「十二国記 月の影 影の海」(上)
「十二国記 月の影 影の海」(下)--- 小野不由美 新潮文庫
守り人シリーズ、奏者シリーズときて、
(あ、その間にソニンも)
日本製のハイ・ファンタジーの目(?)アタマ?になっているところで
他にも読みたいと思っていたらこのシリーズが目につきました
もともと青少年向けのライトノベル?って形で世に出たそうで
わたしは未経験だったのですが
(ちゅん2が表紙を見て、「ママがそういうの読むの、珍しいね〜!」って申しておりましたー)
おもしろいよ!
正直、(上)の方は、救いがないし、凄惨だし、大してのめり込みもしませんでしたが
世界観が徐々に分かってくる下巻になって、すごく面白くなりました
ハイ・ファンタジーといっても、この世とつながっている世界が舞台なのですが
(優等生的だった主人公の少女が異界に足を踏み入れてひどい目にあって暴れ回る…)←すごいはしょり方!
それだけに
今私たちの暮らすこの世界の、わたしたちの生き方の中の欺瞞を鋭く指摘していて
冒険の中に
「幻を拒絶すればかえって暴れるのだと悟った」
と作中にもあるように
なにかから目をそらすとそれがますます立ち現われてくる、というような
(痛みトカもさぁ…)
芯がすっきり通っていて
おもしろいです
それと
地名も人名も漢字なの。すごいイメージ豊かだけどコレ翻訳するの難しそうだね!
漢字の独特な感覚があって
それは、この方のペンネーム(?)見たときにうっすらと感じましたが…
あ、それと。
挿絵、大層すてきですが、わたしに言わせれば、所詮男、やね( ̄w ̄)
やっぱりなんか(っていうか全然)ちがうんだよなぁ
ともあれ
続きが楽しみ!
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