2013年06月10日

「ホビットの冒険」

theHobbit.jpg

原書ペーパーバックの装丁とおんなじ(だけどハードカバー)の
この本は
bookoffで105円だったという…( ´艸`)うきゃー
それでこれだけ楽しめたらなんて高いコストパフォーマンスでございましょ

そうそうはじめにAudiobookを車で聴いてたんですけれどもー
どうも…クリアにわかったような気にならず(やっぱり星の王子のようにはいかんか…Harry Potterはaudiobookより先に原書読んでたし…)


聴き終えるより先にこの本を手に取った次第。
ずっと前から本棚にはあったのだけどもね


装丁もたいそう美しいのですが(作者の絵だそうですよ〜うきゃぁぁ)
瀬田貞二さんの和訳がなんとも美しい〜〜〜〜
です


なかでも一番うっとりしたくだりはさっ

「エルフ軍が一番槍をつけました。
エルフたちがゴブリンをにくむこと、まことに深くはげしいものがありました。
エルフたちの槍と剣は、いかりをこらしてにぎるこぶしから、つめたい炎ともえて、やみにかがやきました」



ちなみに原文はこんなんです
"The elves were the first to charge.
Their hatred for the goblins is cold and bitter.
Their spears and swords shone in the gloom with a gleam of chill flame, so deadly was the wrath of the hands that held them."



主人公ビルボははじめは行きがかり上いやいや参加したようなものだったのに
お話が進むにつれてどんどん存在感を増していって

そして
やっぱり
「ゆきて帰りし物語」なんですねぇ

ゴブリンとか
オオカミとか
「邪悪な生きもの〜」って一刀両断なのは個人的になんだかなじめないのですが
(そりゃぁお互いの視点ってものがあるでしょうによ)
日本では、オオカミは神獣だったりするしね


でもおもしろかった。


で、ついつい想像するに
瀬田貞二さん
生みの苦しみはいかばかりだったでしょうか

ゴクリ(Gollum)が自分だけしかいない自分のことなのに いつも"We"っていうところ
わたし(やっぱり英語の方が)彼の孤独が胸に迫りましたし

そもそもdwarfたちは自己紹介するとき
訳ではいろいろ言い変えてあるけれど
原書では必ず
判で押したように"at your sercvice."
(例えばバーリンだったら) "Balin at your service!"
っていうんですよね

なんていうかそれってdwarfたちの粗めで偏屈な職人気質なかんじが出ていて
あえて訳したら(ちょっと考えてみた)「バーリンでござる。ご用命を」みたいな感じかしらー


あーなんかやっぱりもったいないな
(そのほかの美しさも楽しみつつだから贅沢な話ですけどもね)

それと
「やさしいエルフ」はもしかすると「(色白の)美しいエルフ」じゃない?
(んま、我ながらいやらしい読み方…( ̄w ̄)でも、原作の香りがやっぱり気になるの!ということで)




でもさ、考えようによっては

美しい日本語の「ホビットの冒険」と、原著の"The Hobbit"と、
二つ読めば二通り楽しめるんだなー それも至福だなー



次は指輪物語でござる^^




posted by しろくま at 18:08| Comment(2) | こどもの本
この記事へのコメント
おおー、瀬田さんの訳、美しいね。まったくの意訳でもないし。最近、こんな美しい日本語、見かけないよね。
私、指輪物語は本も映画も途中で終わってるんやけど、映画のホビットに出てるマーティン・フリーマンが好きなのよ^o^ 最近のBBC版のシャーロックホームズのワトソン役で、めっちゃ良かってん^ ^ ホビット、見てみようかな。
Posted by まさちゃん at 2013年06月11日 20:54
まさちゃん、まいど!

ホント、うっとりデス…
哲学を感じるよね。

ホビット、映画では大きかったなー
(人間が演じているんだから、そりゃそうだけど。)

へー、あのホビット役の人。たしかにいい味出してた〜
(映画)第2部も楽しみー 見て見て〜〜


Posted by しろくま( ̄(エ) ̄)v at 2013年06月11日 22:07
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