2018年06月01日

「流れのほとり」


流れのほとり --- 神沢利子/作 瀬川康男/絵 福音館日曜日文庫 1976

ということでつづきも読んでしまいました
ここでは作者(作中では麻子)が小学校高学年になっていて
女学校への入試に向かうところで終わっています

舞台は樺太の小さな村、内川。

もうこっちの方が断然好きだなぁ
やっぱり村では特別扱いのお嬢様なんだけれども
それに自分でも少しづつ気づいてきて、いたたまれないような思いもして。

思春期の入り口で
当時、日本の辺境であった彼の地には、いろんな事情のある人たちも流れてきていたでしょうし
そもそも日本人自体が今よりもっと
粗削りであったのだろうと思いますけど
そんなさまざまなこと、にんげんの美しくないこと、にも
と同時に、人がどういおうと美しいものがあることにも
直面して気づいていく。

読みながらなによりも
土地の空気感が…… わたしの生まれ育った町札幌に近いのが感じられて
もちろん
札幌市内よりもっとずっと自然がおおきく厳しいのですけれど

50年近く前の札幌を思い出しながら読みました
今ではきっと
ずいぶんちがうかもしれないけどね。

「おばあさんになるなんて」に収録されていた記念写真の
くだりなんかもあって
本棚からまた出してきて眺めたりしたのも楽しめました

勇くんとはどうなったのかな
たしか突然東京に転居になったんだったから… それ以降は一度も会えなかったのかなぁ
勇くんのその後も気になる^^


posted by しろくま at 00:57| Comment(0) | こんなん読みました^^
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