千個の青 --- チョン・ソンラン/著 カン・バンファ/訳 早川書房 2021
よかった。すごくよかった。
最初はちょっと読みにくくて
これは元々読みにくい文章のお話なのか、翻訳物だから読みにくいのか
わからなかったけど
その読みにくさ、つぶつぶ感が
主人公一家の生きにくさを表しているようで
中盤からは本当におもしろくて
切なくて
大会でヨンジェ(主人公)が話すシーンでは泣いてしまって
鼻をかみながら読んだ
そう、あの読みにくさは
ヒューマノイド「コリー」の感じにもちょっと似ているな
舞台は韓国で、
23年後の近未来。
ロボットが労働の多くを担うようになっている世界。
競馬もロボットのヒューマノイドが馬を翔って走る。
いやーおもしろかったな
表紙もとても素敵でしょう
わたしの、「馬の本棚」に、入れてもいい本かどうかわからなくて
買わずに図書館で借りて読みましたが
買ってもいいなぁ。どうしようかなぁ。
ヨンジェ、よかったね。
そして
コリー、あなたに会いたい。
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