
炎路を行く者―守り人作品集― --- 上橋菜穂子/作 偕成社
「天と地の守り人」三部作で登場した、ふしぎな異国人ヒュウゴ。
侵略者タルシュ帝国の者なのに…もっと大きい志で動いているような。
少年の頃、彼を襲った過酷な運命と
その中で生きてきた彼の物語がこの「炎路を行く者」です。
それと、
巻末に短いけど、バルサの15歳のころのおはなし「十五の我には」も。
本編ではあまり描かれなかった、養父ジグロの人となりが読めて
教養高い、素敵な人だったんだなぁと改めて思います。
このシリーズの登場人物は、なんて多彩で奥深いのでしょうねぇ
昨日も書きましたが
この挿絵の方の、スケッチ風のイラストは好き。
とくに、「炎路を行く者」巻頭にある、ヒュウゴの子どもの頃のイラスト、
なんともステキすぎて何度も眺めてしまいます^^
ついでにこれも読みました

「守り人」のすべて〜守り人シリーズ完全ガイド --- 上橋菜穂子/著 偕成社編集部/編 偕成社
これはまぁ、キャラブックみたいな。
5ヶ国語に翻訳されているシリーズの紹介などもありましたが
わたしとしては、詳しい地図を、載せてほしかったなぁ。
巻末に、夫と妻となったタンダとバルサの日常が描かれた短編があって
ほっこりします。
…さぁこれで、マイ「守り人」ブームも一段落。(たぶん)
バルサや、チャグムや、そのほかたくさんの登場人物の生き方に
「逃げない」ことを学んだ気がします。なんかね。
次は
新刊の、「ソニン」続編を読むことにしまーす♪たのしみ〜〜〜♪
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