おすのつぼにすんでいたおばあさん --- ルーマー・ゴッデン 文/なかがわちひろ 訳・絵 徳間書店 2001
似たような昔話は世界のいろいろなところにありますよね
これは
R・ゴッデンが昔話に少し手を加えたものだそうで
ゴッデン家では伝統的に
子どもの髪を洗う夜に語り継がれてきたお話なのだそうです
どうしてか分からないけど残っているすてきな風習なのですねぇ
(リンス代わりにお酢を使っていたのかも。わたしもやったことあります)
むかしは
シャンプーだってもしかしたら手作りだっただろうし
温水の出るシャワーだの今のように便利なものがない代わりに
手間と時間をかけて、ていねいに、日常のひとつひとつをこなしていったものなのでしょうね
そしてそこに物語があって
お酢のつぼの家っていうのは
むかしふうのこんな

お酢のつぼに似た形の
oast house --- ホップや麦芽を乾燥させた小屋だったおうちのことのようですよ
(写真などこのサイトより) オースト・ハウスwiki
( ´艸`)
そんでもって猫の名前がモルト(Malt)
短い物語で
中盤おばあさんがどんどん恩知らずに欲張りになっていくところはきついですが
最後はよかったなぁって安堵します
R・ゴッデンもいつも面白くてすきだなぁ^^
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