2020年09月14日

「看取りの人生」


看取りの人生〜後藤新平の「自治三訣」を生きて〜 --- 内山章子/著 藤原書店 2018

いや〜面白くて一気に読みました。
この方は鶴見俊輔(新聞でよく見るので印象深くお名前だけは知っていた程度)の妹さんで
お姉さんも社会学者の鶴見和子さん(スミマセン存じ上げませんでした)で
お父さんは鶴見祐輔さんで母方のおじいさんは後藤新平さんだとか
(巻末に家系図があるけど政治家・学者の多い超リベラルなおうちですねぇ)

古い日本の、教養ある、上流のおうちの中はこんな風だったのねぇ。
っていうまぁワイドショー的な興味と

4兄弟の3番目で一見「家」の都合の犠牲になった風の著者が
素直に従順に、その成り行きを感謝で回収しながら生きてこられたご様子がよくわかり

昔の人は家制度の中で(多少の揺らぎはありつつも)
それぞれのお役目を与えられて、生きてきたのねぇ。

父母兄弟のすべての看取りに関わりながら、
ご苦労多く忙しい中で還暦すぎて俳句をはじめ、70代で芸大の通信学部に入学し…

この方自体も大変にユニークな方のようで

でもさ
こういう従順な生き方はご自分の中で破たんしなかったのかしら(でしょうね)

太い芯が通っている女性の手記です

新聞の書評か何かで観たんだけど、図書館でも人気で予約待ちでした
早く返さなきゃ……



posted by しろくま at 16:37| Comment(0) | こんなん読みました^^
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