ぜつぼうの濁点 --- 原田宗典/作 柚木沙弥郎/絵 教育画劇 2006
今朝起きて、トイレに行って笑ってしまった。
(朝からスミマセン〜)
トイレットペーパーが無くなったから換えたんだけど、芯を横っちょに立てておいたら
そこに印刷されているロット番号みたいなのを、無意識に読んでいる。
10桁以上あるような、ただの数字の羅列なのに!!
わたしは昔から(小さい頃から)自分では活字中毒かも?とおもっておりましたが
なんか目に入るところにある文字は須く読んでしまう。
特に不都合はないんだけどさ
以前通っていたピラティスのレッスンに行く時だけはちょっと困ったな。
そこのエレベーターには、共用トイレの使い方について張り紙がしてあって、
毎回読むんだからもう空で言えるくらい内容はわかっているはずなのに
しかも
読んであまり気持ちの良いものではない表現が使ってあるにもかかわらず
いつもいつでも、ついまた読んでしまう・・・┐(´-`)┌
ところで。
この絵本ですが、先日知り合いのかたが
「今のコロナの時代に合う絵本で〜〜〜!!!」
とかなり気に入られて力説されていたので読んでみました。
作者は原田宗典さんです。なんか懐かしいね。
というかあまり作品は寡聞にして存じ上げない気がするんだけど、コラムなんかでお名前をよく見た覚えがあって、
わたしの中ではどーも、中嶋らもさんとかぶってしまう。なんで??
なので、つい、ご存命かしら、と気になって調べてしまった。スミマセン。もちろんでした。そして、原田マハさんのお兄さんなのかぁ〜ということを初めて知りました。
ともあれ。
この本は絶妙な絵がついていて絵本の体裁ですけど
まぁ高校生以上、大人びた子なら中学生でもいけるかもだけど、って感じがわたしはしますのよね
文に独特のリズム感と言い回しがあり
さりげないユーモアと
批評眼と
あと、ことば への愛がある。
気がする。
ストーリーはもう、実際に読んでいただくとして
「し」の沼に「 ゛」を投げ込んだらあらあなた、「じ」になるじゃん
とか思いつつ
最後はカタルシス。
そうそう、その知人が絵本を紹介してくれたときに
ストーリーを全部説明してくれて
だから決着は読む前から知っていたのですが
やっぱり
言わんといてほしかったわー ┐(´-`)┌
コロナ時代の、っていう視点はとっても面白いね。
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