2021年11月02日

「オオカミの声が聞こえる」


オオカミの声が聞こえる --- 加藤多一/著 地湧社 2014

これも児童文学かなー?と思って読み始めたら
(そういえば装丁がちょっと違う雰囲気)
違った。とはいえ大人向けという感じでもないか。

アイヌの出自をもつ35歳の女性が主人公。
主人公っていうか・・・

この作者の物語はわりと主人公が複数だったりするのよね。
(主人公っていうか語り手がちょいちょい変わるっていうか…)
そこが、あか抜けない感じもしなくもないけど、素朴で逆にいい味ともいえる。

北海道で生まれ育った著者とはいえ
アイヌを扱うしかも主人公にっていうのは相当なチャレンジだったのではないでしょうか
チャレンジというか覚悟というかが伝わってくる気がします

作者の考え方もたくさん盛り込まれてる感じでした

主人公に感情移入を出来る物語ではなかったけど
しょっぱなから引き込まれてどんどん読んでしまった。

おもえば

わたしも

なぜだかよくわからないけれど、昔から惹かれるものがいくつかあって

動物だったら馬とオオカミと(犬も好きだけどさー。ハシビロコウもファンだけどさー)
文化だったらアイヌと沖縄とアメリカン・インディアン(ネイティブアメリカン)とアボリジニ
(あとマヤやらインカやらエジプトやらも超好きですけど)
それから伝承、民間療法、伝承医療、シャーマニズムの類などなど...

に、無性に惹かれるんですけどこれってなんなんでしょうね?
(あ、それから、言葉がすき。色ならターコイズブルーがすき)

この本の表紙になっている絵は

神々の母に捧げる詩(うた)〜続 アメリカ・インディアンの詩 --- 金関寿夫/訳 秋野亥左牟/絵 福音館書店 2012

の中に掲載されている絵の一つです
うちにもあったのでまた読んでみた。

そのページに書かれている詩(口承詩)は

空に流れる星々が、わたしの髪

ほらあの地球の丸い縁が
わたしの髪を縛るのだ



思えば、加藤多一さんわたしの父と同い年なんだなぁ。
小樽で暮らしていらっしゃるそうです
お元気かしら
posted by しろくま at 22:38| Comment(0) | こんなん読みました^^
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