2022年02月05日

「千個の青」


千個の青 --- チョン・ソンラン/著 カン・バンファ/訳 早川書房 2021

よかった。すごくよかった。

最初はちょっと読みにくくて
これは元々読みにくい文章のお話なのか、翻訳物だから読みにくいのか
わからなかったけど
その読みにくさ、つぶつぶ感が
主人公一家の生きにくさを表しているようで

中盤からは本当におもしろくて

切なくて

大会でヨンジェ(主人公)が話すシーンでは泣いてしまって
鼻をかみながら読んだ

そう、あの読みにくさは
ヒューマノイド「コリー」の感じにもちょっと似ているな

舞台は韓国で、
23年後の近未来。
ロボットが労働の多くを担うようになっている世界。

競馬もロボットのヒューマノイドが馬を翔って走る。


いやーおもしろかったな

表紙もとても素敵でしょう

わたしの、「馬の本棚」に、入れてもいい本かどうかわからなくて
買わずに図書館で借りて読みましたが

買ってもいいなぁ。どうしようかなぁ。


ヨンジェ、よかったね。
そして
コリー、あなたに会いたい。


posted by しろくま at 15:01| Comment(0) | こんなん読みました^^
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