高山なおみ ウズベキスタン日記〜空想料理の故郷へ〜 --- 高山なおみ/著 新潮社 2016
この方の紀行文の中でロシアとウズベキスタンを選んだのは
どちらも好きな国でロシア(極東)はわたしも行ったことがあるからで
ウズベキスタンは以前から一度行きたいと切望している国だからなのですが
時系列的に先に行かれたらしいロシアをさきに読みまして
それから今回ウズベキスタンを読みました
で
こちらの方がずっとずっと面白かったです
前作と同様の独特の繊細で優しい感受性はそのままに
前作のようなふわふわした危なっかしい感じは無くなって
(やはり若干夢子ちゃんっぽいんだけれども)
シャシリク屋の家族との邂逅や
ダルバン村での4日にわたるあれこれなんて
本当に素敵で
いっしょに旅をさせてもらった気分。
図書館の本だからいつものようにあれこれ
(わたしは本の角を折ったりラインを引いたりして読んでしまうのでー)
素敵だったところを引用はできないんですけど
いっしょに旅をされた川原さんの
「なんか、言葉が通じないくらいの方が、いろんなことが分かるみたい」
っていう言葉は
温かくそして若干の重みとともに、心に残りました
そうそう
「空想料理」っていうのはなんなんだろう?
っていうのは本書の中には出てきません
多分
愛読書のようである(そしてロシア旅行もこれも、その旅程をなぞっている)、「犬が星見た」の中に出てくる
ウズベキスタン料理を想像してたってことなのかなぁ
それにしても
お二人とも一度ならずお腹壊してましたねぇ
食べ物も、気候も、日本とずいぶん違うようなのに
ウズベキスタンの人たちを結構身近に感じるのはどうしてかなぁ
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