あの庭の扉をあけたとき --- 佐野洋子/著 偕成社 2009
昔に買ったみたいでうちにあったんですけど
ふと取り出して読んでみた。
今年の6月に、「大人のためのおはなし会」を伊丹でするんですけれども
佐野洋子ワールドがテーマで、作品を探しているときに出てきたのかな。
(この物語は取り上げないのですが。ちょっと長いのよね)
主人公はようこちゃん、なので作者の色が濃いのかなと思いますが
読んでると、出てくるもう一人の女の子も作者っぽい。
もしかしたら別の男の子もそうなのかも?(と、つい思ってしまう)
このちいさいようこちゃんは、まぁ昔の人だから
お父さんは家父長的で女の子は…っていうおうちの雰囲気も感じるけれど
なにを言ってもちゃんと受け止めてもらって聞いてもらっている。
もちろんたしなめられたりスルーされたりもしているけれど
そんなことを言うんじゃありません!!って怒られたりはぜんぜんしていなくって
安全な雰囲気の中でペラペラおしゃべりをしている。
わたしは心底うらやましいなぁと思って読んでました。
「わたしは70になったけど、70だけってわけじゃないんだね。生まれてから70までの年を全部持っているんだよ。だからわたしは7歳のわたしも12歳のわたしももっているんだよ」
「金色の赤ちゃん」という短いお話も収録されています。
この人の感覚は尋常じゃないわ。
胸を衝かれる物語です
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