だれも知らない小さな国 --- 佐藤さとる/作 村上勉/絵 講談社 1985
今月の「子どもの本を読む会」のお題でしたん
今日だったんですけど
昨日の晩家にある本を出して来たら、ちょうど10年前に読んでたし
(初読は子供の頃でしたけど…… 当時すっかりはまって、続編も結構読んだ気がする)
今ちょうど別の本読んでてそっちを読みたいし
まぁ今回は読まずに出席してもいいかなぁって
頁をめくってちょこっと読んだら、もうおもしろくって、やめられなくなって
夜なべして読んでしまいましたとさ。
(舞台は)戦後すぐのはなしで
主人公は大人で
しかもこの人(「せいたかさん」と呼ばれる)ごくごく普通の人でただの真面目な青年で
そんな素朴な若者が不思議な世界との懸け橋になって
そんなところがなんともいえずすてきだな。
このせいたかさんのような、がっつりと素敵な場所ではなかったけれども
幼い頃のわたしにも、「ひみつのばしょ」があって
それは広い原っぱの中のそこだけ毎年ネジバナの咲く岩の陰だったり
雨が降ると水が溜まってカタツムリの湧く窪地だったり
そんなことを思い出しました
そうそう、このシリーズの続編を、著者から託された有川さんが
書いています
「だれもが知ってる小さな国」
でもこの世界はやっぱり
佐藤さとるさんのものなんだなぁ
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