ご説明くださいましてありがとうございました。出版社への誤解は解けましたが疑問も生まれました。出版の世界もそうなんですね。食品もそう、医療もそう、どこもそう…
(でも解放出版社が出してくださってほんとうによかったです)
「いま必要なのは笑い」って外から見ててわかるものなのかしら。それはそうなのかもしれませんが、
心に寄り添おうとして、(おろおろしながらも)一緒にいてくれるような(たぶん…わたしの憶測ですが)、「およぐひと」に、
ふと心がやわらかになる方は
沢山いらっしゃるのではないかと思います
ありがとうございました