2011年10月24日

「タオ・コード」


タオ・コード〜老子の暗号が語り出す --- 千賀一生

読み終わってこの方のほかの著作リストを見てみたら

この方だったんですね(( ´艸`) 気がつかなかった)


この本「タオ・コード」は以前(いつだったか忘れた)
読もうと思って開いてはみたけれどもあっという間に挫折して


だってそのときは

この本の言っていることがあまりにも珍妙に思えて?
読み進められなくって

しかも
いつになく気恥かしくブックカバーなんてかけてその辺においていたら
何時の間にかどこかへまぎれてしまい・・・


それが先日
初めてお会いした方が、
本当にこの本はいいから 絶対に読むべき
ってあまりに力説されるので

そう?って
もう一度手にとってみたという次第(また買いました…2冊目だよ)



と、前置きが長くなりましたが


前回はまだ(わたしが)読む時期でなかったのだと思います


この本は
2000年以上大切に読み継がれ
(なんとイギリス人の先生のホメオパシーの授業でも、「道徳経(Tao Te Ching)」から引用されたことがあるよ!)

研究されてきた「老子」に

「裏の意味があった」…
陰陽のバランスを説いた老子は、この書さえも「一つの文が陰(裏の意)陽(表の意)二つの意味に解されるように」
記述していた
というのです

(あと、当時の世の中には〜わりと今もだけど〜
この裏の内容はぶっとびすぎて受け入れられないだろうから、
大切なことをこのように隠して残したのだ、ということでもあるようです)


内容はほぼ、この著者千賀さんが
お若いころに中国奥地の秘境で出会ったある村の人々と
そこでの体験を綴ったものなのですが…



悪いことは申しません(?)
よかったら一度、ぜひ手に取ってみてください


最初の方、しばらくびっくりしますけど
だんだんこの本の言わんとする深い意味に、気づいていくと思いますから


本書で何度も指摘のあるように
現代の日本を巡る社会は、
「性」的なことを人の目に触れないところに押し込めて、
抑圧して(その分影は大きくなっていますよね)いますから

嫌悪感を覚える人も
恐怖を覚える人も
怒りを覚える人も
その方の抑圧の程度というかジャンルというか…によって
さまざまな感情があふれることももしかしてあるかもしれませんけれども
(そうしたら無理して読み進めずに、またいつか帰ってきてみてください)


うちは子どもが10歳になり
やっぱりsexual healthについては準備というかすでに実践というか…が必要で
メグさんのお話を聞いたり本を読んだりはしておるのですけれども

考えるにつけ、向き合うにつけ、どうして私たちの社会では
こんなに大切な根源的なものを「隠さないといけないもの」として扱うの…

という疑問が浮かんでくるのです


そのことにも
目を開かせてくれる本であり

そもそも
それだけではなく

私たちのこの世の中が
二元的(あるいは両極的)に〜二つの極の間のリズムで〜作られていることについての
(たしかこの本には、人間は世界を認識するために「意識の中で」両極を生みだした、みたいなことがあったような気がする…)

美しい説明にもなっていると思います


この村で行われている、集団での祈りでもある踊りの際の
「すべての人がまるで自分自身のように感じられる。
自分と人との間に何の壁もなく…」
「私の周りの空間は、すべてが命だった。すべてが魂だった」

というような外界との深い一体感は

ジル・タイラー博士も体験された
右脳優勢状態。の描写にも聞こえます



文章自体は、ときに勇み足の部分があったり
若干強引な風だったり早合点や結論を急ぐ部分があったりしますけど
でも
この方だって(もちろん)聖人じゃないんだから
愛嬌を感じる部分だとも思いました



印象的な部分を以下に少しだけ引用をしますので
そこから本書の内容を(ある程度)ご推測くださいませ^^
(そして時期が合えばぜひご自身で、本を読んでみてくださいね)



「後で世界の体育史を勉強してわかったのだが、
私たちが当たり前に現在行っているスポーツは人類の文化の中では非常に特殊な形態の体の文化なのだ。
人類史の中では例外的なこの形態は、
競争経済社会に適した人間性をもたらすために欧米から世界に広がり、
人類共通の文化とみなされるようになったものなのだ。
私たちは始めからこの西洋スポーツによって育っているので、
これが特殊という意味がわからないかもしれない。
しかし、M老人からみたら、勝敗ばかりにこだわるスポーツの姿は、
あまりにも粗野で自己中心的な姿にみえるらしい」


「文明人の物質欲は、愛の代償だ」
「文明人は、この愛の本質であるグレートタオを失っている」
「愛に満たされない心理が生み出すものは、権力欲でもある」
「憎しみ、破壊、争い、孤独、病的心理など、文明社会のありとあらゆる悲劇は、
たった一つの欠落から生まれている」


「性は命の原点であるだけでなく、宇宙自体の脈動だ。
この脈動通りにそれが働くとき、性は決して欲望とはならない。
宇宙のリズムから外れることによってのみ、それは欲望に変わる」


「彼(注:老子)の主張の中心は、
性から目をそらすのではなく性を深くみつめ、
さらにその何たるかを極めることによって人間性の回復を図ることだ」





ただ…
この本の言わんとしている理想的なtaoの状態とは対極である
「権威」を利用して
この本に書かれているTaoを口実にするような事態の起きないようにと。。。

(宗教カルトで結構聞くじゃぁないですか。教祖によるセクハラのような…)

切に祈るばかりです


posted by しろくま at 16:17| Comment(0) | こんなん読みました^^
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