負の感情がラクになる ポリヴェーガル理論がやさしくわかる本 --- 吉里恒昭/著 日本実業出版社 2024
去年の末にポリヴェーガル理論の本を勧められたんだけど
なんか手に取りにくく思っているうちに
4月にこの本が発売されて(より平易で超入門書的)
すぐ買ったわりには読み終わるまでにやっぱり1か月以上かかったわ。
まずポリヴェーガル理論っていうのが何かよくわかってなかったのと
この本で前半に書いてある神経の説明よりも、
後半の実例のほうに結局興味があったわけだけど
zoomで、この著者の短い講演会があったので
参加してみて
お話を聞いたら
俄然興味がわきまして
それでようやく読み終えた
まーいい本でした
べつにわたしは生きにくいとか悩んでいることとか不安だとかを
とくに意識しないで暮らしてるしだから
この本の言う「ラクになる!」っていう目的が
きっかけで手に取ったわけではないんだけども
(とはいえ、まったくないひとはいないでしょうけれども!)
自分の内面、他人の内面を理解するために
このポリヴェーガル理論が大変面白く興味深く役に立つということは
とてもよくわかったな
ポリヴェーガル理論っていうのは
くわしくは本書をお読みくださるといいのですが
いわゆる「自律神経」
自分ではコントロールできない、顔が赤くなったり、緊張したり、手が震えたり、
っていう体の反応をつかさどる自律神経が
いままでは「交感神経」「副交感神経」の対立現象としてとらえられていたのを
いやいや第3の神経があるんですよって
(それが、zoomで聞いた「腹側迷走神経複合体」という、いわば哺乳類的反応をつかさどる神経らしいのですが)
この構図がとても面白くて
でもさ(余談ですが)
本書でよく出てくる「ポリ語」って概念は私ちょっと掴みにくくって苦手っていうか
それがどうも前半読みにくかった(一回読むんやめた)理由になっちゃったのだけど
ともあれ
わたしこの本で救われた気持ちになったのは
馬がこわい
っていう私の目下の問題が
あたまでかんがえたことじゃなくて
せいかくのもんだいでもなくて
「体の反応」、生理現象なんだっていうことですね
それが腑に落ちた。
じゃあどうしようかっていうのは
これからなんだけど
でも、たいへん気分が楽になったことこの上なし
あ
ラクになってる
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