オン・ザ・ライン --- 朽木洋
こういう青春小説はですね〜
これもそうでしたけれども
ハマるとやめられなくなりますよね
とはいえ自分では膨大で(ほとんど知らないジャンルでもあり)選べないんだけどさ( ´艸`)
この本も人に薦めてもらって。
開いた途端今日はもうやめられないと思いました
(要するにお勧めってこと^^)
★以下、これからもしかしたら読むかも…という方は読まないでくださいね♪★
児童文学、青春文学の作者は
自分の小さい時のことをよく覚えているものって言いますけれど
この主人公が自分の気持ちを
とても客観的にとらえて自覚してしかも見事に言葉に(…したのは著者ですが)しているのを
すごい驚きをもって(口をあんぐり開けて)読みました
でももしかすると…
この人(著者)も、若かったそのころは茫洋として言葉にならなかったたくさんの思いを
大人になってこうやって言葉にすることができるようになったのかも
(でないと不思議すぎる)
伏線などすごく凝った小説で
そういう面白さもあり
同時に登場人物の魅力もあり
でもさぁ
どうして男の人のこういう小説って
女性がこんなにも「アリエナイ」んでしょうねー( ´艸`)
ヒロインは偶像化されているし
脇役はつまんないし
(文句はそこだけ)
…っていうか、思春期(だけか!?)の男の子の脳内では
女の子って実際そういうものなんでしょうかね( ̄w ̄)
*後日談:作者が女性だということが分かりました!んま!
(そういわれてみればいたるところ繊細できれいすぎるってのよね)
でも
この登場人物の女性たちのありえなさは……
青春小説ってそういうものなのかも?)
さて
いくつも面白いシーンのあるこの本で
わたしにとってクライマックスはラストで主人公の親友が
(彼は主人公をかばって交通事故に会うのですが)
「おまえが、俺の憧れだったんだ」
って言い放つシーンです
これまでの筋からはあり得ないセリフで
でも考えてみるととっても納得なセリフで
主人公ならずともわたしでも泣けてくる
ぶつかっていく
まっすぐに、がむしゃらに無心でぶつかっていく
そういう主人公がきっと憧れだったのだと思う
ぶつかっていく相手に対する信頼がないとできない
ひとを正面から信頼するということに躊躇のない
この親友(貴之くん)はね
イケメンで秀才でスポーツマンで
でも
この事故がなくても
いずれは壊れていたのではないかと思うのですよね
心が壊れる前に、
体が壊れてもしかしたら幸いだったのかもしれないな
って
思いました
やっぱり青春っていいなぁぁぁ
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