2013年03月04日

「天山の巫女ソニン:江南外伝 海竜の子」


天山の巫女ソニン〈江南外伝〉海竜の子 --- 菅野雪虫 講談社


今日はアキレス腱あたりが痛いというちゅん2を
夕方病院に連れて行ったのですが

まーーー 待ち時間の長いこと!
この本おおかた読んでしまいました。


先週でしたか守り人シリーズを読みながら
ふと「ソニン」でググってみると

なんと新作、待ちに待った続編の発売日だったんですね〜!

で、早速購入。すぐ読みたかったけど、守り人読み終わるまで我慢我慢( ´艸`)


やっぱり好きです。このシリーズも。
とりわけ、挿絵と表紙・装丁が大層すてき。超好み。
これは守り人より断然こっち派で
ぜーーーーーったいハードカバーで欲しい!!って思います

適度に引いた絵というか、登場人物ナドも敢えて描かれていないので
想像が邪魔されないし。コレ、大事じゃないですか?
守り人の絵はやりすぎなんです…


思えば
主人公が闘う武人で、(女性だけど)いきおい武闘シーンの多くなる
(作者がもともと武器・格闘技好きだそうです)
守り人シリーズに比べて
こちらは(そういう意味では)比較的穏やかな物語ですよね
(とはいえ陰謀があったり、毒物が出てきたり、はらはらするシーンはモチロンあるんですけれども)


この本は「外伝」の2つめ、
江南の王子、クワンの少年時代の物語。

驚くのは
(守り人シリーズの「炎路を行く者」もそうでしたけど)

脇役のキャラ設定っていうのは、こんなに周到に
(本編を書く前に)
練ってあるものなんですねぇ…(面白いのも当然よね)


のびのびとした容姿のクワンは本当に絵になるというか目に浮かぶようだし
頭の切れるセオとの友情のはじまりも、そうだったのか…って納得。

高貴な生まれで、でも少年期に暴れてて
苦労の末…
っていうのも(なんだか)守り人のヒュウゴを思わせる(要はファンってことですな)


ただねー唯一ねー
悪役の「ヘス」ですけどもね

ヘス、といえばナチスドイツの…イメージがどうもあって
気を抜くと、つい「悪役風ドイツ人」が浮かんでしまうのが、困るわ…



おもしろかったです!
(またシリーズ読み返したくなった( ̄w ̄)なぜなら、結末を忘れているから…)

posted by しろくま at 23:24| Comment(0) | こどもの本
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