
夢の守り人 --- 上橋菜穂子 偕成社
「精霊の守り人」 「闇の守り人」ときて、
これがシリーズ第3作目。
あぁ楽しい♪
でも今度は、異界の「花」―――異界とこの世界を行き来する花の種―――の設定が
結構込み入っていて難しく
説明のところを何度も読み直したり
しかも作中説明される「この世」がどの世を指すのかって分かりにくかったりで読みにくくもあり
あとさぁ
カギを握るユグノって人がいまいち(わたしには)魅力的じゃなかったりするんで
1、2に比べて あーーーオモシロイ!!!!
って悶絶する感じではなかったのがちょっと残念。
でもー
相変わらず、このシリーズの世界観はオモシロイ…
この巻では、タイトルにあるとおり「夢」がモチーフになっていて
夢って…
その大きさ(たしかにね!)や
「夢をみずにはいられない人の痛み」
なんてところに
なんというかふと考えさせられるものがあります
それからね
「あんたの魂だって、あんたの母さんがつくったわけじゃないんだから。
死んだ誰かの魂が、あの世へ行って過去のすべてを忘れてから、あんたのお母さんの腹に宿って生まれてきたんだから。それが、この世のならいなんだよ」
っていう
トロガイ師のそのまた師匠の言葉に
なーんか心が軽くなるのは私だけでしょうか
ささ 次は「虚空の旅人」でございまする
〜しばらく守り人シリーズで楽しめそうです〜〜^^
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