パヴァロッティ 太陽のテノール --- ロン・ハワード/監督 イギリス・アメリカ 2019
評判がよいみたいなので観に行ってきました。
わたしはやっぱり、でも、ストーリーがある映画が好きかも。
なんともチャーミングなおじさん(失礼)、大歌手ルチアーノ・パヴァロッティ。
こういう丸顔の人って常にだれかがまわりにいないと駄目で...
だから
家族と離れて世界中をツアーする生活は、いくら取り巻きをたくさん引き連れての旅でも
さびしかったのでしょうね
若くいつも一緒にいてくれる人を選んでしまったのだわ
(当時のイタリアで離婚というのは本当に大変なことだったようでした)
心に残ったのは
全盛期、オペラを離れいろんなジャンルの歌手と交流し一緒に仕事したり
歌を通じたボランティア活動に没頭したりしたのち
60代になって(だったかどうか...?)またオペラに帰ってきたのですが
そのときの観客が結構批判的だったところ
全盛期の声ではない と
でも
ジャンルを超えた活動の時に親友になったBonoさんが言うのです
様々な経験を経て今の彼にしか出せない声を得たのに
それを分かってもらえないことがくやしい
いつも白いハンカチをもって歌う、その由来のエピソードなどもありました
オペラファンなら、もっとずっと楽しめた映画なんだろうなぁー
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