霧のむこうのふしぎな町 --- 柏葉幸子/作 講談社
この頃、特にですけど
読みっぱなしの本が多い…常時、3冊くらいは並行して読んだりする癖があるわたしですが
今机周りに本がいっぱい。優に10冊は越えて、ちょこっと読んで置いてある...むむむ
そんな中でこれは児童文学で軽いし、すぐ読めるし、で
すっきりさっぱり読み終わった一冊となりました
ジブリアニメの「千と千尋…」は、この物語を参考にしたとかしてないとか
同じく「耳をすませば」作中で少年がこの本を読んでるとか読んでないとか^^
たしかに、
たぶん一人っ子らしい、家のお手伝いもろくにしてなさそうな現代っ子のリナちゃんが
魔法の町に来て、
初めてひとりで外の人(ほんの小さい町なんだけどね)と向かい合って、「仕事」(っていうかお手伝いだけどさ。)らしきものをして…
逞しくなっていく様子がほほえましくて
こんな夏休みをわたしも送ってみたかったなぁ
「でも、欠点のない人間ほどつまらねえものもねえんでさ」っていう
コックのジョンの言葉と
「おもちゃをつくるときは、子どもの心にならなくちゃ、子どもの楽しむものはつくれないんだよ」
と言いながらぼりぼりお菓子を食べまくるおもちゃ職人マンデーの言葉が
心に残りました
あとこの町の素敵なたたずまいとね!
小学校4年生の夏に読む、って感じの本でしょうか
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