
100万回生きたねこ【映画】
絵本「100万回生きたねこ」の作者、佐野洋子さんが
脳にガンを得、
亡くなるまでの日々を追ったドキュメンタリー映画。
と同時に
彼女の代表作「100万回生きたねこ」をモチーフに
時折はっとするほどキレイな映像で
いろんな「生きづらさ」を抱える人たち…傷を抱いて生きている人たち…その多くは家族とくに母との確執だったりして…
をインタビューし、佐野さんの生い立ちも追いかけた
ふしぎな映画でした。
佐野さん自身は一度も(遺影しか!)お姿が映らないし
(そもそも姿を写さない、というのが取材の条件だったようです)
けどお声と、作品の紹介を合わせても
佐野さん自体の紹介は全編の半分もないんじゃぁ?
お話される様子は私は東京モンではないので不正確でしょうが
ちゃきちゃきした江戸っ子のおばあさんのような
(美川憲一さんの口ぶりに良く似てる〜〜^^)
あのね、インタビューに答えて、
「私絵を描くの大っきらい!」
っておっしゃるんですよ
わたしは思わずのけぞりましたね
と同時に
あー あのねこは、佐野さんだったんだなぁって
納得しました
佐野さんにはお兄さんがいらっしゃいました
お兄さんの方が絵がずっとうまかった
お兄さんが絵を描くのをその横で恍惚として眺めていた
心臓が右側にあったお兄さん
12歳で死んだお兄さん
こうもおっしゃっていました
わたしは子どもたちを客観的に見て理解するのではない
その子の中に小さい頃のわたしと同じものがあった時だけ
わたしはその子を理解する
わたしは70歳だけど、70歳(のわたし)だけが(ここに)あるのではない
わたしの中には
5歳のわたしも10歳のわたしもいる
(細かいところはうろ覚えですが…)
そーかー
とても不器用なようでいて
だからとても強い
佐野さんの生きるお姿を垣間見たようでした
エンディングで流れてきたのは
ソフトであったかい歌声でした(女性と思ったけど男性やって〜〜)
"Sleep tight, sleep well,
sleep warm ..."
ぐっすりおやすみください
佐野さんも
そしていつかわたしたちも
元歌
【たまに観る映画のはなしの最新記事】



佐野さんの本、大好きです。
おじさんの傘、もいいですよね。
佐野さんの言葉「人は何のために生きるのか、他人を愛するため、そして多分、この世界を愛するため」にガツンとやられました。
見える世界が少しだけ広がった気がします。
こちらこそ、今年もよろしくお願い致します。
映画を見て、一筋縄ではいかないアルイミあくの強い佐野さんのご様子が、分かったとは言わないけど、佐野さんの作品が生まれた土壌が少し想像できた気がするし
どなただったか(すっかり忘れたけど多分作家さん)佐野さんと初対面で大ゲンカしたってのもわかる〜〜って気がしたし( ̄w ̄)
この方のものは絵本しか読んだことがなかったけど
たくさん出ている、エッセイも、きっと面白いだろうなって、興味がすごく湧きました
太い筋の通った方ですよね
絵本は甘いだけのものであってはいけないもんね
そして
わたしたちの見ている世界をそれまでよりも大きくしてくれますよね^^
またどうぞお越しください〜♪