王への手紙(上)(下) --- トンケ・ドラフト/著 西村由美/訳 岩波少年文庫 2005
「青い月の石」がおもしろかったので、去年この本も買っておいたんですけど
なんだかみつからなくて(退院後発見〜)
図書館で借りて、病院に持っていった。
おもしろかった〜〜〜!!!
この物語も、昔話風で、善悪がハッキリしてて、
主人公は少年で
出来事がおもしろくって……
騎士に叙任される直前に掟を破ってしまい、そこから旅が始まるんだけど
苦難の中親友を得て、勇気と真心で冒険を成し遂げる物語。
ちょいちょい作者の大人からの知恵を放り込んであるところもね。
子どもを応援する気持ちを感じるよね
「下界へおりて、遠くから見て知っていることを、近くで観察してくるといい」
「わたしに祈らせてください!いちばん大事なことが、また、いちばん楽しいことでもあるように!」
「人は、ときどき悲しみにしずまなくてはならないのだ。そうすれば、よろこびのありがたみがもっとよくわかる。陽光の輝く日々のあいまに、雨がふらなくてはならないように」
「その仕事を引きつぐ人が、つねにいる」
もう一回読みたいんだなぁこれが
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