アメリカ大陸最古のインディアン ホピ 宇宙からの聖書 --- フランク・ウォーターズ 1993
原著のタイトルは
Book of the Hopi
です
なんで
「ホピの書」トカじゃダメなんだろうね?和訳本。
この過剰な装飾(的タイトル)はいらない・・・
と、思うほど
迫力のある本です
(だからもっとシンプルな堂々たるタイトルにしてほしいのだー)
内容は大きく4部に分かれていて
ホピ族に太古から伝わる
1 神話 ・・・これは天地創造のものがたり。
2 伝説 ・・・今の世に現れて以来のホピの先祖たちの来し方
3 宇宙劇・・・ホピ族に伝わる儀式祭礼
4 歴史 ・・・ホピ族を巡る近代史(侵略をうけつづける受難の歴史)
となっています
特に、神話と伝説が、すごく面白いです
(儀式祭礼の記述も、民族に伝わる秘法をよくぞここまで・・・といった超力作なんですが
長くて用語とか結構読みにくく難しくって、読むのに時間がかかりました)
ええと
この世はこれまでに3回滅びて、今第4番目の世界だというのです
(そしてそのうち第5の世界になるというのが有名な「ホピの予言」)
この「4」という数字は
ホピ族にとって聖なる数字なのだそうですが
それは神話・伝説を読むと得心がいきます
ホピ族(の先祖)は西の海からこの土地に降り立ち、
4つに分かれ、それぞれ4方向に旅立ち
大陸の隅々まで定住と移動を繰り返しながら「4つの移動」を完了して
今の(ホピ族居留地のある)「地球の中心」にたどり着き住み始めた
というのです
その土地を見つけるまで、けっして安住することなく
(だから、アメリカ中に「ある日突然放置された」ような遺跡がいくつもあるのね)
それにしても(若干余談ですが)
隣接する部族、(というよりホピ居留地はナバホ居留地の中に島のようにある)
農耕をするホピに対し、狩猟や放牧を生業とする「ナバホ」族について
この本(ホピの見方)は散々、悪態の限りですね
ずっと侵略と略奪を受けていたということなのだからホント無理もないですが
ただふと思ったのだけど
ネイティブアメリカン(あるいはアメリカンインディアン)と一口に言っても
それこそたくさんの部族があるわけで
農耕の民も
狩猟の民も
放牧の民も
部族によって価値観も土地に関する概念なども
ずいぶん違うのではないかしら
ホピ族は「自分たちの土地」を所有していたわけだし
(もちろん神から与えられた土地を、個人所有ではなく、ご宣託によって分配していたわけで、
いわゆる現代的な土地所有の概念とは全く違うものではあるのだけど。)
ホピとナバホの関係も、
ナバホ側から見たらまた違う見解があるのかもしれないなぁってふと思いました
いろいろ感想はありますが全くきりがないのでこのくらいに。。。
ただ
この本にはいわゆる「ホピの予言」は
ほのめかす程度にしか載っていないのです
(ネットでいっぱい見られるから、既視感ばかりがあるんだけど)
なぜだろう。
この本が書かれた当時(1963年)には、まだ、
あまり明らかになっていなかったのかなぁ。。。
あと
翻訳ものに結構よくあることなんですけど
原著の最後にあるHOPI ALPHABETとかまで
ちゃんと載せてほしいわーーー(見たい!)
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