The Horse and His Boy --- C. S. Lewis, HarperTrophy, 1954
Narnia国シリーズの2巻目というか3巻目というか。
ナルニア建国前夜の話がおもしろくって、
いわゆる世に出た1作目がつまんなかったんですけど
その続きのこれは、
おもしろかった!!!
やっぱ男の子が主人公のものが好きだ。(* ̄m ̄)
Narniaの南のArchenlandのもっと南の、Calormenっていう国に住んでる男の子が
ひょんなことからNarniaへの旅を始めるんですけど
そこからもうおもしろい〜
途方に暮れ馬を撫でながら、「きみが喋れるといいのにね……」って呟く主人公Shastaに
馬が
馬が(* ̄m ̄)
「いや、しゃべれるけど?」
ここからもうウププ でして
その後の、少年と少女の冒険のはじまりからは
もうなんというか… なにが起こるか、いつ捕まるかってどきどきして… だって
子どもだしさ!
読みながら気が気ではなく心臓がもたなく途中で読むのやめようかと思った(マジか…)
二人と二頭(Talking Horsesね)の冒険旅行なんですけどもね
それぞれキャラが立ってて面白いのよね(もちろん馬も。)
あと、終盤の方で
Breeってお馬さん(誇り高きwar horse)がすっかり自信を無くして
で、同時に貴族の少女Aravisも反省してるシーンがあるんですけど
このくだりは読んでてぷぷっと笑って、それから泣けてしまった。
ところで
このCalormenって、なんていうか、描写によるとイスラムのっていうかアラビアの国のイメージなのよね
で
人々の(特に上流の)喋り方がなんとも装飾的なのよね
(「おお わが娘よ 目の中の真珠よ!」みたいな。)←テキト―です
これ
Howlのシリーズの"Castle in the Air"でも全くおんなじだったんですけど
実際そうなの?
英語圏ではそう思われてるの?
むかーしむかし読んだアラビアンナイト(千夜一夜物語)とかそうだったっけかなぁ…
ともあれ
Aslanはやっぱりキリストやねぇー
汝の一番暗きときに共に歩む みたいな。(←テキトーです すいません)
Aslanがでてくると話が教条的になるし
なんでも奇跡でやってしまうから
出てこない方がストーリーは面白いでーす
この勢いで次も読もう♪
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