犬になった王子 〜チベットの民話〜 --- 君島久子/文 後藤仁/絵 岩波書店 2013
後藤仁さんの日本画の雰囲気が、湿度の少ない空気の薄いチベットの雰囲気をうまく表現している気がします
若い王子が、人々のために穀物のたねを得る苦難の旅に出る物語。
この民話をアニメ化したいという思いで描かれたのが宮崎駿さんの
シュナの旅 --- 宮崎駿/作 アニメージュ文庫 徳間書店 1983
なのだそうです
原作通りではなくずいぶん脚色されていますが
驚いたのは、これ以降の宮崎さんの作品のモチーフが既に
この小さな作品の中に現れていること。
その人の一生の仕事は若いうちにその人の中にもう生まれているのねぇ
ノーベル賞の科学者の方々のお仕事なども連想してしまいました
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ブログにて、私の作画絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)をご紹介いただき誠にありがとうございます。今後とも後藤 仁 作品をよろしくお願い申し上げます。
日本画家・絵本画家 後藤 仁
ああそれで、赤穂で後藤さんの展覧会されているんですね〜!
コメントありがとうございました。
赤穂市立美術工芸館、会期は12月17日までです。わたしも、時間を見つけて行きたいです......
●後藤仁さん
たまに、こうして作者の方からコメントいただくのですが、いつもとても嬉しいです。ご訪問ありがとうございます。
繊細な後藤さんの絵がとても印象的な絵本でした。これからも、素敵な作品を楽しみにしています!