2018年05月25日

「おばあさんになるなんて」


おばあさんになるなんて --- 神沢利子/談 小島希里・志澤小夜子/聞き書き 晶文社 1999

神沢利子さんといったら、わたしには「銀のほのおの国」!!
小学生の時、夜寝るのも忘れて読みふけったのを覚えています
(その割に、内容は覚えてなくて、アンデルセンの「雪の女王」とごっちゃになっている…)

月一で集まっている「児童文学を読む会」のお題が神沢さんの「いないいないばあや」だったのですけど
なんか読みにくくて〜

で、こっちに手をだし始めたら面白くて先に読了したという次第。

この方のことよく知りませんでしたけれども
炭鉱の偉いさんのお父さんについて、日本全国あちこちに住み
その中で幼児のころ札幌に住んでいられたときのことが「いないいないばあや」に書かれているんだそうですが

この本はご自身のことを子どものころのことや、
家族…ご両親や兄弟や“ばあや”や居候の男の人のことや
結婚した後のご主人やお子さんたちのことや…

率直に語られていて面白かったんです

児童文学を書かれる方っていうのは
(もちろん皆がそうではないみたいなんだけども)
対象としての子どもたちを、まわりにいる自分やそれ以外の子どもたちというよりは
今でも自分の中にいる自分自身…… 小さい頃の自分…… にむけて書くものなんだなぁって
改めて思ったのでした

小さい頃から目をつぶるといろんなものが見える
それはすてきなものだったり怖いものだったり
自分の中を通してはるかかなたのクジラやそのほかの動物などと交歓することができる
この方の豊かな内面を育んだものはなんだったんでしょうね

小さい頃の環境や
豊かな感受性ももちろんだったと思うけど
案外(こどもの心にとっての)圧倒的な現実からの逃避的なことでもあったのかも

まあそのおかげで銀のほのおが読めてわたしなんかは幸せだったわけなんだけども



posted by しろくま at 13:46| Comment(0) | こんなん読みました^^
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