君の根は。大地再生にいどむ人びと (To Which We Belong) --- パメラ・タナー・ボル、リンゼー・リチャードソン/監督 2021 アメリカ
自主上映を見に行きました。
がっつりドキュメンタリーやった。
ちょっと前(去年でした)の朝日新聞Globeでも、アメリカの不耕起農業が特集されていたけど

不耕起栽培って日本(のごくごく一部でしょうけども)の専売特許かとおもっていたからびっくりした。(福岡正信さんの自然農法)
(で、ちがいました。)
単一作物・大規模栽培(で、土地は瘦せるし農薬が不可欠)がアメリカ農業の代名詞だったのが
変わりつつあるんですねぇ
ええと、この映画では
耕さない、っていうことでは特段なくって
農業でも 漁業でも 酪農でも
「単一」の対極である「たくさんの」「様々な」生命を生かすことで
土地を豊かにし、海を豊かにし、生活と人生を豊かにしている人々の活動を紹介していました
おもしろかったのは
例えば牛を飼う。
「群れで」っていうのがキーポイントらしく
群れで飼うと、牧草地を次々移っていく。
牛たちはいる間、地味を豊かにする。
そしていない間に土地が再生する。
アフリカの乾燥した大地も
草原になる。保水力が上がる。土地が豊かになる。人々の暮らしも豊かになる。
なにも農場や牧場じゃなくても
私たちの身の回りから
「大地再生」やってみれますよ?って言ってた。映画で。あら。
うちの雑草でぼっさぼさの庭がー!?(いやもうすでに、ぼっさぼさという名の多様性)
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