
ボンジュール、トゥール --- ハン・ユンソブ/著 キム・ジナ/絵 呉華順(オ・ファスン)/訳 影書房 2024
フランスのトゥールが舞台で
主人公の少年の名前はボンジュ
お父さんの転勤でフランスに住んでいる韓国人で
トゥールで、転入した学校の同級生トシと出会います
読みながら
(あ、ここから先は、未読の方は読まないのをお勧めします!)
トシは在日朝鮮人の日本人の子どもかなぁと思っていたんだけど
本書に書かれている設定はわたしの想像を超えていた
ボンジュが、自分の好奇心のままにぐいぐい行くので
実は読みながらかすかに不快に思っていました
それをなんでかなー?って自分の中を深掘ってみたのと
それと
トシは、彼の置かれた境遇は本当に
苦しかっただろうし
寂しかっただろうなぁって
ともだち っていう言葉の持つ力と
それを使える子どもっていう存在の強さを
わたしは感じました
それでなんでうっすら不快だったのかなっていうと
自分はそういう強さをちゃんと使ってこなかったのではなかろうか
いやどうかな・・・
(と、自分の子どもの頃に思いを馳せたりしています)
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