茶色の朝 ---- フランク・パヴロフ/物語 ヴィンセント・ギャロ/絵 藤本一勇/訳 大月書店 2003
ちょっと話題の本。
最初は図書館で借りたいと思って探したんだけど
地元にはなくて、隣の市の図書館では「貸し出し中」でも「予約不可」???
なので購入することにして
著者ははじめから印税を放棄して、1ユーロの価格で出版されたそうなんだけど
この本は思いのほか高かった。っていうか送料が定価に近いくらい高かったんだなぁ〜
(と、おもって、ふと探してみたら、原文のほうはpdfでネットに出てて読めるようになっていました。もしかしたら日本語もネット上にあるのかも。ありました。訳者はちがうっぽい)
どこか外国の、フランスみたいな国の、物語。
シャルリーっていう友人の名前から、すぐにシャルリー・エブドの事件を思い出すけどもね、
そういう暗示もあるのか、またはフランスではただのありふれた名前なのか。
(この本は原文が発表されたのが2001年なので、↑の事件よりずっとまえだけど。誌自体は昔からあるようで)
あるいはちょっと、「図書館戦争」な雰囲気もあり
ディストピア的な設定ね
描かれているのは大勢順応と思考停止
よね
私なんかはいまのマスク・ワクチン・・・みたいなことを息苦しさと共に思い出す。
思い出すっていうか
ディストピアが今なんでは!??っていう冷え冷えした感覚が
背筋をぞろっと這い上がってくる
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