ぼっこ --- 富安陽子/作 瓜南直子/絵 偕成社
古いお屋敷にすむという、精霊なのか妖怪なのか…
この本に出てくる「ぼっこ」は、幼稚園児くらいの男の子で
白い開襟シャツに紺の半ズボンをはいていて
…着物じゃないし。大正以降くらいからの座敷わらし?( ´艸`)
なんて思いましたが
おばあちゃんのお葬式ではじめで出会った「ぼっこ」。
そして主人公の少年はおばあちゃんの家に住むようになり
ぼっこは
都会から来たその少年を守ってくれるようになり…
1960年代くらいでしょうかねー?
ニュータウン開発の波に巻き込まれる前の
大阪の片田舎のようすが、そこに暮らす子どもと大人の様子が
なんとものどかで楽しくて
転校してきて、クラスメイトとなかなか打ち解けなかった主人公が
がっちりクラスの一員となってまとまる
運動会のリレーのところなんてもう
胸が詰まってほろりとしました
運動会って諸外国にはないでしょ?(アジアには似たようなのあるかな?)
「日本の学校は勉強だけをするところではない」からねぇ^^
いいですよねぇ。でも。ホント。こういうの。
ところで
やっぱり不思議な物語です
「ぼっこ」は主人公にも、いとこの兄ちゃんにも、主人公のお父さんにも
どことなく似ているし
もしかしてその(一族の)心の中にも入り込めるのかもね…
きっと主人公の(未来の)子どもも
お父さんのなかにぼっこを見るのではないでしょうか
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ところで運動会は外国の方は珍しく感じるそうですね。個人勝利でなく、赤組、白組と、組で対決するのにも変な感じがするとか。
オリンピックでも団体競技が強かったのはこんなところの原風景から来ているのかも…^^
コメントありがとう♪読んでみて〜〜^^
日本の運動会、検索してみたら、こんなページがあって面白かったです( ´艸`)
http://honyakusitem.blogspot.jp/2012/03/blog-post_23.html
ときに
「組体操」って関西で盛んなの??ごぞんじ??
(もしくは呼び方が違う?)
わたしは小4から関西なんだけど
でも、「組み立て体操」っていう呼び方は違和感がちょっとある…
(ちゅん2の小学校では「組み立て体操」って呼んでるみたい。)