フラミンゴ ボーイ --- マイケル・モーパーゴ/著 小学館 2019
モーパーゴの新作。新聞の書評欄で見て
即買い♪
原書を買おうか迷ったんだけど、原書がamazonで見つからなかった...
舞台はフランス。
主人公ははじめ18歳のイギリスの青年で始まるんだけれども
彼がフランスの南海岸に一人旅をして
そこで(行き倒れて)中年の男性と女性に救われて
その女性が語る話が劇中劇(これもそうだったね?)となっています(というかほとんどその話。)
面白くって一気に読んでしまった。
この女性が、英語を話せるフランス女性だもんだから
ところどころに(カタカナで)
フランス語のフレーズが出てくるもので
それを
余白にフランス語でメモしながら読みましたが
こういうのもいいなぁぁぁ
(和訳で読むと、若干妙な感じですが)
google mapでみたら、舞台カマルグはマルセイユの近くの大きな国立公園。
湿地で、フラミンゴがたくさんいるらしい。フランスで!
行ってみたい。
先日、フランス語クラスで
たくさんパリの話を聞いたけれども(私以外みんな、パリに旅行したことのある人ばかりだったの)
わたしはフランスのなかでも
こういうところがいいな。
ところで…
ちょっとよくわからないなぁって思ったのは
この女性が、まだ中年なのになぜ見事なくらいの白髪になったのかということと
この(兄弟同然に育った)二人はどこかでお互いに惹かれあわなかったのかしらということ
この物語の先にはこの本で語られなかった別の物語があるのかも。
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