2022年09月13日

「6カ国転校生 ナージャの発見」


6カ国転校生 ナージャの発見 --- キリーロバ・ナージャ/著 集英社インターナショナル 2022

旧ソ連生まれ、両親の転勤で6カ国(ロシア、日本、英、仏、アメリカ、カナダ)で育ち
(女性です)
現在は日本で電通にお勤めのコピーライター・クリエイティブディレクターの著者。

著者の体験した6カ国の教育現場の違いとそのベースにある価値観の差とを
大人になった著者が紹介考察している本ですが
読み物としては軽ーいタッチの肩の凝らない本です

しかも、ネットでほとんどの部分が読めるのですが・・・(後で知った)

面白かったですー

わたしも、アメリカの高校はちょっと知っている(そして、日本と随分違うなぁと思った)のですが
イギリスもまた全然違うし
フランスもロシアもカナダも違う。

それが
使う文房具だったり
席の配置だったり
先生のスタンスだったり
教科のバリエーションだったり
テストのあり方だったり
ランチだったり
に現れていて、

例えば・・・
ノートや、作文や、勉強するときに使う文具は
えんぴつ派:日本、イギリス、アメリカ、カナダ
ペン派:ロシア、フランス

一度書いたら消えない「ペン」を使って学ぶ国は、書く前によく考えることや、集中力を大切にしている。
何度でも消して書き直せる「えんぴつ」を使う国は、書きやすいこと、試行錯誤したりやり直したりしやすいこと、を(たぶん)大切にしているのかな。

著者はこう言います
えんぴつ=トライ&エラー
ペン=ロジカルシンキング


こうやって一つ一つ見ていくと
それぞれの国が
学校で子どもたちの「なに」を伸ばしたいと考えているか、身につけてほしいと考えているか
何を大切に考えているか

よーくわかる、比較文化論的な読みものになっています

なので
読みながらほほう。。。と考えたりガッカリしたり感心したり。

わたしは
子どもたちが自分の人生を自分で考えて楽しく生きられるような
サポートを学校ができたらいいなぁと思うのよね

自分のいいところを見つけて伸ばす
他の人のいいところを見つけて尊敬する
ひとりひとりが、できることも苦手なこともあってそれが素晴らしいと思う
お互いを理解して協力し合える
課題を見つけて解決策を考えられる
学科もそうだけど、音楽や美術や運動なども含めて、人生を楽しむための要素にたくさん触れる
美しさと調和を学ぶ

学校でできること、他にもいっぱいあるだろうな

そんな学校はどんなふうだろうなぁ
posted by しろくま at 15:04| Comment(0) | こんなん読みました^^
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